記者発表 資料

 
記者発表 資料
発信日 2025 年 11 月 12 日 公開日 2025 年 11 月 14 日
担当課 文化部:文化財課 電話番号 0465-33-1714
事業名称 新たな発見!史跡小田原城跡 御用米曲輪で40m以上の「礎石列」
サブタイトル 江戸時代初期の御用米曲輪に長大な建物があった
事業内容 6月から行っている史跡小田原城跡 御用米曲輪の発掘調査において、溝を伴う長大な礎石列を検出しました。これらの遺構が検出されたのは、寛永10年(1633年)に発生した寛永小田原大地震被災面であることから、この遺構は江戸時代初頭よりも前に造られたものと考えられます。
礎石列は調査区の北東で検出されました。礎石の大きさは直径30㎝程度で、表面が平らな石が多く、現状では2列に並んでいる様子が確認できます。
昨年度実施した第9次調査においても、調査区の北東側で礎石列を検出しており、今回見つかった礎石列と合わせると、長さは43mにも及ぶことが明らかとなりました。また、礎石列は90度に曲がり、さらに25m続いていることも確認できました。
この礎石列は、検出した面や状況から、御用米曲輪にあった施設を囲っていたものと考えられ、江戸時代初期に御用米曲輪に長大な建物が建っていたと考えられます。これほどの礎石建物は、これまでの市内の調査の中で最大級のものです。
これを受け、11月4日付でこゆるぎ通信を発信しました「史跡小田原城跡 御用米曲輪現場説明会」において調査成果を広く一般に公開します。

◆史跡小田原城跡 御用米曲輪発掘調査について
御用米曲輪の発掘調査は、昭和57年度に第1次調査を実施しました。その後、平成22年度から史跡整備のための発掘調査を始め、今年度が第10次調査となります。
これまでの調査で、江戸時代の絵図の御用米曲輪に描かれている米蔵と同じ位置で建物の遺構を確認しました。また、その下層からは、戦国時代の池や切石敷遺構、礎石建物跡や掘立柱建物跡、石組水路、井戸などが見つかり、庭園を伴う北条氏当主クラスの居館があったことが明らかになっています。

◆現場説明会
【日時】
11月15日(土)
(1)午前9時30分~10時15分
(2)午前10時30分~11時15分
【場所】
小田原城址公園 御用米曲輪
※集合:小田原城址公園 城内弓道場横(城内4-27)
※来場者には公共交通機関の利用を案内しています。
※詳しくは、添付資料2および関連サイト1をご覧ください。
添付資料1 御用米曲輪調査写真
添付資料2 【参考・こゆるぎ通信】令和7年度「史跡小田原城跡 御用米曲輪現場説明会」開催!
関連サイトタイトル1 「史跡小田原城跡 御用米曲輪現場説明会」開催!【11月15日(土)】
関連サイトアドレス1 https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/lifelong/property/topics/p38825.html
関連サイトタイトル2  
関連サイトアドレス2  
 

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