市長の日記

市長の日記

2024年11月01日(金)

企業市民まちづくり協議会 ほか

 11月に入りました。まだ「晩秋」という感じではないものの、明け方はそれなりに冷え込むようになり、スーツ類も夏物から秋冬物に切り替える頃合いかなと感じます。

 30日は、朝から予算調整。今月29日から始まる市議会12月定例会に上程する補正予算案の理事者査定です。都市基盤整備関係や、先の台風第10号に係る災害対応、整備中の市立病院関係などが俎上に上がります。
 併せて、今年度の財政見通しについての報告もあり、なかなか厳しい状況を共有。次年度以降の財政運営においては、様々な行財政改革、全庁的な歳費縮減の取り組みを、本格的に進める必要があります。

 午後は、小田原市文化振興審議会にて、委嘱状の交付と各種審議の依頼を行いました。令和2年4月、私の前の任期の最後に「小田原市文化によるまちづくり条例」が施行され、以来「文化」にまつわる様々な取り組みを推進するべくこの審議会が設置され、毎年の取り組みについて進捗状況の確認などを行って頂いてきました。
 「文化」に関する取り組みは、広い裾野と深い奥行きを持っており、その進捗評価の視点は多岐にわたります。現在の小田原三の丸ホールが誕生するまで、私もこの分野についてはかなりのエネルギーを注ぎ、様々な議論や取り組みを多くの皆さんと行ってきたものです。今回、再び市長の立場に戻り、改めて「文化」分野への注力をしていく旨、審議会委員の皆さんにお伝えするとともにお力添えをお願いいたしました。

 夕刻はUMECOにて「企業市民まちづくり協議会」が開催されました。これは、市内で大きな事業所を運営されている企業の代表者にご参加いただき、地域経済の振興や、企業市民の立場から望まれる市政運営などに関し、意見交流を行うもので、毎年テーマを決めて開催されています。今年も十数社の企業の小田原における事業所の代表の皆さんが集い、「女性活躍の推進」をテーマに情報共有と意見交換が行われました。
 小田原市では、国の施策とも連動し、女性活躍を推進する企業を認定する「小田原Lエール」の普及を進めており、現在90ほどの企業がその認定を受けられています。昨日の会議では、制度を運用している小田原市人権・男女共同参画課からの制度説明、認定制度で「ゴールド」ステージに位置付けられる取り組みをされている㈱ミクニさんと日本新薬㈱さんの取り組み報告などが行われました。
​​​​​​​ 女性活躍、健康経営といったテーマは、人手不足に直面する今日の企業経営にとってきわめて重要なテーマですが、民間企業だけでなく、小田原市役所においてもしっかり取り組まねばと、私自身改めて思いを深めた会となりました。

2024/11/01 14:07 | 未分類

2024年10月31日(木)

アユモドキの亀岡、コウノトリの豊岡

 29日・30日の2日間をかけて、京都府亀岡市と兵庫県豊岡市を訪ねてきました。地域営農(米作り)と生物多様性の両立における先進地への視察です。

 亀岡市は京都駅から電車で30分ほど。京都市街地から保津峡を抜けた先にある、丹波の山々に囲まれた盆地で、古くより地下水に恵まれた農産地であり、近年は京都・大阪にも近いベットタウンでもあります。この亀岡駅に近く、桂川の氾濫に備えた遊水エリアの広大な田んぼに、Jリーグの京都サンガのスタジアム建設計画があったのですが、この一帯が天然記念物のアユモドキの繁殖地であることから、様々な経緯を経て建設地を変更。アユモドキと共生できる田んぼを中心とした有機農業公園として整備することが決まっています。アユモドキの繁殖は、国内では岡山と亀岡にしか確認されておらず、保全を求める環境団体や市民からの声を受け、市として決断。スタジアム建設用地の追加確保に20億円ほどがかかりましたが、議会の承認も得て計画変更が行われたものです。
 亀岡市は桂川市長のもと、「環境先進都市」を目指しており、このアユモドキの田んぼ一帯をオーガニックビレッジパークとして整備する計画で、令和8年の全国都市緑化フェアの会場を誘致する予定。市を挙げて有機農業の推進や、有機農業学校の開講、有機農法米の学校給食への利用なども進めており、市全体として環境と農業の共生を目指され、それを亀岡の都市ブランドに育てていこうとのお考えです。

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2024/10/31 10:10 | 未分類

2024年10月30日(水)

あじ・地魚まつり、一夜城まつり、医師会合唱団 ほか

 27日は総選挙の投票日でしたが、終日諸行事巡りでした。

 朝一番は小田原漁港にて開催された「小田原あじ・地魚まつり2024」へ。小田原漁港に面した水産市場内を全面的に使い、鮮魚の即売、様々な水産品の販売、かます棒をはじめとしたおいしい食べ物のブースなどがずらりと並び、マグロの解体ショー、寿司づくりの体験コーナーなど、盛りだくさんの内容。朝8時過ぎにはすでに魚目当てのお客さんたちが長蛇の列をなし、会場は活気にあふれていました。

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2024/10/30 08:17 | 未分類

2024年10月29日(火)

柑謝祭、かくれ文字絵展 ほか

 総選挙を巡る市中の慌ただしさの中、先週末も諸行事で賑やかでした。

 26日は、小田原食と緑の交流推進協議会の主催で、「2024柑謝祭~小田原でみかんの収穫体験交流~」と題した柑橘収穫のイベントが行われました。これは、小田原の農家の皆さんで構成されるジョイファーム小田原の柑橘類を、パルシステムの宅配サービスを通じて購入しておられる皆さんが圃場に集い、収穫を楽しむとともに生産者の皆さんと交流する目的。早川の青木正行さんのミカン畑に、朝から県内各所より40人近い会員の皆さんが集われ、ミカンもぎをされたり、圃場の様子を観察したりされていました。
 柑橘の名産地でありながら、高齢化が進み担い手不足が加速化している小田原の柑橘農業を支えるためには、首都圏の消費者の方が小田原の柑橘の美味しさを実感してもらい、消費者として買い支えて頂くことが必要。地元市長として、来園者へのご挨拶を通じて呼びかけをさせてもらいました。

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2024/10/29 13:52 | 未分類

2024年10月28日(月)

一夜明けて  

 衆議院選挙が終わり、今朝は12日間の熱戦を冷ますような雨。ここ神奈川17区では、牧島かれんさんが小選挙区の大接戦を制し、ごく僅差だった佐々木ナオミさんは比例区で当選。この地域から二人の女性議員が国政の舞台で活躍することになります。お2人が連携し、役割分担し、地域住民の声を丹念に汲み上げ、良い意味で競い合うことによって、県西地域に新しい風が吹き込まれ、草の根の民主主義が大きく育っていくことになるでしょう。
 そして国政は、どのような形の政権に収束するのか。様々な動きがここ数日で起きてくることでしょう。これまでの一強多弱による腐敗と歪みに国民からの強烈なダメ出しとなったわけですが、当面は混沌とした状況になることでしょう。この国が直面する諸課題解決に向けた政治の安定化に向けては、国会議員任せにせず、国民自身がその行方を見据えて主権者としての意思表示や行動をしていかねばならないと思います。国政のゆくえについては、別の稿にて改めて記してみたいと思います。

 25日、朝一番で小田原遊技場組合からご寄付を頂きました。今年度で40回目となり、毎回小田原市の青少年健全育成と、市社会福祉協議会への福祉機器購入などに関する貴重なご支援となっています。遊技場組合を構成するパチンコ店は、近年業界の再編が進み、もともと地元にあった店舗の多くが廃業、全国区で事業展開するチェーン店が主力となっているとのこと。コロナもあって、店舗に来られるお客さんの数はかなり減っているようです。

 午後からは、三の丸ホールにて戦没者慰霊祭を挙行。関係者の皆さんが追悼の言葉を述べられ、集い花を手向けました。先の大戦から79年を数え、ご遺族の皆さんも高齢化が進み遺族会の会員数も減っています。毎回の慰霊祭で献花に登壇されるご遺族の皆さんのお姿に、そのことをひしひしと感じました。

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2024/10/28 11:20 | 未分類

 

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