有形民俗文化財・小田原の道祖神 10基 (おだわらのどうそじん)
市指定 昭和53年3月4日(根府川・飯泉・矢作・北ノ窪)
市指定 昭和63年11月1日(早川・風祭・ 高田)
形状 | 高さ(㎝) | 幅(㎝) | 銘文 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
浮彫双体像変形 (うきぼりそうたいぞうへんけい) |
80.0 | 38.0 | 飯泉1105-1 | |
浮彫双体像合掌型 (うきぼりそうたいぞうがっしょうがた) |
75.0 | 41.0 | 寛文十庚戌歳高田村 | 高田209 |
丸彫単座像合掌型 (まるぼりたんざぞうがっしょうがた) |
45.0 | 41.0 | 根府川95-2 | |
丸彫単座像合掌型 (まるぼりたんざぞうがっしょうがた) |
55.0 | 43.0 | 根府川95-2 | |
丸彫単座像合掌型 (まるぼりたんざぞうがっしょうがた) |
43.0 | 38.0 | 根府川95-2 | |
丸彫単座像合掌型 (まるぼりたんざぞうがっしょうがた) |
58.0 | 47.0 | 風祭300 | |
石祠型 (せきしがた) |
70.0 | 48.0 | 風祭300 | |
自然石文字塔 (しぜんせきもじとう) |
68.0 | 40.0 | 享和三亥年正月道祖神 | 矢作137-1 |
線彫双体像 (せんぼりそうたいぞう) |
67.0 | 53.0 | 北ノ窪4-2 | |
稲荷型 (いなりがた) |
140.0 | 110.0 | 早川無番地 |
概説
道祖神は、集落の境や峠の道端などに祀られ、外からくる病魔や災いを防ぎ、安全を守る神とされ、相模国(現神奈川県の中央部と西部)内ではサイノカミと呼ばれることが多いです。
小田原市内における道祖神の分布は全市域に及び、全国的にも分布密度が高いといわれます。その形態は多様ですが、相模で最も多い双体像のものが市内でも主流を占めます。このうち、僧形(そうぎょう)のものは古い様相の一つとされ、寛文10年(1670)銘の高田の道祖神は相模国でも最も古いものの好例です。
また、伊豆半島東岸に分布する丸彫単座像のものは、市内でも風祭以南のみに認められるほか、石祠型は早川流域、稲荷型(木祠(もくし)型)は早川流域から網一色(あみいっしき)までの海岸沿いに認められるなど、類型ごとの分布に特色があります。
これらの道祖神の製作年代は江戸時代前期から現代に及びますが、各形態ごとに製作年代が古いものと保存の良好なものなどを選定し指定しました。
小田原市内における道祖神の分布は全市域に及び、全国的にも分布密度が高いといわれます。その形態は多様ですが、相模で最も多い双体像のものが市内でも主流を占めます。このうち、僧形(そうぎょう)のものは古い様相の一つとされ、寛文10年(1670)銘の高田の道祖神は相模国でも最も古いものの好例です。
また、伊豆半島東岸に分布する丸彫単座像のものは、市内でも風祭以南のみに認められるほか、石祠型は早川流域、稲荷型(木祠(もくし)型)は早川流域から網一色(あみいっしき)までの海岸沿いに認められるなど、類型ごとの分布に特色があります。
これらの道祖神の製作年代は江戸時代前期から現代に及びますが、各形態ごとに製作年代が古いものと保存の良好なものなどを選定し指定しました。

浮彫双体像変形(飯泉)

浮彫双体像合掌型(高田)

丸彫単座像合掌型(根府川)

石祠型(風祭)

丸彫単座像合掌型(風祭)

自然石文字塔(矢作)

線彫双体像(北ノ窪)

稲荷型(早川)
アクセス
飯泉の道祖神 | ○鉄道 大雄山線五百羅漢駅から徒歩約20分 ○バス 小田原駅東口から 「新松田駅行」または「下曽我駅行」または「成田工業団地循環行」乗車 「飯泉観音前」下車 |
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高田の道祖神 | ○鉄道 JR下曽我駅から徒歩18分 ○バス 小田原駅東口から 「新松田行」乗車「上府中駐在所前」下車徒歩6分 JR鴨宮駅から 「国府津駅行」乗車「中里」下車徒歩10分 JR下曽我駅から 「ダイナシティ行」乗車「高田公民館前」下車徒歩1分 |
根府川の道祖神 | JR根府川駅から徒歩5分 |
風祭の道祖神 | 箱根登山線風祭駅から徒歩2分 |
矢作の道祖神 | JR鴨宮駅から徒歩15分 |
北ノ窪の道祖神 | 大雄山線飯田岡駅から徒歩4分 |
早川の道祖神 | JR早川駅から徒歩6分 |
地図
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717