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広報おだわら 第1032号

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広報おだわら 第1032号

平成23年4月1日 発行

#01:新総合計画がスタートします 
#02:SHISEI〜至誠・市政〜 特別版
#03:市民の力で始まるエコのまち
#04:おだわらインフォメーション
#05:小田原で2つの世界記録樹立!! 
#06:平成22年度3月補正予算の概要
#07:市長の現場訪問
#08:フラワーガーデンがさらに魅力ある施設に
#09:無尽蔵プロジェクト 芸術文化創造
#10:【連載】市民力
#11:戦国時代をしのばせる大発見〜弓胎弓〜
#12:【対談】作家 火坂雅志さん
#13:市ホームページが全面リニューアル!


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★★★★★★★★★★
東北関東大震災災害義援金受付中
★★★★★★★★★★
問 福祉政策課 電話0465-33-1861
市役所(総合案内・福祉政策課)、各支所・連絡所、マロニエ、いずみ、アークロード市民窓口、社会福祉センター、保健センター、いそしぎ、小田原アリーナ、市立図書館、かもめ図書館など市内23か所に募金箱を設置しました。
皆様の募金は日本赤十字社を通じて現地に届けられます。

========目次========
#01:総合計画「おだわらTRYプラン」がスタートします 
#02:SHISEI〜至誠・市政〜 特別版
#03:市民の力で始まるエコのまち
#04:おだわらインフォメーション Odawara Information  
#05:小田原で2つの世界記録樹立!! 
#06:平成22年度3月補正予算の概要
#07:市長の現場訪問
#08:春の日差しをいっぱい浴びて〜フラワーガーデンがさらに魅力ある施設に〜
#09:無尽蔵プロジェクト 市民による芸術文化創造
#10:【連載】市民力
#11:戦国時代をしのばせる大発見〜弓胎弓〜
#12:【対談】作家 火坂雅志さん
#13:市ホームページが全面リニューアル!
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#01:総合計画「おだわらTRYプラン」がスタートします 
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問 企画政策課 電話0465-33-1255

 市では、これまで総合計画「ビジョン21小田原」に基づき、『世界にきらめく「明日の1000年都市おだわら」』を目指し、さまざまな施策に取り組んできました。
 近年、人口減少や少子高齢化をはじめ、本市を取り巻く社会経済環境は大きく変化しています。こうした状況のなか、人々が心豊かに安心して暮らすことができ、持続的に発展し続けることができる地域の創出が強く求められています。
 そこで、いかなる変化にも柔軟かつ的確に対応し、中長期的な視点で総合的かつ計画的な行政運営を進めるために、「おだわらTRYプラン」を策定しました。
この計画に基づいて、市民生活に密着した基礎自治体としてふさわしい市民自治を実現し、市民の皆さんがいきいきと希望にあふれて暮らすことができるまちづくりを進めます。

【基本構想】
◎実現する将来都市像
「新しい小田原」への3つの命題に取り組むことにより、形づくられる将来都市像を定めています。
この将来都市像の実現に向けて計画体系を構成しています。

■市民の力で未来を拓く希望のまち

◎新しい小田原へ3つの命題
大転換期であり未曽有の困難といわれる今、「新しい小田原」への歩みを着実に進めるうえで、しっかりと意識すべき3つの命題を定めています。

■新しい公共をつくる
■豊かな地域資源を生かしきる
■未来に向かって持続可能である

◎まちづくりの目標
将来都市像を実現するために、4つのまちづくりの目標を定めています。

■いのちを大切にする小田原
■希望と活力あふれる小田原
■豊かな生活基盤のある小田原
■市民が主役の小田原

◎政策分野
まちづくりの目標を受け、8分野の政策の方向を定めています。

■福祉・医療
■暮らしと防災・防犯
■子育て・教育
■地域経済
■歴史・文化
■自然環境
■都市基盤

◎施策
政策の方向を受け、36の施策を定めています。

□地域福祉の推進
□高齢者福祉の充実
□障がい者福祉の充実
□健康づくりの推進
□地域医療体制の充実
□市立病院の機能拡充と健全経営
□共生社会の実現
□災害に強いまちづくり
□消防・救急体制の充実
□安全・安心の地域づくり
□子育て環境の充実
□青少年育成の推進
□学校教育の充実
□産業振興と就労環境の整備
□小田原ならではのものづくりの振興
□商業の振興
□観光まちづくりの推進
□農林業の振興
□水産業の振興
□歴史資産の保存と活用
□文化・芸術の振興
□生涯学習の振興
□生涯スポーツの振興
□環境再生・保全活動の推進
□廃棄物の減量化・資源化の推進
□良好な生活環境の保全と形成
□自然環境の保全と再生
□快適で魅力ある生活空間づくり
□安全で円滑な地域交通の充実
□安定した水供給と適正な下水処理
□協働による地域経営
□市民活動の促進
□情報共有の推進
□行財政改革の推進
□地域主権の時代における市職員の育成
□広域行政の推進

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未来への投資(先導的施策)
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 未来の小田原の土台づくりの視点から、貢献度や波及効果が大きく期待できる施策を6つの施策群として定めています。

・未来を担う子どもを育む
・ものを生み出す力を育てる
・文化力を高める
・自然環境を再生する
・都市の顔をつくる
・地域のつながりを再生する

 将来都市像の実現に向け、基本計画に掲げる施策のうち、貢献度や波及効果が大きく期待できる施策群を未来への投資(先導的施策)として位置づけ、基本計画全体を先導し、各施策を有機的に連携させながら事業を進めます。

1.未来を担う子どもを育む
 すべての子どもが、家庭や地域において豊かな愛情に包まれながら、夢と希望を抱き、個性豊かにたくましく育つことは、小田原の明るい未来をつくるうえで何より大切なことです。
 そこで、地域コミュニティを基礎に子育てのネットワーク化を図り、地域ぐるみで子育てに取り組むとともに、小田原ならではの豊かな地域資源を生かした教育を進めます。そして、子どもたちが健康でいきいきと育ち、ふるさと小田原に誇りと愛着を持って成長できる社会をつくります。

主な取組
●安心して楽しく子育てができる環境づくり
●地域ぐるみで子育てに取り組む体制づくり
●子どもの可能性を伸ばす教育環境の整備

2.ものを生み出す力を育てる
 地域で生産された新鮮でおいしい農産物、広大な山林が生産する豊富な木材、相模湾から水揚げされる新鮮な水産物、そしてこのような素材の加工技術、あるいは卓越した技によりものをつくり出す事業者や職人の存在など、小田原には付加価値の高い地域経済の構造をつくるうえで必須な素材生産の現場があり、高度な加工技術や製造能力を数多く擁しています。
 そこで、耕作放棄地の解消による生産面積の拡大や多様な担い手の育成、広大な面積を占める山林資源の最大限の活用、そして、ものづくり分野における新規参入の促進や後継者の育成、技術継承への支援など、素材から製造までの一連の生産力を育て、地域に根を張った安定感のある地域経済を確立します。

主な取組
●地場農林水産物の高付加価値化による地産地消の推進
●地域の特性を生かした活性化策の推進
●ものづくり分野の活性化支援

3.都市の顔をつくる
 小田原駅・小田原城周辺は、広域交流拠点としての都市機能、県西地域における消費拠点としての商業地、城下町としての歴史的まちなみ景観、また、それらを取り巻く海や緑、丘といった自然環境など、小田原の魅力が重層的に存在しています。このような特長を生かし、小田原でしか担えない役割をしっかりと果たしていくことが必要です。
 そこで、中心市街地における都市機能の適正配置を進めるとともに、民間活力が発揮された取組を促すことで、交流と回遊が活発に行われるにぎわいのある中心市街地をつくります。

主な取組
●小田原駅・小田原城周辺のまちづくり
●中心市街地の活性化
●回遊性の向上

4.自然環境を再生する
 小田原の豊かな自然環境は、清浄な水や空気をつくって私たちの生存を支え、同時に多様な生態系を維持する基盤でもあるとともに、地域の経済を担う農林水産業の生産基盤でもあります。また、市街地や郊外など私たちの身近な生活空間にある里山や鎮守の森、川や海の水辺、農地や生垣なども私たちの暮らしを潤し、魅力ある都市空間をつくり、市民生活の心身の健康を支えています。
 そこで、私たちのいのちを健やかに養い、暮らしの潤いと安らぎをもたらす健全で恵み豊かな自然環境の保全と再生を図り、人と自然とが調和したまちづくりを進めることでまちの価値を高めます。

主な取組
●市民協働による自然環境の保全と再生
●緑とせせらぎのあふれる生活空間の創出

5.文化力を高める
 成熟社会の到来を受け、市民一人ひとりが心の豊かさを実感できるよう文化的環境を整えることが求められています。また、小田原が有する豊富な歴史文化資産の普遍的価値を再確認し、より魅力ある地域資源として磨き上げていくことが必要です。
 そこで、芸術文化活動の取組を促し、文化を感受する喜びを広げ、創造する力を高めるとともに、市内外に広く小田原の文化の魅力を発信することで、まちを舞台にさまざまな交流を生み出します。

主な取組
●芸術文化交流の拠点施設の整備
●市民による芸術文化活動の促進
●小田原ゆかりの文化の保存と活用

6.地域のつながりを再生する
 安全で安心して暮らせる環境をつくるためには、地域住民相互の支えあいと助けあいが必要であり、地域のつながりはますます重要となっています。
 そこで、地域住民が地域の課題解決に向けて自主的、主体的に取り組むことができるよう、その仕組みを構築するとともに、個性にあふれた魅力ある地域づくりを支援します。

主な取組
●地域の課題解決の場づくり
●顔の見える地域づくり

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「おだわらTRYプラン」の推進体制 市役所の組織・機構を一部変更します
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問 企画政策課 電話0465-33-1255、職員課 電話0465-33-1241

「おだわらTRYプラン」のスタートにあわせ、新しい小田原の将来都市像の実現に向けて各施策を着実に推進するための組織体制を整えました。
また、職員の役職名をわかりやすくするとともに、専門的な業務に経験豊富な職員を配置し安定した対応ができるよう専門業務対応職を設けました。

●文化部の新設
 市長部局と教育委員会がそれぞれ担っていた文化・芸術に関する事務を統合して、小田原固有の地域資源である歴史・文化資産を活用した文化振興を推進します。

未来への投資・先導的施策「文化力を高める」
<新しい組織> ← <これまでの組織>
文化部 文化政策課 ← 市民部 文化交流課
文化部 生涯学習課 ← 生涯学習部 生涯学習政策課
文化部 文化財課 ← 生涯学習部 文化財課
文化部 図書館 ← 生涯学習部 図書館
文化部 スポーツ課 ← 生涯学習部 スポーツ課

●子ども青少年部の新設
 学校教育を除き、子育て支援から青少年育成までの施策を、地域や家庭とともに推進し、子どもの育ちを支えます。

未来への投資・先導的施策「未来を担う子どもを育む」
<新しい組織> ← <これまでの組織>
子ども青少年部 子育て政策課 ← 福祉健康部 子育て支援課
子ども青少年部 保育課 ← 福祉健康部 子育て支援課
子ども青少年部 青少年課 ← 生涯学習部 青少年課

●そのほかの主な変更点  ※変更となる組織のみを表記
そのほかの主な変更点は、下記のとおりです。
また、これまでの「担当」は市民の皆さんに分かりやすい組織にするため「係」に改めました。
市役所全体の組織と電話番号は、4月15日号でお知らせします。
また、ホームページでも組織図と執務室のレイアウトを掲載します。

<新しい組織>       <これまでの組織>
企画部 広報広聴課 ← 広報広聴室
企画部 行政管理課 ← 企画部 行政改革推進課
    
市民部 地域安全課 ← 市民部 暮らし安全課
市民部 人権・男女共同参画課(新設)
市民部 戸籍住民課 ← 市民窓口課
    
防災部 ← 防災危機管理部
    
福祉健康部 障がい福祉課 ← 福祉健康部 障害福祉課
    
都市部(都市政策課、都市計画課、市街地整備課) ← 都市部(都市政策課、まちづくり景観課、都市計画課、広域交流拠点整備課)

   
建設部(建設政策課、土木管理課、道水路整備課) ← 建設部 建設政策課、国県事業促進課、道路整備課、下水道部 河川課)
           
          
            
    
(市立病院)病院管理局 ← (市立病院)経営管理局
    
教育部 保健給食課 ← 学校教育部 学校教育課
教育部 教育指導課 ← 学校教育部 教育指導課

◆役職名変更
(1)役職名を正副で区分
 (部長-副部長、課長-副課長)
(2)担当主査を係長に変更
 (担当主査→係長)

◆専門業務対応職の新設
 (3)専門業務対応職を新設
  (管理監・専門監)

設置区分

部局

平成22年度まで
 部長・局長
 次長

平成23年度以降
全般的な業務対応
 部長・局長
 副部長・副局長
専門的な業務対応
 管理監

平成22年度まで
 課長
 課長補佐
 担当主査

平成23年度以降
全般的な業務対応
 課長
 副課長
 係長
専門的な業務対応
 担当課長
 専門監

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#02:SHISEI〜至誠・市政〜 特別版
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希望のまちへ 〜責任と覚悟〜

文 加藤憲一

 「市民の力で未来を拓く希望のまち」を目指すべき将来都市像に掲げ、第5次小田原市総合計画「おだわらTRYプラン」が、いよいよこの4月からスタートしました。市長就任後から準備を始め、2年以上の時間と、実に多くの皆さんの大変な情熱と労力によって、練り上げられた計画。いよいよこの計画にいのちが吹きこまれ、私たちの未来を築き上げる新しい現実が、各分野、各地域で形となって現れてくることになります。策定プロセスが高く評価された総合計画ですが、計画はあくまでも計画。これから小田原のまちづくりが、計画どおりになるか、絵に描いた餅になるか、計画を越えた素晴らしいものになるかは、ひとえに私たちがこのまちの課題解決に一生懸命関わるかどうかにかかっています。
 この総合計画のスタートを控えた3月、私はふたつのことを胸に刻みました。
 ひとつは、「次世代への責任」。3月は卒業式のシーズン。私も小学校・中学校それぞれ1校ずつに参列し、児童・生徒の晴れ姿を見送りました。子どもから思春期へと向かう小学生。思春期から大人へと向かう中学生。あどけなさが残り、心と体のバランスがうまく取れない年頃は、頼りなくもみずみずしく、未来への夢と希望に充ちています。彼ら彼女らが5年後、10年後に大人になった時に、豊かな自然、誇りうる歴史と文化の中で、若人がそれぞれの持てる力を存分に発揮し、生きる愉しさや喜びにあふれ、誰もが励まし合い支え合って、課題に前向きに取り組んでいる、そんな小田原でなければならない。卒業証書を受け取る若者たちを見ながら、私はそのような決意を新たにしました。
 もうひとつは、「市民のいのちを守る覚悟」。3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生。私たちは、この国の長い歴史の中でも未曽有の、凄まじい災害の発生の一部始終を、生々しく目の当たりにしました。容赦のない、余りに厳しく過酷な自然。築いてきた営みや大切な人を失うことの悲しさ。一方で、絶望の淵に瀕しても助け合う人間の温かさ。そして、再び街を創り出さんとする、人間の勁さ、逞しさノ。被災された皆さんに対するお見舞いの気持ちは言葉に尽くせませんが、震災と切り離せぬ小田原に住むゆえに被災の苦しみを我が事と感じることで、私たち小田原市民は、皆がいつまでも安心して生きていくことができるよう、これからのまちづくりを本気でやらねばという、覚悟というべきものをいただいた気がします。
 次世代への責任と、まちづくりへの覚悟。新しい総合計画のもと、全ての市民が心をひとつにして『新しい小田原』を創り上げていきましょう。

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#03:市民の力で始まるエコのまち
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問 環境政策課 電話0465-33-1471

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平成23年度 生ごみ堆肥化モデル事業
『生(いき)ごみ小田原プロジェクト』〜あなたも参加してみませんか〜
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ごみを減らし環境を守るため、生ごみを堆肥化し、資源として活用するモデル事業を行っています。
『地域での取り組み』では、報徳小学校周辺のかたにご協力いただき、小学校の大型生ごみ処理機を使って堆肥化しています。
『家庭での取り組み』では、段ボールコンポストやEMぼかしなど、方法を自由に選んでいただいて堆肥化しています。
今年度も新たに参加者を募集します。生ごみの減量にご協力お願いします!

●『家庭での取り組み』参加者募集

【対象】
市内在住のかたで、家庭で生ごみの堆肥化に取り組めるかた、またはすでに行っているかた(段ボールコンポスト・EMぼかし・コンポスター・電動式生ごみ処理器・庭に埋めるなど、方法は自由)。
※すでに昨年度参加登録済みのかたは除きます(昨年度に登録済みのかたには、3月に通知を発送しています。届いていないかたはご連絡ください)。

【申込】
5月31日火曜日までに、市役所4階環境政策課、支所・連絡所、窓口コーナーに置いてある申請書に必要事項を記入し、郵送、ファクスまたは窓口にご持参ください(申請書は、市ホームページからも入手できます)。
申請は世帯ごとでお願いします。
〒250-8555 小田原市環境政策課 FAX0465-33-1487

【補助】
●段ボールコンポストに応募されるかたには、機材一式を支給します(無料・先着1,000人)。
●EMぼかしに応募されるかたには、EMバケツとぼかしのセットを支給します(無料・先着50人)。
※参加者には、後日説明会を開催します。

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生(いき)ごみ小田原プロジェクト
体験談 三浦 あおいさん
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私は、広報おだわらで生(いき)ごみ小田原プロジェクトのことを知り、知人からの紹介もあり興味がわいたので段ボールコンポストを始めてみました。
始める際にコツが必要だと感じましたが、慣れてくると気軽に取り組めます。
実践してみると、段ボールの中の温度は毎日違い「微生物が生きてる!」と感動しました。
また、燃せるごみの量も減り、改めて生ごみの重さを実感しました。ごみ出しは重労働だったのでうれしかったです。ぜひ今年も続けていきたいと思っています。

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地球温暖化対策推進事業 〜費用の一部を補助します〜
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市では地球温暖化対策を進めるために、さまざまな施策を行っています。
「地球温暖化対策推進事業費補助金」は、次のものに対して、費用の一部を補助するものです。
補助件数に限りがありますので早めにお申し込みください。

(1)住宅用太陽光発電システム
 設置費補助金(133件)
【対象】
4月1日から平成24年3月15日までに市内に設置し、電力会社と電力受給契約をされる個人で、設置後10年以上継続使用できるかた。工事の着工前に申請が必要になります。
【補助額】
1キロワット当たり1万3,000円・上限4万5,000円(そのほかに、県の補助金1キロワット当たり1万5,000円・上限5万2,000円が上乗せされます)

(2)小規模風力・水力発電施設補助金
【対象】
市内に出力0.1キロワット以上の風力・水力発電を4月1日〜平成24年1月31日までに設置予定の個人または市内に事業所を有するかたで、設置後5年以上継続使用できるかた。工事の着工前に申請が必要になります。
【補助額】
設置費用の1/10・上限10万円

(3)低公害車導入補助金
【対象】
電気自動車または天然ガス自動車を4月1日〜平成24年1月31日までに購入またはリース(3年以上使用)される市内在住の個人または市内に事業所を有するかた。
【補助額】
車種によって異なります。ただし、個人の場合上限5万円、法人上限3万円

●申込
それぞれ4月1日から、受付を開始します(先着順・(2)(3)の締切は平成24年1月31日)。必ず環境政策課に申請書をご持参ください(申請書は、市ホームページからも入手できます)。

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市役所でも太陽光発電を始めました!!
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 今年2月、市庁舎車庫棟に、太陽光発電システムが、完成しました。
 屋根に太陽光発電設備を設置し、屋外照明などを省エネ型の照明に切り替えて、二酸化炭素の排出と、光熱費を削減します。年間で、二酸化炭素削減効果約27.6トン、光熱費削減効果約86万円を見込んでいます。

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電気自動車体験談
津端 宏嘉さん
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 昔から車が大好きでしたが、排気ガスや騒音を出すことには抵抗がありました。走るときに排気ガスや二酸化炭素を出さない電気自動車が市販されるという情報を聞き、いち早く試乗会に行って静かさや乗り心地の良さを体感し購入を決めました。
 電気自動車を購入してからは、「発進時にはふんわりアクセル」・「走行時には、車間距離を考えて回生ブレーキ(制動時のエネルギーを回収する機能)を活用し航続距離を伸ばす」など、これまでとは車の乗り方が変わっただけでなく、そのほかの場面でも、環境に配慮した生活を意識するようになりました。

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#04:おだわらインフォメーション Odawara Information  
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身近な犯罪が多く発生しています
〜平成22年の犯罪発生状況〜
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小田原警察署 電話0465-32-0110
地域安全課 電話0465-33-1396

 平成22年中の市内の犯罪発生件数は2,260件で、前年と比較して213件、8.6パーセント減少しました。
 発生した犯罪の約73パーセントは窃盗犯罪で、中でも、自転車、車上ねらい、オートバイ盗、自動販売機ねらい、空き巣など身近な犯罪が多く発生しています。

●自転車盗(被害の多い地域:栄町、扇町、国府津)

 自転車の盗難は、市内で最も多い犯罪で、全体の約26パーセントを占め、587件発生しています。
 盗難された自転車の約70パーセントが無施錠で、アパート・マンションの駐車場や自宅の敷地内に止めている場合でも盗まれています。
 「すぐに戻るから」「自宅だから」と油断せず、必ず鍵をかけましょう。また、鍵は二重ロックにするとより効果的に盗難を防止できます。

●車上ねらい(被害の多い地域:前川、飯泉、栄町)

 車を駐車する際は、窓を閉め、エンジンキーを抜き取り、ドアをロックしたことを確認してください。短時間であっても、また、自宅の車庫でも、必ず実行しましょう。
 なお、車内にはカバンや貴重品、スペアキーを置かないようにしましょう。盗難防止装置(イモビライザー)や警報装置を装着するとより効果的です。

●空き巣(被害の多い地域:久野、飯田岡)

 空き巣を防ぐための基本は、戸締まりの徹底です。外出前や就寝前に戸締まりの確認を習慣づけましょう。近所への買い物やゴミ出しなど、短時間の外出でも必ず戸締まりをして、トイレの小窓や上階のベランダの窓にも、必ず鍵をかけましょう。扉や窓の鍵は1か所だけでなく、補助錠をつけると効果的です。

自分の安全は自分で守りましょう

 防犯対策で大切なことは、「自分の安全は自分で守る」といった意識を持ち、一人一人が自主防犯に取り組むこと、大切な家族とのきずなを強めること、防犯パトロールや学童の見守り活動などを通じ、地域で「顔の見える関係」をつくることです。みんなで協力して、安全・安心なまちづくりを進めましょう。

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第5期小田原市
市民活動推進委員会の委員を公募します
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問 地域政策課 電話0465-33-1458

 市では、小田原市市民活動推進条例に基づき、市民活動の推進に関する制度の改善やそのほかの重要事項について調査・審議を行うため、附属機関として「小田原市市民活動推進委員会」を設置しています。
 現在は第4期の委員会で、市民と行政との協働、市民活動の充実・促進策、地域活動団体と市民活動団体の連携について、調査・検討が進められています。
 委員会は、公募市民、市民活動関係者、学識経験者などで構成されますが、この7月から活動する、第5期の委員会の市民委員を公募します。

任期 7月1日〜平成25年6月30日(2年間)
対象 市内在住・在勤・在学の市民活動に関心があるかたで、年間5〜6回程度の会議に参加できるかた・若干名
選考 書類選考
報酬 会議など1回につき10,000円
申込 5月13日金曜日までに、申込書を地域政策課に持参。
※申込書は地域政策課、おだわら市民活動サポートセンター、市内公共施設にあります。また、市ホームページでもダウンロードできます。

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国民健康保険料のお知らせ
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問 保険課 電話0465-331834

4月と7月に納入通知書をお届けします

 国民健康保険料は4月から翌年3月までの1年間分を、その年度の市県民税額を基に算出します。
 しかし、その年度の市県民税額が確定していない4月から6月までは、前年度の市県民税額などによって仮の保険料を算出し(仮算定)、市県民税確定後の7月に正式な年間保険料を決定します(本算定)。
○4月中旬に4月〜6月分の仮算定納入通知書を郵送します。
○7月中旬に7月〜3月分の本算定納入通知書を郵送します。

こんなときには…

●倒産やリストラで…
 平成22年4月に、倒産や解雇など、会社の都合で失業したかた(非自発的失業者)を対象とした保険料の軽減制度が創設されました。
 なお、倒産や解雇の時期で適用期間などが異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
【手続き場所】
○保険課(市役所2階1C窓口)
※支所などでは手続きできません。
【手続きに必要なもの】
○雇用保険受給資格者証(ハローワーク発行の書類)
○印鑑(朱肉を使うものでお願いします。認め印可)
※次のいずれかに該当するかたは、対象となりませんのでご注意ください。
・平成21年3月30日以前に離職されたかた
・離職時に65歳以上のかた
・雇用保険受給資格が特例受給資格者(短期雇用のかた)

●すぐに納付ができない場合は…
 病気など、特別な理由で保険料の納付ができない場合は、早めに相談してください。

●保険料の減免(罹災・病気・解雇)
 風水害・火災などの災害や、解雇(自己都合・定年による退職を除く)などにより前年に比べて所得が著しく減少したなどの特別の事情により、納付が困難な場合には、市で定めた基準により一定の期間、保険料を減額免除する減免制度があります。原則、申請した月以降の保険料が対象となりますので、早めに相談してください。

納付義務者とは…

 保険料の納付義務者は世帯主です。
 たとえば、世帯内でお子さん1人のみが国民健康保険に加入している場合でも、世帯主が納付義務者となり、納入通知書のあて名は世帯主となります。

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国府津駅のバリアフリー化
〜エレベーターが完成しました〜
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問 都市政策課 電話0465-331267

 JR国府津駅の各ホームに、車いす対応型の11人乗りのエレベーターが設置され、3月1日から使用を開始しました。
 また、改札付近のスロープが改良され緩やかになりました。この整備により、市内の駅のうち、1日の平均利用客5,000人以上の駅(国府津駅のほか、小田原駅、鴨宮駅、蛍田駅、富水駅、栢山駅)は、バリアフリー化が完了しました。
 鉄道駅舎のバリアフリー化工事は、鉄道事業者が実施し、国、県、市が支援を行っています。

●バリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)

高齢者や障がい者が気軽に移動できるよう、階段や段差を解消することを目指して、「バリアフリー新法」が平成18年に施行されました。この法律に基づく基本方針では、1日の平均利用客5,000人以上の駅について、バリアフリー化を実施するなどの目標を定めています。

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#05:小田原で2つの世界記録樹立!! 
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ギネス世界記録に挑戦するユニークな試みが行なわれ、2つのチャレンジは、見事、これまでの記録を打ち破り歴史を塗り替えました。

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849人で学習ソフト体験!!
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問 小田原学力向上委員会(小田原市商店街連合会内) 電話0465-22-5961

 1月23日にダイナシティウエストで開催された小田原学力向上委員会主催のイベントで、学力向上とギネス世界記録への挑戦というユニークな企画が実施されました。
 どれだけ多くの人数で英語の学習ソフトを同時に体験できるか、というチャレンジで、当日は、地元の小中学生や親子などが楽しく参加。
 結果はイギリスでつくられた659人という世界記録を大きく上回る「849人」の同時体験に成功し、ギネス記録として認定されました。

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931人のPK対決!!
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問 湘南ベルマーレフットサルクラブ 電話0465-23-5553
 小田原観光大使である湘南ベルマーレフットサルクラブでは、2月6日、『F(フットサル)リーグ2010 VS府中アスレティックFC戦』の前に、「連続してPK(ペナルティキック)に挑戦」という、ギネス世界記録へのチャレンジを行いました。
 これまでの世界記録は、サッカーのルールによるPKで324人。これを塗り替えようという今回の挑戦では、地元の少年サッカーチームの子どもたちや試合観戦のサポーターがフットサルのルールによるPKを次々に行い、時間にして2時間30分、931人の世界記録を樹立(※)しました。
 満員となった小田原アリーナは世界記録達成の興奮と日本最高峰のフットサルで熱気に包まれました。
※現在、ギネス社へ記録を申請中。

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#06:平成22年度3月補正予算の概要
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問 財政課 電話0465-33-1312

●一般会計補正予算 (10億1,331万3千円追加)
●競輪事業特別会計補正予算 (33億9,902万2千円減額)
●天守閣事業特別会計補正予算 (4,977万7千円追加)
●下水道事業特別会計補正予算 (20億7,739万2千円追加)
●国民健康保険事業特別会計補正予算 (8億2,829万1千円追加)
●国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算 (469万3千円追加)
●公設地方卸売市場事業特別会計補正予算 (1,815万2千円追加)
●老人保健医療事業特別会計補正予算 (21万6千円追加)
●介護保険事業特別会計補正予算 (2,597万4千円追加)
●宿泊等施設事業特別会計補正予算 (850万5千円追加)
●後期高齢者医療事業特別会計補正予算 (2億8,255万6千円追加)
●公共用地先行取得事業特別会計補正予算 (繰越明許費の追加)
●水道事業会計補正予算 (6億8,752万4千円追加)
●病院事業会計補正予算 (17億9,172万4千円追加)

この結果、平成22年度における全会計の予算額は、1,400億4,769万8千円となりました。
 補正予算の主な内容は、次のとおりです。

●保育所運営費などの増額
不足が見込まれる保育所運営費、小児医療助成費などを増額しました。
●国の緊急総合経済対策における交付金などを活用した事業費の計上
◇社会資本整備のための事業
 市道の舗装改良や河川の防災対応、公園施設などの改修工事を実施するほか、新玉小学校の防火シャッターなどと東富水小学校の屋内運動場外壁を改修します。
◇地域活性化・きめ細かな臨時交付金対象事業
 市道や農道、生涯学習施設などの修繕工事を実施します。
◇地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金対象事業
 災害時要援護者用仮設トイレや図書館の図書資料などを購入します。

 また、「寄附者一覧」のとおりご寄附をいただきましたので、そのご意思を生かせるように、各基金に積み立てました。
寄附者一覧(敬称略)
◆ふるさと文化基金寄附金
 (合計138万335円)
△湘南ステーションビル株式会社
△さがみライフサービス協力会
△ざる菊園 鈴木三郎・二三子
△小田原茶道連盟
△小田原カラオケ連合会
△匿名1件
◆防災対策基金寄附金
 (合計11万7,754円)
△小田原箱根商工会議所工業部会
△市内の金融機関などに設置してある募金箱分
◆社会福祉基金寄附金
 (合計69万601円)
△社団法人小田原市シルバー人材センター
△HoloHolo朝市実行委員会
△小田原経営研究会
△おだわら魅力アップ虹の会
△財団法人小原流小田原支部
△全印刷局労働組合小田原支部
△本門仏立宗法正寺
△社団法人茶道裏千家淡交会小田原支部
△匿名4件
◆学校管理費(小学校・中学校)寄附金
 (40万円)
 △匿名1件

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#07:市長の現場訪問
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問 広報広聴課 電話0465-33-1263

現場で感じる市民の力
皆さんの活動現場にお伺いしています

小田原には数多くの市民団体があります。その活動現場にお伺いし、団体の活動に参加するとともに、意見交換などを通じて、市民の皆さんの考えを肌で感じる機会とし、今後の市政に生かしていきたいと考えています。今回は、平成22年11月〜平成23年2月の訪問のようすをご紹介します。

11月7日日曜日
久野和留沢地区での植栽
 和留沢公民館の前にある「たいようの丘公園」の植栽管理や、地区の美化活動を行っている「和留沢環境美化推進委員会」を訪問。朝8時半過ぎからチューリップの球根の植えつけなどのお手伝いをしました。
 その後、皆さんが持ち寄ってくださったお料理を食べながらの懇談。後継者の問題のほか、活動を行っていくうえでの課題などを伺うことができました。皆さんの強いきずなが地域を支えています。

11月9日火曜日
小田原ガイド協会主催
ウォーキング
 小田原シルバー大学の卒業生で結成された「小田原ガイド協会」。この日は強風でしたが、毎月およそ1回のペースで開催されている「企画ガイド」に参加し、諏訪の原から飯田岡までの道を歩きました。
 その後に開かれた懇談会では、ガイドをしているからこそ気がつく、観光客を受け入れるときの小田原の問題点など、さまざまなご意見をいただきました。皆さんの活動によって、小田原の観光が支えられています。

1月18日火曜日
点訳奉仕活動
 「小田原点訳赤十字奉仕団」の皆さんは、日頃から視覚障がい者への情報提供として、市発行の各種刊行物の点訳など地域に密着した活動を行っています。皆さんに教わりながら、実際に点字を打つ作業を体験しました。
 懇談会では、活動を行うことになったきっかけなどを伺いました。多くの会員の皆さんが、活動歴20年以上のベテラン。皆さんの地道な活動が、多くの視覚障がい者のかたを支えています。

2月26日土曜日
二宮尊徳生家のいろり燻蒸
 二宮尊徳生家を長期保全するため、「二宮尊徳いろりクラブ」の皆さんが月に2度、火焚きによるいろり燻蒸を行っています。この活動に参加し、クラブの皆さんや当日来られたお客さんとともに、いろりを囲んでの語らいのひと時を過ごしました。
 クラブの皆さんは、いろり燻蒸のほか、周辺清掃や尊徳の教えについての勉強会もされているとのこと。懇談会では、尊徳の偉業についてのクラブの皆さんの熱い思いが伝わってきました。

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#08:春の日差しをいっぱい浴びて〜フラワーガーデンがさらに魅力ある施設に〜
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問 みどり公園課 電話0465-33-1583

4月からフラワーガーデンは、指定管理者制度を導入し、「小田原フラワーガーデンパートナーズ」が維持管理運営を行うことになりました。春の草花が萌え、光がまぶしく、吹く風が心地よいこの時季に、皆さんも足を運んでみませんか。

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『「魅せる」ガーデンへの進化』
4月1日に新しい園長に就任した吉岡 一幸さん
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 「植物や園芸に親しむ場として花を見るかたに『安らぎ』『心地よさ』を提供し続け、平成7年の開園から市民の皆さんに愛され、育てられた施設ですからね。引き継いだ私たちの責任も大きいです」と、真剣なまなざしの吉岡さん。
 「市民の皆さんが『小田原にはフラワーガーデンがある』と市外の人に自慢したくなる、そして、市外からもたくさんの人に来園していただく、そうした施設経営への目標を高く持っています。また、学習や体験といったメニューを充実させ、『魅せる』施設に進化させたいですね」と、民間ならではの「アイデア」や「思い」を語ってくれました。
 「季節に応じて、学習会や小学校の課外授業にも使って欲しい」「フラワーガーデン友の会を始め、草花を大切に思ってくれる団体さんの活動拠点にもしていきたい」と、意気込みます。

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#09:無尽蔵プロジェクト 市民による芸術文化創造
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問 文化政策課 電話0465-33-1709

芸術文化の自由な発想力で、まちを元気に!

小田原にはたくさんの文化的な資産がありますが、その良さを伝えきれず、眠っているものも多いのではないでしょうか。
芸術や文化は、イマジネーションを広げ、まちの魅力に磨きをかけてくれます。このプロジェクトでは、さまざまな職業、年齢のメンバーが、自分たちも楽しみながら新しい風を起こし、文化のすそのを広げること、作り手と鑑賞者を結ぶこと、多様な芸術をつなぐことなど、創造的なプロデュース活動に取り組んでいます。

◇◆◇◆◇◆◇◆芸術文化イベントを楽しもう!◇◆◇◆◇◆◇◆

 文化団体の発表の場として、昭和29年から続いている『市民文化祭』。もっと気軽に参加してもらいたいと、昨年はダイナシティウエストでメイン事業を実施し、子どもから大人まで、アートやステージを、いつもとは違う雰囲気の中で楽しんでもらいました。
また、清閑亭でのアートイベントも企画しています。お楽しみに。

◇◆◇◆◇◆◇◆「アートカレンダー」を協力店、市施設などに設置◇◆◇◆◇◆◇◆

 アートイベントは、それぞれの主催者がチラシやポスターで告知をしますが、いつ・どこで・どんな催しが行われているか、一目で分かるととても便利ですね。
 そこで、インターネットで、リアルタイムにイベントが分かるブログと、紙で見られるアートカレンダーを発行しました。
 こうした情報の共有化が、小田原の芸術文化活動を盛り上げていきます。

アートカレンダー設置協力店
アオキ画廊(栄町)/飛鳥画廊(栄町)/IIDA TOBACCO(栄町)
小田原はげ八(栄町)/おむろアカデミー(蓮正寺)
cafe TEN(栄町)/寿庵(栄町)/栄町松坂屋(栄町)
三太郎鮨(早川)/サクマ本店(栄町)/ギャラリー新九郎(栄町)
喫茶館 銀の椅子(栄町)/ダイナシティウェスト1階受付(中里)
つばめや小田原駅前店(栄町)/ツノダ画廊(栄町)
東美小田原店お堀端画廊(本町)/ナック小田原ガーデンプレイス(栄町)
ナックグレース館1F(栄町)/nico cafe(栄町)/平井書店(栄町)
マツシタ靴店(栄町)/ようげつ 小田原ダイヤ街店(栄町)
レストラン荷風(松田町寄)
※生涯学習センターけやき、市民会館など文化施設や支所・連絡所など市施設にも設置しています。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ブログ版アートカレンダー http://odawara-art.blogspot.com/
「小田原市 文化芸術」をインターネット検索すると、アートカレンダーが見られます。イベント情報の登録も無料です。
※内容によっては、掲載できないことがあります。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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#10:【連載】市民力
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田島桜の里運営委員会
「田島」を桜の名所へ

 昭和39年に、地元の青年会が剣沢川の堤防整備のためにソメイヨシノを植えたことが「田島の桜」の始まりです。8年前にはJA(農協)などの協力で早咲きのオカメザクラの植林も行い、今では川の両岸約700メートルに300本の見事な桜並木が見られます。
 「田島」が発展していくために、何か活動したいという純粋な思いから、10年前に三浦会長が「田島桜の里運営委員会」を立ち上げました。
 開花時期に開催される「桜祭り」の運営だけでなく、桜並木の害虫駆除や菜種まき、肥料やり、草刈りなど剣沢川の環境整備にも重点を置いて定期的に活動しています。
 最近では地元の人たちのみならず、遠方からも「田島の桜」を楽しみに、たくさんお客さんが来てくださるといいます。
 石井さんはじめ会員の皆さんの尽力で、土の堤防は歩きやすく整備され、桜の枝振りがよく、花が美しく咲き誇ります。
 満開の桜。風に舞う桜。その花びらで剣沢川の川面がピンク色に染まるのもまた、格別です。
 小田原ふるさとの原風景百選にも選ばれている剣沢川。それが地元の皆さんに守られていることは「田島」の誇りです。

※震災のための桜祭りは、中止となりました。

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#11:戦国時代をしのばせる大発見〜弓胎弓〜
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問 文化財課 電話0465-33-1715

 市内栄町の遺跡(小田原城三の丸幸田口跡)から漆塗りの弓が出土しました。
 16世紀後半の戦国時代の堀跡から出土した弓は、「弓胎弓」と呼ばれるもので、三本の木を芯にして周りに竹を張り合わせて糸で巻き、漆を塗ったものです。これまで、江戸時代の「弓胎弓」の存在は知られていましたが、確実に戦国時代に遡る資料が出土したのは全国でも初めてのことです。
 また、同じ堀の中からは、笄(こうがい)なども出土しています。笄は武士が刀の脇に装着し、髪を整え、烏帽子(えぼし)や胄(かぶと)の下で頭を掻くときなどに用いました。
 一部欠損していますが、表面には牡丹と思われる図柄が彫金され、とても美しい状態です。
 落としてしまったのか、捨てたものなのか…。どちらにせよ、同じ場所から弓や笄などが一緒に出土したということに、戦国時代の“武士の嗜み"を想像することができます。

 弓は長く地中にあり、脆い状態のため、科学的な保存処理を行います。
 展示できる際には、改めてお知らせします。

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#12:【対談】作家 火坂雅志さん
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問 観光課 電話0465-33-1521

戦国時代にあって五代・百年の繁栄
現代にも通ずる領国経営の理念

対談
加藤 憲一〔市長〕
火坂 雅志〔作家〕

3月16日に発売された季刊の文芸誌『小説トリッパー』春季号に、火坂雅志さんの長編歴史小説『北条五代』の連載が始まりました。
この小説は、北条早雲の末子で北条氏の影の中心的人物と言われている北条幻庵を語り部として、北条氏五代百年の繁栄の姿が生き生きと描かれます。
火坂さんが描く北条氏とは。

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史実の中には、生き方や政治の知恵がたっぷり詰まっています
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〈市長〉
 北条氏の拠点であった小田原ですが、北条氏については、地元でもあまり知られていないように感じています。
 新潟県出身の先生が、今回「北条氏」をテーマとして作品を作られたということですが。

〈火坂〉
 生まれは新潟県ですが30年間は神奈川県民ですので、北条氏には強い興味を抱いてきました。北条氏と言えば、豊臣秀吉の小田原攻めにより滅ぼされたという負のイメージで語られたり、人を欺くひきょうな戦法を使い、他国を奪う悪人のようなイメージが強調されがちです。 
 しかし、下剋上の戦国時代においては、武田信玄の名門武田家でさえ、三代で滅んでしまっていますので、それを考えれば、五代にわたって繁栄した北条氏はものすごい一族であると思っています。
 また、敵をだますのは兵法の基本中の基本、当時としては当たり前の事で、ひきょう者呼ばわりされることはないと思います。私は、むしろ北条氏が戦国時代において領民を慈しむことを基本とした理想の国家づくりを目指していたという点に関心を持ちました。当時の年貢率(税制)は「五公五民」が一般的で、「八公二民」など大変厳しいところもあったようです。そんな中、北条氏は、「四公六民」という減税政策を行ったり、領民の疫病を治療するため京都から薬を取り寄せるなど、領民を慈しむ善政を敷いています。
 また、初代の早雲が行った領民のための政治姿勢を代々受け継いでいったことから、領民も北条氏が統治することを歓迎していました。戦国の世に五代も続いた史実の中には、生き方や政治の知恵がたっぷり詰まっています。北条氏の目指した領国経営は現代でも非常に参考になります。

〈市長〉
 戦国の世にあって、親兄弟争うことなく領民の幸せのための政治が行われた五代百年を、先生が、どのように描かれていくのか、この先、連載がとても楽しみです。
 先生は、戦国時代をどのようにご覧になっているのでしょうか。

〈火坂〉
 戦国時代というと中央の織田信長の周辺が一番派手で注目されがちですが、私は中央よりむしろ地方が輝いていた時代だと思っています。応仁の乱で京都が壊滅して焼け野原になり、公卿や文化人が地方に下っていって、各地に小京都をつくり繁栄しました。まさに、経済・文化が生き生きとしている都市が日本各地にありました。それが戦国時代の特徴と言えます。地方に光を当て、そこからの視点なしには戦国時代は語ることはできないと思っています。

〈市長〉
 小田原や北条ゆかりの場所からどのように戦国時代が描かれていくのか期待しています。

〈火坂〉
 土地の風物も含めて、北条氏の時代が目に見えるように描きたいと思っています。特に小田原では、北条氏の影響によりさまざまな文化や芸術があふれていました。また、明(中国)との交易により経済も活気があったと言われています。日本中が景気の低迷で落ち込んでいますが、地方が元気になるような小説を書いていこう、それが作家としての自分の背骨だと思っています。

〈市長〉
 先生がお書きになった『天地人』は、大河ドラマの原作にもなっていることから、市民の夢も膨らんでくると思いますが。

〈火坂〉
 『天地人』を書きはじめて、新潟、山形、福島で直江兼続のドラマ化の活動があることを知りました。地元では、非常に長い時間をかけて運動をされていたそうです。大河ドラマ化は、「天の時」「地の利」「人の和」が整って、はじめて実現するものであると思っていますが、自分たちの文化や誇りの掘り起こしを行うことに意義があると思います。

〈市長〉
 今後も北条ゆかりの市・町と協力しながら、北条氏を再発見していきたいと思います。本日は、ありがとうございました。

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火坂雅志(ひさか・まさし)1956年新潟県生まれ。早稲田大学商学部卒業。1988年『花月秘拳行』で作家デビュー。新史料をもとに描く旺盛な作家活動には定評があり、時代小説界に新風を巻き起こしてきた。著書は、『壮心の夢』『黄金の華』『虎の城』『沢彦』『軍師の門』など多数。戦国時代の名将、直江兼続らを描いた『天地人』は、2009年度のNHK大河ドラマの原作となった。現在、朝日新聞出版『小説トリッパー』に『北条五代』を連載中。
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#13:市ホームページが全面リニューアル!
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問 広報広聴課 電話0465-33-1263

https://conv.bingocms.tech
私たちの生活に欠かせないものとなっているインターネット。市ホームページは、小田原ならではの「旬な情報」を「見やすく、探しやすく」をコンセプトに、新しく生まれ変わりました。

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新ホームページのここが特徴!
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【見やすい】
(1)文字が大きく
情報ページの文字サイズを旧ホームページに比べ25パーセント大きくしました。文字の種類や行間にも配慮し、見やすいページづくりを心がけました。
(2)「注目情報」を設置
閲覧が多い情報、市民参加の情報などは、イラストつきのアイコンで分かりやすく表示しました。

【探しやすい】
(3)メニューを整理
目的別に、「暮らしの情報」「市政情報」「地域経済・都市基盤」「公共施設」「観光」に整理しました。
“いのち"に関わる情報は、「いざというときに」にまとめました。
(4)なぞり検索
気になった言葉や分からない言葉をマウスでなぞるだけで、「フリー百科事典ウィキペディア」でその言葉を簡単に調べることができます。
(5)イベントカレンダー
イベントや講座などの情報をカレンダー形式で検索できます。
(6)外国語翻訳機能
グーグルの無料翻訳ツールを使い、英語、中国語、韓国語のほか世界各国の言語に翻訳することができます。

【旬な情報をお届け】
(7)観光、開花情報
観光情報や気になる開花情報をお届けします。
(8)フォト便り、動画コーナー
旬な話題や市政情報を写真と動画でお届けします。

【貴重な歴史資料を公開】
(9)市制施行70年スタート事業
「小田原デジタルアーカイブ」

〈1〉「広報おだわら」のデジタル化
貴重な歴史資料などを電子化し、保存していく「デジタルアーカイブ事業」。事業のスタートを記念し、小田原のあゆみともいえる「広報おだわら」創刊号(昭和25年発行)以降の約1,000号分をデジタル化しました。

〈2〉貴重映像をユーチューブで発信
古い町並みやお祭りなどの貴重映像をデジタル化しました。

市ホームページは、魅力あふれる情報を市内外へ発信していきます。

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広報おだわら くらしのガイド おだわらいふ April 1, 2011 No.1032

【発行】小田原市
【編集】広報広聴課
 Copyright(C),3.2011 City of Odawara.
 〒250-8555  神奈川県小田原市荻窪300番地
(TEL)0465-33-1261
(FAX)0465-32-4640
市役所総合案内(TEL)0465-33-1302

広報おだわらは、資源保護のため再生紙を使用しています。
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10月1日現在 小田原市の人口198,373人 77,675世帯
(平成22年国勢調査速報値)


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