小田原市

埋蔵文化財の取り扱いについて

はじめに

埋蔵文化財(地中に埋もれている遺構、遺物等の文化財)がある土地(遺跡)は、先人達のいろいろな生活の跡が残されているところであります。埋蔵されている状態も含めて、そのすべてが祖先の生活や文化を知ることの出来る重要な検討材料です。

 

小田原市には、現在、278の遺跡があります。遺跡は、一度破壊されてしまうと、元の状態に戻すことは出来なくなってしまい、過去の歴史を調べることが出来なくなります。これらの遺跡の保護は、市民の皆さんの理解と協力があってこそ、出来るものです。

 

遺跡は、土地の掘削等で破壊されてしまいますので、法律(文化財保護法)によって、開発等の行為をする場合は、事前に神奈川県教育委員会への届け出が必要となっております。

 

遺跡内やその隣接地で開発等を計画する前には、事前に文化財課にて埋蔵文化財の所在の有無についてのご確認をしていただき、以下の例を参考に所定の手続きをお取り下さいますようお願いいたします。

 

また、遺跡内であるかどうかは、「小田原市遺跡分布図」で解ります。分布図は文化財課で配布しております。 

埋蔵文化財の取り扱いについて

遺跡の範囲外の場合

工事予定地に遺跡が存在する可能性が低い場合です。そのまま工事を着工していただけます。ただし、工事中に土器などの埋蔵文化財を発見した場合には、速やかに小田原市教育委員会にご連絡下さいますようお願いいたします。 

遺跡の周辺・範囲外で埋蔵文化財が所在する可能性が考えられる場合

今のところ遺跡には含まれていませんが、周辺の状況から遺跡が所在する可能性がある場合です。事前に試掘調査(市で費用を負担します)を実施したり、工事に際して立会い、写真撮影や図面の実測などをさせていただく場合があります。 

遺跡の範囲内の場合

周知された遺跡範囲内に該当する場合です。この場合には文化財保護法第93条第1項に基づく手続きが必要になります。文化財課備え付けの用紙に必要事項を記入し、工事開始予定日の60日前までに必要図面を添付して2部提出して下さい。

届出を受け、市教育委員会では県教育委員会と協議し、工事計画が遺跡に影響を与える可能性があるかどうかを検討します。
その結果、事前に試掘調査を行う場合と工事に際して工事立会をさせていただく場合に分かれます。また、明らかに遺跡に影響が及ばないと判断される場合にはそのまま工事を着工していただけます。

上記の結果、本格調査が必要であると判断された場合、調査費用は事業者の負担となります。ただし、営利を目的としない個人専用住宅や個人事業に伴う建設工事の場合には市で費用を負担します。

また、個人住宅併用商業施設の場合にも市で費用が負担できることがありますので、事前にご相談下さい。 

国指定史跡内に該当する場合

工事箇所が国指定史跡(地番で指定されています)に該当する場合には、文化財保護法第125条の規定による現状変更の許可申請手続きが必要になります。
なお、建物の建築等は規制されることがありますので、お早めに文化財課までご相談下さい。

Q&Aコーナー

Q 小田原市では、1年間でどれくらい発掘調査が行われているのですか。 

A 小田原市では、現在278箇所の遺跡が知られていますが、これらの遺跡内で、平成21年度には約976件の開発行為があり、そのうち50件の発掘調査を行っております。 

Q 遺跡内に家を建てたいのですが、何か手続きが必要ですか。 

A 文化財保護法により、神奈川県教育委員会あてに工事内容を記した届出や通知が必要になりますので、建築の計画段階から、文化財課と相談して下さい。手続きは無料です。手続き後は、神奈川県教育委員会から、遺跡の保護のために、発掘調査等、必要な指示があります。 

Q 遺跡内で建築等をする場合、必ず発掘調査をしなければいけないのですか。 

A 例えば、木造2階建て程度で、掘削が浅く、神奈川県教育委員会等が遺跡に影響がないと判断した場合、発掘調査は必要としません。しかし、このような場合でも、建築等の際には、事前に連絡をいただいて、文化財課職員が立会いを行い、慎重に建築等を行っていただく場合があります。 

Q 発掘調査を行う場合、どれくらいの費用と期間がかかるのですか。 

A 場所や工事内容によってさまざまですが、お城の周辺では1平方メートルあたり、約5万円、そのほかの遺跡では、約3万円前後かかっております。調査期間は、建築面積100平方メートル程度で、2〜3ヶ月くらいかかっています。 

Q 発掘調査の費用は誰が負担するのですか。 

A ご自分が住むための住宅を建てる場合には、国庫補助事業として、市で負担します。アパート経営や店舗を建てる等、そのことによって利益を得るような場合は、ご自分で負担していただくことになりますが、個人事業の場合、市の負担が受けられることもありますので、事前にご相談下さい。 

Q 発掘調査の結果は、どのように活用されているのですか。 

A 発掘調査が終わると、その記録と出土資料は整理され、報告書としてまとめられ、公表されます。また、出土資料は皆さんに公開され、文化財資料として活用されることになります。 

Q 出土品は、誰の物になりますか。 

A 出土品は、遺失物として扱われますが、神奈川県教育委員会が文化財と認め、所有者が判明しない場合は、県の所有物となり、県や市が保管します。 

発掘調査については、調査費用・調査期間・方法などが工事内容等により大きく異なります。速やかに工事を進めていただくためにも、できるるだけ早めに文化財課までご相談下さいますよう、お願い申し上げます。

最終更新日:2013年03月15日

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文化部:文化財課

電話番号:0465-33-1717


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