工芸品・勝福寺の銅鐘 1口 (しょうふくじのどうしょう)

市指定 昭和39年5月27日
所在 飯泉1161 勝福寺
形状等 総高  139.0㎝
鐘身高 100.0㎝
龍頭高 28.0㎝
口径  74.1㎝

概説

青銅製の和鐘で、龍頭は腰高であり、上帯(じょうたい)には四方遊離飛雲文(しほうゆうりひうんもん)、下帯(かたい)には四方遊離蓮華唐草文(しほうゆうりれんげからくさもん)をもちます。
乳は5段5列で、中帯の位置は低いです。
撞座(つきざ)は龍頭と同軸線上にありますが、摩滅が激しいです。銅鐘に損傷はみられません。

なお、池ノ間(いけのま)と呼ぶ部位4か所に陰文が印刻され、寛永6年(1629)小田原の大工(鋳物師)青木源右衛門が鋳造し、佐須(次)弥左衛門尉政重が代表となり庚申講(こうしんこう)の人々が奉納したことが分かります。
勝福寺の銅鐘

勝福寺の銅鐘

小田原は、北条時代関東鋳物業の中心であり、江戸時代にも引き続き栄えて、山田 ・長谷川・青木諸家の中から名工が生まれ、小田原の梵鐘として知られてきました。
この銅鐘もその一つであり、貴重な作品です。

アクセス

鉄道 大雄山線五百羅漢駅から徒歩約20分
バス 小田原駅東口からバス
「新松田駅行」または「下曽我駅行」または「成田工業団地循環行」乗車 「飯泉観音前」下車

地図

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:文化財課

電話番号:0465-33-1717

この情報についてのご意見・ご感想をお聞かせください!

このページの情報は分かりやすかったですか?

※システム上、いただいたご意見・ご感想に対する回答はできません。
回答が必要な内容に関しましては、お問い合わせ先の担当課まで直接お願いいたします。
※住所・電話番号等の個人情報については記入しないようお願いいたします。
※文字化けの原因となる、丸付き数字などの機種依存文字や半角カタカナは記入しないようお願いいたします。

ページトップ