「どきどきタイムトラベル2017」で縄文土器を焼きました!

 8月19日(土)に市内三の丸小学校にて「どきどきタイムトラベル2017」の土器焼成を行いました。
 焼成の様子をご紹介します。
焼成前に郷土文化館の考古室を解説

①最初に郷土文化館考古室を見学

 「どきどきタイムトラベル」の焼成は、郷土文化館の考古室の見学からスタートします。
 博物館実習生が参加者の方に展示解説を行いました。
火をつけます

②いよいよ点火

 三の丸小学校に移動し、いよいよ焼成開始。実習生が当時の火起こしの道具を使って火をつけます。なかなか火がつかず、汗だくになりながら頑張っていました。
土器をあたためます

③土器の温度をゆっくりと上げます

 土器をすぐに火の中に入れてしまうと割れてしまうため、まずは火の周りに並べ、ゆっくりと土器の温度を上げていきます。
土器を火の中に並べます

④土器を火の中に並べます

 土器の温度が十分に上がったら、いよいよ火の中に並べます。ここからさらに燃やすために木材を周りに並べます。
 この作業、とても熱いんです・・・!
燃える土器

⑤焼かれる土器

 一気に火を大きくし、土器を焼きます。火の温度は約600度~700度!
焼かれる土器

⑥まだまだ焼きます

 火が落ち着いたら再び木を並べ、もう一度大きな火にします。土器は焼けてススが付き、いったん真っ黒になりますが、燃やし続けるときれいな縄文土器の色に変わっていきます。
完成した土器

⑦きれいに焼けました

 ごうごうと燃える火の中で焼かれ、赤茶色のきれいな縄文土器が完成しました。
土器の収縮率を図ります

⑧焼成後の土器を測定します

 最後に、文化財課の職員が土器の大きさや重さを測定します。7月に成形した時の測定データと比較して収縮率を見るのだそうです。
完成した土器を持つ参加者のみなさん

完成!

 3日間かけて作った自分だけの縄文土器を手に、皆さんとても嬉しそうです。
 興味を持ったかた、来年はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
火起こし体験

【火起こし体験】

 土器を焼いている間、火起こし体験を行いました。これは舞切り式といわれる方法です。みなさん、ライターやマッチを使わずに火をつける難しさを実感していました。
【潮汁作り】

【潮汁作り体験】

 過去に「どきどきタイムトラベル」で作った土器で潮汁を作りました。水を沸騰させるのに1時間もかかり、お湯を沸かす大変さも実感。
【おまけ】今回の影の立役者

【おまけ】今回の影の立役者

 担当者が今回一番感謝しているのは、このテルテル坊主たち。前日まで雨が続いていましたが、当日晴れて無事に土器が焼けたのは、テルテル坊主のおかげだと思っています。
※「どきどきタイムトラベル」の焼成は、消防の許可を得て実施しています。

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:生涯学習課 郷土文化館係

電話番号:0465-23-1377

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