新・北条五代記

酒匂川の濁流

酒匂川の濁流

台風による被害は、本市の場合、相模湾の高潮と酒匂川・早川両河川の氾濫によるものが主で、集中豪雨は箱根や山北などの山岳地方に起こり、下流の両河川を氾濫させた。
台風に伴う豪雨などによってもたらされる酒匂川・早川の氾濫に対して、沿岸の部落などでは、古くから村中の労働力を結集して、築堤作業に従事してきた。二宮尊徳の少年時代(江戸時代末期)、毎年のように氾濫する酒匂川の堤防補強策として、尊徳自らの手によって植えられた松は今も堤防の随所に見られ水防に大いに効果を上げている。昭和24年(1949年)水防責任が市町村にあることを明確にした水防法の施行に伴い、本市は水防管理団体に指定された。以来、住民と行政による水防体制は確立され、近代的技術や機械力による治水工事により、最近ではその被害も非常に少なくなってきた。

識別子 ODA20120345
年代 1938(昭和13)年
地域 川東南部地域
撮影場所 小田原市 酒匂川流域
カテゴリ 自然・環境
災害
関連キーワード 酒匂川濁流

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