記者発表 資料

 
記者発表 資料
発信日 2012 年 01 月 30 日 公開日 2012 年 02 月 01 日
担当課 文化部:文化財課 電話番号 33-1718
事業名称 史跡小田原城跡 御用米曲輪で重要な発見相次ぐ!
サブタイトル 2月4日(土)に現地見学会・説明会を開催します
事業内容  史跡整備に伴い、御用米曲輪(ごようまいぐるわ)で進めております発掘調査で、多くの重要な発見がありました。中でも戦国時代の障子堀(しょうじぼり、幅4m以上、深さ3m以上)や石積みを伴う堀(石積み高さ約1.3m、7段)の発見は、小田原城の歴史やその構造を考える上で大変重要です(写真1)。
 その他にも戦国時代の堀が2箇所で検出され、戦国時代の小田原城の縄張(なわばり)は、これまでの考えとは大分異なっていたことがわかりました。
 また、調査を進めることで、野球場・駐車場としての利用によって長く失われていた、江戸時代の御用米曲輪本来の姿も明らかになってきました(写真2)。
 現在9箇所のトレンチ(試掘坑)で調査を進めていますが、確認された成果は多岐にわたり、遺物も多数出土しています。このため、調査途中ではありますが現地見学会を開催してこれらの成果を広く一般の皆様にお知らせします。

○御用米曲輪現地見学会・説明会
 戦国時代の障子堀をはじめ、江戸時代の土塁の跡などを調査担当者から説明させていただきます。また、瓦や墨書かわらけなどの出土遺物についても展示・公開いたします。検出したばかりの遺跡を実際に見る機会となりますので、是非ご参加ください。
・日   時:平成24年(2012)2月4日(土)13:30~(小雨決行)
・集合場所:城内弓道場前(城内1-271)前
   ※現地見学会終了後に、小田原市民会館6階第7会議室で、今後の御用
     米曲輪の史跡整備について、説明会を開催いたします。
・申し込み:事前申込み等は必要ありませんので、直接現地にお集まり下さい。
・参加費:無料

※御用米曲輪とは
 御用米曲輪は小田原城址公園内に位置し、小田原駅からは直線距離で約400m、相模湾の海岸線までは約900mの位置にあります。小田原城址公園は、江戸時代の小田原城の本丸・二の丸に該当する範囲であり、ほぼ全域が国指定史跡となっています。御用米曲輪が位置する城内900番3・7・8・10は、昭和34年(1959)第二次指定の際に国の史跡に指定されており、城内900番3は神奈川県有地、城内900番7~10は小田原市有地となっています。
 江戸時代、御用米曲輪へは小田原城二の丸への北側虎口(こぐち)である「裏御門(うらごもん)」より「相生橋(あいおいばし)」を経て入ります。御用米曲輪からは階段を登って「鉄門(くろがねもん)」を経て「本丸」へと向かえました。本丸へと向かうルートは、常磐木門(ときわぎもん)を経たルートと本ルートの2箇所のみであり、二の丸と本丸の間に位置する御用米曲輪が小田原城の中でも主要な曲輪であったことがわかります。また、御用米曲輪には江戸幕府の蔵が存在していたことが知られており、小田原藩にとっては最も重要な曲輪の一つでした。幕府の蔵が存在した曲輪であることから、この曲輪は「御用米曲輪」と呼ばれていました。
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