No.1291
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富士山が噴火したらどうなるの?

溶岩流と火山灰からの避難行動について

市では、富士山が噴火した場合の避難行動などを示した「小田原市富士山火山避難要領」を、7月に策定しました。内容を正しく理解し、万が一の事態に備えましょう。

富士山噴火の特性と本市への影響

富士山が噴火した場合に、本市が被害を受ける恐れがある現象として、地表に出たマグマが溶けたまま流れ下る「溶岩流」と、細かく砕けたマグマや岩石が降ってくる「火山灰」が挙げられます。発生する現象は、マグマに含まれるガスの量によって変わるとされており、少ないと溶岩流、多いと火山灰になります。なお、大規模な溶岩流と火山灰が同時に発生した事例は、これまで確認されていません。

本市と富士山は約30km離れているため、小・中規模な噴火(噴煙が高度5千m以下)では被害を受ける可能性は低いと考えられますが、大規模な噴火の場合には、現象に応じた適切な避難行動が必要です。

溶岩流からの避難

溶岩流の速度は、噴火の規模などの条件によって変わりますが、一般的に、人が歩く程度の速度といわれています。溶岩流が発生した場合、本市に到達するまで約17日かかると想定されており、慌てずに貴重品や日用品を準備してから避難することが可能です。

市では、溶岩流の流下状況に応じて、避難指示を発令します。溶岩流の流入が想定される地域(桜井、富水・東富水、豊川・上府中・曽我)に住む人は、流入する恐れのない地域の避難所(学校・公共施設・公民館など)に避難します。大雨などの災害時の避難とは異なり、住んでいる地域とは別の地域への避難となるため、受け入れ地域の皆さんの協力も必要です。

溶岩流の流入予想地域と避難時のグループ分け

溶岩流の流入予想地域と避難先を示す地図。上段は桜井を1GP、富水・東富水を2GP、豊川・上府中・曽我を3GPとした区分図。下段は各グループの避難先へ向かう経路を矢印で示す。凡例は溶岩流が流入する可能性がある範囲・市の境界線・避難グループ(GP)。

溶岩流の流入予想地域住民の避難先のイメージ

火山灰からの避難

火山灰は、噴火後30分程度たってから降灰が始まるため、噴火を確認したら速やかに自宅に戻ってください。

原則、自宅避難となりますが、木造家屋は、屋根に30cm以上の火山灰が積もると倒壊する可能性があります。そのため、降灰の状況により、危険な地域には市から避難指示を出し、近くの広域避難所へ避難していただきます。また、火山灰が山腹斜面に堆積することで土石流が発生しやすくなるため、土砂災害警戒区域には、早めの避難指示を発令します。

宝永4年(1707年)に発生した宝永噴火では、約15日間降灰が続いた記録があります。日頃から、水や食料、ゴーグルやマスクなどの備蓄品を用意しておきましょう。

降灰ハザードマップ

降灰ハザードマップ。富士山噴火時に想定される火山灰の積算降灰量を同心円状に示す。小田原市付近は内側から50cm・30cm・10cmの範囲に含まれる。
※一度の噴火で、ここに塗られた範囲の全てに降灰の危険が生じるわけではありません。

富士山火山防災マップも併せてご確認ください。

富士山火山防災マップ(神奈川県)はこちら

降灰における避難指示発令の基準

降灰における避難指示発令の基準
積算降灰量 区分 5mm 1cm 15cm 20cm 25cm
土砂災害警戒区域 要配慮者 避難指示
一般住民 避難準備 避難指示
木造家屋居住住民 要配慮者 避難準備 避難指示
一般住民 避難準備 避難指示

備考:火山灰の積算降灰量は、各広域避難所(学校校舎)の屋上で、市職員などが定時に計測

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