小田原市

絵画・不動明王像

絹本淡彩 不動明王像(市指定 平成25年5月30日)
所有 飯泉1161番地 勝福寺
所在 飯泉1161番地 勝福寺
形状 絹本淡彩 縦176.0cm 横70.7cm

概説

粗い絹目に墨で輪郭線等を描き、火焔・絹索・瓔珞等の部位に朱、肩衣・裳裾等に茶の絵の具を施しています。

天竜寺15世の龍湫周沢(妙沢、1308-88)が専ら描いた、いわゆる「妙沢様不動」の様式を引く作例です。

画面左下に「永享癸丑孟夏日」(永享5年・1433)の紀年銘があり制作年代と推測されます。

左右2枚の絹布を画面中央で縦に継いでおり、同右上、左右の肘部に後世の補修の痕跡があります。

勝福寺は、真言宗東寺派に属する古刹で坂東三十三観音の第五番札所として知られています。

本作の伝来経緯は未詳ですが、収納される箱裏に、現住職から2代前の髙木快雅師の手になる裏書(「不動尊 壱軸 飯泉山勝福寺什寶」)があります。

小田原市内における中世期に遡る絵画は、本作を含め、報身寺阿弥陀来迎図(国重文)、浄永寺日蓮聖人画像(県指定)など27件が知られるのみで、貴重な遺品です。

さらに、本作は伝存例の少ない「妙沢様不動」の様式を引く作例で、かつ、市内伝来の中世仏画では制作年代が知られる唯一のものであり、「妙沢様不動」の様式的な検討等を進める上でも基準の一つとなる重要な作例と考えられます。

最終更新日:2013年05月31日

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