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広報小田原 第1144号

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広報小田原 第1144号

平成27年12月1日 発行

#01 特集 スポーツを 誰でも どこでも いつまでも
#02 届きましたか マイナンバー
#03 思いが続いて、25周年 ときめき国際学校
#04 おだわら情報
#05 芸術文化創造センターの整備について
#06 〈連載〉あふれる 魅力 ハルネ情報 12月/〈連載〉キラリ 若人
#07 〈連載〉知りたい! 広めたい! 地域自慢[8]
#08 〈連載〉いいね!がいっぱいmy中学校 その8


PDF版

テキスト版

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#01 特集 スポーツを 誰でも どこでも いつまでも
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スポーツをしている市民は、62.2パーセント(※)。
野球やサッカーなど「競技」を中心としたものから、ウォーキングなど「身近で気軽に楽しめる」ものまでニーズは広がり、多くの人がスポーツをしています。
小田原のスポーツを取り巻く環境は今、どのような状況なのか。
スポーツを「する」「みる」「支える」。
きっかけはさまざまですが、「する」だけでなく、「みる」「支える」という視点で、スポーツを楽しむ人も増えています。
あなたも、どこでも、いつまでも、スポーツを楽しんでみませんか。
※2008(平成20)年2月「小田原市民スポーツアンケート」より、1年に1回以上、スポーツをしている市民の割合。

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スポーツを「する」
楽しみながら体を動かす
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日常生活の中に、スポーツができる環境があります。楽しみながら体を動かすことで、心身の健康や地域の人との交流にもつながります。

地区健民祭

地区ごとの運動会
 市民になじみ深い、地区の運動会「健民祭」。地区によって呼び名はさまざまですが、市内には、戦後の復興期に青年団が開催した運動会が始まりといわれる地区もあります。
 小田原のように、全地区で「健民祭」を開催しているのは、珍しいようです。

小学校の運動会と合わせて
第52回 片浦地区健民祭
 片浦地区では、東京オリンピックの年に始まりました。
 「結婚した頃は盛んだった」
 「松の木に綱をつけて、綱引きの練習をしたと聞いたことがある」
 人口は減り、かつて1日かけた健民祭は、2005(平成17)年から、午前中に小学校の運動会、午後に健民祭と同日開催になりました。
 この地区で育ち、小学生の子どもを持つ青木菜穂子さんは、「子どもは減ったけれど、こういう形で続いているのは、地域交流の場があってよいですね」と、自身も参加してきた場を大切にしています。

幅広い世代から、大勢が参加
第39回 国府津地区健民祭
 国府津地区では、小・中学生と子ども会の保護者が、ボランティアとして運営に参加。
 「子どもの頃から来ている。学校でスタッフ募集があったので、応募した」という中学生23人は、審判、用具準備、出場者召集、景品配りなど、至るところで活躍します。
 今年からは、瓶をひもで釣って競争する「ビン釣りレース」も加わりました。単にスピード勝負ではない種目が増え、高齢者も出場しやすくなっています。
 多くの子どもも参加し、立ち上がって応援。その姿から、健民祭の文化が、子どもにも根づいていることが分かります。

小田原市民総合体育大会
地区選抜選手で地区対抗
 1949(昭和24)年に始まった、「小田原市民総合体育大会」。毎年夏に、公益財団法人小田原市体育協会主催で開催される、26地区対抗のスポーツ大会です。地区選抜の選手が、16種目で競います。
 参加者は年々減っていますが、地区の担当者は、選手集めに尽力しています。

誰でも気軽にウォーキング・ランニング
 アンケートによると、市民が行いたい緩やかな運動は、「ウォーキング」が最多。
 平成26年度に上府中地区をモデル地区に選び、上府中地区体育協会やスポーツ推進委員と連携してコースを設けました。
 今年度は、東富水地区をモデル地区として取り組んでいます。
 市では、身近で手軽に楽しめるウォーキングやランニングが、生活の中に定着したまちを目指しています。

27年ぶりに総合優勝
上府中地区体育協会 会長 加藤 義和さん
 「もう一度、強い上府中を作ろう」と、会長として10年間取り組み、今年、27年ぶりに4度めの総合優勝をしました。
 地区では、毎年10種目のスポーツ大会を開催しています。10年前からは「世代間交流ハイキング」、3年前からは小・中学生を対象にした「上府中ロードレース」も行い、地域とつながりながら、子どもの体力向上を目指しています。
 16種目全てに出場しないと優勝はできません。選手探しは大変ですが、地区のスポーツ大会などで選手を勧誘したり、地域の人から得た情報を頼りに、出向いて声をかけたりしています。

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スポーツを「みる」
トップアスリートを身近に感じる
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トップアスリートを見ることができる環境があります。身近で「本物」を感じることで、感動や憧れが生まれ、競技人口の増加や競技力の向上にもつながります。

ラグビー
日本代表が小田原に!
 9月から10月にかけてイングランドで開催された「ラグビーワールドカップ2015」。
 経験者やファンはもちろん、これまでラグビーに関心のなかった人も、日本代表の活躍に胸を躍らせたことでしょう。
 その日本代表の合宿地として、城山陸上競技場が選ばれました。

ラグビースクールの開催
 合宿地決定を受け、ラグビー経験者有志は、「まず、子どもにラグビーを知ってもらおう」と、6月からラグビースクールを開催。「全然痛くない」「タックルが好き」と、ラグビーに挑戦しました。

小田原市ラグビーフットボール協会の設立
 スクール開催の中心となったのは、「花園(全国高校ラグビー)」に出場経験がある髙橋敦朗さん。髙橋さんを会長に、9月、「小田原市ラグビーフットボール協会」が発足し、現在、本格的にラグビーの振興・普及に努めています。

「生」の迫力を味わってほしい
小田原市ラグビーフットボール協会 会長 髙橋 敦朗さん
 協会を設立したからには、小田原のラグビー文化を一から育てていこうと思っています。
 今回のワールドカップ以降、「見学したい」「子どもがやりたいと言っている」など、問い合わせが増えました。城山陸上競技場で代表選手のプレーを見たり、交流したりすれば、刺激や憧れになるし、ラグビーを始めるきっかけにもなります。
 生で見ると迫力がありますよ。うなり声や体と体がぶつかる音。重量級選手の素早い動き。そういった迫力を、間近で味わってほしいですね。

フットサル
湘南ベルマーレフットサルクラブ
 攻守の切り替えの速さなど、スピード感が魅力のフットサル。
 小田原には、県西地域2市8町をホームタウンとする「湘南ベルマーレフットサルクラブ」があり、そのホームアリーナは、小田原アリーナです。

身近に拠点があるので、見に行きやすい。(20歳代女性)
近くで見られるので迫力がある。(10歳代男性)
子どもにプロの試合を間近に見させてあげられるので、憧れも出てくると思う。(40歳代男性)
プロ選手と顔見知りになれるスポーツなんて、他にはない。(60歳代男性)
小田原アリーナでの試合は、必ず応援に行く。(40歳代女性)

地域に愛されるクラブ
 「夢や感動を与えることのできるチーム」を目標とし、ホームタウンでのスポーツ振興にも力を入れ、地域で愛され親しまれるよう、取り組んでいます。

一緒に戦いましょう!
湘南ベルマーレフットサルクラブ キャプテン 浦上 浩生さん
 わがクラブは、地域のイベントに参加したり、フットサル教室を開催したりしています。フットサルを知ってもらう貴重な機会ですし、選手を身近に感じてもらうこともできます。また、そこで出会った人が、応援に来てくれます。
 私たちは、「今、会えるスポーツ選手」です。試合後や地域活動で触れ合い、感動してもらえれば、すごくうれしいです。
 小田原アリーナで、一緒に戦いましょう!

小田原出身!
みんなで応援しよう!
世界陸上2015北京400メートルハードル 日本代表 松下 祐樹さん(チームミズノ所属)
 中学生のとき、友人の誘いで陸上部に入部しました。小田原での陸上生活は、中学・高校の6年間。今の僕の基盤になっています。
 スポーツには目標が必要です。しかし、あまりに遠い目標では、途中で自信を失ってしまいます。自信は、成功の積み重ねから生まれます。最終的な大きな目標に向かって、目の前の小さな目標を一つずつ達成していけば、いつかゴールにたどり着きます。
 今年の世界陸上では、準決勝で他の選手の雰囲気にのまれ、自分の走りができませんでした。来年はリオデジャネイロオリンピック、再来年はロンドン世界陸上があります。目標は、決勝進出。そしてメダリスト。
 小田原に明るいニュースを届けられるよう、精一杯努力していきます。皆さんの声援は、僕の力になっています。これからも、応援よろしくお願いします。

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スポーツを「支える」
皆が取り組みやすい環境を作る
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見えないところで、スポーツを支える人がいます。スポーツができる環境を整えることで、多くの人が楽しむことができ、スポーツの振興や普及にもつながります。

酒匂川スポーツ広場第1サッカー場
緑に生まれ変わったグラウンド
 9月、小田原サッカー協会副会長の中戸川勝さんと、同協会の加藤智晃さんの尽力により、第1サッカー場は芝生化されました。

よりよい環境を生み出すために
 「サッカーを始めても、途中でやめてしまう人が多い。私たちは、サッカーを生涯スポーツにしたい。そのためには、環境の整備が必要」と、中戸川さん。サッカー場の芝生化は、協会の20年来の目標でした。
 しかし、芝生化には手入れや知識が必要です。中戸川さんの心強い味方が、下府中小学校などの芝生化を進めた加藤さんでした。
 協会内で検討し、昨年11月、芝生化が決定。6月、子どもから大人まで約600人が集まり、苗を植えました。

芝生の育成
 植えた芝生には、日々の手入れが欠かせません。
 中戸川さんは、次男の雅さんと二人で水まきを担当。「太いホースで放水するのが難しい。15分も持っていられない」と、苦笑いを浮かべます。芝刈りや肥料まきを担当した加藤さんも、「仕事の合間に芝刈りをするのは大変だった」と、話します。
 今年は、梅雨にまとまった雨が降り、梅雨明けは晴天が続きました。芝が育つ天候に恵まれましたが、その分、手入れは大変でした。

小田原サッカーの未来を創る
 「転んでも痛くないから、何度も思い切ったプレーに挑戦する。それがチャレンジ精神につながる」
 「環境が整うことで気持ちにも変化が生まれ、態度や姿勢も引き締まる」
 二人は、芝生でプレーする子どものようすを話します。
 加藤さんは、「芝生のグラウンドを当たり前にしたい。その一歩が踏み出せたことに大きな意義がある」と、未来を見据えています。

小田原市スポーツ推進委員
地区に3人! スポーツの味方
 市内26地区(自治会連合会)には、各地区に3人ずつ、計78人の「小田原市スポーツ推進委員」がいます。市民に対するスポーツの指導・助言や、地域のスポーツ大会やイベントに関わっています。
 また、委員の多くが、各種目の協会などでも活動。多方面から小田原のスポーツを支えています。

未経験者も支える総合型地域スポーツクラブ
 市内には、誰もが、それぞれのレベルに合わせて参加できる「総合型地域スポーツクラブ」が二つあります。
 「スポーツ経験がない」「体力には自信がない」という人も、気軽に参加してください。
 詳しくは、スポーツ課(電話 0465-38-1149)にお問い合わせください。

クラブ名:小田原フレンドリークラブ
活動内容:野球、アーチェリー、グラウンドゴルフ、カヌー、ヨガ など

クラブ名:城下町スポーツクラブ
活動内容:バドミントン、卓球、ソフトテニス、親子体操、ジョギング など

ニュースポーツをやろう
小田原市スポーツ推進委員協議会 会長 釼持 明さん
 45年間、小田原のスポーツ振興に関わってきました。
 スポーツ推進委員として、皆が気軽に楽しむことのできるニュースポーツの普及に力を入れ、スポーツに取り組む人が増えるよう頑張っています。小田原市全体で、一つのニュースポーツに取り組めるとよいですね。

小さい頃から親しんで
小田原市スポーツ推進委員協議会 副会長 石川 和子さん
 小学校で出前講座をすることもありますが、今の子どもは昔と比べ、体力が落ちているように感じます。ニュースポーツは年齢に関係なく、楽しんでできるので、生涯スポーツとして小さい頃から始めて、高齢者になるまで親しんでほしいです。

ニュースポーツとは
勝敗にこだわらず、気楽に楽しむことを目的としたスポーツ。
グラウンドゴルフ、ファミリーバドミントンなど。

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市内には、さまざまな形でスポーツに取り組む人がいる。
なぜスポーツに取り組むのか。
スポーツから何を得たのか。
その思いを聞いた。
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車いす陸上で得た「つながり」と「生きがい」
車いす陸上(短距離) 山口 充弘さん
 16年前、スキーの最中に脊髄を損傷。下半身が動かなくなった。しかし、「不思議と一度もネガティブな気持ちにならなかった。下半身不随でも、何かスポーツをしたかった」と、リハビリの先生に勧められた車いす陸上を始めた。その後、「ジャパンパラ陸上競技大会」など数々の大会で優勝し、一躍トップアスリートの仲間入りを果たした。
 山口さんは、西湘高校ラグビー部出身。練習などをサポートしてくれるのは、その仲間だ。
 「2004年アテネパラリンピック」の選考前、オーバーワークが原因で左足切断寸前まで疲労がたまり、練習もできず目標を失った。
 「お前、負けたままで悔しくないのか」
 先輩のその一言で目が覚めた。厳しい練習を再開すると、先輩たちも練習につきあってくれ、トレーナーも買って出てくれた。
 「ラグビー部の仲間には、感謝しかない。先輩は厳しいですけど・・・。このつながりを生んでくれた車いす陸上にも感謝ですね」
 山口さんはほぼ毎日、仕事が終わった午後6時過ぎから練習を始める。
 「仕事後の練習はきついし、やめてしまえばきっと楽になるんだろうな。でも、それが僕の生きがいになってますから」
 また、近隣の小学校で話をしたり、競技を見せたりしている。
 「僕は障がい者代表ではないが、こんな人もいるんだよと知ってもらいたい。そういった意味でも、小学生とつながり、何かを考えるきっかけにしてくれるとうれしい」
 「今年はタイムが伸び悩み、来年のリオデジャネイロパラリンピックは厳しいと思う」と山口さん。
 「でも、僕より年齢が上の人が結果を残している。だから、まだまだ諦めず、東京パラリンピックを目指します。陸上だけでなく、他のスポーツにも挑戦したいですね」
 貪欲にスポーツに向き合う山口さんを見て、東京で輝く姿が浮かんだ。

虚弱な少年を変えたバドミントン
バドミントン 山本 洋彦さん
 「全日本シニアバドミントン選手権大会」で、5回の優勝を誇る山本さん。高校時代にはインターハイで優勝するなど、これまで手にしたメダルは数え切れない。73歳になった今も、コートの中を縦横無尽に動き、スマッシュを決めていく。
 しかし、山本さんの小学校時代は意外なものだった。
 「身体が弱く、学校には3分の1ほどしか通えなかった」
 そんな山本さんの人生を変えたのは、中学1年のクリスマス。両親からクリスマスプレゼントとして、バドミントンのラケットをもらった。中学校にはバドミントン部があり、入部。日々の厳しい練習に耐え、気がつけば身体も丈夫になっていた。
 4年前には直腸がんの手術を乗り越え、60年間、継続してバドミントンに取り組んでいる。
 「体力だけで勝負が決まるのではなく、頭を使い、数手先のプレーを読まないと勝てないところがおもしろい。苦労して勝てたときはスカッとしますね」
 山本さんにとってバドミントンは、「生活の一部」だという。食事や睡眠のように、これからも続けていく。
 「60年も続けられているのは、環境が整っていたからこそ。厳しくも優しい先輩や、よきライバルも周りにいた。人に恵まれていたんです。バドミントンは、健康と強いメンタル、そして多くの人との出会いを与えてくれた。80歳を過ぎても続けていたいですね」
 現在、指導者としても活躍している。
 「先輩たちが私に教えてくれたように、今度は、私が教える番」とほほえむ表情に、指導者としての風格を見た。

つなぐ歴史とバレーボール
ママさんバレーボールチーム「下曽我」
 「バック!」
 「えっちゃん!」
 「ナイス!」
 金曜日の夜、下曽我小学校の体育館に、明るい声が響いた。
 昭和20年代に発足した「下曽我」は、市内で最も歴史あるママさんバレーボールチームだ。
 現在、チームには20歳代後半から50歳代までの選手が所属。年齢は異なるが、バレーボールを通じて仲良くなった。チームはいつでも明るく、笑いが絶えない。
 「試合後には食事などに行き、子どもや夫の話に花を咲かせます。ママさんバレーは、楽しいことが一番。その延長線上に勝利があると、もっとうれしいです。ストレス発散や健康のためなど、目的は違うけれど、皆で励まし合えることが魅力です」
 それでも昔に比べると、選手は少なくなった。ママさんバレーは9人制だが、「下曽我」の選手は11人。火・金曜日の練習には、選手の子どもも練習相手として参加している。
 そのため、選手を増やそうと勧誘にも力が入る。
 「バレーボール経験者がいると聞けば、お誘いに行きます。全く知らない人に声をかけることもあるんですよ」
 「私たちも先輩に勧誘されて入りましたが、参加したことで、世代の異なる地域の人と交流が持てたんです。だから、もっと多くの人に参加してほしいです」
 皆が絶やすことのない笑顔、真剣に練習に取り組む姿を見て、60年以上続く「下曽我」の歴史は、まだまだ続いていくと確信した。

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子どもの体力作り
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小学校の取り組み

子どもの体力低下が叫ばれる昨今。
小田原の小学生も、例外ではありません。
各小学校では、体力向上に向け、さまざまな取り組みを進めています。

体力低下の現状
 市では毎年、全ての小学5年生と中学2年生に、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査(新体力テスト)」を実施。
 小学5年生は、「握力」「上体起こし」「長座体前屈」「反復横とび」「20メートルシャトルラン」「50メートル走」「立ち幅とび」「ソフトボール投げ」の8種目で調査を行っています。平成26年度の調査結果では、男女ともに8種目全てが、全国平均を下回っていました。
 この調査結果から、特に「反復横とび」と「20メートルシャトルラン」が低く、「敏しょう性」と「持久力」が課題として挙げられました。

新体力テストの結果
※全国平均を50とした場合の小田原市平均の数値

小学5年生男子
長座体前屈(49.5)
上体起こし(49.3)
ソフトボール投げ(48.5)
握力(48.4)
50メートル走(49.9)
20メートルシャトルラン(48.1)
立ち幅跳び(49.9)
反復横とび(47.6)

小学5年生女子
長座体前屈(49.1)
上体起こし(47.9)
ソフトボール投げ(47.9)
握力(48.0)
50メートル走(48.8)
20メートルシャトルラン(46.6)
立ち幅跳び(48.5)
反復横とび(45.5)

体力向上のために
 各小学校では、新体力テストの結果を受け、改善に向けた指導目標を立て、具体的な取り組みを進めています。
 「なわとび集会」や「ドッジボール大会」などの行事を取り入れたり、週に1回程度、昼休みなどの時間を長く取り、外遊びの時間を確保したりしています。
 また、以前は高学年の学習内容に位置づけられていた「体つくり運動」を、低学年から実施。体のバランスを取る運動や用具を操作する運動、力試し運動として、竹馬や一輪車、バランスボールを使った運動遊び、すもう遊びなど、学校ごとの状況に応じた運動を取り入れています。

始業前の5分間を活用
前羽小学校
 前羽小学校では6年前から、始業前に5分間走る「箱根駅伝チャレンジ」を実施。毎週水曜日に、全校児童が先生、近くの前羽幼稚園児、その保護者と一緒に走ります。
 前羽小学校の近くを通る国道1号は、箱根駅伝のコース。児童にとって身近な箱根駅伝を完走する心意気で校庭を1週走ると、「箱根駅伝チャレンジ」のシートを一マス色塗りします。
 新体力テストの結果、前羽小学校の児童は、特に「瞬発力」「敏しょう性」が低いことが分かっています。先生は、「好きなスポーツだけでなく、いろいろなスポーツに親しんでほしい」 と、「箱根駅伝チャレンジ」の他に、今年度から月1回の水曜日の始業前に、長縄跳びを取り入れ、弱点を克服しようとしています。

外遊びをしたくなる昼休み
豊川小学校
 豊川小学校では以前から、通常よりも15分長い45分間が昼休みになる「キラキラタイム」を実施。毎週水曜日は掃除時間がない分、全校児童が外遊びをします。
 昨年度からは月に1回、地域の人と昼休みを過ごす「ふれあいキラキラタイム」も導入し、ラジオ体操や昔ながらの竹馬をしています。
 児童は、担任の先生が見守る中、長縄跳びやドッジボールをする他、フラフープや一輪車などを使って、思い思いに遊びます。
 バランス感覚を養う一輪車には、特に3〜4年生の女子が興味を持ち、3年生で乗れるようになった児童が、4年生で自由自在に乗りこなします。
 また、1年生は、腕力などをつけるため、登り棒を取り入れて遊んでいます。担任の先生は、新体力テストの結果や日常の児童の動きからクラスの課題を見つけ、遊びを通じて体力作りのきっかけとしています。

市全体で取り組む
 市内の小学校では、体力向上のための取り組みについて互いに情報交換したり、各校で工夫したりしながら、児童が継続的に行える運動を、学校生活に取り入れています。
 今後は「体力向上プロジェクトチーム」を組織し、市全体の子どもの体力向上に向け、全市的な取り組みを進めていきます。

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スポーツを楽しむということ
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身近な地域でスポーツを「する」
トップアスリートを「みる」
スポーツ環境を「支える」

どんな関わり方でも、スポーツは「楽しむ」ことが基本です。
健康、体力、憧れ、生きがい、人とのつながり・・・
スポーツを楽しめば、多くのものが得られます。
小田原には、スポーツを楽しむことができる環境があります。
今回紹介したのは、その一部です。
誰でも、どこでも、いつまでも、自分に合った方法で、スポーツを楽しみましょう。

インタビュー
小田原のスポーツを担う「公益財団法人小田原市体育協会」。江島紘会長に伺いました。

スポーツを活発にして、まちも元気に
体育協会の活動は?
江島 体育協会は、種目協会、地区体育協会・振興会、レクリエーション協会で構成され、各団体の協力のもと、市のスポーツ・体育を活発にし、「小田原のまちそのものを元気にしていこう」と、活動しています。
   「する」「みる」「支える」を3本の柱に、小さい子どもから高齢者、障がいのある人まで、市民の皆さんにスポーツの楽しさを伝えることに力を入れています。
   「キッズマラソン」「スポーツ&レクリエーション大会」「尊徳マラソン」「市民総合体育大会」などの主催や、各種教室を開催しています。職員が地域の公民館などに出向く出前講座の開催や、小学校でニュースポーツの普及もしています。また、毎年新しい事業に取り組み、今年度は東京都・秋川渓谷や埼玉県・長瀞でのウォーキングも企画しました。

十分でないスポーツ習慣
スポーツに対する市民の意識や現状は?
江島 市民が皆、スポーツ・運動をしているかというと、まだまだ十分でないと思います。アンケート調査をしても、週1〜2回体を動かしている人は40パーセント程度。スポーツには、場所・時間・人が必要です。特に30〜40歳代の働き盛りで忙しい人が、スポーツをしていないのが現状です。
   地域を見ると、健民祭が盛んな地区もあれば、そうでない地区もあります。市民総合体育大会でも、3種目程度しか出場しない地区もあります。指導者が熱心に働きかけても、活発にならないところもあります。地区の特色もさまざまですが、体育協会として、何か一緒になってできないかと働きかけています。

今の子どもは、幅広く体を動かしていない
子どもの体力低下を感じますか?
江島 実感しています。新体力テストの結果を全国的に見ると、神奈川県全体で体力は低下しています。さらには、市の平均が県平均を下回る種目もあります。また、スポーツをやっている子どもと、やっていない子どもが両極端になっていると感じています。スポーツクラブなどに所属し、1種目しかやらない子どもも多く、幅広く体を動かしていない点も課題だと思います。

「楽しさ」を味わって
スポーツを「する」「みる」「支える」ことで、よいことは?
江島 「する」「みる」「支える」のいずれにしても、楽しいことが一番。体育協会でも、スポーツ・運動を「する」ことは「楽しいものだ」と、楽しさを追求しています。「する」だけでなく、「みる」という点では、市ではフットサルが盛り上がっているので、プロ選手と連携して、11月に「フットサル祭り」を開催しました。「支える」という点では、体育協会でもいろ いろなイベントがあるので、スポーツボランティアを募り、お手伝いしていただいています。そういった関わりの中でも、「楽しさ」を味わってほしいと思っています。
   「スポーツが楽しい」「体を動かすのは気持ちいい」と実感してもらえれば、それが健康維持や人とのつながりになります。先に「楽しさ」があって、結果的に、健康や人とのつながりに なればよいと思います。

日常生活に、スポーツ文化の定着を
今後、市民がスポーツとどう向き合ってほしいか?
江島 「スポーツ=苦しい練習」という考え方が昔はありました。そうではなく、「楽しさ」を知ってほしいと思います。
   また、スポーツに関心を持ってほしいです。ラグビーでは、小田原が日本代表の合宿地になりますし、陸上では、小田原出身の世界レベルの選手がいるので、そういうことをきっかけに興味を持ってほしいですね。
   地域でウォーキング・ランニングを根づかせる取り組みも重要です。夜、家族や友人とウォーキングする人を多く見掛けますが、それもスポーツの定着の在り方だと思います。
   日常生活の中にどうスポーツ文化を取り入れていくか。毎日の食事や歯磨きのように、一定の時間を使ってスポーツを「する」「みる」「支える」ようになってほしいですし、市民の生活の中に、スポーツが定着していけば一番よいです。

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#02 届きましたか マイナンバー
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【問】戸籍住民課(マイナンバーカード受付窓口) 電話 0465-33-1504
webID P18181

マイナンバーをお知らせする「通知カード」は、11月中に皆さんのお手元に届くよう、発送作業を進めてきました。
届いていない場合は、戸籍住民課まで連絡してください。

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届いていない人は
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 「通知カード」は、市が委任した「地方公共団体情報システム機構」から簡易書留で送付しています。不在時は、郵便受けにピンク色の「簡易書留ご不在連絡票(マイナンバー専用)」を投函していますので、記載された「保管期限」内に郵便局まで連絡してください。
 郵便局の「保管期限」を過ぎたものは、市役所で保管します。郵便局から受け取れなかった場合は、戸籍住民課まで連絡のうえ、運転免許証など本人確認書類を持って、市役所2階「マイナンバーカード受付窓口」に取りにきてください。
 まだ「通知カード」を受け取っていない場合は、ピンク色の「簡易書留ご不在連絡票(マイナンバー専用)」が投函されていないか確認し、連絡票がない場合は戸籍住民課まで連絡してください。

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届いた人は
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 マイナンバーは、一生使うものです。自分でしっかり管理しましょう。

希望者には、マイナンバーカードを交付
 「マイナンバーカード」は、本人確認書類として使うことができる顔写真付きのカードです。希望者が申請すると、平成28年1月以降に交付されます。
 詳しくは、通知カードに同封されている「説明用パンフレット」や市ホームページをご覧ください。
 
申請費用 初回無料
受付 市役所2階マイナンバーカード受付窓口、支所・連絡所、住民窓口(アークロード市民窓口、国府津駅前・酒匂・桜井窓口コーナーを除く)
送付 「本人限定郵便」で自宅に送付
※受付場所で申請できない場合は、郵送などで申請し、市が指定した窓口で受け取ることもできます。

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詐欺に注意!!
市内で、不審な電話などが相次いでいます
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本市発生事例!
お金は絶対払わない!渡さない!

 市役所職員や郵便局員を名乗り、「マイナンバーカードの受け取りに手数料がかかる」などと言い、金銭を要求。
 要求金額は、10,000円や15,000円が多い。
    ↓
マイナンバーカードの初回手数料は、無料

※申請時に必要な写真代は、自己負担です。

他市の事例
事例1 行政機関の職員を名乗り、口座番号を取得しようとする電話
 行政機関を名乗り、「マイナンバー制度が始まると手続きが面倒になるので、至急、振込先の口座番号を教えてほしい」との電話があった。

事例2 行政機関の職員を名乗り、資産などの情報を聞き出そうとする女性の来訪
 「マイナンバー制度の導入に伴い、個人情報を調査中である」と言って女性が来訪し、資産や保険の契約状況などを聞かれた。
    ↓(事例1、2ともに)
・口座番号や口座の暗証番号
・所得や資産の情報
・家族構成や年金・保険の情報
    ↓
 聞きません
 訪問しません
 カードなどを借りません

事例3 マイナンバーを管理するという業者からの電話
 知らない業者から、「マイナンバーを管理します」という電話があった。「専門家が管理するのか」と尋ねたところ、「私が管理する」と言われた。
    ↓
マイナンバーは自分で管理します

事例4 早く手続きをしないと刑事問題になるといった電話
 男性から、「マイナンバーが順次届いており、みんな手続きをしているが、あなたは手続きをしているか」との電話があった。「まだ手続きをしていない」と答えると、「早く手続きしないと刑事問題になるかもしれない」などと言われた。
    ↓
あなたが刑事責任を問われることはありません

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不審な電話があったら
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小田原警察署(電話 0465-32-0110)または戸籍住民課(電話 0465-33-1504)までご連絡ください。
[連絡をするときは]
・「マイナンバーに関する詐欺まがいの電話があった」と伝えてください。
・不審な電話の内容をメモしてから連絡をすると、落ち着いて話すことができます。

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#03 思いが続いて、25周年 ときめき国際学校
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【問】文化政策課 電話 0465-33-1703
webID P03370

平成3年度から始まった、オーストラリア・マンリー市との青少年交流事業「ときめき国際学校」。以来25年間続き、これまでに、両市合わせて、約1,450人が国際感覚を磨いてきました。

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ときめき国際学校とは
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中学・高校生が親善大使に
 毎年、両市それぞれ約25人の中学・高校生が参加し、交流を深めています。
 本市の青少年は「ときめき親善大使」として、マンリー市の青少年を小田原で「おもてなし」した後、マンリー市を訪問します。マンリー市では、参加者の家にホームステイ。異国の日常を知り、文化の違いや国際人としての行動を学びます。
 市民主導で始まったこの事業は、「ときめき国際学校実行委員会」と本市で実施。多くのスタッフのサポート・思いが続いたからこそ、25周年を迎えることができました。

カリキュラム
 「ときめき親善大使」は、両市で交流するだけではなく、年間を通じて活動しています。

事前研修/6月に、宿泊研修1泊2日を含む全6回 両国の文化や歴史、マナー、英会話などを学習
国内交流 マンリー市の青少年が小田原を訪問/7月上旬〜中旬の約10日間 マンリー市の青少年に日本や小田原の魅力を発信
海外交流 ときめき親善大使がマンリー市を訪問/7月下旬〜8月上旬の約13日間 市役所訪問や、雄大な自然の中でファームステイ体験
事後研修/8月〜翌年2月に、6回程度 報告書作成や報告会準備
研究発表会・閉校式/3月
※上記予定は、変更になる場合もあります。

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25周年事業
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平和を願って
マンリー市で平和式典に参列
 世界平和を目指すことも、「ときめき国際学校」の目的です。
 オーストラリアでは、毎年各地で、広島・長崎に原爆が投下された日に、平和を願う式典が開催されています。今年、広島から約8,000キロ離れたマンリー市で、両市の青少年が、広島70周年記念平和式典に参列。折り鶴とメッセージを掲げ、「広島のことを忘れない」と平和を誓い、「ときめきの友情いつまでも」と宣誓しました。

広がる交流
小田原医師会合唱団が、マンリー市でコンサート
 実行委員会の山田洋介副会長と山田浩子委員が所属する「小田原医師会合唱団」は、9月、22人でマンリー市を訪問。青少年だけでなく、大人も友情を深めました。現地でチャリティーコンサートを開催し、その収益金をマンリー市の小児ホスピスに寄附しました。

続く、取り組み
25年の友好を、お祝い
 マンリー市の青少年にとって、小田原滞在最終日の7月11日。25年続いた活動を、日本とオーストラリアの国旗をデザインしたケーキで祝いました。
 今後も両市の友好が末永く続くことを願い、ペナントも交換しました。

25年間を振り返る
ときめき国際学校25周年公式パーティー
 25周年の節目に、マンリー市の公式訪問団が本市を訪問。この機会に、平成22年度から26年度までの「ときめき親善大使」同窓生と市民スタッフ、実行委員が集まり、記念公式パーティーを開きました。
 多くの人に支えられ、続いてきた「ときめき国際学校」。今後も両市から豊かな国際性を身につけた若者が育ち、羽ばたいていくことでしょう。この交流が末永く続くことを願っています。

OB会会長・実行委員 田中佑奈さん
 「学んだ英語を、実地で使ってみたい!」と平成24年度に参加し、3年経ちましたが、「ときめき親善大使」として過ごした時間は、当時も今も最高の思い出です。

実行委員 栢沼亜沙美さん
 平成13年度に高校生で参加し、交流では大切な友達と、第二の家族を得ました。今回、卒業生の多さ、事業への強い思い、多くの人の尽力で、この事業が続いていると実感。今後も、「ときめき親善大使」の笑顔を楽しみにしています。

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学んだことを、伝える
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 「ときめき親善大使」は、班ごとにテーマを決め、日本とオーストラリアについて、共同研究を進めてきました。研修と交流で学んだ研究のまとめを、皆さんに伝えます。
 
地球市民フェスタ
日程 平成28年2月28日日曜日
場所 マロニエ
内容 共同研究パネル・報告書などの展示
 
研究発表会
日程 平成28年3月12日土曜日
場所 ダイナシティウエスト(西武小田原店)1階キャニオン
内容 研究発表、ときめき国際学校のPR

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他にもある!国際交流活動
「小田原海外市民交流会ウィンターパーティー」
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 小田原海外市民交流会(通称「OIFA」)による毎年恒例の冬のパーティー。国際交流活動をしている人と、楽しいゲームやおいしいお菓子で、盛り上がりましょう。活動を通じて知った、外国の話も聞けます。
日時 12月13日日曜日 午後1時〜3時
場所 おだわら市民交流センター UMECO 第7会議室
参加費 500円(料理持参の人は無料)
主催 小田原海外市民交流会(「OIFA」)
問 文化政策課 電話 0465-33-1707

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#04 おだわら情報
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12月11日金曜日〜20日日曜日
年末の交通事故防止運動
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【問】地域安全課 電話 0465-33-1396

『無事故で年末 笑顔で新年』
 年末は、交通量や飲酒の機会が増え、事故が起こりやすくなります。
 一人一人が交通事故について考え、ルールの遵守やマナーの向上に努め、交通事故を防ぎましょう。

歩行者と自転車の交通事故をなくすために
◦夜間に外出するときは、目につきやすい「明るい色の服」や「反射材」を身に着けましょう。
◦夜間に自転車に乗るときは、ライトをつけ、反射材を活用しましょう。
◦自転車に乗るときは、子どもだけでなく、大人もヘルメットを着用しましょう。

シートベルトの着用とチャイルドシートの使用徹底
◦自動車に乗るときは、全ての座席でシートベルトを着用しましょう。
◦チャイルドシートは、子どもに合ったサイズのものを使いましょう。

12月は、飲酒運転根絶強化月間
◦「これくらいなら」「少しの距離だから」という軽い気持ちが、一生かけても償えない悲惨な事故につながります。飲酒運転は、絶対にやめましょう。
◦忘年会などで飲酒をするときは、自動車や自転車で行くのはやめましょう。
◦自動車や自転車を運転する人に、お酒を提供したり、勧めたりするのはやめましょう。

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小田原駅 駅前広場ロータリー
危険な横断はやめましょう
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【問】土木管理課 電話 0465-33-1533
webID P19376

 7月に、小田原駅東口広場ロータリーで車道を横断中の歩行者が、バスと接触して亡くなる交通事故が発生しました。東口広場は、地下通路やペデストリアンデッキを整備し、目的に合わせて安全に歩行できるようになっています。
 また、西口広場ロータリーでも、車道を横断する歩行者が見られ、大変危険です。西口広場は、横断歩道を設置し、安全に歩行できるようになっています。
 駅前広場ロータリーは、バス・タクシーなどの営業車や一般車の交通量が多くなっています。市では小田原警察署と連携し、安全な通行の啓発に努めています。
 安全な歩行空間を利用し、車道の危険な横断はやめましょう。

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ホームページの検索がしやすくなりました
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webIDがある記事については、市ホームページの「サイト内検索」に、「P○○○○○(5ケタの数字)」を入力し検索すると、そのページが表示されます。

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#05 芸術文化創造センターの整備について
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【問】文化政策課 電話 0465-33-1702

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入札結果
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 芸術文化創造センターの建設工事の入札を7月に行いましたが、結果は、1社からの応札で、予定価格の73億円弱に対し、入札金額は約94億円でした。このため、入札は不調となりました。

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整備方針を決めるために
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 建設費は、現行予算の73億円弱は増額しないこととしたうえで、4つの選択肢を示しました。
 これをもとに、9月に市民の皆さんとの意見交換会を、11月に民間事業者との対話を進め、整備の可能性を探りました。

(1)延期:市民会館を改修し、整備時期を遅らせる。
(2)設計見直し:仕様を大幅に見直し、再設計する。
(3)分割工事:大ホールなどを先行して整備し、小ホールは先送りする。
(4)事業提案:公募型プロポーザルを実施し、民間企業から広く事業提案を募集する。

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今後の方針は事業提案を軸に
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 延期せず整備を進めてほしいという市民意見が多く、また、複数の民間事業者からは事業提案での整備に前向きな意向が示されました。
 このため、今後は、事業提案を軸に建設の可能性を追求し、整備に向けて取り組んでいきます。

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市長コメント
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 入札が不調となり、市民の皆さんにご心配をおかけしております。
 市民の皆さんの期待に応え、整備に向けた取り組みを、引き続き進めてまいります。

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至誠・市政
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「注目される小田原の『協働』」
小田原市長 加藤 憲一

 10・11月は、年間を通じて最も対外的行事の多い季節です。市として加盟する各種全国組織の総会、国の予算や制度への要望活動、先進事例の視察、講演やシンポジウムへの参加など。市内諸団体の行事などと相まって、非常に密度の濃い公務スケジュールが続きました。
 そんな中、今年特に感じたのは、小田原での取り組みについて講演や事例発表を求められる機会が増えてきたことです。具体的なテーマは「地域コミュニティ」「環境」「エネルギー」「まちづくり」「市民参加」など、その切り口はさまざまですが、共通しているのは、それらの分野の課題解決において取り組まれている「協働」の在り方に関心が持たれている、という点です。
 「協働」という場合、一般的には市民と行政が連携しての取り組みを指しますが、それに加え、多様な市民が横につながりあって力を合わせる取り組みも含め、小田原では諸分野において活発化しています。端的なものは、講演などの依頼が多かった「地域コミュニティ」と「エネルギー」でしょうか。
 「地域コミュニティ」については、関東学院大学での講義およびシンポジウム、全国市町村長サミット(いずれも10月)や、かながわ円卓会議(11月)で発表させていただきましたが、単に地域内諸団体の連携が進んでいるというだけでなく、その姿が今後の日本の地域社会を支えていく極めて重要な仕組みへと進化しつつある点が注目されています。
 「エネルギー」については、おだわらスマートシティフェア、市民・地域共同発電所全国フォーラム2015小田原大会(いずれも11月)などでパネリストとして登壇しましたが、東日本大震災以後のスピーディーな官民連携の動きのみならず、志を持つ多くの市民や事業者の活発な動きが、今後のエネルギー地域自給に向けた地域での取り組みのモデルとして位置づけられつつあります。
 また11月には、環境省が肝いりで取り組む「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトの、全国40か所に及ぶミニフォーラムのキックオフの地として、小田原が選ばれましたが、これも小田原の諸団体が展開する多様な「協働」の可能性が注目されてのことと受け止めています。
 これまで私たちが育ててきたさまざまな「協働」を、誇りを持って、さらに磨き上げていきましょう。

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#06 〈連載〉あふれる 魅力 ハルネ情報 12月/〈連載〉キラリ 若人
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からくりパズルマーケット
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主催・問 小田原・箱根「からくりパズル」を広める会 電話 0465-32-3631(有限会社からくり企画内)
日時 12月12日土曜日午前10時〜午後4時
内容 ・からくりパズルの展示・販売
   ・からくりパズル遊びの名人による実演

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フルート・バイオリンクリスマスコンサート&特別体験会
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主催・問 大村楽器リベルテセンター 電話 0465-22-7135
日時 12月15日火曜日午後1時〜4時
出演 フルート 長谷川恵美
   バイオリン 藤原純枝
曲名 ・クリスマスメドレー
   ・情熱大陸 など
※フルートとバイオリンを体験できるコーナーもあります。

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HaRuNe de Study
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主催・問 一般社団法人神奈川県学習塾連絡会 電話 0465-22-1343(エコール学院内)
日時 12月26日土曜日・27日日曜日午前10時〜午後5時
内容 ・クイズで楽しく学ぶ学習コーナー
   ・進路・学習相談ブース
   ・講師に直接質問ができる自習室コーナー など

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2015 Winter Gospel stage in ハルネ
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問 FM小田原株式会社 電話 0465-35-5150
日時 12月20日日曜日午後1時〜3時
出演 One Bright Voice Choir など
曲名 In The Sanctuary など

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ハルネギャラリー
展示予定
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街かど博物館に行ってみよう!〜パズルラリーでまち歩き〜…〜12月16日水曜日
小田原の海史〜昭和30年代〜…12月17日木曜日〜平成28年1月25日月曜日
小田原城のあゆみ 第2期「関東大震災から戦後復興期」…〜12月24日木曜日
小田原城のあゆみ 第3期「天守閣再建から現在」…12月25日金曜日〜平成28年3月31日木曜日

webトップページ 小田原地下街「ハルネ小田原」ホームページ http://www.harune-odawara.com/

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皆で、ガンガン前に攻めよう!
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小田原タグクラブ3・4年生 小田原トリトンズ

第32回 神奈川県タグラグビー大会(ミニの部) 優勝
 平成20年に発足した「小田原タグクラブ」。市内の未就学児から小学6年生までが、男女混合で、タグラグビーに取り組んでいます。
 10月に行われた「第32回神奈川県タグラグビー大会(ミニの部)」で、クラブの3・4年生のチーム「小田原トリトンズ」が、見事優勝しました。
 キャプテンの石黒春輝さんは、「一人でプレーしたのではなく、皆でプレーした結果、勝ててうれしかった」と振り返ります。また、「チーム目標『皆でパスを回し、トライする』ができたことが、優勝したことよりもうれしい」と副キャプテンの辻煌匠さん。チームワークを大切にしながら積極的に攻めることが、強さのひけつです。
 石黒さんは、「これからは、攻撃の種類を増やして、サインプレーなどにも今まで以上に取り組みたい」と、意気込みます。
 小田原タグクラブは、トリトンズだけでなく、5・6年生のチームも、同大会(ジュニアの部)でベスト4に入りました。今後もクラブ全体で練習に励み、次の大会のタイトルを狙っていきます。

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#07 〈連載〉知りたい! 広めたい! 地域自慢[8]
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みんなが「知りたい!」「広めたい!」地域の自慢を紹介します。

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橘南地区
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市の東部にあり、東側は二宮町と接し、東西に西湘バイパス・国道1号が通る橘南地区。
南側には相模湾が広がり、昔は塩田があったことから、梅干し、塩辛などの漬物業が多く営まれています。
また、優良企業が集まる工業団地「西湘テクノパーク」や、地域住民が集う「前羽福祉館」があります。

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各種団体の連携で、地域を盛り上げる
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 毎年海の日には、自治会が中心となり、海岸清掃「前羽海岸クリーン作戦」を実施。地域の子どもから高齢者まで総出で、環境美化に取り組んでいます。
 平成22年度には、「前羽地区団体長等連絡会」を設立。各種団体が連携して「小学生レクリエーション大会」などの行事を開催し、地域住民の交流を深めています。
 また、地域ぐるみで子育てを支援しています。地域の人が立ち上げた子育て支援団体「キラキラ星の会」は、0歳から未就学児とその親が参加し、親子で四季遊びなど、さまざまな活動をしています。「クリスマス会」では、一緒にクリスマス飾りを作り、食事をして、楽しい時間を過ごしています。

キラキラ星の会 会長 山口美代子さん
 「キラキラ星の会」は、平成6年に発足し、現在は30人ほどの子どもと親が集まり、毎月楽しく活動しています。
 約15年前から「クリスマス会」を開催。歌や手遊び、クリスマスにちなんだものの工作など、親子で楽しめるように企画しています。サンタクロースも登場し、プレゼントをもらえるため、ふだんとは違う雰囲気の中、子どもはうれしそうにしてくれます。また、地区社会福祉協議会と民生委員・児童委員に協力してもらい、地域の高齢者も参加するので、会員と高齢者の交流の場となっています。
 今年の「クリスマス会」は、12月8日火曜日に前羽福祉館で開催します。親子で、ぜひ参加してください。

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受け継がれる伝統行事
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 戦前から続く「道祖神祭」では、3台の人形山車が地区内に設置されます。また、祭りの翌日には、子どもが中心となって「どんど焼き」を行い、地域の安全を祈願します。
 9月の「近戸神社祭典」では、朝9時頃から神輿が海に入り、約500メートルの渡御を行います。その勇壮な姿は、地域に根づく伝統の一つとなっています。

つなぐ歴史
 「西湘テクノパーク」内には、縄文時代前期の遺跡「羽根尾貝塚」、7世紀から平安時代の遺跡「羽根尾横穴墓群」があります。
 また、東海道を旅した先人が、休憩したといわれる「車坂」。国道1号を東京方面から来て、初めて海を眺めることができる場所にあります。史跡案内板には、太田道灌や阿仏尼がここで詠んだとされる歌が書かれ、その歴史を伝えるため、今年10月、史跡案内板を付け替えました。

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#08 〈連載〉いいね!がいっぱいmy中学校 その8
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地域の特色を生かし、さまざまな活動に取り組む小田原の中学校。
そんな各中学校の「いいね!」を紹介します。

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鴨宮中学校
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住所 鴨宮547
創立 昭和24年3月1日
校訓 眞・善・美
校長 西澤 浩之
生徒数 1年187人 2年222人 3年208人 特別支援5人 計622人

鴨宮中学校の校長室には、日本人初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹博士から送られた「眞・善・美」の書が飾られています。この精神は、私たちの伝統となり、大切に受け継がれています。
「眞」真理を求め正義を守る人
「善」人のために善き行いをする人
「美」思いやりと優しさを持つ人

「カモボラ」スタート
 今年度、新たな取り組みとして、生徒会がボランティア活動を企画し、全校生徒に参加を呼びかける「カモボラ」を始めました。多くの生徒が賛同し、地域の道路清掃や空き缶回収などに参加しています。
 これまでも、近隣幼稚園の運動会の手伝いや、12月に飯泉観音で開かれる「だるま市」前に敷地内の落ち葉掃きなどをしてきました。
 今後とも、一人一人が地域の一員としての自覚を持ち、一層頑張っていきます。

皆で咲かせる笑顔の花
 平成17年から始まり、今年で11年めを迎える「あいさつ活動」。地域の人や保護者、先生も一緒に取り組み、多いときには100人以上が参加する大規模な活動です。
 具体的には、生徒が作った標語「おはようで咲かせよう!笑顔の花」の横断幕を掲げたグラウンドのフェンス前で、3日間の活動を年5回行っています。
 これからも、学校だけでなく、地域全体が「笑顔の花」で満ちあふれることを願って、続けていきたいです。

心のメッセージづくり
 友達や家族に言えない「感謝の気持ち」「日常生活の中で感じた喜びや感動」を伝えようと始めた「心のメッセージづくり」。気持ちを文字に表したことがきっかけとなり、「ありがとう」「ごめんね」「おめでとう」などを素直に言えるようになった生徒もいます。
 メッセージは、冊子『心に響くメッセージ』にまとめ、全校生徒に配るので、家族と一緒に読むこともできます。
 一人でも多くの人に、私たちの心のメッセージを受け止めてもらえたらうれしいです。

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広報小田原
毎月1日発行
No.1144
発行:小田原市 〒250-8555 小田原市荻窪300番地 市役所総合案内 電話 0465-33-1300
編集:企画部広報広聴課 電話 0465-33-1261 FAX 0465-32-4640 〈C〉小田原市2015・12
広報小田原は、資源保護のため再生紙を使用しています。
9月1日現在 小田原市の人口 194,190人 80,830世帯 (平成27年 国勢調査結果を集計中のため)
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