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広報小田原 第1074号

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広報小田原 第1074号

平成25年1月1日 発行

#01 あけましておめでとうございます 2013 新春メッセージ
#02 いのちを大切にする ケアタウンおだわら
#03 小田原市の財政状況
#04 小田原駅新駅舎・アークロードが10周年
#05 おだわら情報
#06 〈連載〉北条五代の足跡を訪ねて
#07 〈連載〉市民力 〈連載〉今月の笑顔
#08 〈連載〉おいしい小田原いただきます
#09 〈連載〉駅のある風景


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#01 あけましておめでとうございます 2013 新春メッセージ
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2013年の始まり。
総合計画「おだわらTRYプラン」を着実に推進するため、市を代表する2人に、小田原のまちづくりに対する思いを語っていただきました。

真に持続可能な地域の実現に向けて
小田原市長 加藤 憲一
 昨年5月の市長選にて、再び市民の皆様の信任を頂くことができました。
 昨年は、国内外の課題が山積する状況の中で、国内の政治が混迷し、経済面では、東日本大震災の影響が色濃く残り、国内経済を圧迫した年でした。
 そのような中、本市では「おだわらTRYプラン」に掲げる「新しい公共をつくる」、「地域資源を生かしきる」、「未来に向かって持続可能である」という命題を掲げ、「市民の力で未来を拓く希望のまち」の実現に全力を傾けてきました。
 2月には、日本計画行政学会から小田原版「新しい公共」の実践例である「無尽蔵プロジェクト」が「第14回日本計画行政学会計画賞最優秀賞」を受賞し、小田原の市民力の高さを示すことができたと、誇らしく思っています。

「協働のモデル事業」を完成形に
 地域に存在するさまざまな課題を解決していくためには、それぞれの分野や地域に精通した市民の皆さんと行政が共に力を合わせて取り組む、「協働」が不可欠です。
 地域福祉、子育て、自然環境などさまざまな分野で、協働による新たな取り組みが意欲的に進められています。モデル事業として各地域で導入されてきたそれぞれの事業を、今後は市内全域に導入し、本格的な事業へ育て上げていきます。

市民が成果を実感できるように
 新総合計画「おだわらTRYプラン」の完遂に向け、「新しい小田原」への第2ステージを、進めていきます。
 お互いが支え合い、安心して暮らしていくことのできる地域の姿を実現するために、顔の見える関係を地域コミュニティ単位で再構築する必要があります。地域コミュニティの働きが強まり、絆が育まれるよう、社会情勢に鑑みた分野横断的な重要テーマを設定し、個別事業を補強しながら、市民の皆さんにとって「成果」が実感できるよう進めていきたいと考えています。

具体化の局面を迎える「大型事業」
 中心市街地では、複数の商店街や文化活動団体が緩やかにつながり、点から面へのにぎわい創出に向かっています。このような中、市民ホールは「芸術文化創造センター」に呼称を変え、基本設計業務デザインプロポーザルが始まっている他、お城通り地区再開発、地下街などの大型事業が具体化の局面を迎えています。
 それぞれの事業の実現に向けて、スケジュールに沿い着実に歩み、関係する多くの皆さんの動き、力と連動することで、持続可能な地域活力の創出拠点として整備を進めていきます。

 市政全般を通じ、「いのちを守る地域自給圏」づくり、地域経済活性化の強力な推進、子どもがしっかり育つまちづくりなど、取り組むべきテーマは山積していますが、幸い、小田原には市民と行政の協働が着実に育っています。私は、小田原が、この国が目指すべき地域社会の姿を、身をもって体現していくべきであり、小田原は、日本が地域の現場からの再生を果たしていく、その「さきがけ」になりうると信じています。
 平成25年が、市民の皆さんにとって、明るく健康で、幸せと喜びに満ちた年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

50年、100年先を見据え、市議会としての役割を全力で
小田原市議会議長 加藤 仁司
 昨年は、東日本大震災からの復興に向けて、一人一人が前進し、人々の絆を育んできました。ノーベル賞の受賞やロンドンオリンピックなど、明るい出来事があった一方で、厳しい経済情勢や多発した風水害、いじめ問題、領土や安全保障をめぐる国際情勢など、混沌とした内外情勢が、重くのしかかりました。
 そのような中、小田原市議会は、小田原のまちづくりに一層の情熱を注いできました。
 市民生活に最も身近な地方自治体の運営に万全を期すべく、市民の代表である市議会を預かる議長として、新年を迎え、気持ちを新たにまちづくりへの思いを強くしているところです。

適正な市政運営を注視
 市では、総合計画「おだわらTRYプラン」を着実に推進し、「新しい小田原」の実現に向けたさまざまな事業、「自治基本条例」に基づいた市民自治のまちづくりを進めています。
 こうした中、「芸術文化創造センター」、「お城通り地区再開発」、「小田原地下街の再生」をはじめ、ヒルトン小田原リゾート&スパの売却や県西地域の消防広域化など、関心が高い市政の運営状況について、適正な行財政運営が行われるよう、市議会として細部にわたり注視し、これまで以上にチェック機能を発揮していきます。

積極果敢に議会改革を推進
 私たちの生活を取り巻く環境が目まぐるしく変化している中で、引き続き皆様の負託に応えるため、市政の課題などを明確に伝えるとともに、行政監視機能や政策立案機能のさらなる強化を図ることが必要であると考え、さまざまな角度から議会改革に取り組んでいます。
 具体的な取り組みとしては、議案に対する各議員の賛否を「議会だより」とホームページで公開するとともに、決算特別委員会において、議員全員によるさらなる詳細な審査を実施した他、常任委員会における陳情者の意見陳述も試行的に行いました。
 今後もこれらの取り組みの検証をしっかりと行い、議会の活性化、皆様にとって身近な存在としての議会を目指して努力を続けていきます。

開かれた議会づくりの礎に議会基本条例の制定へ
 市議会では、議会活動の基本原則などを定めた「小田原市議会基本条例」の制定に向けた作業に議員一丸となって取り組んでいます。一日も早い条例の制定に向け、昨年3月に議会基本条例特別委員会を設置し、7人の委員を中心に20回に及ぶ議論を重ねています。また、制定に向けた取り組みは「議会だより」やホームページなどを通してお知らせし、「議会基本条例市民フォーラム」や「議会基本条例素案に対する市民説明会」を開催してきました。
 現在は、議会基本条例素案について意見募集(パブリックコメント)を実施していますので、皆様の声を聞かせいただければ幸いです。
 小田原市議会は、本年も市民の幸せを第一に考え、市政の発展に努めていきます。50年、100年先を見据え、未来の小田原がよりよいまちとなるため、市議会としての重要な役割を深く自覚し、全力でその職責を全うする所存です。
 本年が皆様にとって明るくよい年でありますことと、皆様の御健勝と御多幸を祈念いたします。

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#02 いのちを大切にする ケアタウンおだわら
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■特色ある、地区の取り組み
支援を必要としているかたを地域全体で支える仕組み「ケアタウン構想」。
「ケアタウン構想」は、平成22年度に5地区でモデル事業として仕組みづくりがスタート。平成24年度にはさらに5地区が加わり、現在、市内10地区で取り組みが進んでいます。
【問】福祉政策課 電話 0465-33-1860

誰もが安心して暮らせる
 地域福祉の課題が複雑化・多様化する中で、核家族化が進み、近所づきあいや地域団体への加入者は減っています。今、地域ではこうした変化に対応し、誰もが安心して暮らすことができる、新たな支え合いの仕組みが必要になっています。
 市が目指している「ケアタウン構想」は、高齢者、障がい者、子育て家庭など支援を必要としているかたを、市民、事業者、行政などが一体となって支える仕組みです。

ケアタウン構想策定の背景
地域が抱える課題
■人々のつながりや関わりの希薄化
■地域における協力体制の低下
■地域における団体の活動や連携
■制度に当てはまらない要望など多様化するニーズ
■支援が必要なかたの生活不安 など
(「ケアタウン構想に関するアンケート」より)

社会情勢の大きな変化
■少子高齢化や核家族化
■高齢者世帯の増加
■ひきこもり、虐待の増加 など

社会情勢の変化などによる、地域福祉の課題が複雑化、多様化
課題を減らし、不安を解消
新たな支え合いの仕組みが必要

■近所による支え合い
■連合自治会区を生かした安心づくり
「ケアタウン構想」の事業として、現在10地区で実施中

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モデル事業をきっかけに
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東富水地区
テーマ 支援が必要な高齢者などを地域で支える
 東富水地区では、社会福祉法人小田原福祉会の協力で、地域内にある「ふれあい処ひとやすみ」を地域の高齢者に開放しています。足湯やコーヒー・紅茶のサービスがあり、市では利用者を対象に介護予防教室を開催しています。
 平成24年4月には、地区の社会福祉協議会がこの施設内に日常支援活動などを提供する「ささえあいセンター東富水」を開設。多くのボランティアスタッフが地域の高齢者世帯を対象に、草取り、室内の清掃、家具の移動、ごみ出し、話し相手などのサービス(有料)を提供しています。

■ボランティアスタッフは約70人
東富水地区 社会福祉協議会 会長 下澤禮二さん
 開設に先だちボランティアスタッフを募集すると、地域から約70人の応募がありました。多くは、庭の草取りや簡単な掃除のサービス提供を申し出たかた。
 ボランティアによるちょっとした日常のサービスを利用されたかたに、大変感謝されています。こういった活動が他の地区にも広がるといいと思います。

早川地区
テーマ 高齢者の見守り制の強化
 早川地区では、地区の社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、地域包括支援センターや市職員が地域の課題を検討してきました。緊急時に必要な情報をカードに記入し、自宅の分かりやすい場所に置く「救急要請カード」の作成に取り組みました。活用は、他の地区にも広がっています。
 平成24年度は、高齢者などの見守り体制の強化に着手。すでに地域内で見守り活動に取り組んでいる「在宅福祉サービスチーム」のメンバー全員を対象とした研修会を開催しています。
 また、「見守り活動の手引き」を作成し、活動の意義や進め方、さらに緊急時の対応方法などについて共通認識を持って取り組んでいます。

■地域が家族のように
早川地区 社会福祉協議会 会長 下田勝也さん
 早川地区では、「地域が家族のように」を目標に取り組んでいます。今後は、買い物、草取り、ごみ出しなど、ちょっとした生活支援活動を進めていきたいと思っています。

山王網一色地区
テーマ 障がい者と地域住民のふれあい活動
 山王網一色地区では、地区社会福祉協議会が、障がい者の地域行事への参加など、地域のかたと共に活動する際に、改善すべき課題を検討してきました。
 地域の夏祭りや、お茶を飲みながらおしゃべりを楽しむ「サロン活動」に障がい者を招いたり、自治会主催の地区防災訓練で要援護者に対する訓練を実施したり、地域の文化祭に障がい者も参加するなど、障がい者と地域住民とのふれあいを図っています。

下府中地区
テーマ 地域の居場所づくり
 下府中地区では、地区社会福祉協議会、自治会、老人会、民生委員児童委員協議会、婦人会などのかたが、川東タウンセンターマロニエで「ふらっとマロニエ」を運営しています。
 地域包括支援センター職員や保健師が福祉相談や健康相談を定期的に実施。また、利用者が楽しく交流できるよう、折り紙や絵手紙、ペーパークラフトを取り入れた活動をしています。
 いつもスタッフがお茶を用意して利用者を温かく迎えています。

■ぜひ、地域のかたに立ち寄ってもらいたい
 「ふらっとマロニエ」では、月1回のペースで、「みんなで折り紙」を実施しています。
 回覧板や以前から参加しているかたの誘いなどで、毎回15人前後のかたがたが参加。下府中地域福祉コーディネーター会のメンバーで、折り紙が得意な石川和明さんが、作りやすいものから難易度の高いものまで、うまく組み合わせて指導しています。
 両面の色が異なる折り紙を使ったり、大きな正方形と小さな正方形の一点がつながっている折り紙から、大小2羽の鶴を完成させたり…
 参加者の皆さんは、折り紙だけでなく、お茶や会話も楽しんでいます。
 「みんなで折り紙」のような催しがきっかけとなり、立ち寄りやすく、参加者の交流が深まる居場所づくりを目指しています。

上府中地区
テーマ 地域住民による「子育てひろば」
 上府中地区では、地区社会福祉協議会が中心となり、永塚公民館で親子の居場所づくりとして「子育てひろば」を月に2回開いています。ボランティアスタッフは子育て経験者ばかり。幼稚園・保育園に入園前の子どもを持つ親が気軽に集い、子育ての悩みを話し合ったり、アドバイスをもらったりしています。
 平成24年度からは、「子育てひろば」に地域の高齢者を招き、世代間交流事業にも取り組んでいます。

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模索しながら活動開始
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緑地区
テーマ 地域住民による「子育てひろば」
 緑地区では、民生委員児童委員などが親子で気軽に交流することができる、「子育てひろば・みどりっこ」を第3区公民館で月に1回、開いています。親子が楽しいひとときを過ごせるよう、ボランティアスタッフの読み聞かせや手遊び、保健師の講話、季節のイベントなど、趣向を凝らしています。

富水地区
テーマ 高齢者とのふれあい活動
 富水地区では、地区まちづくり委員会健康・福祉分科会が高齢者を対象に、お茶会を開催しています。そこで保健師による保健指導、合唱、映画鑑賞など、楽しいひとときの場づくりに取り組んでいます。
 また、幅広い世代の健康づくりを目的に「健康ふれあいウォーキング」を実施し、住民どうしのつながりを強めています。

下曽我地区
テーマ 地域の居場所づくり
 下曽我地区では、地区の社会福祉協議会が中心となり、子どもから高齢者まで気軽に立ち寄り、ふれあいを深めてもらえるよう、「ふれあいの郷」(旧下曽我支所)の一室を改装して「ふらっと下曽我」を開設しました。
 併設の体育室を活用した市の介護予防教室の開催、子どもたちの遊び場づくりを目指しています。

酒匂・小八幡地区
テーマ 健康ウォーキングで交流
 酒匂・小八幡地区では、地区まちづくり委員会福祉・健康分科会が以前作成した、地域を再認識する地区内ウォーキングマップを活用し、今年度はウォーキングを行い、住民の交流を図りました。また、保健師の健康講話も行いました。

橘南地区
テーマ 世代間の交流
 橘南地区では、地区の社会福祉協議会が中心となり、地域内の子どもから高齢者まで顔の見える関係を目指し、幅広い世代のかたが交流を深められる事業を実施しています。「世代間交流事業」、敬老会行事や「子育てひろば・キラキラ星」の開催時も、各種団体の連携で事業の充実を図っています。

孤立死・孤独死の防止に向けて
 昨今、高齢者や生活困難者、障がい者などが、死亡後に相当期間経過してから発見される、いわゆる孤立死・孤独死が増えています。これらを防止するために、市自治会総連合、市社会福祉協議会、市民生委員児童委員協議会、市老人クラブ連合会の代表による「高齢者見守り対策会議」を平成24年5月に開催し、孤立死・孤独死の防止に向けて4団体が連携して取り組むことを確認しました。
 近所で何日も同じ洗濯物が干してあったり、新聞・郵便物がたまっているなど異変に気づいたときは、福祉政策課や各地区の民生委員にご連絡ください。

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#03 小田原市の財政状況
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市では、「小田原市財政状況の公表に関する条例」に基づき、定期的に財政状況を公表しています。
今回は、平成24年9月30日現在の、平成24年度予算の上半期の執行状況と、財産・財政調整基金についてお知らせします。
【問】財政課 電話 0465-33-1312

平成24年度予算の上半期執行状況
 特別会計のうち、「天守閣」は入場者数が予算見込みより多く、「宿泊等施設」は前年度からの繰越金が予算より多く、それぞれの歳入で収入割合が高くなっています。また、「公共用地先行取得」の歳入では、主たる財源の市債は、事業完了後に収入されます。
 「水道」・「病院」の資本的収入では、主たる財源の市債が事業完了後に入ることから、収入割合が低くなっています。
 その他の会計については、歳入・歳出ともに、例年並みの執行状況です。

一般会計・特別会計・企業会計の予算の執行状況(平成24年9月30日現在)
●執行済額( )内は執行率 ◆予算額

一般会計
歳入 ●275.4億円(45.8%)
歳出 ●221.5億円(36.8%)
◆601.2億円

特別会計
競輪
歳入 ●83.3億円(59.6%)
歳出 ●75.1億円(53.7%)
◆139.8億円

天守閣
歳入 ●1.2億円(66.7%)
歳出 ●0.4億円(22.2%)
◆1.8億円

下水道
歳入 ●14.4億円(14.8%)
歳出 ●30.2億円(31.0%)
◆97.5億円

国民健康保険
歳入 ●82.0億円(38.6%)
歳出 ●94.1億円(44.3%)
◆212.5億円

国民健康保険診療施設
歳入 ●1600万円(48.5%)
歳出 ●1400万円(42.4%)
◆3300万円

公設地方卸売市場
歳入 ●5800万円(48.3%)
歳出 ●5700万円(47.5%)
◆1.2億円

介護保険
歳入 ●42.9億円(38.0%)
歳出 ●46.9億円(41.6%)
◆112.8億円

宿泊等施設
歳入 ●3.6億円(69.2%)
歳出 ●1200万円(2.3%)
◆5.2億円

後期高齢者医療
歳入 ●7.7億円(21.5%)
歳出 ●14.2億円(39.7%)
◆35.8億円

公共用地先行取得
歳入
歳出 ●1.1億円(37.9%)
◆2.9億円

企業会計
水道
収益的収入 ●12.1億円(42.3%) ◆28.6億円
収益的支出 ●6.4億円(22.8%) ◆28.1億円
資本的収入 ●4200万円(7.2%) ◆5.8億円
資本的支出 ●5.9億円(29.8%) ◆19.8億円

病院
収益的収入 ●59.4億円(51.3%) ◆115.8億円
収益的支出 ●49.3億円(42.7%) ◆115.4億円
資本的収入 ●6800万円(30.9%) ◆2.2億円
資本的支出 ●3.1億円(39.7%) ◆7.8億円

財産の状況
 一般会計と特別会計の財産は、市民ホール用地などの取得や、土地開発公社からの用地の買い戻しに伴い、土地が増加するなど、全体で約2億5000万円増加しました。

一般会計・特別会計の財産の状況(平成24年9月30日現在)
種類/現在高/対 前年度末の増減
土地 面積/2,673,792.10平方メートル/2,609.08平方メートル
土地 金額/1,019億5,780万円/2億4,371万円
建物 面積/617,268.52平方メートル/△388.74平方メートル
建物 金額/831億9,524万円/△651万円
物権 面積/90,761.83平方メートル/―
物権 金額/12億103万円/―
工作物 面積/939.00平方メートル/5.00平方メートル
工作物 金額/20億8,842万円/1,291万円
有価証券/9,549万円/―
出資による権利/2億4,521万円/―
物品/16億633万円/447万円
基金/91億6,603万円/―
合計/1,995億5,555万円/2億5,458万円

財政調整基金の現在高
 年度間の財源の不均衡を調整するための基金で、収入が著しく減ったときや、一時的な支出が必要になったときなどに取り崩して使うものです。不測の事態や、将来の大きな事業に備えて、積み立てておく必要があります。
 市では、平成19年度以降、毎年積み立てて、平成23年度末で26.3億円の残高(平成19年度末と比べて11.2億円の増加)となっています。

財政調整基金の残高推移
H19 15.1億円
H20 15.4億円
H21 19.3億円
H22 21.3億円
H23 26.3億円
※各年度末の3月31日現在の現在高

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#04 小田原駅新駅舎・アークロードが10周年
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駅と電車に親しもう!
【問】広報広聴課 電話 0465-33-1263

 東西自由連絡通路「アークロード」の完成は、小田原駅を利用する多くの人々の夢でした。
 1998(平成10)年、市と鉄道5社(東日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社、伊豆箱根鉄道株式会社、箱根登山鉄道株式会社、小田急電鉄株式会社)の間で「小田原駅東西自由連絡通路整備協議会」が発足。整備計画の議論を重ね、整備事業にかかる協定を経て、2000(平成12)年に工事が始まり、2003(平成15)年3月、「アークロード」が一部開通、同12月に全面開通しました。
 鉄道5路線が乗り入れる小田原駅。1日の平均乗降者数は、18万人を超えます。通勤や通学、観光など…。たくさんの人々がアークロードを利用しています。
 今年は、小田原駅新駅舎・アークロード開通10周年。鉄道5社と市では、多くの皆さんに、駅や電車に親しんでもらうため、「新駅舎10周年〜みんなと環〜 小田原駅 フレンドリーフェスティバル」を行います。

新駅舎10周年 〜みんなと環〜
小田原駅フレンドリーフェスティバル

【問】小田急電鉄株式会社小田原駅 電話 0465-24-2055

日時:1月20日日曜日 午前10時〜午後4時
場所:小田原駅舎・アークロード、小田原地下街

第1会場(小田原駅舎・アークロード)
●小田原駅横断スタンプラリー
●地域交流発表会(ミニコンサートなど)
●小田原今昔物語(写真展)
●未来の電車絵画展
●伝統工芸体験
●小田原プロモーションビデオ
●西さがみ観光PRブース

第2会場(小田原地下街)
●「駅のある風景」展
●おもちゃ電車パーク
●プチ駅長撮影会(子ども用制服での撮影会です。カメラは各自お持ちください)

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「駅のある風景」展
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 市内には、18もの駅があります。市内に駅が多いことに注目し、広報小田原では、平成23年5月から、裏表紙に「駅のある風景」を連載してきました。
 毎日の、特別な日の、出発の駅。帰ってきた安らぎを感じられる駅。駅を利用する人の数だけ、さまざまな物語があります。駅や、駅周辺の風景を改めて見つめたり、かつて利用していた駅を懐かしんだり…。作者・磯田和一さんの温かみのあるイラストを大きく印刷し、一堂に展示します。
 改めて、あなたの駅を訪ねてみませんか。

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おもちゃ電車パーク
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 地下街にレールを敷きつめて、たくさんのおもちゃ電車を走らせます。鉄道5社のおもちゃの車両も登場し、まるで小田原のまちが再現されたような大迫力の電車パーク。
 自作車両の走行や、長距離走行、夜間走行なども実施する予定です。当日、電車をお持ちいただければ、コースを走らせることもできます。お持ちいただく電車の種類など、詳しくは、広報広聴課までお問い合わせください。

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#05 おだわら情報
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ヒルトン小田原リゾート&スパの売却について
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【問】企画政策課 電話 0465-33-1379

 根府川にある「ヒルトン小田原リゾート&スパ」は、平成15年に市が施設を取得して以来、小田原ヒルトン株式会社が賃借し、営業しています。
 市では、施設の老朽化により維持修繕費が増大することで、市民の税金を投入せざるを得なくなる恐れがあることなどから、将来も安定的にホテルを運営できる民間事業者に施設を譲渡すべきと考えてきました。売却にあたっては、市民に財政的な負担をかけず、適正な売買価格で売却し、売却後も長期的・安定的に運営されていくことを基本に検討を重ね、弁護士などの専門家による検証作業も経た後に、ヒルトン社と合意に至りました。そして、市議会12月定例会で、施設売却に関する議案が可決され、売却が決定しました。
 売却価格は9億円(税抜)です。この価格は、十分なホテル鑑定の実績を持つ複数の不動産鑑定機関による鑑定・評価を基にしており、専門家による検証作業においても適正なものとされています。所有権の移転は3年後とし、それまでは実際の売却があった場合と同様に、施設の維持修繕費などの危険負担もヒルトン社が負担することとしたため、賃料は固定資産税相当額の1億9000万円とする契約を結んでいます。
 小田原ヒルトン株式会社は、ヒルトンインターナショナル社の100パーセント子会社となり、ヒルトン社は今後、施設のリニューアルなど、多額の投資を行う予定で、ヒルトン小田原リゾート&スパは、より魅力的な世界レベルのホテルとして再生することを指向します。また、多くの市民のかたに利用されている市民優待制度は継続されますので、どうぞご利用ください。

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平成24年度 市民功労賞が決定しました!
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【問】地域政策課 電話 0465-33-1457

市民功労賞は、学術・文化・教育・福祉など、さまざまな分野において功績のあったかたにお贈りしています。
今年度の受賞は、次の皆さんに決まりました。
贈呈式は1月14日祝日に市民会館で行います。
※この賞は、市民のかたがたからの寄附金をもとに設置した小田原市ほう賞基金により運営しています。

片山美代子さん
 小田原市スポーツ少年団の役員として、登録者や指導者の育成に長年尽力し、姉妹都市である日光市との親交にも携わっています。さらに、小田原市体育指導委員として、ニュースポーツの普及・推進など、本市のスポーツ振興に大変尽力しています。

内藤和男さん
 長年にわたり、小田原地方写真連盟などの活動に参画し、地域の写真文化の活性化と普及に努めてきました。また、小田原市美術展の運営や審査に携わり、確かな審美眼でその振興に尽くした他、小田原市文化連盟会長を務め、市民文化の振興と発展に寄与しています。

榮研三さん
 保育園長に就任して以来、多様化するニーズに対応し、先進的に一時保育・休日保育に取り組むとともに、尊徳の教えを大切にする保育を実践してきました。また、福祉事業に心血を注ぎ、小田原市の地域福祉全般に貢献しています。

譲原武彦さん
 昭和22年に結成された小田原市遺族会に結成当時より入会し、英霊の顕彰、慰霊供養、遺族援護事業に尽力しています。また、平成23年4月からは、日本遺族会理事に就任し、全国遺族援護活動などにも携わっています。

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平成25年度から国民健康保険料の計算方法が変わります
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【問】保険課 電話 0465-33-1834

国民健康保険条例の改正
 「国民健康保険法施行令等の一部を改正する政令」が公布され、平成25年度以降の国民健康保険料について、所得割額の計算方法が変わるため、「小田原市国民健康保険条例」の一部を改正し、次のとおり変更します。

1 計算方法が、市県民税方式から「旧ただし書き方式」に
 国民健康保険料の所得割額(加入者の所得に応じてかかる保険料)は、加入者の市県民税(住民税)を基に計算してきました。平成25年度以降は、加入者の前年の所得金額(扶養控除、配偶者控除、社会保険料控除などの所得控除をする前の金額)から基礎控除額(33万円)を差し引いた金額(旧ただし書き所得)に保険料率をかけ、国民健康保険料の所得割額を計算する「旧ただし書き方式」に変更します。

2 軽減措置を実施
 計算方法の変更で、国民健康保険料が増える場合があります。その世帯に対しては、負担を軽くするための軽減措置を実施します。また、税制上で寡婦(夫)控除および障がい者控除の適用を受けている世帯についても、軽減措置を実施します。

※源泉徴収を選択している特定口座で取引している株式等譲渡所得や配当所得を確定申告した場合、税金の減額や還付を受けられる可能性がありますが、それよりも国民健康保険料の増額分が上回ることがありますのでご注意ください。

3 仮算定を廃止し、本算定に一本化
 当該年度の市県民税額が確定していない4月から6月までは、前年度の市県民税額などによって仮の国民健康保険料を算出し(仮算定)、市県民税額確定後の7月に、正式な年間保険料を決定 (本算定)してきました。平成25年度から仮算定を廃止し、7月の本算定1回で1年間分の国民健康保険料を計算します。これにより、1年間分の国民健康保険料を4月から翌年3月の12回に分けて納付する方法が、7月から翌年3月の9回で納付する方法に変わります。
 なお、特別徴収(年金天引き)のかたは、これまでどおり、4月・6月・8月・10月・12月・2月の年6回での納付になります。

仮算定が廃止になると…
(例)年間国民健康保険料が180,000円の場合
4月〜3月 1か月平均 15,000円

4〜6月の請求はありません
7月〜3月 1か月平均 20,000円

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小田原ふるさと大使 杉本博司さんが就任
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【問】広報広聴課 電話 0465-33-1268

 10人目の小田原ふるさと大使に、現代美術作家として世界で活躍する杉本博司さんが就任しました。
 杉本さんは、明確なコンセプトと卓越した技術で高く評価され、「劇場」シリーズ、「海景」シリーズなどの代表作品は世界のさまざまな美術館に収蔵されています。
 平成21年に「財団法人小田原文化財団」を設立し、平成23年には公益財団法人に認定。現在、江之浦に能舞台や茶室、ギャラリーなどを配した文化施設の建設を計画しています。
 「子どもの頃、湘南電車(東海道線)から見た海景が、私の人としての最初の記憶」と話す杉本さんにとって、江之浦の海はまさに原点となる場所。
 「この地から、世界に日本文化の精髄を発信し、小田原が日本文化発信の首都として位置づけられていく」と力強く語る杉本さんの今後の取り組みが期待されます。

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#06 〈連載〉北条五代の足跡を訪ねて
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その一 北条早雲、小田原へ

戦国時代を開き、小田原を拠点に関東に覇をとなえた北条氏。
五代にわたり善政をしき、現在につながる小田原のまちの基礎を形作りました。
北条氏はどこから来て、どのように生き、戦い、そして滅びたのか。
北条五代の歴史とその足跡を全3回の連載で紹介します。
【問】観光課 電話 0465-33-1521

北条五代観光推進協議会加盟市町と北条氏ゆかりの史跡など
埼玉県 寄居町、川越市
東京都 八王子市
神奈川県 小田原市/小田原城跡・石垣山一夜城跡、鎌倉市、箱根町
静岡県 伊豆の国市/韮山城址(早雲の終生の拠点)、伊豆市/丸山城跡(伊豆富永氏の拠点)、三島市、沼津市/興国寺城址(早雲の旗揚げの城)
岡山県 井原市/ 高越城址(備中伊勢氏の居城)

 北条早雲(伊勢新九郎盛時)は、備中国(岡山県)で高越城主伊勢新左衛門盛定の子として、1432年(1456年とする説もあり)に生まれました。
 父・盛定は室町幕府8代将軍足利義政の申次(側近)を務め、早雲も義政の弟・義視に仕えていました。
 1476年、早雲は、姉(妹とする説もあり)北川殿の嫁ぎ先・駿河国(静岡県)今川家の後継者問題を解決するため、駿河に出向き決着を図り、京に戻ります。その後、9代将軍義尚の申次となり、大徳寺で禅の修行をしますが、1487年、再び駿河に下り、今川家の内紛を治めます。その功績により、早雲には、領地とともに興国寺城(沼津市)が与えられました。
 伊豆を治めようとする早雲には、西伊豆の水軍らを支配していた富永氏などが属し、その水軍の拠点の一つ、丸山城(伊豆市)が、伊豆国侵攻の足掛かりとなりました。
 1493年、早雲は、伊豆国を支配していた堀越御所の内紛に乗じて攻め込み、堀越公方・足利茶々丸を追い出します。この攻め込みは、戦国時代の幕開けを象徴する歴史的事件といわれています。
 そして、1496〜1501年頃に、早雲は、相模国(神奈川県)西部を支配していた大森氏に代わって小田原城に入り、関東制覇の礎を築きました。
 その後早雲は、小田原城を2代氏綱に託し、韮山城(伊豆の国市)に住み続けます。

早雲の戦い
 早雲の後半生は、戦いの日々が続き、武力をもって次々と領国を増やしたように見られますが、決して征服欲・出世欲のためだけではありません。
 1493年に早雲が伊豆から追い出した、堀越公方・足利茶々丸は、早雲の父が仕えた足利義政とつながりの深い人物を殺害。早雲は、その仇討ちの意味もあり、茶々丸を攻めたのです。
 早雲は、幕府を中心とする中央政界や、地域の政治状況に的確に応じていたのでした。

民生重視の善政
 早雲は、伊豆に入国した際、過酷な税に苦しむ領民を哀れみ、年貢を五公五民(※)から四公六民に引き下げました。また、他の戦国大名に先駆けて、田畑の面積を基に年貢の額を定める検地を行い、領民が負担する年貢を減らす改革を行いました。
 また、領民を疫病から救うため、京都から薬を取り寄せるなど、領民を慈しむ善政をしき、領民から慕われていました。
※年貢(公)と農民保有(民)を示す租税徴収の割合。八公二民と大変厳しいところもあった。

禅を学んだ早雲
 早雲の善政、人となりには、禅を学んだ影響が見られます。早雲作と伝えられる家訓「早雲寺殿廿一箇条」の中には、日常生活における注意点や心得が事細かに記され、掃除をする際に水を無駄遣いしない方法までも説いています。
 同時代を生きた連歌師宗長は、早雲を「針すらも蔵に蓄えるが、戦いがあれば高価なものでも打ち砕いてしまう」と評し、早雲が常日頃倹約に努め、武勇に優れていたことを伝えています。

略年表
1432(または1456)年 早雲、生まれる
1464年 早雲、8代将軍足利義政の弟・義視の近侍となる
1467年 応仁の乱
1476年 早雲、今川家の後継者問題治める
1487年 早雲、興国寺城主となる
1493年 早雲、伊豆に攻め入り、韮山城に移る
1496〜1501年頃 早雲、小田原城に入城
1519年 早雲、韮山城で没する

高越城址(岡山県井原市)
 岡山県の南西部から広島県に続く井原鉄道。その「早雲の里荏原」駅の改札を出ると、早雲像が出迎えてくれます。ウォーキングコースをたどり、高越山にある高越城へ。大きな「北条早雲生誕之地」の石碑が建ち、旧山陽道の町並みや井原鉄道の電車など、360度の展望を楽しめます。
 高越城址では、毎年4月中旬に「早雲まつり」が開かれています。

興国寺城址(静岡県沼津市)
 JR東海道本線の原駅から市街地の広い道路を山の方へ進むと、「国指定史跡 興国寺城跡整備計画図」という巨大な看板があります。山頂まで歩けば、眼下に広がる駿河湾や、近くに迫る富士山を眺めることができます。

丸山城跡(静岡県伊豆市)
 西伊豆のほぼ中央にあり、伊豆市で唯一海に面している土肥。その海に突き出た小高い岬の頂上に丸山城跡があります。海沿いを国道136号が走り、温泉、海水浴場、金山などで有名な観光地です。現在は、富士箱根伊豆国立公園の西伊豆歩道となっています。

韮山城址(静岡県伊豆の国市)
 伊豆半島を南北に走る駿豆線の韮山駅から東へ徒歩約20分の韮山城址。そばには伊豆の国市郷土史料館、重要文化財の江川家住宅などがあり、伊豆の国市の代表的なウォーキング・サイクリングコースとなっています。山道を進むと本丸跡。標高は約42メートルで、ここからも富士山を望むことができます。

「北条五代」を大河ドラマに!
 北条氏ゆかりの9市2町で構成する北条五代観光推進協議会では、「北条五代を大河ドラマに!」を合言葉に、北条氏の魅力と各地域の観光をPRする活動に取り組んでいます。

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#07 〈連載〉市民力 〈連載〉今月の笑顔
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心の復興を 曽我岸祭り囃子保存会
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 中学生から大人までが所属する曽我岸祭り囃子保存会。現在は20人の会員が、地元の祭りやイベントに出演しています。
 11月、保存会会員は、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市に出向き、お囃子を披露しました(「ハートtoハートプロジェクト〜がんばろう石巻」)。
 大震災から一年後、個人的に何度か被災地を訪れていた保存会会員の西山浩明さん。「何かできることはないか」、「震災で心を閉ざされたかたの心に何か届けられないか」と思っていました。西山さんは、被災地・石巻市で出会った尾形勝壽さんに、その思いを伝え、「歌やお囃子を届けられないか」と相談を重ねました。
 西山さんの思いに賛同した保存会の会員、知人である東京芸術大学大学院生の有志、手伝いで協力してくれるかた、合わせて20人が、石巻市に出向きました。
 津波で全てが流された場所に設けた会場に集まった石巻市のかたがたは、40人以上。手を合わせ、聞き入る人の姿を見て、「神に捧げるお囃子の力や美しい歌声で、心を癒すきっかけとなったのならよかった」と思う反面、「生活するのも大変な中で、本当にこの場所でやってよかったのかという葛藤がある」と西山さんは言います。
 復興はまだまだこれからで、特に心の復興は大変難しいという被災地の厳しい現実があります。

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合唱団 小田原少年少女合唱隊 マルベリー・チェンバークワイア マルベリー・クワイア
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第65回全日本合唱コンクール全国大会で金賞・銀賞を受賞
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 市内を拠点に活動する合唱団「小田原少年少女合唱隊」、「マルベリー・チェンバークワイア」、「マルベリー・クワイア」が、11月に富山県で開催された「第65回全日本合唱コンクール全国大会」に関東支部代表として出場。「マルベリー・チェンバークワイア」が金賞、「小田原少年少女合唱隊」、「マルベリー・クワイア」が銀賞を受賞しました。
 「小田原少年少女合唱隊」は、1963年に結成された歴史ある合唱団。そのOB・OGを中心に結成されたのが、「マルベリー・チェンバークワイア」や「マルベリー・クワイア」です。指揮者の桑原妙子さんが3団体を率い、数々の大会で優秀な成績を収めています。
 昨春には、「小田原少年少女合唱隊」が、イタリアで開かれた「リヴァ・デル・ガルダ国際合唱コンクールユース部門」で1位を受賞するなど、日本だけでなく、海外でも広く活躍しています。
 今年は、「小田原少年少女合唱隊」結成50周年。新たな出発に向けて、現在、新メンバーを募集中。今後の活躍がより一層期待されます。

お問い合わせは、電話 0465-23-0328(佐藤)またはメール odawara.cc@gmail.comで
ホームページは「小田原少年少女合唱隊」で検索

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#08 〈連載〉おいしい小田原いただきます
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おいしい小田原の味をかみしめながら、小田原の魅力を、もっと考えてみませんか。このコーナーでは、小田原のおいしい話題をお届けします。

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小田原でもたくさん取れるサバ
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水揚げ量 No.1
 小田原で水揚げされる魚といえば、アジやカマス、イワシなどがよく知られています。しかし、平成23年度の水揚げ量は、サバ類が、アジ類などを上回り、一番多くなっています。

おいしくて栄養価が高い
 私たちになじみ深い、マサバ、ゴマサバ。ゴマサバは夏、マサバは夏から秋にかけて脂が乗り、大変おいしくなります。
 サバの脂質には、脳や神経組織の発育や機能の維持に働くDHA(ドコサヘキサエン酸)や、血中のコレステロールや中性脂肪を低下させるEPA(エイコサペンタエン酸)などが豊富に含まれています。また、サバの血合い肉には、鉄分やビタミン群が多く含まれ、貧血を抑制するなどの効果が期待できます。

サバ料理
 小田原の定置網で揚がる新鮮なサバは、「しめさば」でおいしくいただけます。サバは「しめさば」や、「味噌煮」、「塩焼き」といった和食はもちろん、中華料理や洋食にもよく使われています。
 ここでは、昨年11月に、小田原市食生活改善推進団体の皆さんを講師に迎え行われた「男性のための料理教室」の献立「焼きサバの南蛮漬け」の作り方を紹介します。

焼きサバの南蛮漬け
材料(4人分)
●サバ(三枚おろしにしたもの) 小4切れ
●たまねぎ 小1/2個
●にんじん 1/4本
●ピーマン 1個
●油 小さじ1/2
●A(小口切りにした赤とうがらし 少々、しょうゆ 大さじ1と1/3、みりん 大さじ1と1/3、酢 大さじ2、だし汁 大さじ2)

1 たまねぎは薄切りに、にんじんはせん切りにして、ピーマンは種を取り、薄切りにする。
2 Aを合わせて1を漬ける。
3 サバをそぎ切りにする。フライパンに油を薄く引き、サバの両面を焼く。
4 焼いたサバを熱いうちに2と合わせ、時々裏返しながら15分程度漬ければでき上がり。

サバの三枚おろし プロの技に学ぶ
 「男性のための料理教室」では、特別講師として、小田原鮮魚店舗商組合の古川孝昭さんが、サバの三枚おろしを指導。参加者の皆さんは、「簡単そうにさばくけど…」と感心しながら、プロの技を間近に見て、学びました。

 「サバに触れる回数を減らし、鮮度を落とさないようにするため、何度も向きを変えずにさばきます。頭を落とし、腹を切り、はらわたを取ったら、流水で洗い、まな板もきれいにしておろします。サバは小骨も硬いので、ピンセットなどで取るとよいですが、サバが新鮮なほど身が引き締まっていて取りにくいです」

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#09 〈連載〉駅のある風景
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市内には、18もの駅があります。
毎日の、特別な日の、出発の駅。
帰ってきた安らぎを感じられる駅。
あなたの駅を訪ねます。

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小田原駅(その3)
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1920年開業、1日の平均乗降者数は189,164人

 2003(平成15)年、東西自由連絡通路「アークロード」が完成し、駅の東西を自由に行き来できるようになった小田原駅。それから10年、1月20日には、記念イベントが行われます。
 アークロードには、日々多くの人が行き交い、小田原の名産品を扱う店は、観光客でにぎわいます。JR東海道線の改札口頭上には、ひときわ目を引く巨大な小田原ちょうちん。城下町、東海道の宿場町として栄えた小田原の歴史を伝えながら、人々を出迎えます。
 新幹線も停車する小田原駅。会社員や旅行客、市内の学校に通う高校生・大学生も多く利用する西口には、「北條早雲公」の像もそびえ立っています。

新駅舎10周年 〜みんなと環〜 小田原駅フレンドリーフェスティバル
日時:1月20日日曜日 午前10時〜午後4時
※「駅のある風景」展を開催(小田原地下街)
 詳しくは9ページに

広報小田原 毎月1日発行 No.1074
発行:小田原市 〒250-8555 小田原市荻窪300番地 市役所総合案内 電話 0465-33-1300
編集:企画部広報広聴課 電話 0465-33-1261 FAX 0465-32-4640 〈C〉小田原市2013・1
広報小田原は、資源保護のため再生紙を使用しています。
12月1日現在 小田原市の人口196,756人 79,029世帯


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