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広報小田原 第1098号

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広報小田原 第1098号

平成26年1月1日 発行

#01 2014 新春挨拶
#02 小田原地下街 今秋グランドオープン!!
#03 ケアタウンおだわら 支え合う絆を深め、輪を広げよう!
#04 小田原市の財政状況
#05 小田原どん 提供店が30店舗に
#06 おだわら情報
#07 〈連載〉今月の笑顔/〈連載〉小田原のアートシーン
#08 〈連載〉梅花ちゃんと黒松おじいさんの社会科見学
#09 〈連載〉私のおススメ☆あなたのおススメ


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#01 2014 新春挨拶
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あけましておめでとうございます。
2014年の幕開け。実現に向けて重要な局面を迎える「三大事業」をはじめ、明るい未来の小田原の姿を、市を代表する2人が語ります。

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小田原の魅力と活力を具体化する一年に
小田原市長 加藤憲一
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 国内の経済は、アベノミクス効果により、景気が回復基調といわれながら、依然として国民生活のさまざまな面で、先行きが不透明な状況が続いています。
 その一方、昨年は、2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まり、富士山が世界文化遺産に登録されるなど、明るい話題もありました。これまで以上に、まちや観光地に人があふれ、交流が生まれることが期待されます。

動き出す「三大事業」
人の交流・経済の活性化
 小田原は今まさに、魅力ある姿へ、生まれ変わる時を迎えています。
 小田原地下街は、「小田原地下街再生事業実施計画」を策定し、間もなく改修工事に着手。今秋のオープンへ向け、準備を進めています。
 お城通り地区再開発事業は、駐車場施設ゾーンの事業施工者が決まり、平成26年度中の供用開始に向けて、実施設計と埋蔵文化財発掘調査を進めています。
 芸術文化創造センターは、基本設計や管理運営実施計画を今年完成させ、平成27~28年度の建設工事着手へ、26年度中に実施設計に入っていきます。
 三大事業の完遂に向かい、市民の皆さんに描いていただきたいのは、明るい小田原の未来の姿、にぎわいがあふれる小田原です。整備を進めている各拠点に多くの人が集まり、そこからまた人がまちに回遊する、「ひと」と「まち」がつながる活気あふれる小田原を目指します。

皆さんとともに
 三大事業のみならず、山積する多くの課題について、市民と行政の協働で、皆さんとともに挑んでいます。
 「小田原は日本再生のさきがけになる」という強い意欲で、地域の皆さんがお互いを支え合い、地域のために力を出し合う社会の仕組みづくりに取り組んできました。
 昨年、「小田原市民生委員児童委員協議会」や、子育て支援市民団体「ぴよぴよくらぶ」が全国レベルで表彰されたように、市民の皆さんの頼もしい力があります。
 また、官民協働の協議会による「魚ブランド化」、「小田原スイーツプレミアム」などの取り組みには、地域資源と人の大きな可能性を、改めて感じることができます。
 省エネルギーの推進と再生可能エネルギーの利用促進においても、市民や民間の皆さんと手を携え、持続可能で安心な社会を目指しています。
 超高齢社会の中で、昨年から、アクティブシニア応援ポイント事業を始めました。高齢者、シニア層がより広く社会参加し、地域の活力につながる仕組みを整え、生きがいを持てる環境づくりを行うなど、「ケアタウンおだわら」の推進にも、引き続き力を入れていきます。

市民参画が広がる好循環を
 新総合計画「おだわらTRYプラン」は4年めを迎えます。市民と協働するまちづくりの自信と誇りを皆で共有し、市民参画が広がる好循環を作っていきたいと思います。
 これまでのさまざまな取り組みの定着と進化を図り、成果を最大化することに、今年も全力を挙げていきます。
 平成26年が、市民の皆さんにとって、健康で幸せな年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

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市民と行政の懸け橋として
小田原市議会議長 井原義雄
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 昨年を振り返ると、参議院議員通常選挙の実施などに伴う国政の動向に注目が集まった他、東京オリンピック・パラリンピックの開催決定、国産ロケットの打ち上げ成功など、日本の将来に光明を感じさせる出来事があった一方で、甚大な被害をもたらした台風などの異常気象、さらには領土問題や教育問題など、社会情勢の不安を反映したような出来事も目立ちました。
 そのような中、小田原市では、「小田原地下街の再生」、「お城通り地区の再開発」、「芸術文化創造センターの建設」の三大事業が、実現に向けて重要な局面に差しかかり、今まで以上に適正かつ慎重な行政運営が求められる状況となっています。
 新年を迎え、小田原市議会を代表する議長として、これら中心市街地の活性化に向けた事業を着実に推進するため、「行財政運営のチェック機関」として市の描くまちづくりビジョンを十分に精査し、施策の実現に向けて議論を深めていく必要があると気持ちを新たにしています。

車の両輪として協調と牽制を
 議会と市長の関係は、地域の発展と住民の皆さんの生活の充実という目的地に向けて走る「車の両輪」に例えられます。一つの車輪だけでは安定感をなくし、あらぬ方向に進んでしまったり、道半ばで止まってしまったりすることもあるでしょう。議会と市長は、対等な立場で協調して進んでいくのはもちろんのこと、互いに牽制し、緊張感を持って進むべき方向を定めていく関係であるといえます。
 現在、小田原市は、さまざまな重要案件の実現に向けた険しくも重要な道のりのさなかにあります。特に、三大事業については、市民の皆さんが納得できる最善の結果となるように、市議会として政策の方向性をしっかりと見定め、市政運営に対する議論を積極的に行っていきます。
 そして、より安定感のある市政運営のため、市議会で詳細な調査審議を行っている常任委員会をこれまで以上に強化し、行政監視機能をさらに発揮できるよう取り組んでいきます。

市民、行政、議会の更なる情報の共有化を
 社会を取り巻く情勢は目まぐるしく変化し、それに伴い市政運営に対するニーズも急速に多様化・複雑化しています。このような中で、市政の課題を明確に市民の皆さんにお伝えするとともに、市民の皆さんの声を的確に把握し市政に反映させるため、議会は今まで以上に開かれたものとならなければなりません。
 昨年4月、市議会では、議会や議員の役割、市民と議会との関係を明文化し、議会のさらなる活性化を目的として、「小田原市議会基本条例」を施行しました。また、8月には、市議会では初めてとなる議会報告会を開催し、市民の皆さんからさまざまなご意見を直接伺い、より開かれた議会活動に向けて新たな一歩を踏み出しました。
 市議会は、地域と行政の情報共有の懸け橋として、市民の皆さんの声を現場に届けるため、政策立案機能を強化するとともに、議会報告会の開催をはじめとする広報広聴機能の充実を図るため、新たな試みに挑戦しながら、さらなる議会改革を進めていきます。
 小田原市議会は、本年も市民の皆さんの幸せを第一に考え、市政の発展に努めていきますので、ご理解ご協力をお願い申し上げます。
 平成26年が皆さんにとって明るくよい年でありますことと、皆さんのご健勝とご多幸を祈念いたします。

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#02 小田原地下街 今秋グランドオープン!!
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日常と観光が重なる楽しさの創造

観光やイベント、まちの情報を発信するタウンカウンターやイベント広場と、小田原にある農水産物、それらを生かした総菜や和洋菓子、小田原の木材と技術を集結した木製品、地産地消メニューを提供するレストラン…。
小田原地下街に、魅力的な地域資源が凝縮されます。
人が集まり、まちに人があふれ出る回遊拠点。
小田原の新しい顔となる、新しい価値を備えた公共空間の創出を目指しています。
【問】市街地整備課 電話 0465-33-1596

フロア構成
キッチン・グロッサリー
キッチン雑貨、食料品・生活雑貨・日用品を集積。
毎日の食卓を明るく楽しく彩ります。

ライフスタイル
いつものスタイルに少し加えるだけで、新しい自分が見つかる。
ライフスタイル提案型のショップを集積。
通勤通学の帰り道がちょっと楽しくなります。

小田原レストラン
見て楽しい、食べておいしい、そんな小田原の食を発信するレストラン。
小田原にまた来たくなる、小田原の思い出のひとコマを作ります。

ベーカリー
小麦のおいしい香りが漂うベーカリー。
小田原の素材を使ったご当地パンも提供します。

水産品
小田原の豊かな海の恵みを味わえる蒲鉾、干物、寿司など。
小田原のこだわりを伝えます。

農産物直売所
朝取れの新鮮な小田原野菜を提供する農産物直売所。
小田原の豊かな大地の恵みを感じられる新鮮さが売りの直売所です。

スイーツ
お土産にピッタリな小田原の和洋菓子店。
毎日食べたくなる、あの人に贈りたくなる、とっておきのスイーツです。

総菜
海山の豊かな小田原の素材を使った、食卓を彩る総菜。
お弁当も充実し、鉄道を利用する観光客のおなかも満たします。

小田原クリエイター
小田原・箱根地域の木製品を提供し、楽しめる、地元クリエイターが共同企画するショップ。
匠の技が、暮らしの中になじみます。

小田原ファクトリーカフェ
地域の素材をその場で加工する厨房と、落ち着ける時間を演出するカフェを併設。
まち歩きの終点として、訪れるお客様の癒しにもなります。

サービス・カルチャー
目的性の高いサービスを提供するショップを配置。
ゆったりとした時間が過ごせます。

愛称募集
 秋のグランドオープンを前に、ふるさと小田原への思いにあふれ、親しみを込めて呼ぶことができ、何度も訪れたくなるような愛称を募集します。

応募条件
応募資格
■市内在住・在勤・在学の人
■本市に関心・縁のある人(小田原市内の高校に通っていた、小田原に遊びに行きたいなど)

募集期間
1月1日祝日~31日金曜日必着

応募方法
所定の応募用紙に記入し、郵送、ファクス、市役所内の応募箱(2階ロビー)からお寄せください。
市ホームページ上の問い合わせフォームからも応募できます。
応募用紙は公共施設で入手できる他、市ホームページからもダウンロードできます。

審査基準
■覚えやすく親しみやすい
■小田原地下街の特徴やコンセプトがイメージできる
■小田原らしさを感じられる

選考方法
選考委員会で審査のうえ、決定。

表彰
最優秀賞1点。
賞状と副賞

結果発表
平成26年4月頃

応募先
〒250-8555 市街地整備課地下街再生係

問い合わせ
電話 0465-33-1596(平日午前8時30分~午後5時)
FAX 0465-33-1659

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今月末からいよいよ工事開始
 安全で快適に利用できるよう小田原駅から直結するエスカレーターを新設します。また、施設設備、電気機器類などの改修・更新、耐震補強工事などを行います。
 工事期間は1月下旬から8か月程度を予定しています。工事は昼間行うことを基本としますが、駅前広場の利用に支障を来す工事は夜間に行う予定です。
 工事中は地下街および駅前広場の一部が通行できない場合があります。詳細は、地下街周辺の看板などでご案内します。
 ご理解とご協力をお願いします。

駅近・地下街から小田原のまちを活性化!!
目指す地下街は…
 小田原の魅力的な情報を発信するとともに、まちなかへの回遊を促進し、中心市街地の活性化を促す拠点となります。
 市民や観光目的で訪れる人々でにぎわい、今後整備されるお城通り地区再開発事業や芸術文化創造センターなどの各拠点施設と連携し、広がりを持った回遊動線をつくります。

小田原地下街
●情報発信機能
●回遊拠点機能
●産業支援機能(地場産業の振興他)

三の丸地区周遊拠点の整備
※想定される機能
●回遊促進機能
●観光バスを含めた駐停車機能

芸術文化創造センター
●大・小ホール機能
●展示機能
●創造、支援機能(スタジオ、ワークショップルームなど)
●交流機能(レストラン、カフェ、託児室など)

広域交流施設ゾーン
※想定される機能
●複合集客施設(ホテル、コンベンション、図書館ほか)

駐車場施設ゾーン
●駐車場施設
●(仮称)市民活動交流センター

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#03 ケアタウンおだわら 支え合う絆を深め、輪を広げよう!
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高齢者、障がい者、子育て世帯など、支援を必要としている人を地域で一体となって支える仕組み「ケアタウン構想」。
平成22年度にスタートし、さまざまな形で各地域に広がっています。
いざという時に頼りになる地域の絆を考え、それを育む「ケアタウンおだわら」の取り組みを紹介します。
【問】福祉政策課 電話 0465-33-1860

見守り活動や地域の絆で助かりました!!
「回覧板が3日間もそのままで、応答がない」と隣人から見守りチームに連絡。
→警察に連絡し、民生委員と中に入ると、布団にくるまって10日間も食事をしていなかった。
 直ちに地域包括支援センターに連絡。病院に搬送し、一命を取り留めた。

見守りチームが、雨戸が開いていないことに気づき、民生委員に連絡。
→連絡を受けた民生委員がすぐに訪問。起き上がれない状態になっていた。
 救急車で病院に搬送し、そのまま入院となった。

体調が急変し、救急車を要請。「隣のボランティアに伝えてほしい」と言い残した。
→ボランティアがこの連絡を受け、民生委員に状況を連絡。
 民生委員が、遠方に住む息子に連絡を取り、状況を伝えることができた。

「買い物ついででかまわない」
酒匂・小八幡地区自治会連合会長 太田 実さん
 酒匂3区・13区では、主に75歳以上の単身者の見守り活動を行っています。
 たまった郵便物に気づき、部屋で倒れていた人を助けた人もいます。
 買い物のついででいいんです。家の近くを通ったら、「雨戸は開いているか」「電気はついているか」「郵便物はたまっていないか」を気にして確認するんです。買い物ついでに少し意識すれば、異変に気づくことができます。地域の誰もが、そういう意識を持てるようになれば、「住みやすいまち」につながっていきます。

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向こう三軒両隣!
誰もが安心して暮らせる地域のつながり
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 小田原市の高齢化率は、昨年25パーセントを超え、4人に1人が65歳以上となりました。高齢者の単身世帯や高齢者のみの世帯も急増しています。振り込め詐欺や悪徳商法の手口も巧妙化し、被害数は一向に減りません。高齢者の交通事故も多発しています。
 また、「隣の人の名前や顔を知らない」「会っても挨拶しない」など、地域コミュニティのつながりが弱まっている現状も見受けられます。
 「向こう三軒両隣」といわれるような隣近所の関係は、すでに過去のものなのでしょうか。誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めるために、見守り活動など地域の住民同士の支え合いや絆が大切です。

孤立を防ぐために
心を開いてくれるまで…
 「他人の世話になりたくない」「申し訳ない」「個人情報の悪用が心配」などの理由で、「訪問しても、話を聞いてくれない人や、支援を拒む人もいる」と民生委員は話します。それでも、「何回も通い、親身になって話しかけることで、心を開いてくれる」と、地域での孤立を防ぐために奔走しています。
 市社会福祉協議会では、在宅福祉サービスチームの見守り活動を積極的に推進。また、老人クラブでは、困りごとの相談を聞くなど話し相手となることで、孤立を防ごうと訪問活動を実践しています。

各地区で
地域総ぐるみの見守り
 地域住民が協力して見守り活動をしようという動きは、各地区に広がっています。
 曽我地区では、老人クラブが中心となり、自治会、民生委員、地区社会福祉協議会で「高齢者見守り隊」を結成。高齢者世帯への声かけや戸別訪問活動に取り組んでいます。この取り組みは高く評価され、全国老人クラブ連合会の「2013活動賞」を受賞しました。
 桜井地区では、地区社会福祉協議会を中心に、自治会、民生委員、老人クラブ、ボランティア、地域包括支援センターなどが集まり、協力して見守り活動に取り組むことを話し合いました。「どんなときでもお気軽に!」を合い言葉に、訪問活動が始まっています。

桜井地区
「在宅福祉サービスチーム研修会」
 昨年11月29日、桜井地区在宅福祉サービスチームの研修会「さあ、はじめようみんなの地域づくり~在宅福祉サービスチームとしてできること~」が開かれ、超高齢社会をどのようにして乗り切るのか、チーム員で意見交換しました。
 「チーム員だけでなく、自治会の組長や老人クラブなどとの連携が必要」「チーム員が気軽に情報交換できる場所があるとよい」「高齢者が楽しめるサロン活動を充実させたい」「超高齢社会を課題と捉えるのではなく、元気な高齢者がたくさんいる社会であり、その人たちがいつまでも元気に活躍できる地域づくりを目指すべきだ」など、活発な議論が交わされました。
 桜井地区全体で、高齢者が安心して暮らせる地域づくりが進んでいます。

高齢者セーフティアドバイス事業
【問】地域安全課 電話 0465-33-1396
 地域安全課では、高齢者が安心して暮らせるまちを目指し、高齢者セーフティアドバイス事業を実施。高齢者の交通事故や、振り込め詐欺被害などを防止するため、小田原警察署、県・市職員が、地域の自治会役員や民生委員、老人クラブ、ボランティアなどと高齢者世帯を訪問し、注意を喚起しています。
 今年度は、二川地区で行い、約500軒の高齢者世帯を訪問し、地域住民同士の「顔の見える関係づくり」の機会にもなりました。また、以前に高齢者セーフティアドバイス事業を実施した桜井地区や豊川地区では、自治会主体で引き続き行っています。

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本音で話せるから、活動が広がる
地区同士の情報交換で、地域主体の新たな取り組みへ
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 複雑化・多様化している地域福祉の課題に対応できるよう、互いの地区での取り組み状況や課題を情報交換するため、「ケアタウンミーティング」や「けあたうんかふぇ」を開催。地域福祉コーディネーターの交流会や、在宅福祉サービスチーム代表者による連絡会も行っています。実際に活動している人同士の集まりなので、本音でさまざまな話が飛び交います。
 情報交換から、各地区の活動を参考にし、他の地区でまた、新たな取り組みが始まっています。

早川地区 生活支援サービス
ちょっと困ったことを…
 早川地区では、地域福祉コーディネーターが積極的にケアタウン事業を推進している下府中地区を参考に、「地域福祉コーディネーター会」を結成。日常生活のちょっと困ったことを助ける「生活支援サービス事業」を始めることになりました。
 準備や運営の中で生じる課題は、生活支援サービスを手掛ける東富水地区を参考にしています。「ささえあいセンター東富水」を訪れ、先進的な取り組みから情報収集。「自治会や民生委員など、多くの人の協力が必要」というアドバイスを受け、地区全体で取り組めるように説明会を開催しました。今年4月の開始を目標に、着々と準備を進めています。

下曽我地区「ふらっと下曽我」の開設
お茶を飲みながら…
 平成24年11月に下曽我地区に開設された、地域の人が気軽に立ち寄り、お茶を飲み交流できる「ふらっと下曽我」。下府中地区の「ふらっとマロニエ」の運営を参考に、試行錯誤でスタートしました。今では、編み物や手芸、会話を楽しむ人が増えています。現在は、月2回の開催ですが、もっと回数を増やしていけるよう努めます。

「一人でも、気軽に来られるように」
地域福祉コーディネーター 竹下啓子さん
 「ふらっと下曽我」は、自治会、地区社会福祉協議会、民生委員などの協力で運営しています。昨年秋には、スタッフが4人増え、私たちも楽しく活動しています。
 利用者の皆さんは、いろいろな特技を持っているので、そういった人が活躍できるよう、内容も充実させていきたいと考えています。
 一人で来ても仲間に入りやすい雰囲気づくりを心掛け、地域の高齢者が家に引きこもらないで、外に出るきっかけとなるよう努めていきます。

久野地区 拠点整備と生活支援サービス
新たな拠点を生かして…
 下府中、早川地区に続き、久野地区でも地域福祉コーディネーターが「支えあい久野・ひまわりの会」を結成。
 まず、久野区民会館の一部を整理し、活動拠点として各地域団体が情報交換できる場を作りました。生活支援サービス事業の実施を目指し、東富水地区や、早川地区と情報交換をしながら準備を進めています。
 今後は、地域住民にアンケート調査を実施し、ニーズの把握や担い手となるボランティアの募集を行う予定です。

「明るい久野を目指して」
久野地区社会福祉協議会会長 北村時夫さん
 久野地区では、「支えあい久野・ひまわりの会」を中心に、ケアタウン推進事業を始めました。地区社会福祉協議会としても、自治会、民生委員、老人クラブなど、地域の関係者と協力して、「ひまわり」のような明るいまちづくりを目指していきたいと思います。

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高齢者見守り対策会議
地域で団体間の連携を強化するために…
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 昨年11月27日、自治会総連合、民生委員児童委員協議会、社会福祉協議会、地区社会福祉協議会連絡協議会、老人クラブ連合会の各代表による、「高齢者見守り対策会議」(平成24年5月発足)が開かれました。
 この会議は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを進めるために、地域の団体同士の連携を強化する目的で開催しています。
 今回は、曽我地区や桜井地区の活動事例報告があり、今後の取り組み方法について協議しました。
 「各地区で、関係団体がそれぞれ実施している見守り活動の実情を、一度整理する必要がある」「地区内で、どの団体が先導していくのか明確でないため、積極的に行われなかったのではないか」「見守り活動は、在宅福祉サービスチームに集約するのがいいのではないか」といった意見から、「地区社会福祉協議会が中心となり、連携を進めること」などを確認。
 今後さらに高齢者が増加する中で、見守り活動の必要性は、ますます高まっていきます。各地区で団体同士が連携を密にし、活動していくことは、「ケアタウン構想」が目指すまちづくりを進めるうえで、とても重要となります。

知っていますか?
「介護マーク」と「認知症サポーター」
【問】高齢福祉課 電話 0465-33-1864
 誰もが安心して暮らせる地域であるためには、支援を必要としている人や、その人を支えることについて、皆が正しく知り、考えることが大切です。

介護マーク
 認知症の人などを介護する場合、周囲から見ると介護していることが分かりにくく、異性のトイレで介助したり、下着を購入したりする際に、偏見や誤解を受け、つらい思いをする人がいます。
 そういった介護をする人が首から下げるのが、「介護マーク」です。「介護マーク」を身につけることで、介護中であることを理解してもらうことができます。
 「介護マーク」は、高齢福祉課窓口の他、「認知症を知る講座」や「家族介護教室」などで配布しています。
 介護する人が、よりよい環境で介護できるよう、市民の皆さんの介護に対する理解が必要です。市では、今後も「介護マーク」の周知・普及に努めていきます。「介護マーク」を見かけたら、温かく見守ってください。

認知症サポーター
 認知症になっても、慣れ親しんだ小田原で、いつまでも安心して生活したいと思う人は多くいます。市では、認知症の人やその家族を温かい目で見守る「認知症サポーター」を養成しています。
 「認知症サポーター」は、帰り道が分からなくて困っている人、介護に疲れ元気がない家族などを見守り、時には声をかけるなど、認知症を取りまく生活を支援する人です。
 2時間程度の「認知症を知る講座」を受講するだけで、あなたも「認知症サポーター」になれます。
 皆さんで、認知症の人やその家族を温かく見守りましょう。自治会や企業などにも出前講座として出向きますので、ぜひご相談ください。

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#04 小田原市の財政状況
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市では、「小田原市財政状況の公表に関する条例」に基づき、定期的に財政状況を公表しています。
ここでは、平成25年9月30日時点の平成25年度予算の執行状況と、財産・財政調整基金についてお知らせします。
【問】財政課 電話 0465-33-1312

一般会計・特別会計・企業会計の予算の執行状況(平成25年9月30日現在)
歳入・歳出ともに例年並みの上半期執行状況となっています。

一般会計
執行済額(執行率)
歳入  288.9億円(47.8パーセント)
歳出  223.7億円(37.0パーセント)
予算額 604.8億円

特別会計
競輪
執行済額(執行率)
歳入  43.6億円(33.7パーセント)
歳出  34.7億円(26.8パーセント)
予算額 129.4億円

天守閣
執行済額(執行率)
歳入  1.3億円(72.2パーセント)※1
歳出  0.4億円(22.2パーセント)
予算額 1.8億円
※1「天守閣」は入場者数が予算見込みより多く、収入割合が高くなっています。

下水道
執行済額(執行率)
歳入  14.2億円(18.0パーセント)
歳出  30.5億円(38.7パーセント)
予算額 78.9億円

国民健康保険
執行済額(執行率)
歳入  80.4億円(36.6パーセント)
歳出  94.1億円(42.9パーセント)
予算額 219.4億円

国民健康保険診療施設
執行済額(執行率)
歳入  1,400万円(41.2パーセント)
歳出  1,300万円(38.2パーセント)
予算額 3,400万円

公設地方卸売市場
執行済額(執行率)
歳入  6,200万円(36.5パーセント)
歳出  5,800万円(34.1パーセント)
予算額 1.7億円

介護保険
執行済額(執行率)
歳入  45.8億円(38.0パーセント)
歳出  50.4億円(41.8パーセント)
予算額 120.6億円

宿泊等施設
執行済額(執行率)
歳入  2.8億円(84.8パーセント)
歳出  1,000万円(3.0パーセント)
予算額 3.3億円

後期高齢者医療
執行済額(執行率)
歳入  8.4億円(22.6パーセント)
歳出  15.4億円(41.5パーセント)
予算額 37.1億円

公共用地先行取得
執行済額(執行率)
歳入
歳出  1,100万円(61.1パーセント)※2
予算額 1,800万円
※2「公共用地先行取得」の歳入では、事業完了後に、主たる財源の市債が収入されます。

広域消防
執行済額(執行率)
歳入  5.7億円(14.7パーセント)
歳出  16.2億円(41.9パーセント)
予算額 38.7億円 ※3
※3 消防の広域化に伴い、広域消防特別会計を新たに設置しました。

企業会計
水道
執行済額(執行率)/予算額
収益的収入 12.0億円(41.8パーセント)/28.7億円
収益的支出  6.3億円(22.1パーセント)/28.5億円
資本的収入               5.6億円 ※4
資本的支出  3.8億円(18.7パーセント)/20.3億円

病院
執行済額(執行率)/予算額
収益的収入 57.7億円(48.9パーセント)/118.0億円
収益的支出 50.7億円(43.1パーセント)/117.6億円
資本的収入 1,300万円(2.6パーセント)/5.0億円 ※4
資本的支出  2.6億円(25.2パーセント)/10.3億円
※4「水道」、「病院」の資本的収入は、事業完了後に主たる財源の市債が入ることから、収入の割合が低くなっています。

一般会計・特別会計の財産の状況(平成25年9月30日現在)
種類/現在高/対 前年度末の増減
土地 面積/2,677,375.64平方メートル/130.32平方メートル
   金額/1,002億633万円/4,881万円
建物 面積/620,342.07平方メートル/-
   金額/834億8,753万円/-
物権 面積/90,761.83平方メートル/-
   金額/12億103万円/-
工作物 面積/944.00平方メートル/1.00平方メートル
    金額/19億4,825万円/27万円
有価証券/9,549万円/-
出資による権利/2億4,521万円/-
物品/20億7,525万円/3,217万円
基金/93億8,117万円/-9,001万円
合計/1,986億4,026万円/-876万円

■土地は、芸術文化創造センター用地や、お城通り地区再開発事業用地の取得に伴い、約5000万円増加しました。
■物品は、ごみ収集を行うための車両の更新に伴い、約3,000万円増加しました。

財政調整基金の現在高
 年度間の財源の不均衡を調整するための基金で、収入が著しく減ったときや、一時的な支出が必要になったときなどに取り崩して使うものです。不測の事態や将来の大きな事業に備えて、積み立てておく必要があります。
 平成24年度末時点の残高は、平成10年以来、14年ぶりに30億円を超え、30.3億円となっています。
 今後も、厳しい財政状況が続く中、歳入・歳出の両面で改革を進め、積立額の確保に努めていきます。

財政調整基金の残高推移
H20 15.4億円
H21 19.3億円
H22 21.3億円
H23 26.3億円
H24 30.3億円
(各年度末の3月31日現在)

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#05 小田原どん 提供店が30店舗に
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平成20年度に始まった「小田原どん」。
海・山が育む「食」と地場産品である「漆器」、そして、心の込もった「おもてなし」が結びつき、小田原の魅力を発信しています。
今年度、「小田原お堀端万葉の湯」が加わり、提供店舗は30店舗になりました。
さまざまな「小田原どん」を食し、お気に入りの「小田原どん」を見つけてください。
【問】産業政策課 電話 0465-33-1518
NPO法人小田原ブランド元気プロジェクト 電話 0465-20-9172

「小田原どん」3つのこだわり
1 小田原の海と大地で育まれた新鮮な食材を、一つ以上用いること。
2 伝統工芸品・小田原漆器の器に盛って饗すること。
3 お客様に満足していただき小田原をさらに好きになっていただけるよう、おもてなしすること。
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どんどん箸が進む
専用の漆器を使っているのがいい
海の幸・山の幸が盛りだくさん
小田原ならではの旬の食材をふんだんに使って、ボリューム満点
小田原の美味と職人の技を堪能できる
落ち着いた雰囲気の中で味わえる
おかみさんの手厚いおもてなしに感謝

菜こんたん 小田原・鰺のサクサク丼
本丸茶屋 小田原戦国武将茶漬け丼
千世倭樓 鰺メンチの小田原づくし丼
矢秀庵 小田原鰺梅香丼
万葉の湯 小田原鯵なめろう丼
鬼瓦平蔵 平蔵小田原丼
橋本 小田原鰺丼
鳥かつ楼 元祖小田原丼(プレミアム)
いしだ商店 特大小田原いしだ丼
関東学院大学 学生まんぷく海鮮どん
じんりきシーフードバール 小田原山海恵み丼
小田原海舟 小田原かまぼこカツ丼
千両寿司 海の恵み小田原丼
季作久 プレミア足柄牛の小田原どん
相仙 小田原鰺天梅茶漬けどん
でん 湘南しらすの小田原三色丼
えん 鰺な小田原かき揚げ丼
清風楼 小田原・アジつみれ丼
ぱぁくえりあやまもと 小田原北条香沼姫どん
ぶらんとん 小田原炙り豚丼 梅え味
フュージョンダイニングF 小田原どん・ビストロスタイル
ひなたや 小田原三色どん
幸繁 小田原海鮮お城丼
海舟早川漁村店 海舟小田原地魚丼
じんりきぐりるんばー 小田原グリル屋のもち豚丼
魚國 本日の朝どれ海鮮小田原丼
和牛屋 小田原 和牛屋こだわり丼
小伊勢屋 小田原鰺天丼
魚市場食堂 魚市場食堂の小田原丼
門松 料亭の「山海の恵み小田原丼」

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#06 おだわら情報
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箱根ジオパーク
マスコットキャラクター愛称を募集します!
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【問】企画政策課 電話 0465-33-1379

 箱根ジオパークマスコットキャラクターのデザインを募集したところ、全国から201点の応募があり、地域の皆さんからの投票などの結果、兵庫県在住の有村綾さんの作品が採用されました。
 このキャラクターの愛称を募集します。世代を問わず広く愛され、箱根ジオパークをアピールできる愛称をお寄せください。
■応募方法
 所定の応募用紙に書いて、郵送またはEメールで
■応募資格
 小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町に在住・在学の小学生以下のお子さん
■応募期間
 1月1日祝日~2月6日木曜日
 郵送の場合、当日消印有効
■賞および副賞
 最優秀賞1点
 図書カード1万円分と協議会員からの提供品
※受賞愛称が複数の応募者による場合、副賞は抽選になります。
■応募先
 企画政策課 箱根ジオパークマスコットキャラクター募集係
■Eメール
 hakonegeo-mascot@city.odawara.kanagawa.jp

詳しくは、「箱根ジオパーク推進協議会」のホームページでご確認ください。

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小田原フラワーガーデンが入賞
第29回 都市公園コンクール
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【問】みどり公園課 電話 0465-33-1586
小田原フラワーガーデン 電話 0465-34-2814

 一般財団法人日本公園緑地協会が開催する「都市公園コンクール」は、都市公園の設計や施工、管理運営などの実例について、特に優秀な公園を表彰するものです。
 このたび、小田原フラワーガーデン(指定管理者:小田原フラワーガーデンパートナーズ[西武造園株式会社・伊豆箱根鉄道株式会社・株式会社加藤造園])が、管理運営部門で、国土交通省都市局長賞を受賞しました。
 小田原フラワーガーデンは、「花と緑の生活文化の創造」をテーマとし、「子どもが『また行きたい』と思う公園づくり」を目指しています。
 謎の女性植物学者「アロア・ワッド」の仮想物語を設定し、物語に沿った展示や体験イベントを行い、入場者数が大幅に増加。子どもリピーターの創出、植物を中心とした交流、園内の明るい雰囲気が評価されました。

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1月31日までに
償却資産の申告を
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【問】資産税課 電話 0465-33-1361

 償却資産とは、工場・商店・アパート・駐車場などを経営している個人や法人が、その事業のために用いる機械、器具、備品などのことです。
 固定資産税の課税対象なので、必ず申告してください。

■具体例
[構築物]広告塔、駐車場舗装、フェンス、門、塀、内装費など
[機械および装置]工作機械、木工機械、印刷機械、食品製造加工機械、モーター、ポンプなど
[船舶、航空機]漁船、ボート、ヘリコプターなど
[車両および運搬具]大型特殊自動車、貨車など
 ※自動車税、軽自動車税の対象となるものを除く
[工具、器具、備品]パソコン、コピー機、陳列ケース、事務机、事務椅子、金庫、エアコン、冷蔵庫など
■申告方法
 12月上旬に償却資産の所有者には、申告書を送付しました。
 1月1日現在の償却資産の状況を、1月31日までに、直接または郵送で申告してください。
 申告書が届いていない場合は、ご連絡ください。

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平成25年度市民功労賞が決定しました
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【問】地域政策課 電話 0465-33-1457

 市民功労賞は、学術・文化・教育・福祉など、さまざまな分野で功績のあった人にお贈りしています。
 また、今年度から、「市民功労賞」・「市民栄誉賞」・「孝養賞」を既に受賞した人に、さらにほう賞を贈る際は、「特別賞」としてお贈りすることとしました。
 今年度の受賞は、次の皆さんに決まりました。
 贈呈式は、1月13日祝日に市民会館で行います。
※この賞は、市民の皆さんからの寄附金を基に設置した、小田原市ほう賞基金で運営しています。

市民功労賞
飯田 耀子さん
 永年にわたり、「戦時下の小田原地方を記録する会」の代表を務め、戦争体験を語り継ぐ活動をしています。「学校訪問講話会~戦時下の小田原を知ろう~」の講師として、毎年多くの小・中学生に戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えるなど、平和事業に大変尽力しています。

杵屋 響泉さん
 85年にわたり、長唄の師匠として小田原の古典邦楽普及に尽力しています。これまでの門弟300人以上を対象に毎年勉強会を行うなど、100歳になった現在も、意欲的に後進を育成しています。コンサートやリサイタルも開催しています。

原 義明さん
 平成5年の財団法人小田原市体育協会の設立時より副会長・会長を歴任し、「小田原尊徳マラソン大会」の実行委員長などを永年務めました。近年は、「おだわらキッズマラソン大会」を開催するなど、本市のスポーツ振興に貢献しています。
 また、小田原箱根商工会議所会頭として、市内商工業の発展にも大変尽力しました。

市民功労賞特別賞
小田原少年少女合唱隊(昭和54年 市民功労賞受賞)
 50年にわたり、市内だけでなく、全国各地、世界の舞台で磨き上げられた精度の高いハーモニーで、多くの人々の心を捉え魅了してきました。数々の賞を受賞し、国際的に小田原の知名度を高めました。

相洋高校 山岳部(昭和53年 市民功労賞受賞)
 昭和23年から毎年、世界遺産となった富士山に登っています。12回めの昭和34年に、富士山のごみ回収などの美化活動を始めました。今年度で、連続55回めとなりました。

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#07 〈連載〉今月の笑顔/〈連載〉小田原のアートシーン
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山本洋彦さん
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第30回全日本シニアバドミントン選手権大会優勝
継続することが大事
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 昨年11月、愛媛県で行われた、第30回全日本シニアバドミントン選手権大会「70歳以上男子ダブルスの部」で、見事優勝しました。
 13歳からバドミントンを始め、バドミントン歴は58年。同大会での優勝は、今回で5回めです。高校在学中の昭和35年には、インターハイでも優勝しました。
 「年を重ねたら、1日に練習し過ぎるとダメ。少しずつでも継続することが大事です。栄養と睡眠をよく取って、コンディションを整えることが、勝利につながっている」
 現在も、主に小田原アリーナで、週2~3回の練習に励みます。
 また、山本さんは、総合型地域スポーツクラブ「城下町スポーツクラブ」で、小学生にバドミントンを指導しています。「毎日続けることが大切だということを伝えたい」と、子どもに教えているのは、バドミントンの技術だけではありません。
 「自分は、一生懸命プレーすることも子どもに教えています」と話す表情に、「80歳以上までやりたい」という目標への強い意志が感じられます。

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スタジオパンダ主宰
旧三福運営メンバー 牛山惠子さん
アート・教育を主たるテーマとして活動。専門学校非常勤講師、NPO法人アール・ド・ヴィーヴル広報担当理事、小田原市文化振興ビジョンを推進するための懇話会委員。
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暮らしの中にアートを
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 平成22年から2年間、廃校を利用したアートセンター「アーツ千代田3331」で、全国のアート活動をつなぐ仕事をしていました。
 アートが日々の暮らしに新しい気づきや希望を与える場面を目にし、小田原でもこういった活動をしたいと、栄町の空き店舗に「旧三福」という活動拠点を立ち上げました。主宰の山居是文さんを中心に、「地元で面白いことを」と考えるメンバーが集まり、私は、「三福文庫」の名でブックトークなどを運営しています。昨年秋には、街なかのカフェや雑貨店の店先を活用した古本市「小田原ブックマーケット」を共同で開き、皆さんに古本巡りと小田原散歩を楽しんでもらうことができました。
 今年は、ブックマーケットを継続しながら、アートの分野でも、小田原の日常が楽しくなるような企画を考えていきたいです。

第3回文化セミナー&文化情報発信ワークショップ
【問】文化政策課 電話 0465-33-1709

[文化セミナー]
日時 2月8日土曜日午後2時~
場所 市民会館
内容 月刊誌「ソトコト」の編集長・指出一正さんを迎え、地域ブランディングと発信メディアの関係について学びます。

[文化情報発信ワークショップ]
日時 1月31日金曜日~2月22日土曜日(うち5日間)
場所 市民会館
内容 街を歩き小田原の魅力を再発見し、新しい目線の小田原マップを作ります。
講師 牛山惠子さん

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#08 〈連載〉梅花ちゃんと黒松おじいさんの社会科見学
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好奇心旺盛な梅花ちゃんと、優しくて物知りな黒松おじいさん。
二人が市内の事業所や工場を訪ねます。

10 コイワイの巻
株式会社コイワイ 本社
所在:羽根尾244-6
株式会社コイワイは、3Dプリンターを使って、自動車のエンジンなどに使う部品を作る鋳造メーカーです。三次元積層工法の先駆的企業として、これまでにない造形の実現に、挑戦し続けています。
今回は、企画室の小岩井もれあさんに案内してもらいました。

1(梅花)きれいな形が作られているよ
3Dプリンターを使って砂型を作り、余分な砂を取り除いているんだよ。砂型は、自動車やその他の機械などに使う部品を作るために使われるよ。
3Dプリンターを使うから、3次元のデータを基に、複雑な立体物を作ることができるんだ。

(黒松)3Dプリンターを使うと、これまでの方法に比べて、工程を大幅に省略できるんじゃ。

2(梅花)これもまた、きれいな形だね!
これも3Dプリンターで作った砂型だけど、先ほどとは使う装置、工法が違うんだ。
この、超大型砂型積層S-MAXという装置を使って作るから、大きな砂型も作れるんだよ。全国でも、4、5台しか稼働していない貴重な装置なんだ。

(黒松)大きさや構造など、注文に合わせて、工法を決めて、お客様の希望にお応えしているんじゃな。

3(梅花)複雑に作られた金属があるよ
金属部品を3Dプリンターで作った見本だよ。砂型を使わずに、直接、金属部品を作ることができるんだ。コイワイが新たに挑戦している、まさに究極の造形法だよ。
鋳物というと、ベテランの職人が手掛けるイメージだけど、コイワイでは、最新の技術を取り入れ、ベテランも若手も一緒に鋳造技術を追求しているよ。写真は、昨年市内の高校を卒業したばかりの社員、長谷川葵さんだよ。

(黒松)網状の金属でできたボールは、中が空洞になっていて、小さなボールが入っているんじゃ。こんな複雑な形を作れるなんて、すごい時代になったのう。

(黒松)わしらが乗っている車のエンジンも、コイワイで作られた型からできているかもしれないぞ。
(梅花)うん。そうだおじいちゃん、ドライブに連れてって~。

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#09 〈連載〉私のおススメ☆あなたのおススメ
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ぜひ伝えたい「私のおススメ」、知ってうれしい「あなたのおススメ」。
皆さんからの投稿をもとに、小田原の「おススメ」情報をお届けします。

投稿をお待ちしています!
採用されたかたには粗品をプレゼント!

[投稿方法]
(1)募集テーマ、(2)あなたのおススメとその理由、(3)氏名、(4)住所またはお住まいの地区、(5)電話番号を書き、可能であれば写真を添えて、郵送、ファクスまたはホームページから。
〒250-8555 小田原市広報広聴課
「私のおススメ☆あなたのおススメ」係
電話 0465-33-1261 FAX 0465-32-4640

[募集テーマ]
■小田原の冬景色
■小田原珍風景
■ハイキングコース
■大好きな小田原の味

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小田原から見る富士山3
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 今回は「小田原から見る富士山」の第3弾です。
 昨年、皆さんから投稿いただいた写真で最も多かったのは、ダントツで「富士山」でした。私たちにとって身近な富士山は、眺めるだけですがすがしい気持ちにさせてくれます。
 「一富士二鷹三茄子」
 あなたの初夢に、美しい富士山が見られますように…。

西方面への飛行機
酒匂川のサイクリングロードから夕方に撮影。この時刻は、西行きの飛行機を多く見ることができます。(扇町のM・Sさん)

小田原大橋欄干
富士山は、子どもの頃から「あって当たり前」のものでした。退職後、地元酒匂から富士山を撮ることを日課にしています。信号待ちで止まっていると、橋越しに撮りたい構図があったので撮りました。(酒匂のI・Mさん)

県下水処理場屋上 酒匂きらり広場より
ウォーキングが好きで、よく歩いています。その途中で見ることができる富士山を写したものです。(酒匂のT・Kさん)

れんげ畑と富士山
上曽我かられんげ畑と富士山を入れた写真です。この場所が好きです。(飯田岡のS・Iさん)

2つの山のバランス
雪の富士山が手前の矢倉岳を縁取っているようです。南足柄市との境の曽比から撮りました。2つの山のバランスが絶妙です。(曽比のK・Fさん)

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広報小田原
毎月1日発行
No.1098
発行:小田原市 〒250-8555 小田原市荻窪300番地 市役所総合案内 電話 0465-33-1300
編集:企画部広報広聴課 電話 0465-33-1261 FAX 0465-32-4640 〈C〉小田原市2014・1
広報小田原は、資源保護のため再生紙を使用しています。
12月1日現在 小田原市の人口196,075人 79,807世帯
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