城下町小田原には、歴史的な風情を感じさせる建物が多く残っています。その魅力を知り、一度足を運んでみませんか。
建物の歴史と特徴
第23代内閣総理大臣の清浦奎吾(きようらけいご)が別邸として建築、その後、山縣有朋(やまがたありとも)により、隣接する「古稀庵」の別庵として編入された建造物です。主屋は、あえて木の皮を残した自然味あふれる木材や、波状の美しい模様がある丸太を使用するなど、数寄屋風建築の特徴が随所に見られます。また、表門は周辺の景観になじむよう、素朴で風雅なデザイン(山家風)となっており、屋根は、京都や奈良の寺社のようなこけら葺(ぶ)きで、関東では珍しい工法が使われています。
令和3年度に、本市の歴史的風致形成建造物に指定され、令和6年度に庭園整備工事を行いました。
ここが見どころ!
トープラ 内野さん
見どころは、山縣有朋が自ら作庭を指揮したといわれている庭園です。限られたスペースの園内に、山・川・海といった雄大な自然が表現されており、山縣の作庭理念を感じることができます。毎週日曜日には池に水を流すので、趣ある雰囲気を楽しめます。12月5日(土)・6日(日)に開催される「建造物観覧会」では、皆春荘の見どころをご案内します。色鮮やかな紅葉と歴史ある建物を見学し、心が癒やされるひとときを過ごしてみてください。