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広報小田原 第1182号

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広報小田原 第1182号

平成29年10月1日 発行

広報小田原 第1182号
平成29年10月1日発行

#01 特集 今、描く まちのこれから
#02 あなたの住んでいる地区も? 小田原市と合併の歴史
#03 なぜ今?なぜ南足柄市? 合併について話し合っている理由
#04 お金が足りない!3つの問題
#05 検討の結果 サービス水準は変えずに、10年間で約150億円の節約
#06 南足柄市ってどんなところ? 南足柄市ナンバー1巡り!
#07 未来の話を、しよう
#08 私たちで創る小田原の文化 おだわら市民ミュージカル
#09 〈連載〉市民力
#10 おだわら情報
#11 くらしのガイド おだわらいふ「お知らせ」
#12 くらしのガイド おだわらいふ「募集」
#13 くらしのガイド おだわらいふ「相談」
#14 くらしのガイド おだわらいふ「イベント」
#15 くらしのガイド おだわらいふ「こども」
#16 くらしのガイド おだわらいふ「スポーツ」
#17 くらしのガイド おだわらいふ「健康」
#18 〈連載〉小田原いちばやさい
#19 〈連載〉健康を手に入れろ 食×動
#20 〈連載〉あふれる魅力 小田原地下街 HaRuNe小田原情報


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#01 特集 今、描く まちのこれから
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小田原市と南足柄市では、昨年10月から
「小田原市・南足柄市『中心市のあり方』
に関する任意協議会」を設置。
合併するとどうなるか、などを検討してきました。

多くを望めない未来。
「今ある『普通』が、どうすれば続くのか」
私たちは、考えてきました。
次は、あなたが考える番。
さぁ、今。

はじめまして。ボクはコアジサシのサッシー。
最近、小田原市と南足柄市が合併などについて話し合ってるって聞いたんだけど、
「合併って何?詳しく教えてよ。
ボクは、冬は南国で過ごすから、今のうちに聞いておきたいんだ!
市の鳥コアジサシのサッシー

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#02 あなたの住んでいる地区も? 小田原市と合併の歴史
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合併なんて、全然聞いたことなかったなぁ。

でもね、サッシー。
私たちが住んでいる小田原市も、
合併を繰り返して、今の姿になったんだよ!

 昭和15(1940)年12月20日に誕生した小田原市。当時の人口は5万4,699人で、面積は現在の半分ほどでした。
 しかし戦後、市町村でやるべき仕事が増え、小さい町村は単独で対応できなくなりました。特に、中学校の運営は大変だったため、下府中村や桜井村が小田原市と合併しました。
 昭和28(1953)年には、町や村の人口に基準を定めた「町村合併促進法」ができ、日本各地で多くの市町村が合併しました。小田原市も、昭和29(1954)年から昭和31(1956)年までに2町5村と合併。工場が多くあった地域は工業、交通の拠点だった地域は商業に力を入れ、それぞれの地域の力を生かすことで、小田原市は発展していきました。
 昭和46(1971)年、さらなる発展を目指し、農業が盛んな橘町と合併し、現在の小田原市の姿になりました。
 そして今、未来を見据え、合併などについて、南足柄市と話し合っています。

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小田原市・橘町合併当時の話?旧橘町出身者に聞いた?
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 小田原市と橘町が合併したときは、東京で働いていたので、合併にあまり関心がありませんでした。反対する人がいたことは知っていましたが、橘町単独では、し尿処理などに限界があったことも、事実ではないでしょうか。(70歳代)

 当時は他県にいて、合併前は出身地を説明するのが大変でした。でも、合併したことで「『小田原市』と答えれば分かってもらえる」と思ったことを覚えています。(60歳代)

 合併の話を聞いたのが昭和45年。それから1年で合併しました。住民投票では、町民の3分の1が反対だったと記憶しています。合併後、小学校の建設や雨水排水溝の整備などの利点もありましたが、本庁舎が遠いなど、郊外であることの不便もありました。しかし、そうした利点や不便は、住む場所や仕事、世代で感じ方が違ってくるのだと思います。(80歳代)

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合併による小田原市の変遷
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南足柄市
平成32(2020) 年合併……?

合併の歴史があって発展してきたんだね。

合併年表
昭和15(1940)年12月/小田原町・足柄町・大窪村・早川村・酒匂村の一部(現在の山王網一色地区)が合併し、小田原市が誕生
昭和23(1948)年4月/下府中村と合併
昭和25(1950)年12月/桜井村と合併
昭和29(1954)年7月/豊川村と合併
昭和29(1954)年12月/上府中村・酒匂町・国府津・下曽我村・片浦村と合併
昭和31(1956)年4月/曽我村の一部と合併
昭和46(1971)年4月/橘町と合併

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#03 なぜ今?なぜ南足柄市? 合併について話し合っている理由
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どうして?
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深刻な人口減少と少子高齢化
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 「そんなこと、前から言われていたじゃないか」と思うかもしれません。しかし、事態はいよいよ深刻になっています。小田原市でも、人口が毎年800〜1,000人減るとともに、高齢者の割合も高くなっています。原因は、低い出生率や東京などへの人口流出。その東京でさえも、平成37年には人口減少に転じるといわれています。
 小田原市は交通の便がよく、地域資源にも恵まれている地域です。もちろん、それを生かして、人口減少を防ぐ取り組みを進めています。しかし、それだけでは太刀打ちできない現実があります。日本全体の人口が減り、高齢化に向かうスピードは圧倒的なのです。
 人口が減少するとともに税収も減り、福祉に係るお金が増えていく。そうなると、当たり前だったサービスをやめたり、規模を小さくしたりしなければなりません。
 小田原での暮らしを守る努力に加えて、抜本的な対策を考える必要がありました。その候補として挙がったのが、「合併」でした。

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つながりの深いお隣さん
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 では、「どこの自治体と合併してもよいのか?」というと、そうではありません。生活圏が似通った地域でないと、うまくいかないのです。
 南足柄市には、酒匂川を本流とする狩川が流れます。その狩川沿いを走る大雄山線や、幹線道路に沿って市街地が続き、通勤・通学、買い物などで、多くの人が両市を行き来しています。
 皆さんも南足柄市体育センターを利用したり、遠足で金時山や足柄峠に登ったりしたことがあるのではないでしょうか。
 そうした関係性があり、県西地域2市8町の中心市としての役割を担ってきた両市だからこそ、今、合併などについて話し合っているのです。

通勤 /通学
南足柄市から小田原市へ/5,129人/414人
小田原市から南足柄市へ/2,939人/291人
(平成27年国勢調査より)

なるほど。
そうだったんだね。
でも、小田原市ってそんなに大変な状況なの?
あまり実感ないなぁ……

今はまだ、実感がないかもしれないね。
だからこそ、今のうちから話し合うべきことなんだ
なぜなら、そう遠くない未来
小田原市が必ず直面する問題があるんだ
次のページを見てみよう

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#04 お金が足りない!3つの問題
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保育園の運営、ごみの収集、道路の整備……。市のサービスには、皆さんが納めた税金など「市のお金」を使っています。
しかし、現在「市のお金」が抱えている3つの問題があります。

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問題1
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低い出生率や人口流出により
人口が減っている

入るお金が減っていく
今後、さらなる人口の減少が予測されています。個人市民税は、税の制度や景気の動向などに大きな影響を受けますが、それらに変化がなく、今の状態が続いた場合、生産年齢人口の減少に伴い、個人市民税の税収も減っていくことが見込まれます。
市民税課
髙橋歩美

市税収入全体の推計
平成27年度→約330億円

平成42年度→約310億円

約20億円の税収ダウン!

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問題2
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少子高齢化などの影響で
福祉や子育て支援のお金
「扶助費」が増えている

出るお金が増えている
扶助費には、児童手当や児童扶養手当、各種医療費助成、障がい者や生活保護利用者への給付などがあります。皆さんが安心して暮らすための扶助費ですが、高齢化の進展や、子育て支援の充実のため、今後もますます支出が増えることが予想されます。
福祉政策課
塚田崇

扶助費の推移
平成21年度→約114億円

平成27年度→約174億円
6年間で約1.5倍!

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問題3
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市の建築物が老朽化していて、
修繕・建て替えが必要

出るお金が増える
高度経済成長期に整備された市の建築物が、老朽化しています。今ある全ての建築物を維持する場合、これから30年間で、約1,070億円の財源が不足すると見込まれています。市の建築物のあり方についても、考えなくてはいけません。
公共施設
マネジメント課
玉井智美

今後30年間の修繕・建て替え費用
修繕費用:約300億円
建て替え費用:約1,520億円
総額:約1,820円
投資できるお金は約750億円。
約1,070億円足りない!

 今のままのサービスを提供し続けると、小田原市は平成42年度までに、累計で約202億円ものお金が不足してしまいます。
サービスを切り詰めるなどして、行政改革で目標としている年間14.5億円の節約をしても、平成42年度までに、累計で約43億円足りなくなってしまいます。
 お金が足りなくなった市町村の中には、ごみの収集回数を減らす、身近な道路を地域住民が修理する、固定資産税を上げる、といった対策を取っているところもあります。
 平成42年度というと遠い未来のような気もしますが、13年後の話。あなたやお子さん、お孫さんにとって他人事ではないのです。

えーっ!
それは不安だなぁ。
じゃあ、もし合併したら
どうなるの?

合併したからといって、
人口の減少や、扶助費の増加を
止められるわけではない。
でも、小田原市と南足柄市が1つになることで、
大きな効果をもたらすんだ。
だから、合併は「究極の行財政改革」
といわれているんだよ。
具体的な例は、
次のページを見てみよう。

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#05 検討の結果 サービス水準は変えずに、10年間で約150億円の節約
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合併後の市民へのサービス水準の変化
サービス水準はほとんど変わりません。現状を維持できるということは、1つの成果であるといえます。

上がる/10%
現状維持/83%
上がることも下がることもある/2%
下がる/5%

合併することで節約できる「市のお金」の累積
職員や議員などを減らしたり、事務をまとめたりすることで、合併後5年め以降は、毎年約18億円の節約ができます。合併時にかかるお金などを差し引いても、10年間で約150億円が節約できます。

H32年度/-1.8億円
H33年度/9.7億円
H34年度/23.5億円
H35年度/39.0億円
H36年度/57.0億円
H37年度/74.7億円
H38年度/91.5億円
H39年度/107.4億円
H40年度/122.4億円
H41年度/136.4億円
H42年度/149.7億円

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合併したら、私たちの生活はどのように変わるのか。その一部を紹介します。
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乳幼児健診
 現在の「8〜9か月健診」の期間が延び、8か月から11か月まで健診を受けられるようになります。それ以外の乳幼児健診は、現状を維持します。

就学援助
 援助が必要な世帯の基準、サービス内容は、現状を維持します。

特定不妊治療費助成
 新たなサービスとして、県による特定不妊治療を受けている人に対し、最大で1回10万円が助成されます。

がん検診
 新たなサービスとして、肺がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診を、集団検診でも受けられるようになります。それ以外のサービス水準は、現状を維持します。

国民健康保険料
 保険料は、事業に必要な経費を確保できるよう、合併時の両市民の平均値になります。現在は1人当たり年間10万2,776円ですが、合併後は10万3,759円を見込んでいます。

詳しくは、広報小田原9月号とともにお配りした冊子『中心市のあり方に関する協議結果』をご覧ください。

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市民に聞いた!
合併、どこがキニナル?
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「合併について、こんなことが気になるなぁ」
素朴な疑問に答えます。

合併についてどんどん分かってきたぞ!

キニナル!!
両市のマスコットキャラクターはどうなるの?
 観光キャラクターなどは引き継がれる予定です。合併した場合も、市民の皆さんに愛されるキャラクターとして活躍します。

キニナル!!
合併のデメリットは?
サービス水準を調整することで、個別に見れば一部のサービスが低下するため、デメリットと感じる人もいると思います。しかし全体としては、サービス水準は変化しない、もしくは向上するという結果が示されています。

キニナル!!
合併はどうやって決まるんですか。
本市では、アンケートで市民の皆さんの合併に対する考え方を把握し、南足柄市の動向なども踏まえ、市長が合併の是非を判断します。両市で合併すべきと判断したら、最終的な合意に向けた協議をし、その後、両市議会の議決で合併が決まります。

他にもあったこんな意見
・夫も子どもも市外で活動しているので、あまり気にしていません。(30歳代女性)
・社会情勢は厳しく、小田原市もこのまま存続できるとは思っていません。(50歳代男性)
・税金や水道料金が上がるのは困ってしまう。(60歳代男性)

市民説明会で上がった声
・住民投票をしたほうがいいのではないか。
・行政サービスが維持されるのか不安です。
・合併しても、人口減少は止まらないと思います。

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#06 南足柄市ってどんなところ? 南足柄市ナンバー1巡り!
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ここまで、合併などについて、ちょっと難しい話をしてきました。
しかし、合併について考えるためには、相手(南足柄市)のことを知らなければなりません。
歴史・文化があり、豊かな自然に恵まれた南足柄市。そんな南足柄市の4つのナンバー1を紹介します。
早速、サッシーと一緒に南足柄市ナンバー1巡りに出掛けてみよう!

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世界1
世界一の下駄
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 開創以来620年以上の歴史があり、正月の三が日だけで、10万人もの参拝客が訪れる「大雄山最乗寺」。天狗が守る寺といわれ、御真殿には多くの下駄が奉納されています。その中で、ひときわ目立つ大きな下駄。これが、世界一の大きさを誇る下駄です。

 了庵慧明禅師によって開山された最乗寺は、了庵の弟子・道了尊者が不思議な力(神通力)で谷を埋め、岩を持ち上げ、建立されたといわれています。了庵の亡き後、道了尊者は寺を守るために天狗となり、山中に飛び去ったことから、天狗が寺の守護として祭られました。そのため、参拝客は天狗へのお供え物として下駄を奉納。世界一の大下駄は、昭和62年に奉納されました。重さ約3tのこの下駄は、「和合下駄」と名づけられ、縁結びのシンボルにもなっています。
 最乗寺には多くのパワースポットがありますが、一番の人気は、この和合下駄がある御真殿です。
(大雄山最乗寺 知客 小木曽壽一さん)

大雄山最乗寺
住所:大雄町1157
アクセス:大雄山線「大雄山駅」から伊豆箱根バス「道了尊」行き。終点下車徒歩約10分

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神奈川1
神奈川県一の名水
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 環境省が選ぶ「平成の名水百選」に、県内で唯一選定された「清左衛門地獄池湧水」。地域住民などにより、水環境の保全活動が行われています。この湧水は、質もさることながら、1日1.3万tともいわれる量を確保できるため、工業用水として利用されています。
 南足柄市には、箱根外輪山から流れ出る狩川をはじめ、多くの川が流れ、市内には30か所以上の湧水があります。そのため、全国有数の水のまちとして知られ、この水を目的に、多くの企業が工場や事業所を建てました。

清左衛門地獄池湧水
住所:狩野865
アクセス:大雄山線「富士フイルム前駅」下車徒歩約20分

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日本1
日本一の酔芙蓉農道
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 朝には白い花が、夕方には赤く染まります。酒を飲んで赤みを帯びてくるようすに例えられ、名づけられた酔芙蓉。南足柄市千津島には、酔芙蓉約1,000本が咲き並びます。約1.3キロメートルにわたるこの「酔芙蓉農道」は、「日本一の酔芙蓉農道」として、平成18年度に国から表彰されました。

 千津島の田んぼは酒匂川から水を引いているため、「酒」に絡めて酔芙蓉を植えました。
 酔芙蓉は毎年12月に剪定します。地元の中学校からの申し出があり、生徒と一緒に行っています。
 この素晴らしい酔芙蓉を一人でも多くの人に見てもらうため、受け入れ体制を整えていきたいです。
(千津島花紀行 会長 高橋達之さん)

 平成8年に農道の整備を始め、12年に酔芙蓉を植栽。酔芙蓉農道を完成させました。完成の翌年に設立された団体「千津島花紀行」が管理し、毎年9月中旬には、農道沿いにある「ふくざわ公園」で「酔芙蓉まつり」を開催。県内外問わず、多くの人が訪れる観光名所になりました。酔芙蓉以外にも、春めき桜や花アオイなども植え、花を通じたまちづくりを進めています。
(千津島花紀行 事務局長瀬戸忠さん)

ふくざわ公園
住所:千津島1845
アクセス:大雄山線「大雄山駅」から箱根登山バス「新松田駅」行き。「まました停留所」下車徒歩約15分

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南足柄1
南足柄市一の山
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 市の面積の約7割を森林が占めるなど、豊かな自然に恵まれた南足柄市。代表する3つの山(金時山、明神ヶ岳、矢倉岳)にはハイキングコースが充実し、多くの登山客が訪れています。今回はその中で、人気も標高も一番高い金時山(標高:1,212メートル)に登りました。

いざ!!「足柄峠・金時山コース」にチャレンジ!!

START!!
神奈川と静岡の県境にある「竹之下稲子場」から出発!山頂まで60分!

始めは、なだらかな坂と階段。
↓↓↓↓
後半は急な勾配で、はしごを登るような場所も。でも、あと少し。

山頂に到着!
GOAL!
金時山の山頂は、南足柄市、箱根町、静岡県小山町の境になっています。それぞれのまちを向いた、ほこらが祭られています。

霧が出なければ、きれいな富士山を拝むことができる

金時山と金太郎
 金時山は、その形状から「猪鼻山」と呼ばれていましたが、金太郎(坂田金時)が少年時代に百獣と過ごした山だったため、「金時山」と名づけられたという説があります。
 ハイキングコースには、金太郎の産湯に使われたといわれる「夕日の滝」など、金太郎ゆかりのスポットを通る「金太郎コース」もあります。

 自分の職場や学校があったり、買い物に行ったり、友達が住んでいたり……。生活圏も似通っているし、お隣さんだから、南足柄市のことを知っているつもりでいたかもしれません。
 しかし、実際に南足柄市の歴史や文化、自然に触れることで、これまで知らなかったことを知り、改めてその豊かさ、広大さを感じることができます。
 今回巡った南足柄市は、ほんのごく一部。まだまだ、多くの魅力があるはずです。

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#07 未来の話を、しよう
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小田原市長
加藤憲一
×
明治大学政治経済学部教授
牛山久仁彦
両市で協議してきた意味。県西地域が発展するための鍵。
協議会を通じて「合併」に向き合ってきた二人が、未来を見据え、語ります。

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少子高齢化というリアル
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加藤:今後、地方自治体が直面する課題、住民が向き合っていかなければならない課題について、先生はどのように捉えていますか。
牛山:平成11年から始まった平成の大合併以降、全国に約3,200あった自治体は現在1,741になり、地方自治にとって大きな転換となりました。その背景には、これからの時代に耐えうる行政体制をどう作っていくか、ということがありました。
当時よりもさらに少子高齢化、人口減少が進んでいます。特に、高齢化は大きな課題です。高齢化率が3〜4割になっていく時代の中で、今までできていたことができなくなります。そのとき、それぞれの自治体が今のままやっていけるのか、合併あるいは広域連携といった圏域一体の取り組みが必要になってくるのか、ということが問われます。
加藤:平成の大合併当時も人口は減少し、高齢化が世界に類をみないスピードで進んでいくといわれていましたが、まだリアリティがありませんでした。しかし、小田原市では平成20年のピーク時に20万人を超えていた人口が19万3,000人を割り、高齢化率も28〜29%。税収も伸びていきません。増えていく課題を、増やせない職員体制で支えなければならない中で、いかに行政サービスを維持させるか、という大変難しい状況に直面しています。そうした中で、リアルで深刻な危機意識を抱えて協議に入りました。

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変わっていくことを覚悟する
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牛山:私の出身地である長野県は、平成の大合併後も77もの市町村があります。合併しなかったところは、道の整備を住民が行う、職員の数を大幅に減らすなど、大変な努力をしています。これから自治体はさらに、さまざまな形で行政改革を進める必要があります。
加藤:小田原市としても行政改革を行い、いろいろなものを切り詰めています。しかし、これから先、それでやっていけるか、という疑問があります。多くの行政サービスなどを切り詰めながら、今より年間14〜15億円の削減が必要です。これは、かなり努力しなければ生み出せない数字です。皆さんにも、痛みを分かち合っていただく必要があります。自治体の規模、行政サービスのあり方を考えること。加えて、市民一人一人が「公共」の部分を担っていくんだ、という意識を持つこと。両方が必要です。合併しないということは、そこで生じる課題を自分たちで引き受ける覚悟があって、成り立ちます。そのあたりを、市民の皆さんがどう選択していくのか、ということが問われています。
牛山:合併するか、しないかにかかわらず、予算が縮小する一方で、福祉に係る費用は増える。一体どこを削ればよいのか、という議論も出てきます。

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サービス水準を変えずに、
18億円を生み出せるという結果
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加藤:協議会で、両市の職員が相当なエネルギーを費やし、互いの市が持つ3,270という膨大な数の事務事業を突き合わせました。結果として、両市のサービス水準は8〜9割が変わらない、もしくは向上。さらに、合併後5年め以降は、毎年約18億円の効果が出ることが分かりました。現行のサービス水準を維持でき、また余力ができることで、それを新たな課題への対応に充てられるということが確認できました。
牛山:この機会を、役所や地域の中にあった「当たり前」を見直すきっかけにしていくことが大切です。議論されていることがらを具体的に示しつつ、両市の新しい自治体づくりの姿勢が示されるとよいですね。住民の皆さんも地域をどう支えていくのか、ということをしっかりと考えて、自治会やNPOなどで役割を果たしていくことが大切です。

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地域資源を生かし、県西地域の発展を
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加藤:県西地域は、豊かな自然環境や歴史・文化を誇る2市8町で成り立っています。しかし、県内で衰退が激しいのも事実。そういった中、両市が危機意識を持ち、中心市のあり方を通じて県西地域の未来を考えています。行政学を専門とされる先生にとっては、どのように見えますか。
牛山:小田原だけではなく、歴史的にも文化的にも伝統があり、名を成してきた地域が、社会環境の変化で、地域運営が厳しくなってきています。しかし、その中でも小田原には大きな可能性があると思っています。例えば、城下町として栄えてきた歴史や文化、新幹線などによる交通の利便性、箱根にもつながるような豊かな観光資源……。これらは、県西地域が発展する大きなポイントです。それを生かすための行政施策などが大事になってきます。また、小田原市と他自治体との間でどういう関係を築いていくか、県西地域の問題に対する危機感をどう共有するかが大切です。その中で合併という選択肢があるならば、合併がどういう意味を持つのか、しっかりと考えていくべきでしょう。

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判断は市民一人一人が
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加藤:両市が協議結果をきちっと伝え、市民の皆さんに冷静に判断してもらいたいです。
牛山:後ろ向きに合併しても、しかたないと思うのです。行財政が厳しいというのはもちろんあるにせよ、この地域の力を高めることに合併が有効かどうか、ということが重要です。私も雰囲気や勢いではなく、冷静に判断して決めるべきことだと思っています。
加藤:協議会では、合併ありきではなく、「合併したらどうなるか」ということを話し合ってきました。その結果、これだけの効果が出るということが分かりました。小田原市の立場で考えれば、合併を進めていくべきだと思います。しかし、誰がなんと言おうと合併する、ということではなく、皆さんの意向を踏まえて、決断していかないといけません。合併は「結婚」みたいなもの。両市に多少問題があったとしても、手を取り合っていこうという合意がなければ、うまくいきません。最終的には、一人一人の判断を尊重します。先生にも引き続き、学識経験者として、的確なご助言をお願いします。

加藤憲一
経営戦略コンサルティング会社、民間教育団体、農業、オービックビル事務局長、有限会社あしがら総研代表などを経て、平成20年5月、第20代小田原市長に就任。現在3期めとなる。

牛山久仁彦
明治大学政治経済学部地域行政学科長・教授。日本学術会議連携会員。専門分野は行政学・地方自治論。「小田原市・南足柄市『中心市のあり方』に関する任意協議会」では委員を務める。

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今後の流れ(予定)
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平成29年度10月
市民説明会
日時 10月8日日曜日14時〜15時30分
場所 保健センター3階大研修室
定員 170人

市民アンケートの実施
10月中旬に18歳以上の市民1万人に、合併に対する考え方を問うアンケートを実施。南足柄市でも、合併についての市民 の考え方を調査。

合併の判断
市民の意見などをもとに、それぞれの市長が合併をするべきか否かを判断

合併するべきと判断した場合/合併するべきではないと判断した場合→協議終了


平成30年度〜31年度
法定協議会の設置
両市議会の議決を経て、地方自治法で定められている法定協議会を設置。合併に関する詳細を議論

県知事への申請
法定協議会で合併を合意したら、両市議会で「合併の申請」を議決し、県知事に申請

総務大臣への届け出
県議会の同意後、県知事が合併を決定し、総務大臣に届け出

合併に向けた準備

平成32年度
総務大臣による告示

合併

サッシー、理解できたかな?

うん!分かったぞ。
ボクも合併するべきかどうか、
冷静に考えるね。これで安心して、
南国に飛び立てるよ!

「協議会で何を話し合っているの?」
「小田原市にはそんなに関係ないでしょ」
合併について、どこか他人事に捉えていませんでしたか。
しかし、さまざまな問題を抱える現在。
まちの未来と、しっかり向き合わなくてはなりません。
まちの未来は、あなたやお子さん、お孫さんの未来。
新しいまちの形に変えて、今のままのサービスを保っていくのか。
増える課題や負担を自分たちで引き受け、今のままの市の形でいくのか。
冷静に、客観的に、自分自身の意見を持つことが大切です。さぁ、まちのこれからを描こう。

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#08 私たちで創る小田原の文化 おだわら市民ミュージカル
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市では、平成23年度から、多くの市民が文化に触れ、理解を深める機会を創っています。
その一つである「ワークショップ事業」の集大成として、「おだわら市民ミュージカル」が、8月26・27日に公演されました。
【問】文化政策課 電話 0465-33-1709 【WEBID】 P22200

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4年間の集大成
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 市民が文化を体験し、創り上げる「ワークショップ事業」では、一人一人がアーティスト。
おだわら市民ミュージカルを行うまでに、題材の研究、歌やダンスの実践など、4年の月日をかけて、さまざまなワークショップを行いました。

平成26・27年度前半 
題材の研究
市民会館の運営などに関わってきた人に、インタビュー。埋もれていた記憶やエピソードは、ミュージカルの脚本の要素になりました。

平成27年度後半 
題材のまとめ
インタビューや調査を通じ、発掘した記録・記憶のシーンを発表しました。

平成28年度 
歌やダンスなどの実践
歌・ダンス・演劇・セリフ読みをまとめ、45分の発表会を開催しました。

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平成29年度
オリジナル・ミュージカルの公開
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 そして今年度、一般公募で決まった32人と、プロのアーティストが協働で、これまでのインタビューなどを生かしたオリジナル・ミュージカル「小田原時空写真館」を公演。
 練習時間は、4か月で187時間。出演者だけでなく、小道具の製作や練習のサポートなども、市民や近郊に住んでいる人で行いました。
 2日間で1,060人の観客が集まり、大盛況のうちに幕を閉じました。

インタビュー
練習サポート 
石川萌木さん
 将来、音響や照明の仕事に就きたいと思っています。本格的な機材を使えたことや、いろいろな世代の人と劇を作ったことは、貴重な経験になりました。劇の進行や出演者と息を合わせて音楽を流すことは、想像以上に難しかったです。

「おだわら市民ミュージカル稽古場BLOG」執筆
池田啓司さん
 市民ミュージカルは、成長する過程が大事だと思います。アマチュアの出演者がプロの指導を受け、練習を重ねるごとに、どんどんうまくなりました。そうした濃密な空間を形にするため、お手伝いしました。私も同じ空間にいられたことが誇りです。

文化政策課
冨士原直也
 市職員として4年間、この事業に携わってきました。市民ミュージカルの参加者は、プロではありません。ミュージカルを見た人に「自分にもできるかも」と憧れを持ってもらい、舞台やダンス、音楽といった文化創造に参加してもらいたいです。

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#09 〈連載〉市民力
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おだわら市民ミュージカル「小田原時空写真館」 主演 辻村夏穂さん
「見る側」から「演じる側」に
 主役の桐生真希役を演じたのは、市内在住の辻村夏穂さん。幼い頃を小田原で過ごし、小学5年生のときに戻ってきました。
 辻村さんは小学3年生のとき、当時住んでいた徳島県で市民ミュージカルに出演。それ以降は、「見る側」としてミュージカルに接してきました。
 昨年、ワークショップ事業「市民ミュージカルを創ろう」を知り、「今、やりたい!」と参加。今年5月のオーディションで主演に選ばれました。
 「演じる側」となり、「観客に何を感じてもらいたいか」ということを考えていた辻村さん。しかし、他の出演者や先生と話す中で、「ただその役として、その場にいる」ことが大切だと思うようになりました。
 「一人一人を肯定してくれる出演者、先生、スタッフに出会えたことが、何よりうれしい。今回のミュージカルを通じて成長できたと思うし、人生が少し変わりました。『私にもできるんだ!』と思えたし、今後もお芝居を続けていきたいです。また小田原で演じられたらいいな」
 そう話す辻村さんの瞳は、次の舞台を見つめています。

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#10 おだわら情報
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市民ホール整備事業公募型
プロポーザル1次審査の結果
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【WEBID】 P23365 【問】文化政策課 電話 0465-33-1702
 市民ホールは、設計料を含む建設費の上限を63億円とし、優れたデザインとプランの提案を募集する「設計者を重視した2段階方式の新たなデザインビルドプロポーザル」により、整備事業者の選定を進めています。
 9月16日に「市民ホール整備事業公募型プロポーザル1次審査」を行い、応募のあった4者のうち、次の3者を選定しました。

1次審査通過事業者(50音順)
・梓設計・小泉アトリエ・佐藤工業共同企業体
・鹿島建設・環境デザイン研究所共同企業体
・前田建設工業・ヨコミゾマコト建築設計事務所共同企業体

シンポジウム「人と人の交流を基本とするホールのあり方」
 ホールができると、まちにはどのようなことが起こるのか。「いわき芸術文化交流館アリオス」の大石時雄さんを迎え、シンポジウムを開催します。
 日頃、市民会館を利用している文化団体も参加し、新たなホールが今後どのように使われるのか、そのイメージを皆さんと共有します。
日時 10月14日土曜日13時30分〜15時30分
場所 市役所7階大会議室
定員 100人
※直接会場にお越しください。

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市内での就職希望者を対象に、東京で開催
小田原市UIJターン就職応援合同説明会
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【WEBID】 P23119 【問】産業政策課 電話 0465-33-1514
 市とハローワーク小田原、小田原箱根商工会議所では、都心に住んでいる若者が小田原で働きたくなるよう、「UIJターン就職」を応援する説明会を開催します。
 小田原での就職や、移住を考えているお子さん、お孫さん、ご友人などにお知らせください。

UIJターン就職とは
Uターン就職 都市部での就職・就学を経て、故郷に戻って就職すること。
Iターン就職 出身地にかかわらず、地方で就職すること。
Jターン就職 地方から大都市に就職・就学した人が、故郷近くの中規模都市に就職すること。

小田原市UIJターン就職応援合同説明会
日時 11月16日木曜日13時30分〜16時30分
場所 東京新卒応援ハローワーク出会いのフロア
(東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル21階)
内容 ・市内企業約20社がブースで個別説明、採用面接
・ハローワーク小田原による就職相談
・地域情報、行政情報の提供
対象 市内での就職を希望する若年者、一般の人(中学・高校卒業予定者を除く)
費用 無料(入退場自由)
持ち物(採用面接希望者)
履歴書、雇用保険受給資格証(雇用保険受給中の人)、
ハローワークカード(持っている人)
参加企業 10月上旬に、市ホームページで公開。
 11月1日水曜日前後から、最寄りのハローワーク求人検索端末で求人票を閲覧可能。

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小田原城天守閣特別展
小田原北条氏の絆〜小田原城とその支城〜
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【WEBID】 P23448 【問】小田原城総合管理事務所 電話 0465-23-1373
 戦国時代、小田原を拠点に関東を治めた北条氏。4代当主・氏政の弟である氏照、氏邦は、それぞれ八王子城(東京都八王子市)、鉢形城(埼玉県寄居町)の城主として、氏政を支えました。
 この3兄弟の絆により、昨年10月1日、本市、八王子市、寄居町は、姉妹都市盟約を締結。観光をはじめ、さまざまな分野で交流し、親善を図っています。
 今回の特別展では、この3市町を中心に、関東各地で発掘された北条氏ゆかりの資料を公開します。各地で大切に保管されてきた品々が小田原に「帰陣」する企画は、戦国ファンならずとも必見。ぜひ、ご覧ください。
期間 12月24日日曜日まで
場所 小田原城天守閣
費用 入館料(大人500円、小・中学生200円)

小田原市・八王子市・寄居町姉妹都市盟約記念イベントも続々!
(1)講演会「氏政と小田原城、氏照と八王子城」
日時 11月18日土曜日13時〜17時(開場12時30分)
定員 300人・多数抽選
場所 市民会館3階小ホール    
費用 無料
(2)講演会「氏邦と鉢形城、氏規と韮山城」
日時 12月10日日曜日13時〜17時(開場12時30分) 
定員 300人・多数抽選
場所 市民会館3階小ホール      
費用 無料
(3)シンポジウム「小田原北条氏の絆」
日時 平成30年1月13日土曜日9時45分〜17時(開場9時) 
定員 1,000人・多数抽選
場所 市民会館大ホール
費用 500円(資料代として当日徴収)
内容 講演会、パネルディスカッション
出演 小和田哲男さん(小田原ふるさと大使、静岡大学名誉教授)
   小野正敏さん(国立歴史民俗博物館名誉教授)
   竹井英文さん(東北学院大学准教授)
   諏訪間順(小田原城総合管理事務所長)
申込 往復はがきに参加希望の番号((1)〜(3))と講演会・シンポジウム名、住所、氏名、電話番号を書き、小田原城総合管理事務所(〒250-0014 城内3-22)に(1)11月2日木曜日、(2)11月27日月曜日、(3)12月20日水曜日までに郵送で
    ※はがき1枚につき、1講演5人まで応募可

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おいでよ!
片浦小学校 平成30年度児童を募集
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【WEBID】 P11264 【問】教育指導課 電話 0465-33-1684 片浦小学校 電話 0465-29-0250
 片浦小学校は「小規模特認校」として、一定条件のもと、市内全域から児童の入学を認めています。少人数ならではのきめ細かい指導や、地域との連携が特長です。
募集人数 1年生10人(平成30年4月1日時点の学年)
     ※多数抽選(兄・姉が在学している場合は優先枠有り)

入学の条件
・保護者・児童ともに、市内に居住している。
・小規模特認校の教育活動、PTA活動に賛同している。
・通学は、保護者の責任と負担で行う。
・卒業まで通学する。
・小規模特認校での就学、通常級での学習や活動ができる。

手続きの流れ
学校公開日
10月30日月曜日・31日火曜日、11月1日水曜日・25日土曜日
※入学希望者は、この日程のいずれかで見学。日程が合わない場合は、片浦小学校にお問い合わせください。
※10月30日月曜日15時〜16時30分は、学校説明会を開きます。

面談 11月2日木曜日〜30日木曜日

申請書の提出(面談終了後)
11月2日木曜日〜12月4日月曜日
※教育指導課に直接提出
※申請書は教育指導課、片浦小学校で配布。市ホームページからダウンロードもできます。

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#11 くらしのガイド おだわらいふ「お知らせ」
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平成29年度9月補正予算の概要
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【ID】 P02678 財政課 電話 0465-33-1312
一般会計(4億8,326万3千円追加)
●合併に関する市民アンケート事業費の計上
●市民ホール整備事業費の増額
●さくら保育園園舎増築等事業費の計上
●小規模保育設置促進事業費補助金の計上
●COOL CHOICE推進事業費の計上
●道路・河川・農道・林道等維持管理費の増額
●遊園地管理運営事業費の増額
●お城通り地区再開発事業費の増額 他
天守閣事業特別会計(408万1千円追加)
●常盤木門周辺舗装改良事業費の増額
病院事業会計(2,250万円追加)
●経営改善支援事業費の計上
この結果、全会計の予算額は、1,586億125万4千円となりました。

【寄附者一覧】(敬称略)
●市民ホール整備基金寄附金
 (合計16万3,811円)
 ・小田原カラオケ連合会
 ・小田原医師会合唱団
 ・匿名
●社会福祉基金寄附金
 (合計31万967円)
 ・愛光電気株式会社
・匿名
●ふるさとみどり基金寄附金
 (合計35万6,748円)
 ・小田原庭園業組合
 ・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
 ・小田原経営研究会(賢人会)
●学校管理費寄附金(40万円) 
 ・匿名

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鳥獣被害の届出の簡素化
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【ID】 P23428 農政課 電話 0465-33-1494
鳥獣による農業被害届出書を簡素化し、農政課とJAかながわ西湘各支店で受け付けています。 ※電話受付も開始

10月の納税
【ID】 P01397
納付関係 市税総務課 電話 0465-33-1345
課税内容 市民税課  電話 0465-33-1361
10月31日火曜日は、個人市民税・県民税(第3期)の納期限です。期限までに納めてください。口座振替をご利用の人は、納期限の前日までに預貯金残高をご確認ください。
※土・日曜日、祝日の納税は、マロニエ住民窓口、アークロード市民窓口、コンビニエンスストアをご利用ください。ただし、納付書が必要です。

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マイナンバーカードの申請をお手伝い
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【ID】 P18178 戸籍住民課 電話 0465-33-1384
タブレット端末で申請者の顔写真を撮影し、マイナンバーカードの電子申請を手伝います。
【場】市役所2階戸籍住民課(9時〜16時30分)
【持】個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書(通知カードの下についています。申請書を持っていない人は、事前にご相談ください)

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国民健康保険の手続きにマイナンバー
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【ID】 P23134 保険課 電話 0465-33-1845
国民健康保険の手続きには、世帯主と対象者のマイナンバー、窓口に来る人の身元確認書類が必要です。
関係書類の提示にご協力ください。

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公的年金からの住民税の特別徴収
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【ID】 P11061 市民税課 電話 0465-33-1351
平成29年4月2日までに65歳の誕生日を迎えた人は、今まで納付書または口座振替で納めていた住民税(市民税・県民税)について、10月支給分の公的年金から特別徴収に変わります。納付方法は変わっても、税額は変わりません。特別徴収できる税額は、公的年金にかかる税額のみで、不動産所得などがある場合、別途納付書または口座振替で納める必要があります。

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固定資産税の変更
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【ID】 P18577 
資産税課土地評価係 電話 0465-33-1365
    家屋評価係 電話 0465-33-1371
土地や建物の用途・形状に変更が生じた場合は、来年度の税額が変わる可能性がありますので、ご連絡ください。
・土地・建物の使い方を変更した場合
 例)「畑」から「駐車場」に変更した、「店舗」から「住宅」に変更したなど
・建物(車庫や物置を含む)を取り壊した場合、または増築した場合

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身近な税金セミナー
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青色申告会 電話 0465-24-2614
申込不要、直接会場にお越しください。

【日】(1)10月11日水曜日(2)17日火曜日(3)20日金曜日(4)24日火曜日(5)27日金曜日
【時】18時〜((1)のみ17時〜)
   ※所要時間は1時間から1時間30分程度
【場】(1)井細田公民館
   (2)こゆるぎ
   (3)マロニエ
   (4)早川公民館、尊徳記念館
   (5)青色会館(本町2-3-24)
【内】消費税の軽減税率、配偶者(特別)控除の見直し
【関】市税総務課

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最低賃金の改定
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県神奈川労働局賃金課 電話 045-211-7354
10月1日から、県最低賃金は、時間額956円に改定(26円引き上げ)されました。県内のアルバイト・パートを含む全ての労働者に適用されます。
【関】産業政策課

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入院時生活療養費の負担額の変更
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【ID】 P03435 保険課国民健康保険係 電話 0465-33-1845
【ID】 P03464 高齢者医療係 電話 0465-33-1843
10月1日から、医療療養病床に入院している65歳以上の人の居住費が、医療の必要性の程度により1日当たり370円または200円に変わります(指定難病の人、老齢福祉年金受給者、一般・精神病床などに入院している人は変更の対象外)。

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自治会あいさつの日
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自治会総連合事務局(地域政策課内) 電話 0465-33-1457
11月1日水曜日は、「全市一斉あいさつ運動の日」です。朝の30分ほど、家の前に出て道行く人に「おはよう」と声をかけたり、笑顔で挨拶を交わし、地域の人と爽やかな朝を迎え、1日を元気に過ごしましょう。
【日】11月1日水曜日7時30〜8時

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全市一斉美化清掃の日
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【ID】 P23343 環境保護課 電話 0465-33-1486
自治会総連合では、市と協力して毎年11月の第2日曜日を「全市一斉美化清掃の日」としています。皆さんの家の周りをきれいにしましょう。
実施基準日 11月12日日曜日
※自治会により日程が異なる場合があります。回覧などでご確認ください。

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屋外焼却は禁止!
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【ID】 P19065 環境保護課 電話 0465-33-1482
ゴムやプラスチック類、木材、紙くずなどの屋外焼却は禁止されています。たき火など軽微なものでも、煙や悪臭で周囲の迷惑となる場合は禁止です。ごみは、決められた方法で、ごみ集積場所に出しましょう。事業者は、廃棄物処理業者などに処理を委託してください。

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合併処理浄化槽整備補助金
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【ID】 P22213 環境保護課 電話 0465-33-1483
合併処理浄化槽への転換費用の補助を増額します。
【対】下水道事業計画区域外で酒匂川の飯泉取水堰より上流に生活排水が流入する専用住宅(建築確認を伴わないもの)
【申】市ホームページまたは環境保護課窓口にある申込用紙に書いて、直接
   ※金額などは、お問い合わせください。

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かながわ消費者週間
10月14日土曜日〜20日金曜日
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【ID】 P23338 地域安全課 電話 0465-33-1775
市では、小田原駅構内で「消費者被害未然防止キャンペーン」を行います。
【日】10月19日木曜日16時〜17時

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耐震セミナー・耐震相談会
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【ID】 P12506 建築指導課 電話 0465-33-1433
昭和56年5月以前に建築された木造住宅の所有者を対象に開催します。
【日】10月18日水曜日10時〜11時
【場】こゆるぎ2階ホール

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都市計画案の縦覧
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【ID】 P22611 都市計画課 電話 0465-33-1571
生産緑地地区の変更に係る都市計画案を縦覧します。意見書の提出も可。
【期】10月17日火曜日〜31日火曜日
   8時30分〜17時15分
   ※土・日曜日は除く。
【場】市役所6階都市計画課

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かまぼこ通りで社会実験
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まちづくり交通課 電話 0465-33-1267
まちなかの回遊性の向上や安心・安全な歩行空間の創出などの検証のため、小田原かまぼこ通りで、一方通行化や路面サインなどの社会実験を行います。
【期】10月21日土曜日〜23日月曜日
【時】12時〜19時
   ※荒天時は延期する場合有り。

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市統計グラフコンクール入賞者
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【ID】 P23414 総務課 電話 0465-33-1295
小・中学生対象の統計グラフコンクールに、451点の応募があり、33点が入賞しました。入賞作品は、県統計グラフコンクールへ出品します。
各部金賞受賞者(敬称略)
第1部(小学1・2年生)
 鈴木心菜(下中小)
第2部(小学3・4年生)
 高桑みなみ(大窪小)、星崎悠(芦子小)
第3部(小学5・6年生)
 矢野琴音(国府津小)、鈴木愛里(千代小)
第4部(中学生)
 勝俣翔吾(千代中)、鈴木陽向(白山中)、髙瀬智菜(白山中)

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就学時健康診断
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【ID】 P21210 学校安全課 電話 0465-33-1691
平成30年4月に小学校へ入学する子ども(平成23年4月2日〜24年4月1日生)は、必ず就学時健康診断を受けてください。詳しくは、9月中旬に子どもの住民登録をしている住所宛てに送付した、「就学時健康診断通知書」をご確認ください。

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学校給食物資の納入業者申請
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【ID】 P23239 学校安全課 電話 0465-33-1693
【期】12月4日月曜日〜14日木曜日の平日
【対】生鮮食品全般・調味料・乾物類 他
【申】学校安全課にある申請用紙に必要事項を書いて、直接または郵送で
※食材により納入組合への加入が必要

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読書週間リーフレット
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【ID】 P13581 市立図書館 電話 0465-24-1055
       かもめ図書館 電話 0465-49-7800
小学生向けと中学・高校生向けに、おすすめの本を紹介するリーフレットを配布します。標語は「本に恋する季節です!」。読書の秋を楽しみましょう。
【期】10月20日金曜日〜11月10日金曜日
【場】市内の図書館、図書室、図書コーナーで配布。市ホームページにも掲載

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小田原市いっせい防災訓練
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【ID】 P23438 防災対策課 電話 0465-33-1855
大規模地震が起こり、市内各所で被害が発生した想定のもと、各地域の防災対応能力の向上を図り、市民の防災意識や防災力を高めるため、自主防災組織主体の防災訓練を、市内一斉に実施します。
【日】10月21日土曜日8時〜12時頃
   ※荒天中止
【場】各一時避難場所、各広域避難所(小学校)
訓練内容 緊急速報メール、シェイクアウト(安全確保行動)、住民避難、安否確認、情報受伝達、広域避難所開設・運営など
※当日8時に、防災行政無線による訓練放送を実施。荒天中止となる場合も、同時刻に防災行政無線で放送
●緊急速報メール訓練  
 いっせい防災訓練に合わせ、小田原市域にいる人の携帯電話などが8時頃に鳴ります。
 ※マナーモードでも鳴る場合があります。不都合な人は、お手数ですが事前に電源をお切りください。
 ※携帯電話などで緊急速報メールを受信した際は、専用の着信音が鳴ります。
 ※受信できない、または受信設定が必要な機種があります。各携帯電話事業者のホームページや販売店でご確認ください。
 ※防災訓練を中止する場合、緊急速報メールは実施しません。

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オリーブの苗木購入費補助
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【ID】 P23195 農政課 電話 0465-33-1494
農家の皆さんへ、オリーブの苗木購入費の一部を補助します。
要件がありますので、市ホームページをご覧いただくか、農政課にお問い合わせください。
※申込多数の場合、1人当たりの本数を調整することがあります。
【期】10月16日月曜日〜11月15日水曜日

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下水道排水設備工事責任技術者試験および更新講習会
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【ID】 P23426 下水道総務課 電話 0465-33-1615
(1)責任技術者試験
 【日】平成30年2月8日木曜日
 【場】川崎市教育文化会館
(2)更新講習会
 【日】平成30年1月17日水曜日・18日木曜日で希望する日
 【場】サンピアンかわさき
【費】各5,200円
【申】10月10日火曜日〜11月17日金曜日に、下水道総務課にある書類の指定先に郵送で

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創業セミナー
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〔申込〕青色申告会 電話 0465-24-2614
近い将来に創業を考えている人を対象としたセミナーです。独立時の不安や疑問、質問などにもお答えします。
【日】10月13日金曜日18時30分〜20時30分
【場】青色会館4階会議室
【内】独立ノウハウ&最新情報
 ・上手な資金調達法と最新融資情報
 ・儲ける経営・成功の秘訣
 ・開業手続きについて
【関】産業政策課

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市営住宅入居者
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【ID】 P22421 建築課 電話 0465-33-1553
申し込みには一定の要件(所得制限、市税の滞納がない、市内に1年以上在住、単身者の年齢制限など)があります。
募集予定戸数 約20戸
家賃 住宅の築年数や間取り、入居する世帯の所得で毎年度決定
敷金 入居時の家賃の3か月分
   ※風呂釜・浴槽設置は入居者負担(浅原住宅を除く)
公開抽選 11月中旬〜下旬(予定)
手続き 連帯保証人1人の印鑑登録
証明書などの書類を提出
入居許可日 平成30年2月1日木曜日
 ※鍵渡しは1月29日月曜日・30日火曜日
申込期間 11月1日水曜日〜8日水曜日
     9時〜17時
 ※11月3日祝日は受付不可。11月4日土曜日・5日日曜日は12時まで
【申】10月16日月曜日〜11月8日水曜日に市役所、タウンセンター、支所・連絡所、窓口コーナーで配布する申込用紙に必要事項を書き、住民票や所得証明など必要書類を添えて、本人または入居家族が直接。
※受付審査があります。
※次回の募集は、平成30年6月です。

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#12 くらしのガイド おだわらいふ「募集」
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インターネット安全教室
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NPO情報セキュリティフォーラム
電話 045-311-8777 FAX 045-311-8747
【日】11月8日水曜日10時〜12時
【場】UMECO
【定】50人・申込先着順
【申】11月6日月曜日までに、氏名・職業・住所・年齢・「11月8日インターネット安全教室希望」と書いて、ファクスまたはメールで
【E】seminar2@isef.or.jp
【ホ】http://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/net-anzen.html
【関】情報システム課

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小田原少年院施設見学会
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小田原少年院 電話 0465-34-8148
【日】11月25日土曜日10時〜12時
【対】20歳以上の人(未成年者は保護者同伴で可)35人・申込先着順
   返信した案内はがき、免許証など住所、氏名が確認できるもの
【申】10月31日火曜日までに、往復はがきに参加希望者全員の氏名と年齢、住所、電話番号を書いて、 郵送で〒250-0001 扇町1-4-6 小田原少年院
【関】人権・男女共同参画課

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リース作り体験会
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【ID】 P21981 〔申込〕環境政策課 電話 0465-33-1472
環境再生を目指す久野地区の「和留沢わくワーク村」で、つるや松ぼっくりを利用したリースを作ります。
【日】10月29日日曜日9時30分〜11時30分
【定】20人・申込先着順
【費】500円

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犬のしつけ教室
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【ID】 P23241 環境保護課 電話 0465-33-1481
【日】11月12日日曜日10時〜11時30分、14時〜15時30分
【場】市役所西側駐車場
【定】各回15人 ・申込先着順
【費】1頭につき2,000円
【講】岸良磨さん(ドッグライフプランナーズ)
【申】小田原獣医師会加盟の各動物病院で

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ROSEミニブーケ作り
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〔申込〕フラワーガーデン 電話 0465-34-2814
園内のバラやカラーリーフを使い、ぜいたくでおしゃれなミニブーケを作りましょう。トークを交えながら実施します。
【日】11月3日祝日13時30分〜14時30分
【定】10人・申込先着順
【費】1,000円
【講】平賀由紀さん(フラワーデザイナー)

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市民農園利用者
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農政課 電話 0465-33-1494
【ID】 P02132 (1)別堀ふれあい農園
 【場】別堀1
 【定】3区画(25㎡/区画)
 【費】年額5,000円
 【申】農園主・野地に電話(電話 0465-42-0943)で
【ID】 P02136 (2)栢山ふれあい農園
 【場】曽比416-1他
 【対】10区画(30平方メートル/区画)
 【費】年額20,000円
 【申】農園管理組合に電話(電話 0465-37-8337)で

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たまねぎオーナー
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〔申込〕NPO法人小田原食とみどり・小野 電話 080-5385-0465
早生たまねぎ「ソニック」を育てます。コンパニオンプランツ(共栄作物)にもチャレンジ。
【日】植付 12月3日日曜日10時〜12時
   ※収穫は平成30年5月20日日曜日を予定
【場】曽我みのり館周辺ほ場
【定】32区画・多数抽選
【費】1区画(苗150本)4,000円
【申】11月3日祝日までに、電話またはメール(【E】desk@shoku-midori.or.jp)で
【ホ】http://shoku-midori.or.jp/
【関】農政課

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侵入竹林の伐採ボランティア
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〔申込〕ぷらむ・椎野 電話 090-4916-0483
下曽我地区剣沢の侵入竹林による自然荒廃を防ぐため、竹の伐採を行います。
【日】11月18日土曜日9時〜13時
【場】剣沢に現地集合
   ※梅の里センターから送迎有り(8時30分集合)。
【持】作業しやすい服装
   ※作業は斜面地で行います。
【申】11月10日金曜日までに
【関】農政課

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おだわら自然楽校特別編
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【ID】 P23340  〔申込〕青少年課 電話 0465-33-1724
ネイチャーゲーム遊び
自然の中で子どもの感性を引き出していく環境教育プログラムを学びます。
【日】11月11日土曜日9時〜16時30分
【場】県立足柄ふれあいの村
【対】青少年育成や体験活動に関心のある高校生以上の人30人・申込先着順
【費】1,000円
【講】瀬戸正功さん(おだわら自然楽校)
【申】10月31日火曜日までに、電話で

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パブリックコメント(市民意見)の募集
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【ID】 P04405 総務課 電話 0465-33-1293
次の規則などの策定に当たり、市民の意見を募集します。規則などの案と意見記入用紙は、担当課、タウンセンター、図書館などに配架する他、市ホームページに掲載。
【申】期間内に、担当課まで直接、郵送、ファクスまたは市ホームページの投稿フォームで

規則などの案の題名/担当課・係/意見提出期間
小田原市下水道条例施行規則等の一部改正/下水道整備課計画係 電話 0465-33-1623/10月13日金曜日〜11月13日月曜日
三の丸地区の将来的な整備に向けた構想/企画政策課政策調整係 電話 0465-33-1315/10月13日金曜日〜11月13日月曜日
小田原市都市公園条例に基づく申請に対する処分の審査基準の一部改正/みどり公園課計画緑政係電話 0465-33-1584/10月13日金曜日〜11月13日月曜日
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ファミリー・サポート・センター支援会員
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〔申込〕ファミリー・サポート・センター 電話 0465-35-0053
育児の援助ができる人(支援会員)と、援助を希望する人(依頼会員)が登録し、相互援助活動を行います。登録希望者は、研修会に参加してください。
【日】11月7日火曜日〜9日木曜日9時〜12時
【場】おだわら総合医療福祉会館
【対】市内在住・在勤・在学で積極的に援助活動


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