市長の日記

市長の日記

2025年08月05日(火)

チュラビスタ市からの派遣青年 ほか

 暑さが日々増している感じがします。35℃超えはもはや当たり前、40℃に迫る都市が日本中に。私が寝る部屋は高台の2階で風通しが良いためエアコンをつけていませんが、これまでは日中暑くても夜は気温が下がり、明け方は涼しい風が入っていました。しかしここ数日は蒸し暑さで夜中に目が覚めたり、明け方も一向に涼しくなく朝から扇風機を回すように。なかなか厳しい環境になってきました・・・。

 4日、姉妹都市交流事業として長い歴史を刻んできた、アメリカ合衆国・チュラビスタ市と小田原市との青年相互交流事業が、1日から始まっています。この日は、両市からこの事業に参加している青年たちが、市役所および市議会を訪ねてくれました。チュラビスタからは女性3名男性1名、小田原からは女性4名。それぞれ元気に自己紹介ののち、日本語も達者なチュラビスタの青年たちからチュラビスタ市について紹介するプレゼン。私と市議会議長から歓迎のメッセージをお伝えしたのち、市庁舎前にある姉妹都市交流の記念碑の前で記念撮影。12日まで小田原に滞在、帰国と一緒に今度は小田原からチュラビスタへと青年たちが向かいます。若者たちにとって有意義な交流事業となり、小田原とチュラビスタのみならず、日本と米国の国際親善に貢献する人材育成につながることを願っています。
 コロナ禍で事業が休止していた時期がありましたが、双方の市における官民の受け入れ態勢も整い、今年から再開。来年は姉妹都市締結45周年の節目であり、両市の相互交流事業も計画しています。

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2025/08/05 11:36 | 未分類

2025年08月04日(月)

なりわい交流館、週末諸行事

 30日の津波警報、台風9号、異常な暑さなど、夏の諸行事の開催が心配された週末でしたが、いずれも無事に開催ができ安堵しています。

 1日、朝一番で小田原宿なりわい交流館のリニューアルオープンのセレモニーが行われました。昭和7年に建設された旧網問屋「角吉」を再整備し平成13年に「なりわい交流館」としてオープン、令和4年には国の登録有形文化財にも登録され、小田原の宿場町やかまぼこ通り周辺の歴史やなりわい文化、伝統産業を今に伝える貴重な財産です。このたび耐震改修工事を行い、より安全で快適な空間へと生まれ変わりました。今後は小田原市観光協会が管理運営事業者となり、小田原が進めるまち歩き観光の拠点として、大きな役割を担っていくことになります。館長には、小田原のまち歩きの先駆者である平井丈夫さんが就任、政策総合研究所以来の活動がひとつの到達点に至ったとの感慨があります。

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2025/08/04 11:11 | 未分類

2025年08月01日(金)

渾身の著作2冊、『あの夏の絵』

 8月に入りました。朝から蝉時雨。台風9号はどうやら足を速めて東へと向かう気配、週末の花火大会やみなとまつりは開催できそうで安堵しています。その代わり、期待していた雨は降りそうもなく、野山の乾いた状態は続きます。

 今週、尊敬するお二人から近著が届きました。
 ひとつは、慶應義塾大学教授の安宅和人さん著「『風の谷』という希望」。「イシューからはじめよ」「シン・ニホン」などで、混迷する時代を読み解き未来へと進む道筋や方法論を意欲的に提示されている安宅さん。本著では、彼が中心になって構想と実現へのチャレンジを重ねてきた、持続可能な社会モデルとしての「風の谷」について、壮大なビジョンが綴られています。この「風の谷」構想の初期に、ご縁から安宅さんたちと意見交換をさせて頂いており、小田原がその1つの実験地となる可能性がありましたが、市長退任により実現しなかった経緯があります。900頁におよぶ大著、安宅さんとお仲間の皆さんが積み上げてきた、「残すに値する未来」への願いの結晶です。
 もうひとつは、慶應義塾大学教授の井手英策さん著「令和ファシズム論」。我が国を代表する気鋭の財政社会学者で、誰も取り残さない社会の実現に向け、「ベーシックサービス」の導入などについて果敢に提言を重ね、最近では「かながわ福祉大学校」の学長にも就任、「ケア」の観点から地域社会の再生に向けたビジョンを実践されています。本市が「生活保護ジャンパー事件」で大きく揺れた折、抜本的な対策を取りまとめた検証チームの座長として、たいへんご尽力を頂いた経緯があります。本著は、井手さんが深く憂慮されている、近年の日本の社会状況に対する懸念と、それを乗り越えていくべき視点、分かち合いの社会への道筋など、井手さんの思いと願いが凝縮されています。
 この2冊、私にとっての「夏の課題図書」として、しっかり向き合いたいと考えます。

 

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2025/08/01 09:58 | 未分類

2025年07月31日(木)

津波警報への対応

 30日、朝の公務の最中、おもむろに緊急速報メールが鳴動。地震の発生も感じられぬ中の津波警報に、直ちに情報収集、各所に対応を指示。隣の県政総合センターで開催されていた立憲民主党・かながわクラブ神奈川県議会議員団の予算要望ヒアリングはキャンセル、午後横浜で登壇予定だった圏央道・新東名等建設促進大会も中止となったことから、以後庁内で終日指揮を執りました。

 海岸付近への注意喚起サイレン、沿岸部への防災無線、防潮扉の閉鎖、避難指示の発令、広域避難所の開設、帰宅困難者を想定した施設開放、公共施設への避難者の受け入れ、鉄道や道路などに関する情報の収集、それらの情報の市HPや防災ナビでの発信・・・。災害対策本部を開設し、それらの情報共有と各部署の連携、進捗確認などを行いました。

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2025/07/31 11:05 | 未分類

2025年07月30日(水)

神奈川大学と包括連携協定、県市長会 ほか

 帰国時の疲労がやや残る中、29日より通常の公務スケジュールに復帰。連日の酷暑ですが、湿度が高かったモルディブに比べ、カラリとした暑さなのが救いです。
 
 この日から主要政党県議団主催の令和8年度予算要望ヒアリングが始まりました。1日目は公明党の皆さん。隣接する神奈川県県西地域県政総合センターにて、公明党県議団の皆さんと30分ほど情報共有、意見交換。国や県の次年度予算における要望事項をお伝えしました。今日は立憲民主党・かながわクラブ、1日は自由民主党と続きます。

 続いて、神奈川大学との包括連携協定締結式に臨みました。同大学とは、これまでにも「おだわら市民学校」での講師、本市の社会教育や生涯学習におけるアドバイスや委員参加、大学生と地域団体等との交流やまちづくりへの貢献など、様々な交流や連携が既に行われています。包括連携協定を締結することにより、総合大学としての知見や学生たちの若いアイデアなどをこれまで以上に活かし、様々な地域課題を解決し持続可能な社会への歩みに繋げていくことを目指すものです。
 神奈川大学との関係は、同学の齋藤ゆか教授が提唱していた「プロダクティブ・エイジング(創造的加齢)」政策に私が着眼、小田原市の生涯学習や社会教育、さらには生涯現役事業などに取り入れてきた経緯があり、私が市長退任中に同学の非常勤講師として学生たちと接してきたこともあって、すでに一定の関係が育っています。この日、石渡理事長をはじめ同学の皆さんと改めて連携強化を確認、今後の展開が大いに期待されます。

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2025/07/30 19:25 | 未分類

 

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