杉本 博司さん(小田原ふるさと大使)
杉本 博司(すぎもと ひろし)さん
現代美術作家 東京都出身
1948年東京生まれ。立教大学卒業後、1970年に渡米、1974年よりニューヨークに拠点を移し写真制作を開始。「劇場」「海景」などに代表される作品は、明確なコンセプトと卓越した技術で高い評価を確立し、世界中の美術館に収蔵されています。
2008年には金沢21世紀美術館にて、自身の作品と古美術の収集品からなる「歴史の歴史」展を開催。近年は執筆、設計へも活動の幅を広げ、2008年には2冊目の論考集『現な象』(新潮社)が刊行。同年(株)新素材研究所を設立、2009年に開館したIZU PHOTO MUSEUM(静岡)の内装設計・造園を手掛けています。
1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞受賞。2009年第21回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。2010年秋の紫綬褒章を受章。2017年文化の向上や発達に関して、特に功績のあった人を顕彰する「文化功労者」に選出。
内外の古美術、伝統芸能に対する造詣の深さでも知られています。
2009年に「財団法人小田原文化財団」を設立し、2011年には公益財団法人に認定。2017年10月、江之浦に能舞台や茶室、ギャラリーなどを配した芸術文化施設「江之浦測候所」をオープンしました。
「子どもの頃、湘南電車(東海道線)から見た海景が、私の人としての最初の記憶」と話す杉本さんにとって、江之浦の海はまさに原点となる場所。
「この地から、世界に日本文化の精髄を発信し、小田原が日本文化発信の首都として位置づけられていく」と力強く語る杉本さんの今後の取り組みが期待されます。
杉本 博司(すぎもと ひろし)さん
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