最終更新日:2012年03月14日
【五百羅漢は市指定有形民俗文化財】
天桂山玉宝寺条幻庵屋敷跡は、北条氏の家臣・垪は和伊予守(天桂寺殿活翁宗漢居士) が、母である玉宝貞金大姉の追福のため、天文3 年(1534)に開いた寺であると伝えられ、伊予守と母の法名をとって寺号としています。この寺は五百羅漢を安置する寺として知られ、「多古の五百羅漢」と呼ばれています。
この五百羅漢は、木造で、立像は36cm~60cm、坐像のものは20cm余です。五百羅漢は木造のものや石造のものなど各所にありますが、木造でこれだけ立派に揃った五百羅漢は全国的に見ても珍しいとされています。五百羅漢像の造立は、享保15年(1730) からで、檀家の添田智鉄が一念発起し、7年間で170体を造りましたが途中で病没したため、弟の真澄が跡を継ぎ、宝暦7年(1757)に完成し、寺に安置したといわれています。
住所 | 神奈川県小田原市扇町5-1-28 |
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電話番号:0465-33-1521