記者発表 資料
記者発表 資料
発信日 | 2023 年 03 月 29 日 | 公開日 | 2023 年 03 月 31 日 |
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担当課 | 文化部:文化財課 | 電話番号 | 0465-33-1226 |
事業名称 | 市指定重要文化財の指定 |
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サブタイトル | |
事業内容 | 小田原市教育委員会は、市文化財保護委員会からの答申を受け、3月29日付けで2件の文化財を市指定重要文化財に指定しました。これにより、市内の指定重要文化財は合計149件となりました(国指定8件、県指定25件、市指定116件)。 【新規指定】 ■絹本著色 十王二使者図(けんぽんちゃくしょく じゅうおうにししゃず) 総世寺(小田原市久野3630)所蔵 十王と二使者が各幅に描かれた12幅一組の軸装された絵画で、中国の明時代14世紀に制作されたものです。宋から元の時代にかけて盛んに制作された十王図は、その一部が我が国にもたらされました。総世寺伝来の経緯は不明ですが、室町から江戸時代の間、大森、北条、稲葉、大久保などの歴代領主より寄進された可能性があると考えられます。市内の仏画の中でも古い例に属し、貴重な作品であると評価されました。 十王とは…道教や仏教で、死者の生前の罪業を判断し裁きをくだす十人の判官のことを差し、中国の唐の時代以降に信仰の対象となった。使者は、罪が記された帳簿を王に伝達する役割を果たす。 【追加指定】 ■僧正亮恵本末契状(そうじょうりょうけいほんまつけいじょう (寳金剛寺文書(ほうこんごうじもんじょ)の内) 寳金剛寺(小田原市国府津2038)所蔵 昭和51年に市の指定を受けた「寳金剛寺文書(12通)」と一連の文書が見つかりましたので、このたび「追加指定」するものです。文書に記された弘治3年(1557)11月21日が「寳金剛寺文書」のうち「僧正亮恵印信」と同日であり、紙の材質や筆致も同一であると判断されたことが一連の根拠です。京都にある真言宗「宝菩提院(ほうぼだいいん)」の僧「亮恵(りょうけい)」が寳金剛寺の「栄伝(えいでん)」に発給したものと考えられ、内容は、「宝菩提院の末寺として約束を取り交わしている間は、必ず上洛の上、法を受けるよう」指示したものです。寳金剛寺文書は、仏教の師弟間で大法や秘法を授ける際に授与する印信や、小田原北条氏の印判状など戦国期の資料があり、戦国時代の小田原を知る上でも貴重な資料であると評価されました。 |
添付資料1 | 十王二使者図 |
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添付資料2 | 僧正亮恵本末契状 |
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