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広報おだわら 第1018号

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広報おだわら 第1018号

平成22年9月1日 発行

#01:地域の思いを形に 〜市内25すべての地域で地域別計画が完成しました〜
#02:第4回小田原映画祭シネマトピア2010
#03:10月1日、国勢調査を実施します!
#04:9月9日は救急の日
#05:9月はがん征圧月間です!
#06:SHISEI〜至誠・市政〜
#07:おだわら情報
#08:〈連載〉尊徳道歌のこころ
#09:〈連載〉市民力/今月の笑顔
#10:ふるさと食の祭典 〜小田原でおいしいものみつけた〜
#11:〈連載〉あの日 あのとき 小田原


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テキスト版

※以下のページは、目の不自由なかたでもご利用いただけるよう、市販の音声読み取りソフトに対応するため、文字データのみを記載しました。
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まちづくり情報誌 広報 小田原
(^^)おだわら表情いいメール(^^)
9/1─9/30
https://conv.bingocms.tech
平成22年9月1日発行 No.1018
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=============目次==============
#01:地域の思いを形に 〜市内25すべての地域で地域別計画が完成しました〜
#02:第4回小田原映画祭シネマトピア2010
#03:10月1日、国勢調査を実施します!
#04:9月9日は救急の日
#05:9月はがん征圧月間です!
#06:SHISEI〜至誠・市政〜
#07:おだわら情報
#08:〈連載〉尊徳道歌のこころ
#09:〈連載〉市民力/今月の笑顔
#10:ふるさと食の祭典 〜小田原でおいしいものみつけた〜
#11:〈連載〉あの日 あのとき 小田原
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#01:地域の思いを形に 〜市内25すべての地域で地域別計画が完成しました〜
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問 企画政策課 電話0465-33-1254

平成20年度から検討が進められていた地域別計画が、市内25の自治会連合会の区域を単位として、自治会をはじめ地域を支える皆さんの参加により完成しました。
25の地域には25通りの顔があり、それぞれ地域の特徴が丁寧に織り込まれています。皆さんの思いが込められた地域別計画をご覧ください。

25の地域別計画

 地域別計画は『地域のキャッチフレーズ・めざす姿(将来像)』『地域の今(現況)』『地域の誇り(特色)』『地域の困ったこと(課題)』『はじめの一歩(住民自ら取り組むこと)』で構成され、地域住民の創意と工夫による住民主導のまちづくりを目指すものです。
 ここでは、各地域のキャッチフレーズを紹介します。

【緑】  小田原の“かお”歴史と文化のまち“緑”
【新玉】 深めよう!! 安心、安全、地域のふれあい みんなでつくろう誇りのもてるまちづくり
【万年】 旧き良き伝統のまち 萬年
【幸】  いつまでもこれからも住み続けたい、だれもが安心して暮らせる自然と歴史文化が調和したまち
【十字】 歴史と文化のいぶきの中で みんなで創ろう豊かなまちを
【足柄】 住んでみたい 住んでよかった 足柄
【芦子】 人と伝統と発展が融和するまち 芦子
【二川】 伝統が息づき、交流と活力のあるまち 二川
【東富水】 青い空 水と花と みんながあつまるまち 東富水
【富水】 水と緑 みんながふれあうまち 富水
【久野】 子育てにやさしい久野
【大窪】 歴史と文化遺産が薫り、自然と環境に恵まれたまち 大窪
【早川】 自然(海・山・川)の恵みを大切に!!笑顔で広げる人の 和 はやかわ
【山王網一色】  潮騒の香る地域づくり
【下府中】 小田原の中核として発展し、みんな仲良く生き生きと暮らせる町、下府中
【桜井】  尊徳の教えが生きているまち
【豊川】  友愛のまち 豊川 〜相倚り相扶け〜
【上府中】 上府中 みんなで起こそう 地域の和
【下曽我】 梅かほる歴史の郷 下曽我
【国府津】 人と海と山の織りなす小田原の東玄関 国府津
【酒匂・小八幡】 住んでいることに誇りがもて 住みたくなるまち、酒匂・小八幡
【片浦】 海と山・四季の香り漂う 片浦
【曽我】  緑と歴史遺産を誇り、富士を仰ぐ長寿の里“曽我”
【前羽(橘南)】 海と山に囲まれ、昔の風情が残る住みよいまち 前羽
【橘北】  歴史溢れる長寿の里 たちばな北

地域別計画づくりのプロセス〜新しい挑戦〜

地域別計画づくりには25地域で758人のかたが参加されました。その道のりをお伝えします。

●始まりは苦労の連続

 「忙しいよ!」「これ以上、仕事を増やさないでよ!」
自治会をはじめ各種団体(子ども会、老人クラブ、消防団など)の皆さんは、毎日忙しく活動されています。しかも、そのほとんどがボランティアという状況の中で、地域別計画づくりをお願いしました。

●新しい人材発掘

 地域別計画づくりのために、新たにメンバーを募集した地域もありました。また、検討に参加するかたの輪を広げ、掘り下げた議論を行うため、説明会を数回開催した地域もありました。
 今まで、地域活動に参加したことがない、“地域に眠っている力”を掘り起こし、地域活動に参加してもらうことは今後の課題であり重要なことです。こうした環境が育っていけば、地域力の向上につながるはずです。

●地域別計画づくり本格始動

 これからはそれぞれの地域が課題を把握し、その解決策を自ら考えることが重要であることを説明し、地域別計画づくりが始まりました。
 具体的な議論に入ると、子どもや高齢者の問題、ごみや道路などの生活環境の問題、地域行事の継続や担い手不足の問題など多方面にわたる課題の解決策が真剣に話し合われました。

●深まった絆

 “地域の誇り”を議論する場面では、古きよき時代をなつかしむ声もあがり、話に花が咲きました。
 参加者からは「課題を共有するため今後も定期的に会合をしよう!」「課題解決のため具体的に活動しよう!」「参加してよかった!」と、意見があがりました。
 ある地域では、昨年まで子ども会や自治会がそれぞれ開催していた夏祭りを共同で開催し、今まで以上に賑やかに行うことができました。このような取り組みは、地域別計画づくりから生まれた地域の新たな連携の一例です。

●市内全地域で地域別計画が完成

 地域別計画づくりは、初めての取り組みで、先の見えないトンネルを手探りで進んでいくようなもの。地域はもちろん、市職員にもとまどいがありました。
 しかし、皆さんの地域への愛着によりすべての地域で完成することができました。
 ある地域では「せっかく作った計画を“絵に描いた餅”にしてはいけない」「自分たちの計画をまちづくりに生かさなければ」と、力強い意見もあがりました。

地域別計画では、史跡や神社などのシンボル的なもの、祭りや行事、海岸や河川などの自然環境といった地域ごとの特色があげられています。
 また、自治会や子ども会の加入率低下、地域活動の担い手不足、防災訓練の参加者の減少、ごみ出しルールを守らない住民への対応など、さまざまな課題があげられています。
 そして、地域が主体的に取り組むものであることから、福祉、防災、防犯、環境美化など生活に密着した活動が盛り込まれています。
 市では、今、地域が地域のために行う活動を支援する仕組みを検討しています。ぜひ、皆さんも自分の住む地域に関心をもっていただき、地域での活動に参加しましょう。

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■地域課題の解決に向けて動き出しています
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皆さんの住む地域で、福祉・教育・環境といった課題を解決していくための、地域と協働によるモデル事業が動き出しています。

●地域コミュニティ推進事業(地域政策課)
 富水地区 「高齢者お茶会」「健康ウォーキング」

●ケアタウン構想(福祉政策課・高齢介護課)
 東富水地区 地域包括ケア推進事業

●スクールコミュニティ事業(生涯学習政策課・青少年課)
 早川地区 子ども活動情報発信支援事業
 久野地区 地域の見守り拠点づくり事業

●生ごみ堆肥化事業(環境政策課)
 報徳小学校区 生(いき)ごみ小田原プロジェクト

●まちづくりオーラルヒストリー調査(教育総務課)
 片浦地区 まちづくり的な視点からの生活像の提案

…これらの事業の成果については、随時、広報でお知らせしていきます。

※地域別計画は、市ホームページ、市役所企画政策課でご覧いただけます。

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#02:第4回小田原映画祭シネマトピア2010
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問 実行委員会 電話090-7214-6401  ※詳細はホームページをご覧ください。http://www.odawara-cinema.com/

無尽蔵プロジェクト 第4回小田原映画祭シネマトピア2010
〜市民の手でつくる映画祭が今年も開催!〜

皆さんは、かつて小田原が11館もの映画館がある「映画のまち」だったことをご存知ですか?
そして、小田原が舞台になった映画が数多く生み出されています。
昨年、新しい小田原スタイルを目指して始まった
無尽蔵プロジェクトの一つにも、『シネマとライブのまち』が掲げられています。
小田原独自の映像文化を後世に残し、育てようとする市民の力で今年もまちが輝きます。

期間:9月25日土曜日〜10月3日日曜日
場所:小田原城銅門、コロナシネマワールド、ダイナシティ ほか

[1]オープニングイベント 小田原城銅門野外上映会
9月25日土曜日午後5時30分〜
○畑中大輔監督作品「しゃったぁず・4」の上映
○公募による象の「ウメ子」の映像集の上映
申込:代表者の住所、氏名、電話番号、同伴者(1人まで)の氏名を記入のうえ、往復はがきでご応募ください。
定員:200人・先着順
あて先:250-0815 小田原市小八幡4-6-14 小田原城銅門上映会係

[2]ミニミニムービーコンテスト
入選作品をインターネット配信と映画祭で上映投票によって各賞を決定
入選作品は9月1日より1か月間配信

[3]名作・話題作の上映
「E.YAZAWA ROCK」「アダン」「幕末太陽伝」「雁の寺」「独立愚連隊」「肉弾」「アニマル・キングダム」 ほか

10月3日日曜日は小田原城ミュージックストリート!!

100組を超えるミュージシャンが、あらゆるジャンルの音楽を小田原駅から小田原城周辺のストリートでライブ演奏します。小田原のまちが音楽に包まれる、県内最大級の野外音楽イベントをあなたも体験しませんか。

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畑中大輔監督劇場用長編デビュー作を引っ提げて小田原に凱旋!
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 “映画”は一つのスクリーンを大勢の人で見つめ、全く知らない人たちと、笑ったり、泣いたり、怒ったり、時には考えさせられたり、いろいろな感情を共にできるすてきなものです。
 昨年の春、『しゃったぁず・4』を撮りました。舞台はシャッター街化の進む地方の寂れた商店街。子どものころ、初めてお使いにいった肉屋も、魚の名前を覚えた魚屋も、親にプレゼントを買ってもらったおもちゃ屋も、今はもうありません。固く閉ざされたシャッターの向こうに、たくさんの人の思い出があります。少しでも商店街を元気づけたい、そんな気持ちで撮った映画です。
 この映画を通して、自分の生まれ育った場所や商店街のことを思い出して、考えてみるきっかけになればいいなと思っています。

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#03:10月1日、国勢調査を実施します!
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問 総務課 電話0465-33-1295

あなたの調査票から日本の未来が見えてきます

調査員がうかがいます

 調査の対象は、今年の10月1日現在、日本国内に住んでいるすべてのかたです。外国人のかたも対象になります。
 調査の内容は、男女の別、出生の年月、就業状況、通勤・通学地、住居の種類などの20項目です。
 調査票は、9月下旬から調査員が各世帯を訪問して配布します。

調査票の提出方法が変わります

[1]封をして提出してください
 個人情報保護意識の高まりに対応し、調査票を封筒に入れ、封をして提出していただくことになりました。回収した調査員は、開封せず、封をしたまま市へ提出します。
[2]郵送で提出することができます
 単身世帯や共働き世帯の増加など、昼間不在の世帯が増加しているため、調査票は、郵送でも提出できるようになりました。封をして調査員に渡すか、市に郵送するか、希望する方法をお選びください。

個人情報は守られるの?

 国勢調査に従事する者には、法律で守秘義務が課せられており、記入していただいた内容を、統計の作成以外に使用することはありません。
 また、提出された調査票は、厳重に管理し、集計後は完全に溶かして再生紙にします。

私たちの暮らしに役立てられます

 調査の結果は、児童福祉、高齢者の介護・医療、雇用対策、地域の活性化など、国や都道府県・市区町村が行う施策の基礎資料として活用されるほか、学術研究、小・中学校などの教育用資料、企業の需要予測など幅広い分野で利用され、私たちの暮らしに生かされます。

【注意】国勢調査を装った「かたり調査」にご注意を

 調査員は、「国勢調査員証」と腕章を身につけています。調査員に調査票を提出する際は、調査員証などで、調査員であることを確認してからお渡しください。不審に思われた場合は、市までお問い合わせください。

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なるほど国勢調査
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前回平成17年国勢調査の結果から市外の勤務地のトップは
南足柄市
 本市に住む15歳以上の就業者のうち、市外に通勤している人の勤務地を市区町村別にみると、最も多いのは南足柄市。次いで箱根町、横浜市、平塚市、秦野市の順となっています。

【勤務地別就業者数】

勤務地/就業者数(人)/割合(パーセント)

●南足柄市 / 3,939/3.9
●箱 根 町/ 3,543/3.6
●横 浜 市/ 3,207/3.2
●平 塚 市/ 3,165/3.2
●秦 野 市/ 1,897/1.9
●その他市外/18,521/18.6
●小田原市内/65,494/65.6
●総   数/99,766/100.0

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【こちらもご覧ください】

■ホームページ
トップページ中央の「分野別から探す」の「市勢情報/総合計画」内の「統計」をクリック

■総務省統計局ホームページ
 http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/index.htm
 キャンペーンサイトも公開中
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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#04:9月9日は救急の日
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問 警防課 電話0465-49-4440

救急車と消防車が出動!〜PA連携※の取り組み〜

 消防本部では、傷病者への適切な救急処置と医療機関への迅速な搬送のために、救急隊だけでは対応が困難な事態に備え、119番通報時、または救急隊が、消防隊の応援が必要であると判断した場合、消防ポンプ自動車を出動させ、救急活動を行う取り組みを、この3月から強化しています。
 なお、同時に出動する消防ポンプ自動車には、心肺蘇生のための資機材を積載し、救急隊員の資格を持つ隊員が乗車しています。

※PA連携…消防ポンプ自動車(Pumper)と救急車(Ambulance)が救急現場に同時に出動し、連携して救急活動を行うもので、両方の頭文字から「PA」と呼ばれています。

患者等搬送事業者の認定事業が8月1日からスタート

 現在、タクシーや訪問介護事業者が、車椅子や寝台車などを備えた「福祉タクシー」で傷病者を病院へ搬送するサポート事業が行われています。
 このような民間事業者による移送サービスは、公共交通機関を利用することが困難で、救急車を必要とするほど緊急性がない傷病者の病院への通院や介護施設へ通所する手段として大きな役割を果たしています。
 消防本部では、このようなサービスを市民の皆さんが、より安心・安全に利用していただけるよう、一定要件を満たした民間搬送事業者を「患者等搬送事業者」として認定する事業を開始しました。

【認定対象となる事業者】
[1]タクシー、ハイヤー事業者(福祉輸送事業限定を含む)
[2]貸切バス事業者
[3]通勤・通学など、特定の需要に対応する事業者
[4]自家用車を使用して、会員登録した患者などを輸送する事業者

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豆知識
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≪サイレンの音について≫
消防車が緊急に出動するときのサイレン音を「火災出動」のとき、「PA連携を含む火災以外」のときに区別しています。

【火災のとき】ウー カンカンカン(サイレン音と警鐘の併用)
【火災以外のとき】ウーウー(サイレン音のみ)

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救急フェア2010開催
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 消防本部と市立病院では、救急医療週間(9月5日〜11日)に合わせて、「救急フェア2010」を開催します。
 この機会に救急医療や救急業務のことについて考えてみませんか?
日時 9月12日日曜日 午前10時〜午後2時
場所 ダイナシティウエストキャニオンステージ
内容 AEDを使用した応急手当体験、救急車・救命用資機材の展示、健康チェックコーナー、ステージイベント(救急隊による応急手当デモンストレーション、医師の講話など)、救急隊活動DVDの上映など

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#05:9月はがん征圧月間です!
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問 健康づくり課 電話0465-47-0820

健康的な生活習慣でがんを予防し、定期的に検診を受け、早期発見・早期治療に努めましょう。
もし、がんにかかってしまったら、一人で悩まずに、まずは医師にご相談ください。自分に合ったがん治療が見つかるはずです。

あなた自身とあなたの大切な人のために年に一度検診(健診)を受けましょう

 がんは死亡原因の第1位。男性の2人に1人、女性の3人に1人が一度はがんと診断されています。
 本市の死亡原因の1位もがんとなっています。しかもがん死亡率は県平均に比べて高い状況です。
 誰もが、がんにかかる可能性があります。
 健康的な生活習慣と検診※でがんの予防と、早期発見・早期治療に努めましょう。
※市ではがん検診を実施しています。詳細については健康カレンダーをご覧ください。

もし、がんにかかってしまったら…地域で支える体制を考えています

 中井町にある緩和ケア専門施設「ピースハウス病院」の呼びかけにより、県西地域での連携強化を図るべく、平成21年10月から「神奈川県西地域緩和ケアネットワークプロジェクト」が始まりました。
 このプロジェクトにはピースハウス病院、東海大学病院、市立病院の3病院が集まり、地域全体に緩和ケアを広げていくためにはどうしたら良いのかを話し合っています。

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がんを防ぐための12か条
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[1]バランスの取れた栄養をとる〜彩り豊かな食卓にして〜
[2]毎日、変化のある食生活を〜ワンパターンではありませんか〜
[3]食べすぎをさけ、脂肪は控えめに〜おいしい物も適量に〜
[4]お酒はほどほどに〜健康的に楽しみましょう〜
[5]タバコはすわない
[6]食べ物から適量のビタミンと繊維質の物を多くとる〜緑黄色野菜をたっぷりと〜
[7]塩辛いものは少なめに、あまり熱い物はさましてから〜胃や食道をいたわって〜
[8]こげた部分はさける〜突然変異を引きおこします〜
[9]かびの生えたものに注意〜食べる前にチェックして〜
[10]日光に当たり過ぎない〜太陽はいたずらものです〜
[11]適度にスポーツをする〜いい汗、流しましょう〜
[12]身体を清潔に
資料:国立がんセンター

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募集 緩和ケア市民公開講座参加者
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問 医事課 電話0465-34-3175

テーマ 「住みなれた地域でがんとともに自分らしく」

がんとともに自分らしく過ごしていく場所や方法について、講演や討論会を開催します。
この地域でできることを、一緒に考えてみませんか?
参加者からの質問にもお答えします。

日時 10月9日土曜日午後2時〜4時
場所 保健センター(小田原市酒匂2-32-16)
定員 200人(先着順)
費用 無料
申込 9月24日金曜日(必着)までに、住所・氏名・性別・年齢・電話番号と、質問があれば記入のうえ、はがきまたはファクスで。
   〒250-8558 小田原市久野46 市立病院 医事課 FAX0465-35-0800
主催 市立病院 ピースハウス病院

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早い段階からの緩和ケア 一人で悩まないで自分に合ったがんの治療を
〜市立病院緩和ケアチームの取り組み〜
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問 医事課 電話0465-34-3175

 医師・看護師・薬剤師などさまざまな分野の専門家が一丸となって取り組んでいます。「緩和ケアは終末期治療ではありません。一人で苦しまないで、できるだけ早い時期から、私たちに相談を!」とチームの皆さんは口をそろえます。
 平成17年9月にチームを結成。当初は主に入院患者さんに対しての緩和ケアを中心に活動していましたが、最近では外来の患者さんや訪問看護スタッフからの相談にも対応しています。
 「在宅でも不安なく過ごせるように患者さん・ご家族からの電話相談にも対応しています」と、緩和ケア認定看護師の松岡さん。
 薬剤師の柏木さんは「痛みなどの症状を和らげる薬剤や治療は日々発展しています。薬を正しく服用することが症状の安定に効果があります。毎日顔を見せ、患者さんの声に耳を傾け、使用薬剤の必要性や特徴を理解してもらえるよう心掛けています」
 週1回の検討会では、患者さんの症状や家族が悩んでいないか情報共有し、方針を立てています。
 「緩和ケアを上手に利用してもらい、患者さんそれぞれが求める“大切にしたいこと”が達成できるよう、お手伝いしていきたい」チームの挑戦は続きます。

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緩和ケアって何?
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患者さんやその家族が直面する心身の“つらさ”の緩和、療養場所や医療費の相談など、さまざまな問題に対し援助する医療のことです。

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#06:SHISEI〜至誠・市政〜
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「美しいまち」 文 加藤憲一

 8月上旬、20年に及ぶ青少年交流事業を通じて友好関係をはぐくんできた、オーストラリアのマンリー市を訪問しました。記念祝賀会などへ出席するとともに、長年の友情と協力への感謝を、ジーン・ヘイ市長をはじめとする現地の関係者に直接伝えるためです。
 事前に得ていた情報で、マンリー市が、見事な砂浜や豊かな緑地を擁する、美しいリゾートタウンであることは聞いていましたが、実際に訪れてみて、その美しさに目を見張りました。ゴミひとつ落ちていない、白砂のビーチ。そのビーチに沿って、巨大な街路樹が連なる、幅30mはあろうかという歩道。朝からピカピカになっている、商店街のメインストリート。住宅街の中に広大に広がる、芝生と巨樹の緑地公園。至るところにある木陰…。
 公務スケジュールの合間を縫って、朝早くから街を歩き観察してみましたが、やはり街をあげての美化の努力が着々となされていました。砂浜をなめるように清掃する特殊なトラクターが朝5時前から稼動、野球のグランドをトンボがけしたごとくに仕上げます。商店街には、散水しながら回転ブラシで磨く機能をもった小型清掃車が数台、街路を隅々まで清めています。ビーチ沿いの歩道スペースには、木製でデザインのよい大きめのゴミ箱が等間隔に設置され、市職員らしきスタッフがたびたび回収に来ていました。
 現地は冬、観光客もゴミも少ないシーズンなのでしょうが、おそらくこの「美しいまち」の姿が、マンリーに暮らす人々にとって、当たり前になっていると想像できます。したがって、「ゴミを捨てる」という行為自体の生まれる余地が、極めて少ないと思われます。「美しいまち」を創ってきたさまざまな取り組みと工夫が、市の徹底した環境行政だけでなく、市民の暮らしのあり方として浸透している姿に、大いに学ぶところがあると感じました。
 帰国したその日の夕方、小田原の夏の風物詩である酒匂川花火大会がありました。絶好のコンディションに恵まれ、15万人近い人が花火を楽しんだようですが、この手のイベントには、その後のゴミが付きもの。翌朝のようすを心配していたのですが、早朝から、複数の環境ボランティア団体など少なからぬ市民の皆さんが、自主的にゴミを拾い集めてくださったとの報告が入りました。本当にありがたいことです。元来日本人は、自分の家の前とその周りを常に掃き清め、水を打ち、花や緑を育て、公共の空間をお互いさまの心で清浄に保ってきました。観光客のため、という以前に、私たちの暮らしとして、「美しいまち」を保ち、創り出していきたいものです。

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#07:おだわら情報
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続報!! 小田原城跡を守り伝えていくために
御用米曲輪の整備に着手します
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問 文化財課 電話0465-33-1715

 城址公園北側の「城内臨時駐車場」、昭和57年まで「市営球場」として市民の皆さんに親しまれたこの場所は、御用米曲輪といい、江戸時代には幕府の城米を収納する米蔵や瓦蔵、塩、あらめ(海藻の一種)などを保管する蔵が置かれていました。
 昭和57年に行われた発掘調査においても、米蔵の基礎石と思われる石列、井戸跡、掘立柱跡などが確認されています。
 平成23年度から行う御用米曲輪の整備は、野球場として使われていた際の観客席やバックネットを撤去し、土塁の形状を復元するとともに、地盤全体を整備し、米蔵の平面的な表示を行う予定です。
 そのため、平成22年度中に駐車場周辺部の発掘調査、測量調査を行い、その成果を反映した実施設計を策定する予定です。
 この御用米曲輪の整備が行われることで、小田原城の魅力がますます高まりますので、ご期待ください!!

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城内臨時駐車場・駐輪場の閉鎖について
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問 駐車場については、都市政策課  電話0465-33-1267
問 駐輪場については、暮らし安全課 電話0465-33-1396

 御用米曲輪の整備に伴い、平成23年1月中旬より、城内臨時駐車場・駐輪場を閉鎖します。
 その後、3月末日までの日程で、駐車場の進入路や舗装などの撤去工事を行います。
 閉鎖後、駐車場は、栄町駐車場や東口臨時駐車場、民間駐車場をご利用ください。
 駐輪場は、有料の小田原駅東口自転車駐車場(電話0465-24-0377)や小田原駅西口自転車駐車場(電話0465-32-3535)などをご利用ください。

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9月21日火曜日〜30日木曜日 秋の全国交通安全運動
「安全は心と時間のゆとりから」 無くそう 高齢者の交通事故
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問 暮らし安全課 電話0465-33-1396

 平成22年1月〜7月までに交通事故で亡くなったかたは、県内で91人(市内は3人)です。
 死亡事故の発生状況を見ると、65歳以上の高齢者が41人と事故全体の45パーセントを占め、その70パーセントに当たる29人が歩行中に事故に遭っています。
●ドライバーは高齢者を守るやさしい運転をしましょう。
●高齢者は慣れた道も交通ルールを守って安全な歩行を心掛けましょう。
●夜間の外出はドライバーに発見されやすい明るい服や、反射材のついた服を着用しましょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
桜井子どもを守る会 代表 相川文雄さん
桜井地区では、桜井小学校の児童の安全を守るため、100人を超える地域住民が参加し、児童の登下校時間に地域内を11地区に分けて、週1回のペースで見守り活動を行っています。
 見守り活動は、桜井小学校の児童と保護者が一緒に作った通学路危険マップを基に各地区の危険箇所を中心に行っています。
 また、桜井小学校が子どもを守る会の事務局となり、各地区への情報連絡を行っています。児童と地域の人が顔見知りになるように、小学校からの配布物を、児童が各地区のリーダーに届けています。
 「地域の子どもをみんなで守る」という意識を持って、多くの地域のかたに参加していただいていることは、地域の大きな財産であり、これからも見守り活動を続けていきます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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9月20日月曜日〜26日日曜日 「動物愛護週間」
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問 環境保護課 電話0465-33-1481

動物愛護週間は、みなさんに動物の愛護と正しい飼い方についての理解と関心を深めていただくために「動物の愛護及び管理に関する法律」で定められています。飼い主としての責任をもう一度考えましょう。

飼う前に、考えていますか。

 動物は最期まで世話をすることが原則です。飼い主の身勝手で動物を捨てないでください。最期まで責任を持って飼えるかどうか、飼う前に習性などを調べ、よく考えましょう。
 どうしても飼えなくなった場合は、絶対に捨てず、新しい飼い主を探してください。

鑑札や名札、マイクロチップをつけましょう。

 迷子になり飼い主のもとに戻ることができない動物は少なくありません。動物には飼い主の氏名、電話番号などの連絡先を記した首輪や名札、マイクロチップなどをつけましょう。

犬の登録と狂犬病予防注射を忘れずに。

 狂犬病予防法では、生涯1回の犬の登録、毎年1回の狂犬病予防注射、首輪に鑑札と狂犬病予防注射済票をつけることが義務付けられています。
 狂犬病は世界のあらゆる地域で発生している感染症で、特にアジアでは、ほとんどが犬にかまれることによって人が感染しています。現在、国内での感染例はありませんが、海外からの進入に備え、日ごろから予防しておくことが大切です。

ふん尿は適切に処理していますか。犬は放し飼いにしていませんか。

 犬のふんの始末は飼い主の義務です。散歩の際は、紙や袋などを用意しましょう。ふん尿の後始末の不徹底は感染症などの原因にもなります。
 また、犬を散歩させる際は必ずリードをつけて、制御できる人が行ってください。身勝手な放し飼いは県条例により禁止されています。

飼い猫が他人の敷地を汚さないよう管理できていますか。

 室外で猫を放し飼いにすることは、近隣に迷惑をかけたり、交通事故にあったり、感染症にかかる機会が多くなるため、室内で飼うことをおすすめします。

野良猫にえさだけを与えることはやめてください。

 えさだけを与えるのは、不幸な生命をつくることになります。
 えさをあげる場合は、繁殖やふん尿の始末にも責任を持ちましょう。

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市立病院職員採用試験
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問 経営管理課 電話0465-34-3175(内線3603)

 平成23年4月採用の職員を採用するため、試験を実施します。
[1]臨床検査技師
1次試験日 10月3日日曜日
受験資格 当該資格がある昭和57年4月2日以降生まれのかた
採用予定人数 2〜3人
選考 専門試験、小論文
◆1次試験合格者に対して、2次試験(面接)を行います。
[2]助産師・看護師
試験日 10月3日日曜日
受験資格 当該資格がある、または平成23年3月に取得見込みのかた
採用予定人数 50人程度
選考 小論文、面接

申込 [1][2]とも9月24日金曜日まで(必着)に、指定の申込書類に、有資格者は免許証の写しを添えて、直接または郵送で。
〒250-8558市立病院 経営管理課
※臨時の臨床検査技師・助産師・看護師も随時募集しています。

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#08:〈連載〉尊徳道歌のこころ
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問 尊徳記念館 電話0465-36-2381

尊徳道歌のこころ〈9〉 …小さなアブが教える教訓

〈「至誠」−相手の立場に立って物事を考える〉

文々と 障子にあぶの とぶ見れば 明るき方へ 迷ふなりけり

二宮尊徳がその教えを分かりやすく詠み上げた道歌は、現代の私たちが尊徳の教えを知るうえでも、確かな道しるべとなるものです。ここでは、そのうちのいくつかを連載で紹介します。

 陽の光を受けて明るく映える障子に、部屋の中から外へ出ようとするアブが、バタバタと体当たりする、そんな何気ない光景を詠んだ歌です。
 夏から秋にかけて、アブだけではなく、ハエやカ、部屋に迷いこんだチョウやトンボなどが、同じようにしているようすを見かけることも多いでしょう。
 どこかに留まってみたり、少し下がって周囲をよく見回しながらじっくりと考えてみれば、外に出られる道もあるのに、明るい障子に気をとられて、それを見つけることができません。
 「報徳」研究で知られる佐々井信太郎氏は、この歌に「迷いの歌」という題をつけました。外へ出る方法が見つけられないアブが、道に迷い、ただただ時間とエネルギーを無駄に使っているからです。
 尊徳も、桜町領(栃木県真岡市)の復興事業中、豊田正作らの反対や妨害にあって、このアブのように進むべき道に迷いました。
 けれども尊徳は、成田山新勝寺(千葉県成田市)で、厳しい断食修行に励んだ結果、「一円観」を悟り、以後、事業を順調に進めることができたといいます。
 現代の私たちも、ついつい目先のことにとらわれたり、欲に目がくらんだりして、正しい判断ができなくなってしまうことがあります。ありふれたアブの生態になぞらえて、尊徳は、そのようなことにならないよう、戒めているのです。

※協力 報徳博物館館長代理 齋藤清一郎さん

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「情報公開制度」と「個人情報保護制度」の平成21年度運用状況
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問 総務課 電話0465-33-1288

市民の皆さんの請求に応じて、市の公文書を公開する情報公開制度と、市が保有している個人情報をご本人に開示する個人情報保護制度。これら2つの制度の運用状況を報告します。

情報公開制度の運用状況

 情報公開制度により公文書の公開請求を行ったかたは355人、請求件数は610件でした。【表1参照】

個人情報保護制度の運用状況

 市が保有している個人情報の開示請求を行ったかたは40人、請求件数は41件でした。
 また、市が保有している個人情報の内容の訂正を求める請求や、その取り扱いの利用停止を求める申し出は、ありませんでした。【表2参照】

 また、財団法人小田原市公益事業協会、財団法人小田原市学校建設公社、財団法人小田原市体育協会、株式会社小田原水道サービスセンターの4団体が、情報公開、個人情報保護制度の指定団体に指定されていますが、いずれの団体にも請求はありませんでした。

【表1:情報公開制度の主な請求内容】

請求内容/担当課/決定/不開示理由

建築計画概要書/建築指導課/公開/−
下水道法に係る特定施設の設置事業所の一覧表/下水道総務課/公開/−
ボランティア保険の証券の写し、仕様書/地域政策課/公開  /−
事業計画書及び収支計画書/みどり公園課/公開/−
都市計画法に基づく開発行為における許可が下りた物件を対象とする、開発許可申請書・設計説明書・位置図・給排水計画図/開発審査課/一部公開/印影偽造防止のため

【表2:個人情報保護制度の主な請求内容】

請求内容/担当課/決定

救急報告書/消防総務課/開示
市立病院のカルテ/経営管理課/開示
市立病院のレントゲン写真/開示
診療報酬明細書/保険課/開示
印鑑登録証明書交付申請書/市民窓口課/開示

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#09:〈連載〉市民力/今月の笑顔
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フラワーガーデン友の会
小さな種から、大きく育つ
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 「苗づくりは想像以上に大変な作業でした」
 太陽がさんさんと降り注ぎ、蒸しぶろのようなビニールハウスの中で、ペチュニアに笑顔で水をあげる会長の天野忠明さん。
 フラワーガーデン友の会はその名のとおり、同施設をより市民の皆さんに親しんでもらおうと平成11年から市とともに活動してきました。そして、今年は新たな試みとして、マリーゴールドやペチュニアを種から育てようと奮闘しています。
 「土づくりからスタートし、5月末に種まき、その後ポットへ植え替え、会員が交替で水やりや芽摘みなどをしています。小さな種から約2,400株の苗へと成長し、先日花壇に植えつけました」
 手間のかかる作業が多いですが、メンバーの皆さんがやりがいを持って活動できるのは、一生懸命手入れした分、結果が出て、来園者に花がよくなった、と言われると嬉しいから。
 天野会長は「自分たちの活動だけではなく他の団体との連携も大切です。例えば私たちが育てた苗を、地域の商店街などに植えてもらえれば、小田原の印象がもっともっとよくなります。また、苗を他の団体に配付するなどし、市内の花壇を充実させ、緑化に対する意識の向上につなげていきたいですね」と、フラワーガーデンでの活動だけに留まらず高い理想を胸に秘め、日々活動しています。

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全国大会でまちを元気に!!
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社団法人小田原青年会議所 第53代理事長 吉澤芳之さん

ふるさとをよりよい地域にしていきたいという20〜40歳までの会員で構成されている(社)小田原青年会議所(以下青年会議所)。選挙の際に有権者が一票の重みや今後のまちづくりを考える機会となる公開討論会の開催や、小学生を対象とした思いやりの教育など、多岐にわたり活動してきました。
 長年の悲願であった全国大会は、いよいよ今月末から始まります。吉澤理事長は、「全国大会をきっかけにして、まちを元気にしていきたい。大会に合わせて行うさまざまな記念事業では、この地域の魅力を、全国からのお客様に存分にアピールし、さらにこの地域に住む人たちにも再認識してほしい」と言います。
 青年会議所2010年度のスローガンは、『覚悟』。「全国大会は、誘致活動などにかかわった多くの先輩たちの思いが詰まっています。全国大会のみを成功させるのではなく、その後のまちの活気につなげることが何より大切」と、吉澤理事長や会員の皆さんの『覚悟』は本物です。
 30歳のとき、友人の誘いで青年会議所に入ってから、精力的に活動する先輩達の姿を見て、仲間とともに力を合わせるうちに、だんだんとまちづくりへの思いが強くなったそうです。「今は自分が一番頑張らなければ」と意気込む吉澤理事長は、現在40歳。この12月に卒業しますが、その熱い思いがまた次代へと引き継がれます。

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#10:おいしいものが盛りだくさんの2日間 ふるさと食の祭典 〜小田原でおいしいものみつけた〜
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問 産業政策課 電話0465-33-1511

日時:10月2日土曜日・3日日曜日午前11時〜午後4時
場所:小田原城二の丸広場・銅門広場・青物町商店街周辺

9月29日水曜日〜10月3日日曜日、全国各地の青年経済人が集う公益社団法人日本青年会議所全国会員大会が市内各所ほかで開かれます。
(社)小田原青年会議所の尽力により開催されることとなったこの大会には、全国各地から約1万人が参加されます。
大会の開催に合わせて、地域の魅力を存分に感じていただくための事業や、子どもたちの生きる力・郷土に対する思い・愛着をはぐくむ事業など、さまざまな記念事業が予定されています。【左上囲み参照】
ここでは、市民のかたにもお勧めの、「ふるさと食の祭典〜小田原でおいしいものみつけた〜」をご紹介します。

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日本全国おいしい丼大集合 【全国丼サミットおだわら2010 D-7】
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 いつもは、現地でなければ食べられない全国各地のご当地丼が小田原で食べられます。あなた好みの丼を見つけてください。
〔出店するご当地丼〕
●小田原どん
●仙台づけ丼(宮城県)
●能登丼(石川県)
●おらが丼(千葉県)
●渥美半島どんぶり街道(愛知県)
●どんぶり王国宇和島(愛媛県)
●日豊海岸ぶんご丼街道(大分県)

※「全国丼サミットおだわら2010 D-7」は、宝くじの助成金を得て開催します。

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ご当地丼&全国丼サミット
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 「食べておいしい」丼の魅力で、各地域の名産や特色を全国へ発信するご当地丼。ご当地グルメは、地産地消、地場産業育成、地域経済活性化など、その役割と可能性が注目されています。
 「全国丼サミット」は、今年1月に石川県金沢市で開催された「全国丼サミットいしかわ2010」に引き続き、今回が2回目。地域間連携・協力の輪を広げ、丼による地域活性化の更なる発展を図ります。

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あなたはもう食べた? 小田原どん!!(市内20店舗で絶賛提供中)
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 平成21年2月から順次お目見えしている「小田原どん」。小田原の地の食材を一品以上使用し、伝統工芸品・小田原漆器の“丼”に盛ります。各店舗のこだわりと技、小田原自慢の食材…。遠来のお客様に小田原の魅力を存分に堪能していただくだけでなく、小田原に住む私たちもぜひ味わい、小田原の技と食の恵みを再認識しませんか。

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県西地域のご当地グルメを味わえる【ふるさとうまいもの市】
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 小田原どんのみならず、県西地域には、地域を元気にするご当地グルメや地場産品がたくさんあります。聞いたことはあっても、実際に食べたり触れたりしたことがないかたも多いのではないでしょうか。ふるさとうまいもの市では、県西地域の魅力が一度にたくさん味わえます。
●県西地域ご当地グルメ…かまぼこどっく、湯河原担々やきそば、開成町・郷弁、南足柄まさカリー、箱根スイーツほか
●小田原おでん会による「小田原おでん」と友好地域「静岡おでん」の友情出店
●木製品販売・製作体験コーナー(箱根物産連合会)
●小田原総合ビジネス高校チャレンジショップ「Gestoreおだわら」の出店

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日本青年会議所全国会員大会そのほかの記念事業
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★親子で学ぶ、いのちの大切さ
ベテラン助産師の鈴木せい子さんを招いた講演会、疑似体験を通じて、いのちの大切さをみんなで考えます。
【日時・場所】9月19日日曜日午後1時30分〜3時30分・マロニエ
【対   象】小学生(4〜6年)と保護者、一般 
【定   員】100組・先着順

★未来へ生きる君たちへ
[1]大会記念道徳ライブ
小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町の小・中学生から募集した「地域の魅力」や「自分の夢・希望」をもとに、シンガーソングライターの大野靖之さんが作成した記念ソングの披露と道徳ライブ。
[2]親力・大人力再生講座
暴走族・総長、逮捕といった実体験を生かした“体当たり子直し”で知られる伊藤幸弘さんの講演。
[3]夢育成講座
前サッカー日本代表監督 岡田武史さんの講演。
【日時・場所】10月3日日曜日午後1時〜5時30分・市民会館
【対   象】小・中学生と保護者、一般
【定   員】1,000人・先着順

【申込】小田原青年会議所へファクスで。申し込み用紙は、小田原青年会議所事務所や市産業政策課、各支所などの市公共施設ほかにおいてあるチラシまたは、小田原青年会議所のホームページからダウンロード。
【問】 小田原青年会議所 電話0465-22-6381 FAX0465-22-8200
    ホームページ http://www.odawara-jc.or.jp/

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#11:〈連載〉あの日 あのとき 小田原
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市制施行から70年という節目の今年。
先人の営みより継承されたもの、自然事象とともに刻んだ足跡、古きよき故郷の懐かしい面影など、
小田原の歴史には「無尽蔵の市民力」へとつながることがたくさんあります。
ここでは、そうした記録と記憶をたどります。

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第6回 災害復興と新しい小田原
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1923年9月1日午前11時58分

 相模湾西部を震源とするマグニチュード7.9の大地震、『関東大震災』が小田原を襲いました。
 記録によると当時の小田原町では人口26,668人のうち、2,288人が死傷、5,155世帯のうち、2,446戸が全半壊し、2,126戸が火災で消失という大惨事になりました。
 警察はそのようすを、『大波に漂う廃船のごとく生物の全部が恐怖と戦慄に満ち、阿鼻叫喚は随所に湧き起り猛火は烈風に煽られ…』と記しています。『関東大震災』のすさまじさがうかがえます。

記憶を記録へ 片浦村の人々の思い

 特に被害の大きかった片浦村の根府川地区では、大きな地すべりが起こり、ほとんどの家屋が倒壊し、土砂に埋没してしまいました。ちょうどそのとき、根府川駅に入ってきた小田原発真鶴行きの列車は、根府川駅もろとも海中に転落。当時の駅舎は今も相模湾の底に眠っています。
 年月が経過するとともに当時の体験や復旧のようすを伝えることができる人が少なくなっています。そこで、「後世に関東大震災を伝えていかなければ」と、片浦地区では、昭和50年ごろから、震災体験者に聞き取りを行い、本にまとめました。今後の震災への対策や避難、決してデマには流されてはならないなど、地域の人々の思いが込められています。

復興そして、現在、未来

 震災後、小田原町復興会が結成され、都市基盤の修繕が進められました。
しかし、震災の打撃は大きく、当時は世界的不況下にあったため、小田原の経済は低迷します。
 約10年が経過したころ、ようやく新しい町の体制も整い、賑わいを取り戻し、市制施行への気運が高まりました。
 今、小田原で安心して暮らせるのは、災害を乗り越えた人々の力があってこそ。
 あの未曾有の大災害から87年が経過した今、過去に起きた災害を教訓に、『災害に強いまち小田原』づくりを着々と進めていかなければなりません。

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表紙の言葉
「千代小学校と大ケヤキ」
小田原ふるさとの原風景百選 No.71
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校庭の真ん中に立つケヤキの大木。
昭和40年ごろまでは、大きな松の木も10本ほどありました。
運動の邪魔になることもある大ケヤキですが、さわやかな木陰で
元気に遊ぶ子どもたちの胸に、思い出の場所として焼きつくことでしょう。

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まちづくり情報誌 小田原
毎月1日発行
No.1018
発行●小田原市 〒250-8555 小田原市荻窪300番地 市役所総合案内 電話0465-33-1302
編集●広報広聴室 電話0465-33-1261・FAX0465-32-4640  〈C〉小田原市2010・9
7月1日現在 小田原市の人口198,586人 78,823世帯
広報おだわらは、資源保護のため再生紙を使用しています。
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