市長の日記

市長の日記

2025年02月14日(金)

2市8町での協定締結

 13日午後、「パートナーシップ宣誓制度に係る相互利用に関する協定」の締結式が、市役所にて行われました。これは、県西地域2市8町のいずれかの市町においてパートナーシップを宣誓した人たちが、エリア内の他市町に転居したとしても転居先の窓口で改めての宣誓が不要となり、宣誓にまつわる精神的な負担感がなくなる制度となります。またこの機をとらえ、小田原市ではこれまで対象としていなかった事実婚のパートナーや養子縁組についても加え、1市8町と足並みを揃えましたので、2市8町が同じレベルで取り組めることとなりました。県内各地でこうした広域での制度運用はすでに始まっていますが、10の市町が相互利用するケースは初めてのようです。
 性的マイノリティの人たちへのこうした制度的支援については、その家族までも対象に含める「ファミリーシップ制度」を導入した横須賀市など、より拡大した取り組みの事例もあります。今回協定締結した制度運用のより一層の充実に向けては、2市8町で研究を進め、必要に応じて取り組みを追加していければと考えています。

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2025/02/14 09:43 | 未分類

2025年02月13日(木)

伊豆湘南道路要望活動、「ててて商談会」

 12日は、終日「伊豆湘南道路」の建設促進期成同盟会会長として、複数個所での要望活動を行いました。
朝一番で、まずはさいたま新都心の国土交通省関東地方整備局へ。岩﨑局長、野坂道路部長に要望書を手渡し、参加した首長(熱海市、真鶴町、湯河原町、箱根町、清水町)や小田原箱根商工会議所会頭らと共に、建設促進に向けた更なる協力を要望。しっかりと受け止めて頂きました。
 関東地方整備局は、先月発生した埼玉県八潮市の下水道事故への対応に追われており、救出と復旧作業の陣頭指揮を執るお二人からは、その深刻さと難しさがひしひしと伝わってきました。この事案は全く他人事ではなく、日本中の自治体が直面する構造的な課題です。

 午後は、霞が関の国土交通省本省へ。今回は初めて、国土交通大臣に直接要望書をお渡しすることができました。中野国交大臣は伊豆湘南道路の意義をしっかり受け止めておられ、推進に向けて協力していく旨お話しいただきました。引き続いて、山本道路局長にも要望書を提出。

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2025/02/13 10:39 | 未分類

2025年02月12日(水)

公共善エコノミー ほか

 9日、市保健センター隣の「いそしぎ」にて開催された「酒匂・小八幡フェスティバル」の会場をお訪ねしました。これは、「子どもからお年寄りまで、みんな一緒に楽しんで、学んで、体験して、元気になろう」との趣旨で開催された企画で、今回が第1回目。主催は地域コミュニティ組織である酒匂・小八幡まちづくり委員会の多世代交流分科会。
 多世代交流と銘打ったイベントの通り、フリーマーケット、駄菓子屋さん、紙芝居、書道体験、スタンプラリー、キッズダンスなどのほか、歯科医師や福祉施設からのお話、高齢者向けの相談コーナーなど、地域社会の中での支え合いに繋がる交流の機会も。
 酒匂・小八幡地区の諸団体ができることを持ち寄って企画した、この手作りのイベントには、主催者の皆さんも驚くくらい大勢の人たちが来場され、たいへんな賑わいでした。地域の中で少子高齢化が進み、支え合いや担い手育成の必要性が高まっている中、こうした取り組みが主体的に行われているのは本当に素晴らしいこと。ぜひとも今後に繋げて頂きたいと思います。

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2025/02/12 15:12 | 未分類

2025年02月10日(月)

新年度予算案発表、水源環境保全税

 7日、午前中に令和7年度の予算案を定例記者会見にて発表しました。一般会計788億円、特別会計と企業会計を合わせた総合計は約2170億円となり、過去最大の予算規模です。
 過去最大となった理由は、増嵩する扶助費、特に児童手当の伸び、水道施設や病院といった大型建設の事業費、物価高騰による各種費用の上昇、人事院勧告に伴う職員給与の引き上げなどが積み重なったものです。そのような財政需要が大幅に増える一方、市民生活にかかわる地域課題への対応も勿論おろそかにはできぬため、過去最大の予算規模となったものの新たな取り組みへ予算を回すことがかなり難しい編成作業となりました。
 全体として配慮したのは、①これまで取り組んできた重要事業の確実な継続・遂行、②市民生活に欠かせない各種公共サービスの充実、③新たな取り組みへの着手/頭出し、④持続可能な地域社会の創造に向けた新たな枠組み作り、の4点。マニフェストに掲げた多くの事業提案の盛り込みはかなり限定的となったものの、上記の視点に立ち予算全体として「継続」と「新規」のバランスに配慮した編成としたものです。
 財政需要増大に対応する財源確保策として、今年度は市財政の貯金に該当する「財政調整基金」を21億円(前年度は24億円)取り崩す予定のため、2025年度当初の基金残高が約37億円に減少する見込み。平成25年度以降の低い水準になりましたが、令和7年度より取り組む予定の抜本的な行財政改革などにより、財政の健全性はしっかりと保っていく考えです。14日に開会する小田原市議会3月定例会の冒頭にて、施政方針を発表、議会後半に行われる予算特別委員会で令和7年度予算について細かく審議が行われる予定です。

 午後は、横浜へ。県市長会の市長会議、令和9年度に見直しが予定されている県水源環境保全税についての有識者による講演、そして県庁舎における黒岩知事ほか県執行部からの次年度予算説明会と続きました。
 水源環境保全税は、松沢知事の時代に創設された、県内の水源を守るための森林保全整備、水源域の水質改善に向けた河川や用排水路整備、浄化槽の普及など、全国でもトップクラスの規模と取り組みを可能にした制度。小田原市でも各種対策の予算として約2億円が毎年交付され、手入れが行き届かず荒廃しがちだった山林の整備は目覚ましく進むとともに、生活環境からの廃水が河川を汚さぬための各種対策も進んできました。
​​​​​​​ 導入から20年が経過しようとしており、県はこの制度が一定の目標を達成しつつあるとの判断から制度の縮小を検討しているのですが、取り組みが必要な事業領域はまだまだ存在すること、加えてこれから大切になる「ネイチャーポジティブ」の実現に向けより積極的な全県の取り組みを目指すべきとの観点から、山林などの水源域を保有する県内19市町村連名で、この日黒岩知事に要望書を提出。制度の存続と拡充を求めました。

2025/02/10 10:44 | 未分類

2025年02月07日(金)

総合教育会議、百歳長寿お祝い ほか

 日本海側で雪が降り続けています。例年の倍以上の積雪を観測している地域も多いようで、ニュースで見る映像からは、太平洋側の住人が憧れる「雪景色」の域を超えて、暮らしや経済をマヒさせる、もはや災害級のレベルにあると感じます。対応に追われる各地の行政のご苦労が思いやられます。

 4日朝、「西湘士業パートナーズ」の皆さんがご挨拶に来られました。県西地域で「士」が付く仕事、(弁護士、行政書士、税理士、社会福祉士、不動産鑑定士、宅地建物取引士、土地家屋調査士、マンション管理士など)をされる皆さんが横に繋がり、「市民の皆様の『困った!』をワンストップで解決する『駆け込み寺』的存在となるべく」各種相談活動などに取り組んでおられます。40代を中心に若手も多く、とても頼もしい存在。行政としてもしっかり連携し、市民生活を支える体制強化に繋げたいと思います。

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2025/02/07 09:57 | 未分類

 

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