13日、午前中は建設中の「たちばなこども園」の現場を訪問しました。
旧市立下中幼稚園の場所に、保育園と幼稚園の機能を併設する認定こども園として、来年4月の開園を目指し建設が進んでいます。小田原産の木材をふんだんに用い、園児たちが伸び伸びと過ごし、主体性や創造性を育める空間となるよう、様々な工夫が盛り込まれた設計となっています。
この日は、設計に携わった(株)環境デザイン研究所の仙田会長とプロジェクトマネージャーの宇佐美氏も来られ、設計におけるポイントや特徴などを詳しく伺いました。仙田会長は子どもの育ちと都市構造や建築の関係に関する国内屈指の専門家でもあり、また同研究所では全国各所で木造技術を駆使した建築を多数手がけておられることから、そうした経験からのノウハウが今回のこども園建築に十分に注ぎ込まれています。材料調達や建設を手がける瀬戸建設(株)と加藤建設(株)の皆さんからも、それぞれ担当されてきた業務やプロセス、建築にまつわる技術課題、地元木材の調達に関するご苦労などを聴かせて頂きました。
園児が過ごす各保育室は園庭に接するように全て1階に配置、地元の無垢材に囲まれた大きな空間で過ごせる園舎となっており、今から完成が待ち遠しく感じられます。この日の訪問と皆さんとの会話については動画で収録し、後日HP等で市民の皆さんにもご覧頂けるようにする予定です。