建造物・小田原城天守閣模型
小田原城天守閣模型
県指定 昭和38年3月5日
所有
小田原市・大久保神社
所在
小田原城天守閣
形状・概説
小田原市所有の模型
この模型は、昭和37年東京大学から市に寄贈されたものです。全体の高さは155cm(5尺1寸)で、実物の1/20の三重天守閣です。
元禄16年(1703)11月22日の大地震で、天守閣が崩壊、焼失し、宝永2年(1705)再建した時のものです。
この模型の構造を見ると、下層から上層にいたる逓減率が低いので、この時に建造した天守閣の上層が比較的大きく、全体が重厚雄大であったことが分かります。
大久保神社所有の模型
この模型の縮尺率は市所有のものと同じ1/20ですが、高さは127cmとやや低く、逓減率が高くなっていて、上層が小さくなっています。これは、宝永以来のたびたびの地震による被害にあって、天守閣の上層部を軽くする修理のため考案された模型です。
明治3年(1870)に取り壊された天守閣は、この模型と同じ姿でした。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717