最終更新日:2023年08月25日
天桂山玉寳寺は、曹洞宗香雲寺(秦野市)の末寺で、天文3年(1534)小田原北条氏の家臣垪和伊予守(はがいよのかみ)の建立によるもので、開山(寺を開いた僧)は、香雲寺四世実堂宗梅(じつどうそうばい)和尚です。
この寺は、通称「五百らかん」と呼ばれていますが、これは五百羅漢及び十六羅漢などを安置しているからです。
この羅漢像は、享保15年(1730)旧多古村の添田氏が出家し、智鉄と号して広く信者から浄財の寄進を求め、五百羅漢像の造立を発願したことに始まります。そして、7年間に170体を造立しましたが、志を果たせず病没してしまいました。そこで、智鉄の弟の真澄が兄の意思を継いで、智鉄の発願から28年目にあたる宝暦7年(1757)に五百羅漢像を完成させました。その後、五百羅漢像は嘉永、安政の大地震で損失し、万延年間(1860〜1861)に修理が行われて、現在に至っています。
像高24cmから60cmの羅漢像526基が、本堂内に所狭しと並ぶ様は、誠に壮観で、県内でも数少ないものです。
朝6時から日暮れまで(団体でお越しの場合はご連絡ください)
無料
60台(大型バスも可)
大雄山線五百羅漢駅徒歩3分
小田急線足柄駅徒歩5分
玉寳寺
電話:0465-34-3247
小田原市文化財課
電話:0465-33-1717
小田原市観光課
電話:0465-33-1521
電話番号:0465-33-1717