絵画・天神社の綱敷天神像 1幅
(てんじんしゃのつなしきてんじんぞう)
指定名称 | 紙本著色 菅原道真画像 |
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所在 | 南町1-5-37 天神社 |
形状等 | 紙本著色 縦 63.8㎝ 横 38.8㎝ |
概説
衣冠束帯(いかんそくたい)姿で円座に坐す、憤怒相を示す菅原道真(すがわらのみちざね)を描いています。
大宰府に配流された道真が、船綱を使って円座を自ら作った逸話から取られた「綱敷天神(つなしきてんじん)」と呼ばれる図様を示しています。
笏(しゃく)と刀には金箔が施され、束帯には椿とみられる樹木が描かれています。衣文(えもん)線や髭などを直線的に描き、描線に勢いや抑揚はありません。
制作年代は室町時代後期から江戸時代初頭のものと推定されます。
軸部には寛文12年(1672)に表具を修復したことが記され、箱書きには永禄4年(1561)に奉納され、寛文12年、明治8年(1875)に修復されたことが記されています。
大宰府に配流された道真が、船綱を使って円座を自ら作った逸話から取られた「綱敷天神(つなしきてんじん)」と呼ばれる図様を示しています。
笏(しゃく)と刀には金箔が施され、束帯には椿とみられる樹木が描かれています。衣文(えもん)線や髭などを直線的に描き、描線に勢いや抑揚はありません。
制作年代は室町時代後期から江戸時代初頭のものと推定されます。
軸部には寛文12年(1672)に表具を修復したことが記され、箱書きには永禄4年(1561)に奉納され、寛文12年、明治8年(1875)に修復されたことが記されています。

天神社の綱敷天神像(菅原道真画像)
画像提供:神奈川県立歴史博物館
※無断転載を禁じます。
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本図は、天神社の別当寺である三光寺に奉納され、明治維新の神仏分離後、他の寺宝と共に近接する居神神社に移されたと伝えられます。
本図は市内で唯一の制作年代が中世まで遡る神像画です。
本図は市内で唯一の制作年代が中世まで遡る神像画です。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717