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広報小田原 第1082号

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広報小田原 第1082号

平成25年5月1日 発行

#01 にぎわう中心市街地へ 本格的に動き出す事業
#02 平成25年度 当初予算の概要
#03 小田原の魚を味わおう
#04 地域子育てひろば
#05 胃がんリスク検診が始まります
#06 おだわら情報
#07 〈連載〉ケアタウンの輪/〈連載〉今月の笑顔
#08 〈連載〉梅花ちゃんと黒松おじいさんの社会科見学
#09 〈連載〉私のおススメ☆あなたのおススメ


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テキスト版

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#01 にぎわう中心市街地へ 本格的に動き出す事業
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「にぎわいがない」、「人通りが少ない」といわれて久しい小田原駅周辺。
景気低迷やライフスタイルの変化により売り上げが減少する中で、撤退する店舗もあります。
市では、一過性ではない蓄積性のある継続的な活性化を目指し、計画的に事業に取り組んでいきます。

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中心市街地活性化基本計画 内閣総理大臣より認定
にぎわいのある中心市街地を目指して
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市では、中心市街地が持つ優れた地域特性や資源を最大限に活用することでまちの魅力を高めようと、中心市街地活性化基本計画を策定しました。市の事業や、多様な民間主体の事業を計画に位置づけ、官民挙げて活性化施策を推進します。
【問】産業政策課 電話 0465-33-1518

法に基づく計画
 この計画は、中心市街地の活性化を目指して制定された「中心市街地の活性化に関する法律」に基づくものです。計画期間は平成25~29年度の5年間で、3月29日に県内初の計画として内閣総理大臣より認定されました。
 認定を得たことで、事業を進めるうえでさまざまな国の支援を受けることができます。

疲弊する中心市街地
 中心市街地は、歴史的に培われた文化や伝統が根づき、都市機能が集積し、まちの中核としての役割を果たしてきました。しかし今、長引く景気低迷やライフスタイルの変化により、中心市街地は疲弊しています。
 平成元年と24年の人口を比べると、市全体では2.6パーセント増であるのに対し、中心市街地では12.0パーセント減となっています。年間商品販売額は、平成3年と19年を比べると市全体では38.2パーセント減であるのに対し、中心市街地では55.4パーセント減。そして、平成元年と23年の中心市街地の流動客数を比べると61.6パーセント減となっています。

一過性の活性化策から蓄積性のある活性化策へ
 市ではこれまで、活性化に向けたさまざまな取り組みを進めてきましたが、これからは、イベントなどの事業による一過性の活性化だけではなく、多様な主体の連携による効果的な事業の展開や、小田原の暮らしぶりに根づいた継続性、蓄積性のある活性化を進める必要があります。
 この計画では、「歴史都市として培われてきた地域資源や人々のなりわいを通じて、多くの人が行き交い、豊かな時間を味わうことのできるにぎわいのある中心市街地」を将来像として目指していきます。

基本方針1 訪れたくなる・歩きたくなるまちづくり
基本方針2 住みたくなる・暮らしやすいまちづくり
基本方針3 持続可能な地域経済の再構築

これらの基本方針を推進するために位置づけられた事業
小田原地下街再生事業、芸術文化創造センター整備事業、お城通り地区再開発事業、清閑亭活用事業、持続可能な商店街づくり事業、小田原宿観光回遊バス運行事業 など

中心市街地のゾーン形成図
将来像を見据えたゾーン形成のコンセプト
中心市街地において、歴史・伝統・生活文化などの地域特性を生かしたゾーニングを行い、各ゾーンの特性を最大限に発揮することで、来街者への魅力を発信するとともに、住民にとっての居住価値を高め、豊かな時間や空間を創出していきます。

広域交流ゾーン
県西地域の生活拠点および富士・箱根・伊豆交流圏の玄関口である小田原駅を中心に、商業・観光・情報などの拠点としての機能を集中的に配置し、広域交流を促進する。

歴史・文化ゾーン
小田原城跡を中心に、市民や来街者が小田原の歴史・文化に関する理解や認識を深めることのできるゾーンとする。

伝統の街なみ形成ゾーン
かまぼこや削り節、干物などの水産加工業にみる歴史と伝統を受け継ぐなりわいと一体となった良好な環境を形成し、観光商業の充実を図る。

複合市街地ゾーン
居住環境と生活サービス、商業・業務機能が調和した、地域コミュニティの再生による商店街の活性化を目指す。

住居・文教ゾーン
武家屋敷の面影を残す閑静な街なみ景観の保全に努めるとともに、小田原文学館の活用を進め、本市にゆかりのある文学者の発掘・紹介などを行い、歴史と文学のまち・小田原の個性を強化する。

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小田原地下街の再開へ!!
地域経済活性化の拠点として
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駅に隣接する立地条件を生かした、小田原の魅力的な地域資源の情報発信。地下街からまちなかへの回遊促進。
地域経済の振興や中心市街地の活性化を図る拠点施設として整備します。
【問】市街地整備課 電話 0465-33-1596

再生のコンセプト
日常と観光が重なる楽しさの創造
 小田原駅につながる地下街には、日常的な目的で利用する市民と、観光目的で利用する来街者が訪れます。市民と来街者の交流による地域振興など、新しい公共空間の創出を目指します。

歩行者動線の強化
駅直結・商店街直結のエスカレーターを新設
 地下街再開に合わせ、駅側と錦通り側にエスカレーターを新設します。歩行者の安全性と利便性の向上を図り、駅前を通行する歩行者が、主に地下歩道を通る流れを作ります。

安全な施設に
長期視野で取り組む
地下街再生の事業費
 地下街は、昭和51年の開業以来、空調設備や電気設備などの大規模な修繕をしていません。そのため、故障が起きやすくなっており、大規模な修繕をしないとこのまま使い続けることができません。利用者の皆様に安全で快適に利用してもらえるよう、設備の更新やエスカレーターの新設などに総事業費約26億円が必要です。
 国からの補助金を充てるとともに市債を活用し、財源を確保し、負担の平準化を図ります。

地下街の運営
 地下街は、市と、商業施設部分の運営者、タウンカウンター・イベント広場運営主体が連携して運営していきます。商業施設部分の運営費収支は、上の表のとおり試算しており、公共通路部分の維持管理費とタウンカウンター運営費などが別途必要です。

経済波及効果
 地下街再開による市内への経済波及効果は、工事年度から開業10年後までの総額で約130億円と推計されています(株式会社浜銀総合研究所推計)。

4つのゾーンで構成
 新しい地下街は、(1)お城通り側の「小田原ゾーン」、(2)東通り側の「物販ゾーン」、駅側の(3)「飲食ゾーン」、(4)「サービス・カルチャーゾーン」で構成する計画です。

今後の作業と開業目標時期
 現在、開業準備作業と具体的な設計を行う実施設計を行っています。実施設計が整った後に改修工事を行い、平成26年秋の開業を目標としています。
 実施計画は、ホームページからダウンロードできます。

HOME PAGE:トップページ上のバー「市政情報」をクリック→「小田原駅・小田原城周辺のまちづくり」の「小田原地下街再生事業について」→「小田原地下街再生事業実施計画」

商業施設部分の収支試算
商業施設部分の収入(単位:千円)
営業収益/173,435
(テナント賃料収入/145,546/共同管理収入含む)
(直接管理収入/24,889/テナントの光熱水費など)
(その他収入/3,000/倉庫・ロッカー収入)
販売促進費/17,552/テナント売り上げの1%
収入計(A)/190,987

商業施設部分の支出(単位:千円)
運営委託費/17,000/PM(※)受託者の人件費および諸費用
物件費/31,815/施設の光熱水費など公道部分と案分
諸経費/5,000
地代/22,000
業務委託費/54,166/保安警備・設備管理・清掃など公道部分と費用案分
修繕費/6,536/公道部分と費用案分
販売促進費/17,552/テナント売り上げの1%
支出計(B)/154,069
※ 施設管理、販売促進、ショップ支援などの商業施設運営を行う業務

商業施設部分の損益(単位:千円)
損益(A)-(B)/36,918

開業準備から開業後10年程度の施設再開・設備更新にかかる費用(税込み)
総事業費 25.82億円
施設再開にかかる費用 18.27億円
工事費 15.77億円
設計費 0.75億円
工事監理費・内装監理費・各種行政手続きなど 1.0億円
開業準備費など 0.75億円

開業後、設備更新などにかかる費用 7.55億円(おおむね10年程度)
設備更新工事費など 6.95億円
左記に伴う設計費・工事監理費 0.6億円
※開業後、商業部分のリニューアルが生じた場合の設計費、工事費、監理費、リニューアル業務委託費、開業宣伝費などは別途

1 小田原ゾーン
  小田原の地域資源・モノづくりを発掘、発信し魅力を発信するエリア(地域資源の情報発信)
2 物販ゾーン
  小田原駅前に不足しているモノ・サービスの充足エリア
3 飲食ゾーン
  新鮮な小田原素材を生かした地産地消メニューのレストラン
4 サービス・カルチャーゾーン
  駅前の利便性の向上にぎわい・コミュニティを作り出す店舗

小田原クリエイター(ものづくり情報発信)
→小田原のものづくり
 職人・作品の紹介
→ワークショップ体験も定期的に行い、小学校などとも定期的に連携

小田原ファクトリーカフェ
→小田原の農産物を加工販売、飲食提供するファクトリーカフェ
→ワークショップ体験も定期的に行い、小学校などとも連携

総菜
→和総菜・洋総菜・漬物梅干
→小田原の素材を使ったメニュー
→地域住民への総菜、観光客の弁当

スイーツ
→小田原周辺の素材を生かした限定商品
→和菓子および洋菓子業態

農産物直売
→小田原の朝取り野菜・果物の直売所
→小田原の農業の情報発信

水産品
→小田原漁港直送の水産物
→魚総菜の展開
→小田原の加工技術の情報発信
→水産加工品の新商品新業態

ワゴン催事販売
イベントに合わせたワゴン催事によるにぎわいの創出

物販ゾーン
→小田原ゾーンとの買い回り・補完機能
→地域住民の生活の利便機能
→日常使いの生活雑貨の展開
→小田原ゾーンで展開していない食物販

イベント広場
広場としての休憩スペースだけでなく、FMラジオの公開放送や体験型ワークショップの開催などのイベントや情報発信を行う。

錦通り側
階段・エスカレーター整備(開業に合わせ整備)

タウンカウンター
→商店街や地場産業などと連携し、まちの魅力を発信
→地域との連携による小田原の情報の一元化
→各イベントとの連携

小田原駅側
エスカレーター整備(開業に合わせ整備)

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芸術文化創造センター
設計候補者決定!!
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小田原の創造的な活動の源泉となる芸術文化創造センター。
芸術文化の拠点のみならず、街全体の回遊性を高め、中心市街地活性化やにぎわいを生み出す施設となることが期待されています。
【問】文化政策課 電話 0465-33-1702

平成28年度完成を目指して
 市では、平成28年度の完成を目指し、平成22年度に「基本構想」を、平成23年度には基本構想を具体化し、整備推進方針を定めた「基本計画」を、平成24年度には管理運営の在り方について基本的な方針を定めた「管理運営基本計画」を策定するなど、オープンに向けた整備を進めてきました。
 昨年12月には設計者を募集。全国から46者の参加がありました。

市民を交えて設計候補者を決定
 1月6日の第1次審査、3月9日の第2次審査を通過した5者が3月20日の第3次審査の公開プレゼンテーションで技術提案書を説明しました。
 最終選考に臨んだのは、 株式会社新居千秋都市建築設計、 株式会社大宇根建築設計事務所、有限会社香山壽夫建築研究所、三菱地所設計・佐藤尚巳建築研究所設計共同体、有限会社SANAA事務所。
 第2次審査からは公募による市民が審査を見守りました。さらに、第3次審査では、5者の説明を踏まえた市民意見が設計者選定委員会に出され、選定には市民意見が反映されています。
 審査の結果、(1)市民の芸術活動意欲を喚起する創造性、(2)歴史都市小田原の都市的な環境価値を上げる建築を設計する可能性、(3)市民との協働者としての適性といった観点から 株式会社新居千秋都市建築設計が最優秀者として選定されました。

いよいよ基本設計に着手
 芸術文化の拠点として市民が利用しやすく、また小田原のまちににぎわいを創出する施設とするため、基本計画でまとめられた整備方針などを踏まえ、プロポーザル案が作られました。この案を基に市民、設計者、専門家を交えた「市民ワーキング」で検討を重ね、市民意見をまとめます。そのうえで、設計者と専門家が「整備推進委員会」で設計精度を高め、基本設計を完成させていきます。

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市民ワーキングメンバー募集!
市民のための芸術文化創造センターを市民の力で
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→活動内容
 基本設計、管理運営実施計画の策定に向け、市民にとって使いやすい施設、運営、組織などを、ハード・ソフト両面から検討していきます。
→活動期間
 平成25年6月から26年3月を予定
→応募資格
 高校生以上で次のいずれかの条件を満たすかた。
 →基本計画市民検討委員会または管理運営計画市民委員会委員。
 →市内に在住、在勤、在学のかた、または市内の文化施設を利用されるかたで、この計画の推進に積極的に取り組む意欲のあるかた。
→応募方法
 6月10日月曜日までに、文化政策課、支所・連絡所、市民会館、市ホームページにある募集要項を確認のうえ、必要事項を記入し、文化政策課に直接または郵送、メールで。

HOME PAGE:トップページ上のバー→「暮らしの情報」をクリック→「生涯学習/文化」の「芸術文化創造センター(市民ホール)」→「芸術文化創造センター基本設計」

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プロポーザル案[株式会社新居千秋都市建築設計]市民説明会
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→市民会館大ホール
 日時:5月17日(金) 午後7~9時
→かもめ図書館
 日時:5月26日(日) 午後3~5時

株式会社新居千秋都市建築設計 代表取締役 新居千秋
経歴
1948年 島根県生まれ
1971年 武蔵工業大学工学部建築学科卒業
1973年 ルイス.I.カーン建築事務所
1980年 新居千秋都市建築設計設立
2008年 東京都市大学教授(旧:武蔵工業大学)

主な実績
1995年 黒部市国際文化センター(8,886平方メートル:886席)
    日本建築学会賞(作品)
2002年 横浜赤レンガ倉庫(17,163平方メートル:418席)
    グッドデザイン賞
2008年 大船渡市民文化会館・図書館(9,290平方メートル:1,100席)
    日本建築大賞 他

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新たな息吹を
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 多くのかたが活気を求めながらも、新しい事業の動きが目に見える形で表れてこなかった小田原駅周辺。
 歴史都市として培われてきた小田原ならではの地域資源や、多くの路線が乗り入れるターミナル駅をはじめとする都市機能の集積といったまちの資産に、新たに地下街や芸術文化創造センターの新しい機能が加わります。
 新たな息吹が感じられる小田原駅周辺は、交流人口の拡大による地域の活性化を目指していきます。
 「小田原の暮らしぶり」や「小田原らしさ」といった小田原の魅力を求めて訪れる来街者。市民が日常的に小田原駅周辺を訪れ、生き生きと活動することで、来街者にも小田原の新しい魅力が伝わります。

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SHISEI~至誠・市政~ 地下街の新たな使命 小田原市長 加藤憲一
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 市議会3月定例会にて、市の平成25年度予算案が全て承認されました。その中で、地下街実施計画に基づく実施設計と開業準備の予算が認められ、地下街は26年度半ばのグランドオープンに向けて大きな一歩を踏み出しました。
 商業施設として過去に2度の失敗を経験、ここ数年間はシャッターの閉まった地下通路でしかなかった地下街。小田原駅に接するという一等地にありながら閉鎖が続くその姿は、小田原経済衰退の象徴として受け止められ、市内外からの中心市街地への新たな投資が手控えられる、直接間接の判断材料にされていました。
 この地下街を今後どのように活かしていけるのか、いくべきなのか。市長就任当初に設置した検討委員会からの提言に沿って進めてきました。しかし、景気低迷に加え、一等地ではあるが地下のため視認性が劣ること、老朽化の進んだ各種設備などに巨額の更新投資が不可避であることなどから、民間事業主体の参入が見込めない状況下、これまでさまざまな意見や議論がありました。しかし、小田原には経済振興の大いなる可能性があり、元気であることを示すためにも、市が責任を持ってこの空間を再生し、新たな役割と機能を与えていくべきと決断。再生計画策定を経て、実施計画をまとめてきました。
 小田原が誇る地域資源の魅力を商品やサービスの形で表現し、強力に情報発信をすることにより、年間3,500万人の小田原駅利用者の何割かを新たな交流人口として街なかに引き入れる。周辺の商店街や生産地・観光スポットなどと連携し、地下街から小田原各地への回遊を大幅に増やす。それらによる活性化効果を、地域全体で享受する。その拠点施設に、地下街を生まれ変わらせるという方針です。
 すでに、JR東日本グループとの精力的な共同作業を経て、地下街を構成するさまざまな要素は出そろってきています。しかし、これまでに寄せられた市民意見や、事業者および議会などからの指摘を踏まえ、さまざまな不安を可能な限り払拭し、課題を解決しながら組み立てていく必要があります。そして何より、新しい地下街を「自分たちの場所」として、一人でも多くの市民や事業者の皆さんに愛して使っていただけるよう、共に創り育てていくプロセスと仕組みを確保しながら、再開に向け着実に作業を進めてまいります。

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#02 平成25年度 当初予算の概要
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市議会3月定例会で議決された平成25年度当初予算をお知らせします。
【問】財政課 電話 0465-33-1312

予算の規模
 市の財政は、欧州の金融・財政不安の影響などにより、依然、厳しい状況が続いています。平成25年度当初予算は、平成23年度にスタートした第5次総合計画「おだわらTRYプラン」の将来都市像「市民の力で未来を拓く希望のまち」の実現に向け、市民生活に必要なサービスの維持向上を図り、課題解決に向けた取り組みを推進するため、次の方針に基づき予算を配分しました。

1 先導的施策および具体的補強の推進
2 新しい公共の育成・活発化
3 既存施設・設備の維持保全や更新への注力
4 重要懸案事業の着実な実施
5 いのちを守り、安心して暮らすことのできる地域圏の形成

総額 1,394億7,607万4,000円
一般会計 587億円
特別会計(11会計) 631億円
企業会計(2会計) 176億7,607万4,000円

一般会計
福祉や教育、まちづくりなどの、市の基本的な行政事務を行うための会計で、市税収入などを主な財源としています。
特別会計
特定の事業から得られる収入で、その事業を行い、一般会計とは別に経理する会計です。天守閣事業、下水道事業、介護保険事業など、全部で11の会計があります。
企業会計
地方公共団体が経営する企業として、独立採算制を基本に、その事業に伴う収入で運営される会計で、水道事業と病院事業の2つの会計があります。

一般会計
歳入予算
歳入予算の内容(自主財源・依存財源)
計 587億円
自主財源 373億5,700万円(63.64%)
市税 316億5,800万円
使用料および手数料 16億1,800万円
諸収入 15億8,600万円
その他自主財源 13億9,500万円
繰越金 11億円
依存財源 213億4,300万円(36.36%)
国庫支出金 92億7,800万円
市債 43億2,400万円
県支出金 37億4,200万円
地方消費税交付金 19億円
地方交付税 11億5,000万円
その他依存財源 9億4,900万円

歳入予算
 最も大きな割合を占めるのは市税です。依然として厳しい経済情勢の影響を受けながらも、前年度より微増となっています。
 歳入のうち、市が自主的に収入できる市税などを「自主財源」といいます。自主財源の大きさは、行政の施策の自主性と安定性に関わり、できるだけ多く確保することが重要となります。

歳出予算
歳出予算の内容(性質別予算)
計 587億円
義務的経費 305億100万円(51.96%)
扶助費 155億1,700万円
人件費 90億5,500万円
公債費 59億2,900万円
投資的経費 45億5,400万円(7.76%)
単独事業 34億2,000万円
補助事業 11億3,400万円
繰出金 99億200万円(16.87%)
その他経費 137億4,300万円(23.41%)
物件費 92億5,900万円
補助費など 35億3,100万円
その他経費 9億5,300万円

性質別予算(支出の性質で分類)
■義務的経費
 支出が不可欠な、人件費・扶助費・公債費です。人件費、公債費は、前年度に比べ減少していますが、扶助費は生活保護世帯の増加などにより、増額となっています。
■投資的経費
 道路や施設など、将来にわたる資本の形成につながる経費です。前年度と比較し、0.07%の微減となっていますが、国の緊急経済対策に伴い、平成24年度3月補正予算で対応している事業もあり、積極的な投資を進めています。

歳出予算の内容(目的別予算)
計 587億円
民生費 238億300万円
総務費 67億9,000万円
衛生費 62億8,800万円
公債費 59億2,900万円
土木費 57億9,200万円
教育費 54億8,500万円
消防費 23億3,100万円
商工費 9億8,900万円
農林水産業費 6億6,700万円
その他(議会費・労働費・予備費) 6億2,600万円

目的別予算(支出の目的で分類)
 民生費は、小児医療助成費の対象年齢拡大、国民健康保険事業特別会計などへの繰出金の増加などにより、前年度に比べ約11億2,600万円の大幅な増額となっています。総務費では、芸術文化創造センターの基本設計、土木費では、お城通り再開発事業、小田原地下街再生事業などを行います。

特別会計・企業会計
平成25年度当初予算額と対前年度伸び率
特別会計
競輪事業 129億4,000万円 ▲7.25% 公営競技の競輪事業を実施しています。
天守閣事業 1億6,600万円 ▲2.35% 小田原城天守閣の維持管理や特別展の実施により観光客の誘致に努めています。
下水道事業 78億9,000万円 ▲18.24% 下水道施設の維持管理や新規整備により生活環境の維持向上に努めています。
国民健康保険事業 219億3,600万円 3.34% 国民健康保険料と公費をもとに、国民健康保険制度を運営しています。
国民健康保険診療施設事業 3,400万円 3.03% 片浦診療所を運営しています。
公設地方卸売市場事業 1億4,800万円 20.33% 青果卸売市場と水産卸売市場を運営しています。
介護保険事業 120億6,000万円 7.20% 介護保険料と公費をもとに、介護保険制度を運営しています。
宿泊等施設事業 3億2,700万円 ▲34.73% ヒルトン小田原リゾート&スパの施設を所有し、貸し付けを行っています。
後期高齢者医療事業 37億1,300万円 3.72% 原則75歳以上の高齢者に医療給付を行っています。
公共用地先行取得事業 1,800万円 ▲93.68% 芸術文化創造センター・お城通り地区の整備に先立ち、事業用地の先行取得を進めています。
広域消防事業 38億6,800万円 皆増 2市5町の消防広域化により、救急救命体制の充実・強化に努めています。
計 631億円 3.83%

企業会計
水道事業 48億8,045万8,000円 9.30% 水道施設の計画的な維持更新を進め、安全・安心な水道水を安定供給します。
病院事業 127億9,561万6,000円 3.80% 県西地区の基幹病院である小田原市立病院を運営しています。
計 176億7,607万4,000円 5.27%

市債残高の推移(全会計)
 市では、新規の市債の借入額を、元金返済額を超えない範囲にとどめることを基本に、市債残高の縮減に努めています。
 平成25年度末の市債残高は、一般会計、特別会計、企業会計を合わせた全会計で約1,085億円となる見込みで、これは、市債残高のピークであった平成14年度末の1,421億円から約336億円の減となります。

H14年度 1,421億円
H15年度 1,390億円
H16年度 1,368億円
H17年度 1,352億円
H18年度 1,314億円
H19年度 1,271億円
H20年度 1,226億円
H21年度 1,200億円
H22年度 1,154億円
H23年度 1,118億円
H24年度 1,106億円
H25年度 1,085億円

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平成25年度当初予算の主な事業
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将来都市像「市民の力で 未来を拓く 希望のまち」の実現へ向けた4つの「まちづくりの目標」に対応する主な事業の平成25年度当初予算をお知らせします。
※予算額は、万円未満を切り捨てて表記しています。

[将来都市像]市民の力で未来を拓く希望のまち

[まちづくりの目標 政策の方向]
■いのちを大切にする小田原…福祉・医療、暮らしと防災・防犯、子育て・教育
■希望と活力あふれる小田原…地域経済、歴史・文化
■豊かな生活基盤のある小田原…自然環境、都市基盤
■市民が主役の小田原…市民自治・地域経営

いのちを大切にする小田原
暮らしと防災・防犯
■平和施策推進事業(平和都市宣言20周年記念事業費)…195万円
■避難施設整備事業…1,092万円
■災害対策用資機材整備事業…971万円
■道路維持管理体制強化事業・河川水路維持事業(災害応急復旧)…600万円
■消防団資機材整備事業(デジタル簡易無線整備費など)…739万円
■広域消防事業…38億6,800万円
 3月31日に広域消防体制が発足し、新たにスタートした小田原市消防本部。増加する救急要請に対応するため、救急救命体制の充実・強化を図ります。

子育て・教育
■小児医療費助成事業(対象年齢拡大分)…3,700万円
■未熟児養育医療費助成事業…1,201万円
■子ども・子育て支援事業計画推進事業…306万円
■子どもにやさしいまちづくり事業…24万円
■民間保育所運営費補助事業(保育士等処遇改善臨時特例事業費補助金)…4,450万円
■公立保育所管理運営事業(桜井保育園乳児室増設等工事請負費)…785万円
■教育ネットワーク整備事業…1億1,242万円
■放課後児童健全育成事業(対象学年拡大分)…740万円
■学校施設維持管理事業(防水改修、エレベータ改修)…4,595万円
 昨年度、屋上に防水改修を施した矢作幼稚園。今年度も、各小中学校で、外壁工事や防水改修などを行います。

福祉・医療
■ケアタウン推進事業…421万円
■高齢者福祉介護計画策定検討委員会運営事業…28万円
■アクティブシニア応援ポイント事業…28万円
■障がい者自立支援医療費給付事業(育成医療給付費)…297万円
■がん検診事業(胃がんリスク検診)…1,782万円
■複合型介護予防教室運営事業…189万円
■予防接種事業(高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種)…1,348万円
 肺炎による死亡者の9割が高齢者です。「肺炎球菌」による肺炎を予防する高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種費用の一部助成を始めます(75歳以上)。

希望と活力あふれる小田原
地域経済
■地域産木材利用拡大事業…757万円
■魚ブランド化促進事業…100万円
■商店街団体等補助事業(持続可能な商店街づくり事業費補助金)…660万円
■小田原ブランド推進事業(小田原プロモーションフォーラム活動推進事業費補助金)…50万円
■食による商店街活性化事業(小田原スイーツ事業費補助金)…80万円
■小田原地下街再生事業 …8,535万円
■ウオーキングタウン推進事業…279万円
■観光PR事業(観光まちづくり推進懇話会開催費)…12万円
■木育推進事業(ウッドスタート事業費)…100万円
 森の再生と林業再生を目指した取り組みの一つとして、引き続き木育活動を進めていきます。赤ちゃんが初めて手にする「木のおもちゃ」を小田原の間伐材を使って作り、木育体験に参加した妊婦さんなどに配るウッドスタート事業などを開始します。

歴史・文化
■芸術文化創造センター整備事業…3億9万円
■指定文化財等保存管理事業(歴史的建造物保全調査・指導謝礼)…12万円
■本丸・二の丸整備事業(御用米曲輪整備費・天守閣模型調査関係費)…5,702万円
 御用米曲輪の調査。戦国時代、この場所が小田原城の中心地であった可能性が高まっています。全容解明に向けた調査を続けるとともに、土塁切り通し部分の擁壁設置、樹木の整理などを行います。

豊かな生活基盤のある小田原
自然環境
■環境再生活動推進事業(環境市民活動促進事業費など)…242万円
■地球温暖化防止機器設置等補助事業(住宅用太陽熱利用システム設置補助金・家庭用燃料電池システム設置補助金・住宅用太陽光発電システム設置補助金など)…2,160万円
■生ごみ堆肥化推進事業…454万円
■荻窪駒形水車発電モデル事業…120万円
 荻窪駒形水車。かつては、二昼夜かけて米つきを行っていました。現在、市内の水車はこの一基のみとなり、貴重な設備です。改修を行い、再生可能エネルギー活用のシンボルとして、水車を使った発電の検討・設置を市民とともに行います。

都市基盤
■小田原駅・小田原城周辺まちづくり、お城通り地区再開発事業(暮らし・にぎわい再生事業費補助金)…5億4,565万円
■汚水管渠整備事業…8億2,200万円
■雨水渠整備事業…2億1,432万円
■上水道管路等整備事業…10億円
■橋りょう新設架替事業…1億398万円
 天神橋の架け替え工事。県が行っている森戸川河川改修事業に合わせ、工事を進めています。この他にも、舟子川仮設橋の工事も予定しています。

市民が主役の小田原
市民自治・地域経営
■都市セールス事業…1,335万円
■市庁舎耐震改修事業…5,880万円
■市有建築物長期保全事業…2,400万円
 市有建築物の多くは、建設後、相当の年数が経っているため、劣化状況などの調査を始めます。調査結果を踏まえ、長期保全計画、維持修繕計画を策定。計画的な維持保全による安全性の確保などに努めます。

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#03 小田原の魚を味わおう
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アジがおいしい季節になりました
市の魚であるアジの名前の由来は、「味」のよさといわれ、「鯵」という字は、「元気に群れる魚」を表現しているという説があります。また、「参」が表す旧暦の3月、現在の暦の4~5月頃からおいしくなるため、「鯵」と書くようになったともいわれています。
春から初夏は小田原のアジがおいしい季節です。
旬のアジをはじめ、小田原で獲れる魚は、どうしておいしいのか。
小田原の海、小田原の定置網だからこそ、小田原の魚が「すばらしい」ワケがあります。
【問】水産海浜課 電話 0465-22-9227

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水産振興担当部長が伝えます
小田原の魚が「すばらしい」ワケ
その基はここにあり!
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経済部・水産振興担当部長 加藤雅丈
※高い専門性を生かした水産振興を図るため、水産庁から小田原市へ派遣され、平成24年7月より水産振興担当部長に就任。

「新鮮な」ワケ
 小田原漁港から定置網までは、10~20分ほど。定置網以外の漁業では、沖から港に戻るまで、半日から一日かかることもあり、小田原の定置網が漁港から大変近いことが分かります。先ほどまで泳いでいた新鮮な魚を、朝早く市場で競りにかけることができ、それから首都圏へ運んでも昼前に着き、昼食の材料として提供することもできます。
 競りには、市内の鮮魚店や飲食店も参加し、私たちは、水揚げされた魚を、その日の、昼から夕方には食卓で味わうことができるのです。

「魚を傷つけないで獲れる」ワケ
 アジの漁獲量が日本一の長崎県などに比べると、小田原の漁獲量は決して多くありません。網が大きいほど、引き上げる際に魚に圧力がかかり、時間もかかります。その間苦しんでバタバタと暴れた魚は、人間でいうと筋肉痛のようになり、うま味成分が減ったり、鮮度が落ちやすくなります。
 小田原では、全国的に有名な漁場に比べて小さな網(定置網)を使っているからこそ、魚をあまり傷めずにおいしい状態で獲ることができるのです。

「おいしい魚がいる」ワケ
 小田原では、海から近い距離に、箱根や丹沢などの山々があります。大地のミネラルや落ち葉から作られる腐葉土層の養分は、酒匂川、早川などから相模湾に流れ込みます。相模湾は、駿河湾、富山湾とともに日本三大深湾といわれ、小田原のすぐ沖には、水深1000メートル以上の深さまで、急な斜面が続いています。深い層の海水には、豊かな栄養が含まれています。
 森から海に運ばれる栄養と、深層の海水が含む栄養。それらが混ざり合うことで、小田原の漁場に、豊富なプランクトンが生息し、おいしい魚が育つのです。

小田原のアジは評判
 全国で水揚げされているアジは、約7割が食用に、約3割が養殖用や漁業用餌料になります。小田原漁港のアジは、高鮮度・高価格で、鮮魚として流通し、100パーセント食用として取引されています。市場での評価が高く、一番人気の魚です。

魚ブランド化研究会
 小田原の魚がおいしいこと、「すばらしい」ワケを、皆さんにもっと「知って」もらい、「買って」もらい、たくさん「食べて」ほしい。小田原の魚をさらに周知し、販路を拡大しようと、昨年6月に、水産関係者を中心に「魚ブランド化研究会」が作られ、研究を重ねてきました。
 今後は、関係者による活動組織を新たに立ち上げ、小田原の魚のPRや、新商品づくりなどの活動を展開していきます。

旬のアジは、やはり「たたき」で!
旬の魚の魅力を存分に!
 初夏に多く獲れるジンダや、秋にピークを迎える小アジ、脂は少なくても身の香りがよい冬のアジなど、アジは一年中楽しめますが、最も旬なこの時期に、ぜひ味わってほしいと思います。
 アジの「たたき」は、小田原の漁師料理が元祖といわれています。新鮮だからこそ、おいしくいただける「たたき」は、とてもお薦めです。
 アジの他にも、イナダ、カツオ、生シラス、アオリイカなど、旬を迎えるおいしい魚があります。小田原の海だからこそ、小田原の定置網だからこそ、おいしい魚。小田原市民ならぜひ、旬の魚の魅力を知り、存分に触れてください。

小田原 あじ・地魚まつり
アジを中心に、小田原の地魚を販売します。小田原で穫れた旬の魚を味わいましょう。
日時:5月19日日曜日午前8時~正午
場所:小田原漁港(小田原市水産市場)

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小田原アジのおいしい話
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自然の恵みを余すことなく
 小田原漁港のアジは、その日に水揚げされた中で相対的に「ジンダ(幼アジ)、小アジ、中アジ、大アジ、特大」に分け、買い手の需要に対応します。こういった昔ながらの売買の習慣を継承することで、「規格外」を作ることなく全てのアジに価値を持たせることができます。これは、小田原漁港のアジの売買の、大きな特徴です。

アジのたたきは小田原が元祖?
 新鮮なアジのさしみやたたきは格別。もちろん、天ぷら、フライにしても、おいしくいただくことができ、調理方法はさまざまです。

たたき
相模湾でアジが多く獲れた昭和40年頃、新宿から来た板前が、船の上で味わった漁師料理のアジのたたきに感動し、料亭のメニューに「板前風アジのたたき」として出したところ、その見た目も驚かれ、瞬く間に全国に広まったという説があります。
三枚におろしたアジを、長ねぎか玉ねぎ、しょうが・しそなどの薬味と一緒にたたきます。5月頃の旬のアジは脂があるので大きめに、秋のアジは脂が少ないので細かくたたくとよいといわれています。イカのげそと一緒にたたくなどアレンジしても、また美味です。

まご茶漬け
「たたき」を温かいご飯の上にのせ、熱いお茶(または出し汁)をかける漁師料理です。忙しい漁の合間に、まごまごしないで食べられるため、この名前がついたといわれています。

押し寿司
アジを酢でしめ、押し寿司にします。

ジンダの唐揚げ、南蛮漬け
ジンダの唐揚げは、一口サイズで一尾まるごと食べられます。南蛮漬けは、唐揚げを、野菜などを入れ酢じょうゆで作ったたれに漬け込みます。

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#04 地域子育てひろば
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親子で出掛けよう!

 地域で月1~2回、開いている「地域子育てひろば」に参加すると、うれしいことがたくさんあります。

「地域子育てひろば」のこんなところがうれしい!
○保護者同士が交流でき、子育てについての話ができる。
○育児の負担感が和らぐ。
○地域に住む人々と顔見知りになるなど、地域とつながるきっかけとなる。
○子ども同士の仲間作りや交流ができる。
○子どもにとっては、初めての社会参加・地域参加の場となる。
○季節の行事など地域の情報を知ることができ、暮らしの楽しみが広がる。

 「地域子育てひろば」は、市が、地区社会福祉協議会、地区民生委員児童委員協議会などに委託し、地域の主任児童委員さんなどが中心となり運営しています。今年度からスタートした山王網一色地区を含め、現在22地区で開かれています。

地域でのふれあいが楽しいですよ
緑地区 主任児童委員 小林泰一郎さん
 みどりっこは、小田原駅前のにぎやかな商店街の近くで開いている地域子育てひろばです。緑地区に住んでいるかただけでなく、買い物ついでなどの地域外のかたも大歓迎です。
 手遊びや読み聞かせ、テーマトーク、外遊びなど、毎回バラエティーに富んでいます。親同士や地域のかたとの会話やふれあいから、子育てをしていくうえでのヒントを見つけていただけたら、うれしいと思います。

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地域子育てひろば 一覧
名称(地区)/場所/連絡先/
みどりっこ(緑)/三区公民館/小林泰一郎/090-2670-9485
にこにこひろば(足柄)/今井公民館/瀬戸昌子/0465-22-6672
めだかっこ(芦子)/荻窪公民館/田中眞理子/0465-34-5656
キリンさんの会(二川)/多古公民館/磯﨑英里/0465-32-4634
竹の子(東富水)/堀之内公民館/阿部千津子/0465-37-3855
育ちっこ(東富水)/中曽根公民館/石坂照子/0465-36-1760
ミッキーの会(富水)/城北タウンセンターいずみ/佐々木恵生/0465-37-0473
ぞうさんの会(久野)/宮本公民館 他/田中由香里/0465-34-3570
ぽっかぽか会PART2(大窪・十字)/板橋公民館 他/川向由起子/0465-23-7632
ぽっかぽか会PART1(早川・片浦)/早川公民館 他/相原久花/0465-23-4564
かめっこ会(山王網一色)/心光寺/柴田千賀子/090-4747-2060
のびのびサークル(下府中)/下府中集会施設/旭繁子/0465-49-2489
わんぱくキッズ(富士見)/かるがも/三上佐知子/0465-47-0796
かるがも(桜井)/尊徳記念館/渡辺裕美/0465-37-5310
だるまっこ(豊川)/豊川分館/佐藤公生/0465-36-7100
アイアイ(上府中)/永塚公民館/石井律子/0465-42-2205
うめっこ(下曽我)/梅の里センター/佐宗昌子/0465-42-0645
のびっ子(国府津)/国府津学習館/矢島ケイ子/0465-47-6176
アップルパイ(酒匂)/いそしぎ/島津三喜子/0465-48-6930
キラキラ星(橘南)/前羽福祉館/富瀬一枝/0465-43-2697
たちばな(橘北)/橘団地公民館/小宮博子/0465-43-0526
たんぽぽ親子会(橘北)/下中老人憩の家 他/小宮博子/0465-43-0526

子どもの遊びについて考えよう
ワークショップを開催
【問】子育て政策課 電話 0465-33-1874

 子どもは遊びの中でさまざまな経験をし、成長していきます。都市化や少子化を背景に、自然や空き地などのオープンな遊び場が少なくなり、集団遊びの機会も減るなど、子どもの遊びの環境は大きく変化しています。
 子どもが育つうえで、身近で重要な「遊び」をテーマに、子どもの成育環境について考えるワークショップを開催します。ワークショップは、6月から月1回程度で実施する予定です(全8回)。
 日程などは、決まり次第、広報紙やホームページなどで、お知らせいたします。

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#05 胃がんリスク検診が始まります
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従来の胃がんバリウム集団検診に加え、平成25年度から、胃がんリスク検診を始めます。胃がんのなりやすさを知り、胃がんの早期発見、早期治療に役立てましょう。
【問】健康づくり課 電話 0465-47-0820

胃がんリスク検診とは
 血液検査(ペプシノゲン検査とヘリコバクターピロリ抗体検査)により、胃がんのなりやすさを知るものです。検査の判定結果がA群からD群の順に、胃がんになる危険性が高くなります(ピロリ菌を除菌されたかたはE群)。直接胃がんを見つける検査ではありませんが、バリウム検査より体への負担が少ない検査です。

検診を受けた後は…
 胃がんリスク検診で、精密検査が必要と判定された場合(B~E群)は、胃内視鏡検査を受けます。その後も一定の間隔で、精密検査(胃内視鏡検査)を受けることで、胃がんの早期発見につながります。

対象者は忘れずに受診しましょう!
[対象者]小田原市に住民登録があり、平成26年3月31日までに次の年齢になるかた
     40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳
※対象年齢以外のかたは、胃がんバリウム集団検診を受けてください。

 次に該当するかたは、正しい結果が得られないため、胃がんリスク検診を受けられませんので、ご注意ください。
○食道、胃、十二指腸の病気で治療中のかた
○胃の手術を受けたことのあるかた
○腎不全(クレアチニン3.0ミリグラム/デシリットル以上)のかた
○胃酸分泌抑制剤(プロトンポンプ阻害剤)を内服中または検診日より2か月以内に服用していたかた

[実施期間]6月1日~平成26年3月31日
[受診方法]がん検診受診券(5月下旬に対象者に送付予定)、健康保険証、自己負担金を持って、取扱医療機関で受診してください。
[自己負担金]2000円
※(1)市民税非課税世帯のかた、(2)生活保護世帯のかた、(3)今年度70歳になるかたは、自己負担が免除になります。(1)・(2)のかたは、受診日の2週間前までに、健康づくり課までご連絡ください。

取扱医療機関 一覧表
予約が必要な医療機関もありますので、あらかじめ医療機関に確認してください。
所在地/医療機関名/電話
栄町/雨宮内科医院/0465-23-7788
栄町/小田原銀座クリニック/0465-21-5557
栄町/おだわら脳神経外科クリニック/0465-21-3939
栄町/お堀端クリニック/0465-21-5700
栄町/上嶋内科循環器クリニック/0465-24-5611
栄町/小林病院/0465-22-3161
栄町/髙井内科クリニック/0465-21-6313
栄町/安間医院/0465-23-3567
栄町/渡邊内科クリニック/0465-22-6677
中町/循環器中町クリニック/0465-23-5911
浜町/かみやまアレルギー科小児科クリニック/0465-24-0188
浜町/菊地医院/0465-22-2579
浜町/霜島内科医院/0465-22-2328
浜町/仁天堂医院/0465-22-5188
本町/小澤病院/0465-24-3121
本町/間中病院/0465-23-3111
南町/桑田医院/0465-23-3423
寿町/清水内科クリニック/0465-35-3500
扇町/扇町しらさぎ内科クリニック/0465-43-8111
扇町/窪倉医院/0465-34-6335
扇町/西湘病院/0465-35-5773
扇町/髙見澤クリニック/0465-35-8511(代)
荻窪/丹羽病院/0465-34-3444
荻窪/森本内科医院/0465-35-3703
蓮正寺/螢田診療所/0465-36-3230
中曽根/善ファミリークリニック/0465-36-8800
中曽根/渡辺医院/0465-38-2270
飯田岡/川上医院/0465-37-1527
飯田岡/鈴木内科医院/0465-36-2812
飯田岡/吉邑クリニック/0465-38-2280
堀之内/木内医院/0465-36-2592
堀之内/生協おだわら診療所/0465-39-1193
堀之内/渡辺消化器科クリニック/0465-37-8833
新屋/村岡胃腸科外科医院/0465-36-3609
北ノ窪/小杉産婦人科内科小児科クリニック/0465-35-2521
久野/小田原市立病院/0465-34-3175
久野/漢和クリニック/0465-20-6911
板橋/山田クリニック/0465-23-5522
中里/いがらし胃腸科内科クリニック/0465-41-1555
中里/久保クリニック/0465-48-8900
中里/福井内科消化器科クリニック/0465-41-2227
鴨宮/西川内科医院/0465-47-2008
鴨宮/山口医院/0465-47-5330
南鴨宮/鴨宮クリニック/0465-46-1788
曽比/栢山診療所/0465-36-1096
曽比/米山クリニック/0465-36-0430
栢山/菱木医院/0465-36-3222
栢山/村田医院/0465-36-0433
飯泉/石井呼吸器内科医院/0465-48-4159
飯泉/井上医院/0465-45-5557
成田/鈴木脳外科内科クリニック/0465-37-2929
成田/ファミリークリニック“悠久”/0465-39-3140
永塚/マナクリニック/0465-41-3001
曽我別所/富田医院/0465-42-0822
国府津/伊藤医院/0465-48-6418
国府津/武井内科医院/0465-47-7113
国府津/甫守内科医院/0465-47-7760
酒匂/川邊小児科内科医院/0465-47-2351
酒匂/杏林堂クリニック/0465-47-3101
酒匂/古藤内科小児科クリニック/0465-48-1292
西酒匂/小島クリニック/0465-46-1267
西酒匂/さかわ内科クリニック/0465-46-1131
矢作/桜みちクリニック/0465-46-0885
小八幡/山近記念総合病院/0465-47-7151
小八幡/山近記念クリニック/0465-47-2131
根府川/小田原市国民健康保険片浦診療所/0465-29-0012
中村原/ときわ内科クリニック/0465-44-1888

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#06 おだわら情報
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5月は「自転車マナーアップ強化月間」
5月5日(こどもの日)は「自転車交通安全の日」
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【問】地域安全課 電話 0465-33-1396

「自転車も のれば車の なかまいり」
 昨年、市内で発生した交通事故件数は1007件で、そのうち自転車が関係する事故は254件もあり、全体の約3割を占めています。
 自転車を利用する際は、交通ルールを必ず守り、交通事故を減らしましょう。

「スミマセン」ではすみません
こんな事故がありました
 自転車の危険な運転は、大きな事故につながります。神奈川県警察本部が自転車事故防止を啓発するため、紹介している事例には、大きな人身事故につながっているものも多くあります。

事例1 自転車運転中の携帯電話使用
 夜間、女子高生が無灯火の自転車で走行中、携帯電話の画面に気を取られ、前方の歩行者に衝突した。歩行者は転倒し、歩行困難となる後遺障がいを負った。
→損害賠償 5000万円

事例2 傘さし運転
 雨の中、傘を前に傾けてさし、無灯火で自転車を走行中、歩行者に接触し転倒させた。歩行者は負傷した。
→損害賠償 約211万円

事例3 歩道上の事故
 通行人の多い歩道(自転車通行可)を、少年が自転車で走行していた。前方から歩いてきた女性のショルダーバッグにハンドルが引っかかり、女性は転倒し、大たい骨骨折の重傷を負った。
→損害賠償 約1700万円

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4つの放課後児童クラブで
対象学年拡大をモデル的に実施
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【問】青少年課 電話 0465-33-1723

 放課後児童クラブは、保護者の就労などにより、放課後の時間帯に大人のいない家庭の児童を預かる事業です。
 市では現在、24小学校区に、32の放課後児童クラブを設置しています。入所している児童は、放課後や土曜日、長期休暇の間、屋内のクラブ室で、持参した宿題を済ませたり、本を読んだり、屋外で遊ぶなどして過ごしています。
 現在、対象学年は、全ての児童クラブで、小学1~3年生となっています。高学年の入所についても、保護者から要望があったことや、児童福祉法の改正により、10歳未満とされていた対象が、6年生までとされることから、今年度6月からは4つの児童クラブで、モデル的に対象学年を6年生まで拡大します。

対象学年を拡大するクラブ
●富士見 ●報徳 ●新玉 ●曽我
 現在設置されている児童クラブの中で、高学年が入所して児童数が増えても、待機児童を発生させずに受け入れることができる4つのクラブを、モデル実施クラブとして選定しました。

入所申し込み・入所日
 青少年課・4つのモデルクラブにある申し込み用紙に記入し、お申し込みください。入所は、6月1日土曜日からです。
※入所の申し込みは随時受け付けますが、6月1日土曜日から入所するためには、5月15日水曜日までにお申し込みください。
※居住区の小学校区以外の児童クラブへの申し込みはできません。

今後は…
 今後は、4つのモデルクラブでの検証結果を踏まえて、他のクラブでの対象学年拡大に取り組んでいきます。
 児童が活動するのに十分なスペースの確保など、安全な児童クラブの運営が図られるよう、学校や関係者と協議を進めていきます。

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市民活動応援補助金交付事業が決定
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【問】地域政策課 電話 0465-33-1458

 「市民活動応援補助金」は、市民の皆さんが自発的に行う市民活動の事業費を補助することで、その活動の活性化と団体の自立を図り、市民主体のまちづくりを進めるためのものです。
 今年度は、スタートアップコースに7件、ステップアップコースプランAに5件、同コースプランBに6件、計18件の申し込みがありました。学識経験者や有識者、公募市民などで構成されている「市民活動推進委員会」で、第1次審査(書類審査)と第2次審査(公開プレゼンテーション)を行い、10件の交付事業が決定しました。
 交付が決定した事業については、各団体がちらしなどを作成し、市民の皆さんへ周知していきます。身近な場所で、参加者を募り実施される事業も多くありますので、ぜひご参加ください。

スタートアップコース(上限10万円)
/事業名/団体名/交付額(円)
1/新市民ホール応援イベント三遊亭亜郎ミュージカル落語「背中に輝く大きな星」/ODAWARAわくわくプロジェクト/100,000
2/若者の自立支援のための諸活動と交流サロン展開事業/コミュニティーカフェサロン「たんぽぽ」/100,000

ステップアップコース プランA(事業費の70% 上限20万円)
/事業名/団体名/交付額(円)
1/サシバの営巣を復活させる棚田整備/サシバプロジェクトチーム/200,000
2/「プレイパークをつくる会」事業/pp@seisho/154,000
3/ホタルを慈しむ集い/蛍田に蛍を育む会/168,000
4/「食育基本法に依拠した『食育』の推進事業(食育委員会)」/NPO法人 命を大切にする小田原を創る会/200,000
5/小田原子育て支援ポータルサイト「ぴんたっこ」運営事業/小田原子育て支援ポータルサイト「ぴんたっこ」運営協議会/168,000

ステップアップコース プランB(事業費の50% 上限30万円)
/事業名/団体名/交付額(円)
1/青パトによる安心安全まちづくり事業/NPO法人 日本犯罪防止事業団神奈川本部小田原支部/250,000
2/子供「木育-モクイク-」活動/KIKIぷろじぇくと/300,000
3/「ひよこあーとぷろじぇくと」障がいを持つ人たちのアート表現活動の場を提供し広める事業/JDSひよこの会/300,000

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市民と市長の対話の場
まちカフェ in 子育て支援フェスティバル
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【問】広報広聴課 電話 0465-33-1263

 市民の皆さんと市長が、カフェのように和やかな雰囲気の中で、気軽に、前向きなアイデアを出し合う「まちカフェ」。
 今回は、子育て支援フェスティバルの中で開催します。テーマは、「子どもにやさしいまちにするには」です。子どもにやさしいまちにするには、親や子育て支援者、地域、行政がそれぞれの立場でどのように関っていけばよいか意見交換をします。
 子どもと一緒に参加することもできます。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

日時:5月26日日曜日 午後1時30分~2時30分
場所:マロニエ
テーマ:「子どもにやさしいまちにするには」

皆さんの意見、お待ちしています!
 当日参加できないかたのために、事前の意見募集も行っています。公共施設にあるちらしに意見を書いて、広報広聴課に直接またはファクス、郵送で。また、市ホームページの投稿フォームからも投稿できます。

募集期間:5月1日水曜日~22日水曜日
〒250-8555 広報広聴課広聴係 FAX 0465-32-4640

HOME PAGE:トップページ上のバー「市政情報」→広報・広聴→市民と市長の懇談会→まちカフェ

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#07 〈連載〉ケアタウンの輪/〈連載〉今月の笑顔
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地域全体で支え合うケアタウンおだわら。
各地区の皆さんの声をお届けします。
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早川地区地域福祉コーディネーター会 代表 青木祐伸 さん
 昨年8月、各地区でケアタウンに関わっている人が情報交換をする「ケアタウンミーティング」に参加した青木さん。下府中地区ではコーディネーターが組織化し、ケアタウンを進めていることを知りました。
 そこで、すでに市社会福祉協議会のコーディネーター養成研修会を受講していた同じ地域のかた4人に声をかけました。
 このメンバーで話し合いを重ねる中で「日常生活の中でちょっと困っている人を支援しよう!」と意見が一致。「生活支援サービス事業」に取り組むため、4月に「早川地区地域福祉コーディネーター会」を発足しました。
 「生活支援サービス事業」を先進的に取り組んでいる「ささえあいセンター東富水」を視察した際には、地域から多く出される要望や、活動を進めるコツなどを聞きました。今秋から試験的に事業を始めることを目標に、着々と準備を進めています。
 生活支援サービス事業は、地域全体の協力が大切で、ケアタウンの柱となる事業です。今後の青木さんたちの活動は、早川地区の高齢者の皆さんに大変期待されています。

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素晴らしい自然を残すために
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上曽我地区の一部が、県の「里地里山保全等地域」に選定
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上曽我地区「曽我山応援隊」会長 山根敬彦 さん
 東の曽我山から連なる緩やかな傾斜地と、西の水田地帯からなる上曽我地区。樹園地では、梅、みかんなどの果樹が栽培されています。3月に、市内で3番めとなる県の「里地里山保全等地域」に選定されました。
 上曽我地区で住職をしている山根さんは、犬の散歩で歩く曽我山の荒廃した農地に懸念を抱きました。「誰も入らなくなった山で、みかんの木は枯れ、小屋も使えない。曽我山はこのままで大丈夫なのか」
 山根さんは、地域の仲間に話をし、平成23年1月、「曽我山応援隊」を結成しました。地域の農業関係者など10人ほどが、月1、2回の活動時には、他の人にも声をかけ、参加者を募ります。荒廃した農地の再生化、花木の植栽など、活動はさまざまです。「皆で自然を楽しみながら活動している。収穫できるものがあると、より楽しみも増えますね」と、遊休農地で、みかんやわらびなどを栽培しています。
 「地元の若い人にも参加してもらい、曽我山の自然に触れてほしい。後継者を見つけながら、皆で楽しく、上曽我地区の自然を残していきたい」
 美しい里山を次世代に引き継ぐため、曽我山応援隊の挑戦は続きます。

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#08 〈連載〉梅花ちゃんと黒松おじいさんの社会科見学
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好奇心旺盛な梅花ちゃんと、優しくて物知りな黒松おじいさん。
二人が市内の事業所や工場を訪ねます。

山安の巻
株式会社山安 本社・小田原工場
所在:羽根尾510
干物製造販売の山安は、文久3(1863)年に千度小路(本町)で創業し、現在、干物の生産量、売り上げともに全国1位です。西湘テクノパーク内の本社・小田原工場の他に、市内早川と北海道の全国3か所に工場があります。
今回は、柏瀬剛さんに案内をしていただきました。

1 ここは、とっても寒い!!
干物の原料となる魚を保管するところで、マイナス35度に設定してあるんだよ。たくさん獲れて一番おいしい旬の魚を世界中から仕入れているんだよ。

すごい量じゃ!!旬の魚を多く仕入れて、年間を通じて鮮度を落とさず保管できるから、おいしい干物を安く提供できるのじゃな。

2 たくさんの人が働いているね!
この工場では約150人が働いていて、そのうち半数ほどが手作業をしているんだ。この工場だけで、1日約13万匹もの魚を開いているんだよ。

魚を開くのが


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