市の西南部の磯は、旧来、てんぐさ、わかめ、いせえび、あわび、さざえ等の漁業が盛んであったが、大正12年(1933年)の関東大震災以来、土砂が磯を多い、浅海漁業は一時衰微したが、再び盛んになったもののアイオン台風により再度被害を受けた。このため、昭和28年(1953年)から地元の漁業協同組合は、再びこれを盛んにするため、増殖事業に乗り出し、透析事業による天草の繁殖、いせえび、あわびの放養事業等を行った結果、てんぐさについては増収を見ることができた。
現在では、わかめ養殖事業が最も盛んに行われている。