第64回尊徳祭を開催しました

去る10月20日(日)、尊徳記念館において「第64回尊徳祭」を開催いたしました。尊徳翁の命日の開催となった今年は、秋らしい爽やかな一日となり、大勢の方にご来場いただきました。
開催当日は、開会式を行ったのち、開催告知ポスターのキャラクターを描いた神奈川県立城北工業高等学校デザイン科の生徒の表彰と、市内の小学生による「二宮金次郎とわたし」作文発表会が行われ、子どもたちの力作が披露されました(発表会の様子と作文はこちら)。発表と表彰の終了後は会場各所で催し物がはじまり、栢山混声合唱団によるコンサートや、懐かしのレコードを聴く会によるレコードの鑑賞会が行われました。また、特別公開で座敷に上がれるようになった尊徳生家では、二宮尊徳いろりクラブがいろりに火を入れて、けむりによる燻蒸作業を実演しました。




館外では「子ども報徳市」、「報徳市」、キッチンカーの各店舗が開店し、多くの方々が買い物を楽しまれていました。クイズラリーにも多くの方が挑戦され、問題用紙を手に会場内をめぐる姿が見られました。午後のプログラムでは、生家において小田原謡曲連合会の皆様による謡曲「二宮」の披露とさざなみ会による民話の語りが行われました。また、視聴覚室では二宮尊徳いろりクラブによる大型スクリーンを使った紙芝居の上映が行われました。プログラムの最後となる尊徳祭記念講演では、千葉大学大学院教授の見城悌治氏が登壇し、今年から発行の新一万円札に肖像が使われている渋沢栄一と、かつて一円札に肖像が使われた尊徳翁について、それぞれが紙幣の顔に選ばれた背景について解説されました。



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