絵画・宝泉寺の北条時長像 1幅 (ほうせんじのほうじょうときながぞう)
指定名称 | 絹本著色 北条時長像 |
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所在 | 風祭918 宝泉寺 |
形状等 | 絹本著色 縦 53.1㎝ 横 40.0㎝ |
概説
折烏帽子を被り、雪持ち文様を配した直垂(ひたたれ)を着け、北条氏の家紋である三鱗文(みつうろこもん)の目貫の腰刀を差し、上畳に胡座(こざ)しています。北条時長を描いた作品と伝わります。
面貌は個性的ですが、やや類型化した目鼻の表現が見られることから、時長の在世中ではなく、供養像として制作された可能性も考えられます。
北条氏の歴代肖像画の中では箱根湯本早雲寺(そううんじ)蔵の北条氏康像に形式的に近く、氏康像にならって制作された可能性が高いです。
制作年代は桃山時代です。
面貌は個性的ですが、やや類型化した目鼻の表現が見られることから、時長の在世中ではなく、供養像として制作された可能性も考えられます。
北条氏の歴代肖像画の中では箱根湯本早雲寺(そううんじ)蔵の北条氏康像に形式的に近く、氏康像にならって制作された可能性が高いです。
制作年代は桃山時代です。

宝泉寺の北条時長像
宝泉寺の開基でもある北条時長については、長くどのような人物か不明でしたが、近年の研究により、北条宗哲(そうてつ・北条早雲の末子幻庵)の嫡男で小机城(横浜市)の城主三郎であるとされます。
本図は、市内唯一の中世武将像として貴重な作品です。
本図は、市内唯一の中世武将像として貴重な作品です。
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