市長の日記

市長の日記

2025年09月12日(金)

『わってらか』、少年サッカー大会 ほか

 10日は、多くの皆さんとの交流が重なった1日でした。
 朝一番でお訪ねしたのは、南町・諸白小路の交差点にある空き店舗に「親子と地域の人が出会えるまちの居場所」として開設されているカフェ「わってらか」。南町や板橋あたりにお住まいの子育て世帯の皆さんが中心となり、2021年に活動を開始し、親と子のあそび場の開催、親子まち歩き、居場所についての勉強会、事例視察、商店会との話し合いなどを経て、かつて「十字町ヒストリア」が運営されていたスペースを引き継ぎ、仲間の皆さんでのDIYにより、2024年10月にオープン。現在は、月水金の日中に開店、この日も私が滞在中、赤ちゃんを抱いたお母さん、小さなお子さんとの親子連れ、ご近所で応援して下さっているご婦人、お店に雑貨を出品している作家さんたちなど、様々な人たちが出入りし、とても和やか。お店の前の歩道を、すぐそばにある花園幼稚園の園児たちが大勢で通り、互いに手を振り合ったり。
 代表を務める五十嵐さんをはじめ、主なスタッフの皆さんは大半がここ数年で小田原に移住してきた方々。小田原をとても気に入りつつ、地域の皆さんとの関わりの場が少ないことから、そうした場をご自分たちで立ち上げられたのです。幸い、地元の十字地区では第32区が自治会アンケートを取るなどコミュニティの活性化に意欲的、第30区も大久寺さんを拠点に多世代交流が活発と、立地する地域にそもそも自治や支え合いの気風があったことも、「わってらか」の運営の支えとなっています。
 遊び場のあるコミュニティカフェ、各種親子向けイベント、放課後や長期休みを使っての子ども遊び、お弁当や駄菓子屋さんなどのお楽しみ出店、様々な手作り品の販売などを行いながら、集う人たちにとっては子育てや暮らしの情報を気軽にシェアする場ともなっています。
 行政が設けたのではなく、いま子育てに取り組んでいる若い親世代の皆さんが、こうしてできることを持ち寄り、皆のため、地域のために開かれた場であり、私から見れば理想的な「居場所」と感じました。こうした場が、市内の各地域に生まれていったら、どんなに素晴らしいことでしょう。運営には費用の工面などのご苦労もあるようです。市として、市民活動や地域コミュニティへの支援は行っていますが、こうした場の継続と拡大に向け、出来ることを検討していきたいと思います。
「わってらか」にて、スタッフの皆さんからお話を聞く「わってらか」にて、スタッフの皆さんからお話を聞く

続きを読む...

2025/09/12 15:07 | 未分類

2025年09月11日(木)

キリン磯崎CEO、世界自然保護基金、自然保護協会

 9日、早朝に小田原を出立、東京へ。庁内プロジェクトチーム(PT)を中心に検討を進めている、鬼柳・桑原地区の今後の整備と保全の在り方に関してご意見などを伺うべく、各所をお訪ねした1日でした。
豊富な水量のある、鬼柳・桑原地区の水田環境豊富な水量のある、鬼柳・桑原地区の水田環境

続きを読む...

2025/09/11 13:23 | 未分類

2025年09月10日(水)

敬老行事始まる、ビエンナーレ ほか

 7日、網一色地区敬老会に参加しました。今シーズン最初の敬老行事訪問となります。9月に入ったとは言え、まだ日中はたいへん暑い中、近くの交差点では地区の皆さん方が案内に立たれ、高齢者の皆さんを安全に会場へと誘導されていました。会場となった網一色公民館では、例年よりも空席が目立ち、参加される方の減少が窺えました。
 小田原市の今年度の敬老行事概要によりますと、何らかの敬老行事を行う地区が147、そのうち網一色のように公民館などに集って敬老会を催す地区は45、率にして3割ほどとなっています。コロナ禍を経て、対象者を集めて敬老会形式で行う地区が激減しています。さらに、厳しすぎる残暑の中、空調設備のない小学校体育館などでは実施が困難として開催を見送る地区も。結果、多くの地区では対象者に敬老祝品を配布するなどの活動となっています。市長などにお招きを頂く敬老会も大幅に減り、以前は毎シーズン50カ所ほどのご案内があり、市長・両副市長・教育長らで分担してなんとか伺っていたものですが、今シーズンは12カ所となり、公務で都合のつかない2カ所を除き、私がお訪ねする予定。敬老行事も様変わりしており、仕方のない面もありますが、少し寂しい気もします。
網一色地区敬老会にてご挨拶網一色地区敬老会にてご挨拶

続きを読む...

2025/09/10 13:09 | 未分類

2025年09月08日(月)

図書の寄贈、マス・タウン、保育事業大会 ほか

 4日、午前中に市議会9月定例会の議案関連質疑が行われました。本議会で提出している、各種公共施設などの使用料見直しに関し、見直しの理由、上げ幅の適正さ、市民利用を抑制するリスクなど多くの質疑がありました。5日以降の各委員会にて詳細が審議されていきます。この本会議の冒頭、職員逮捕の件について陳謝するとともに、本会議後に市議会議員への説明会を実施させて頂きました。
 先週、国府津でBLEND PARKなどを運営している杉山大輔さんと、お仲間の西條さんがご来室、サヘル・ローズさんの著書「これから大人になるアナタに伝えたい10のこと」を寄贈頂きました。サヘルさんがこれまでに経験してきた、言い尽くせぬ苦しみや生きづらさの経験から、今を生きる若い人たちへのメッセージが語られています。これを読んだ西條さんがその内容に感銘を受け、ぜひ小田原の子どもたちや教育に関わる人たちに読んでほしいとのこと。お預かりしたのは10冊、まず私が読ませて頂き、多くの若い人たちに伝わるよう、本を手渡して行きたいと思います。

 
西條さん・杉山さんからサヘル・ローズさんの著作を預かりました西條さん・杉山さんからサヘル・ローズさんの著作を預かりました

続きを読む...

2025/09/08 13:37 | 未分類

2025年09月04日(木)

新病院建設現場訪問、市職員逮捕 ほか

 3日昼前、視察に訪れていた新病院建設現場に、本市環境部長が逮捕されたとの一報が入りました。帰庁後ただちに状況を確認、警察からの情報提供もない中、夕刻の臨時記者会見などに向けて慌ただしく対応。16時より臨時記者会見を開き、ともかく市長としての謝罪を述べ、今後の捜査の行方を待つとの見解を伝えました。
 本人の認否も含め警察から詳細は伝えられていませんが、「民間事業者から、下水道工事およびごみ集積所移転に関し便宜を図った見返りに、商品券計20万円分を受領した」との容疑です。いずれにしても、市民の皆さんからの信託を受け公務にあたらせて頂いている中、こうした事件が発生し、市民の皆さんからの信頼を大きく損ねることとなり、誠に申し訳なく、慙愧に堪えません。当該職員とは十数年一緒に様々な取り組みの立ち上げや市政の諸課題解決などに取り組んできており、有能で仕事ぶりも的確、厚い信頼をおいていただけに、私としても残念でならず、痛恨の極みであります。
 今後、警察に協力しながら全容の把握を進め、詳細が判明次第、厳正に対処することとなります。

 この日午前中は、新病院建設の現場を訪問。外壁を覆っていた養生が取り外され、新しい外観が見えてきた新病院は、内側においても造作や設備設置等が着々と進んでおり、今のところ順調に、しかも無事故無災害で工事が進捗していました。
 竹中工務店の佐々木社長ほか設計および施工監理を担う皆さんとも一緒に、建設現場の主立った箇所を視察。1階の東西のエントランスを貫く通路(ガレリア)の広さ、十分な広さと部屋数を確保した手術室、広い空間が設けられ受け入れ態勢が強化されるICU(集中治療室)、病室となるスペースの広さや大きな窓からの眺望、屋上のヘリポートなど、着々と現れる新しい病院の姿が確認できました。来年2月の工事完成と引き渡しに向け、現場では急ピッチで作業が進められており、酷暑の中、数百名を超える作業員の皆さんが精力的に各種工事を進めて下さっています。
​​​​​​​ これだけの大きな、そして市民のいのちを支える重要な施設の建設現場を、ぜひとも多くの市民、なかんずく未来を担う子どもたちに見てほしいと、関係者に率直に伝えたところ、今後、市内小学生たちが参加できる見学の機会なども準備中のようです。市民の皆さんと共に、この新病院の完成と開業を楽しみに待ちたいと思います。

続きを読む...

2025/09/04 10:24 | 未分類

 

ページトップ