子どもの予防接種
子どもは、成長する過程で多くの病気にかかります。
なかには命にかかわる病気もありますので、予防接種で免疫をつくります。
予防接種法に定められた予防接種は、接種日に小田原市に住民登録があり、予防接種の対象年齢内で、定められた接種間隔や回数等の接種方法を守って小田原市の予防接種取扱医療機関で接種を受ける場合に、無料(市の費用負担)で接種を受けられます。
お子さんの出生後に、予防接種についての冊子「予防接種と子どもの健康」をお渡ししていますのでよくお読みいただき、有効性と安全性についてご理解いただいてから、お子さんの体調が良いときに接種を受けましょう。
なお、下記、関連情報リンクにあります「厚生労働省 予防接種情報」でも予防接種の詳細をご覧いただけます。
遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診(厚生労働省リーフレット) PDF形式 :848.4KB
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定期接種ワクチンの取扱いについて変更があります
- 五種混合ワクチン
生後2か月から接種が可能です。
※四種混合ワクチンとHibワクチンを接種したかたは、引き続き、同じワクチンを接種してください。
- 小児用肺炎球菌ワクチン(15価)
2種類の肺炎球菌に効果を持たせた15価ワクチンが定期接種となりました。
子どもの定期予防接種の種類と対象年齢
ロタウイルス感染症
令和2年8月1日以降に生まれた児
接種するワクチンにより回数・期間が異なります。
ロタウイルスワクチンは飲むワクチンで2種類あります。
・ロタリックス(1価) 生後6週0日後から24週0日後まで 27日以上の間隔をあけて2回
・ロタテック (5価) 生後6週0日後から32週0日後まで 27日以上の間隔をあけて3回
途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、1回目と同じワクチンを接種してください。
初回は、生後6週0日から14週6日までに接種します。生後15週0日以降の初回接種はおすすめしません。
腸重積症の症状にご注意ください
すぐに医療機関を受診しましょう。
腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、3~4か月齢くらいから月齢があがるにつれて多くなります。
腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、早く治療すれば、ほとんどの場合、手術せずに治療できます。以下のような症状が一つでも現れたら、休日・夜間問わず、すみやかに医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。
■機嫌がよかったり不機嫌になったりを繰り返す ■嘔吐を繰り返す
■ぐったりして顔色が悪くなる ■血便がでる
B型肝炎
- 対象年齢:1歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:1回目接種後、27日以上の間隔をおいて2回目、1回目の接種から139日以上の間隔をおいて3回目を接種します。ただし、2回目と3回目の間は、6日以上の間隔をおきます。
BCG
- 対象年齢:1歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:1回
Hib(ヒブ) ※令和6年4月から五種混合に含まれます。
- 対象年齢:生後2か月~5歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:初回接種時の月齢により接種回数が異なります。
小児の肺炎球菌
- 対象年齢:生後2か月~5歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:初回接種時の月齢により接種回数が異なります。
四種混合 : ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ または
五種混合 : 四種混合+Hib
- 対象年齢:生後2か月~7歳6か月未満
- 標準的な接種間隔と回数
四種混合:【初回】20~56日間隔で3回、【追加】初回3回目終了後、1~1年半の間に1回
五種混合:【初回】20~56日間隔で3回、【追加】初回3回目終了後、1~1年半の間に1回
- ※平成24年11月から従来の三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを加えた四種混合ワクチンになり、令和6年4月から、さらにHibワクチンを加えた五種混合ワクチンになりました。
- ※四種混合ワクチンとHibワクチンを接種したかたは、引き続き、四種混合ワクチンとHibワクチンを接種します。
麻しん風しん混合(MR)
- 対象年齢:【1期】1歳~2歳未満、【2期】平成30年4月2日~平成31(令和元)年4月1日生まれ
- 標準的な接種間隔と回数:【1期】1回、【2期】1回
水痘(みずぼうそう)
- 対象年齢:1歳~3歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:2回(1回目の注射終了後、6〜12か月の間隔を空ける)
日本脳炎
- 対象年齢:【1期】生後6か月~7歳6か月未満、【2期】9歳~13歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:【1期】6~28日間隔で2回、翌年にもう1回、【2期】1回
- ※平成16年4月2日~平成19年4月1日生まれのかたは、4回接種のうち不足する回数分を、20歳未満までの間、定期予防接種として無料で受けられます。
二種混合(ジフテリア・破傷風)
- 対象年齢:11歳~13歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:1回
HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症)
- 定期接種
対象者:小学6年生~高校1年生相当までの女子 - キャッチアップ接種
対象者:平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性
期間 :令和4年4月1日~令和7年3月31日 - 標準的な接種間隔と回数
【2価】3回接種:1回目の接種から1か月後に2回目を接種し、1回目の接種から6か月後に3回目を接種する。
【4価】3回接種:1回目の接種から2か月後に2回目を接種し、1回目の接種から6か月後に3回目を接種する。
【9価】2回接種:初回接種年齢が15歳未満の女子を対象に1回目の接種から6か月後に2回目を接種する。
3回接種:初回接種年齢が15歳以上の女子を対象に1回目の接種から2か月後に2回目を接種し、1回目の接種から6か月後に3回目を接種する。
- ※ 償還の申請について
対象者:平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれで、令和4年4月1日時点で小田原に住民登録がある女性
期間 :令和4年9月1日~令和7年3月31日
対象年齢の解釈
その他の予防接種の対象年齢は、接種日の年齢です。
- 1歳~2歳に至るまで
1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで - 11歳~13歳未満
11歳の誕生日の前日から13歳の誕生日の前日まで
持ち物 【接種券はありません】
母子健康手帳、医療証などお子さんの住所を確認できる書類
※接種を受ける前にこれまでの接種歴を確認し、接種を受けた後に接種歴を記録するために必要となります。
忘れずに母子健康手帳をお持ちください。
※予診票は、下記「小田原市の予防接種取扱医療機関」にあります。
接種間隔について
予防接種のワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。
生ワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもので、接種後に体内で細菌やウイルスが増え、約1か月で免疫をつくります。
不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺し、必要な成分を取り出し毒性をなくして作ったものなので、体内で細菌やウイルスは増えません。十分な免疫を得るには、一定の間隔で接種を受けることが必要となります。
ワクチン接種後、他の予防接種を受けるときは、予防接種の十分な効果を得るために、必要な間隔を空けてください。
なお、令和2年10月1日から、接種間隔に変更がありました。 詳細は、リーフレットをご確認ください。
詳しい接種スケジュール
令和6年度 健康カレンダー(4ページ) PDF形式 :493.2KB
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小田原市の予防接種取扱医療機関
令和6年度 健康カレンダー(10~11ページ) PDF形式 :453.4KB
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※医療機関によっては予約が必要となる場合もありますので、事前に希望する医療機関へお問い合わせください。
小田原市の予防接種取扱医療機関以外で予防接種を受ける場合
- 小田原市の近隣市町(主に箱根町、真鶴町、湯河原町、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、大磯町、二宮町)の医療機関の一部では、市内での接種と同様、接種費用は小田原市の負担(接種を受ける人の自己負担は無料)で子どもの予防接種(定期接種)を受けられる医療機関もあります。詳しくは、担当課までお問い合わせください。
- 医学的な事情や里帰りなど市がやむを得ないと判断する事情のため、小田原市の予防接種取扱医療機関以外の国内の医療機関で、定期予防接種の対象の年齢に、子どもの予防接種を希望する場合は、市へ事前に手続きしていただいたうえで、支払った予防接種費用の全額又は一部を市が払戻しで助成(償還払い)します。詳しくは、担当課までお問い合わせください。
関連情報リンク
この情報に関するお問い合わせ先
子ども若者部:子ども若者支援課 子ども若者相談係
電話番号:0465-46-6763