小田原市歴史的風致維持向上計画について
小田原市歴史的風致維持向上計画の国からの認定について
小田原市では、平成20年11月4日に施行された「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」(通称:歴史まちづくり法)に基づき作成した「小田原市歴史的風致維持向上計画」を、平成23年5月26日付で国(国土交通省、文部科学省、農林水産省)に認定申請し、平成23年6月8日に計画の認定を受けました。
歴史的風致維持向上計画は、これまで金沢市や高山市など全国の22市町が認定されており、第9次認定となる今回、小田原市は神奈川県内で初めて認定され、認定式では小泉国土交通大臣政務官より高岡市、松本市、川越市とともに認定証を交付されました。
この認定を受けることで、計画に定められた「重点区域」の中で実施される歴史的風致の維持向上に寄与する事業などに対して、国からの支援を得られることになります。(社会資本整備総合交付金と防災・安全交付金-街なみ環境整備事業)
今後は、この計画に基づき、小田原市が持つ歴史的資源を積極的に活用した小田原らしいまちづくりを推進します。
また、計画の認定後、「歴史的風致形成建造物」の指定や歴史的風致の維持向上を図る事業の変更等に伴い、平成24年3月30日及び平成28年3月31日に
計画の変更認定を受けました。関係省庁リンク
歴史的風致とは
歴史的風致とは、歴史まちづくり法第1条において、「地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動とその活動が行われる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境」と定義されています。
小田原市歴史的風致維持向上計画
小田原市は、古くから東海道の宿場町として、また小田原北条氏以降には城下町として賑わいをみせました。その後、明治後期から昭和初期にかけては温暖な気候と風光明媚な小田原の地に当時を代表する政財界人や文化人たちによって別邸などが建築され、注目を集めました。
また、小田原北条氏の時代に全国から優れた職人が集められ、優れた技術がもたらされ、そこに小田原の豊かな自然の恵みが融合し、蒲鉾や干物などの水産加工業や小田原漆器をはじめとする木工業といった小田原固有の文化が形成されました。
これらの文化は、宿場町・城下町の中心的な存在である小田原城天守閣周辺や由緒ある社寺等が多く残る板橋地区周辺などにおいて、歴史と伝統を連綿と受け継ぐ祭礼行事、芸能などとともに現在も行われ、今に残る旧来のまち割りや歴史的建造物などと一体となって良好な歴史的風致を形成しています。この歴史的風致を維持向上を図り、次世代に確実に継承していくため、本計画を策定しました。
計画期間 |
平成23年度から平成32年度(10年間) |
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重点区域 |
(名称)小田原城城下町区域 (面積)約420ヘクタール |
小田原の維持及び向上すべき歴史的風致
- 小田原城下の旧三大明神例大祭にみる歴史的風致
- 宿場町・小田原の水産加工業にみる歴史的風致
- 板橋地区周辺にみる歴史的風致
- 城下の伝統工芸にみる歴史的風致
- 梅の栽培にみる歴史的風致
- 柑橘栽培にみる歴史的風致
小田原市歴史的風致維持向上計画ダウンロード
概要版
【一括】計画書(最新版)
(サーバー負荷軽減のため、写真等の解像度を落として掲示しています。)
【分割】計画書(最新版)
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この情報に関するお問い合わせ先
都市部:まちづくり交通課 まちづくり係
電話番号:0465-33-1754