年中行事
12月の行事
17・18日 飯泉観音だるま市(勝福寺)
年も押し詰まって、正月の歳時唄が聞こえてくるころ「だるま市」の縁日が開かれる。
お正月がござった
何処までござった
飯泉までござった
何に乗ってござった
ゆずり葉に乗って
ゆずりゆずりござった
暮れの「だるま市」は400年も昔から坂東5番の札所飯泉山勝福寺境内で12月17、18日の両日開かれ、特に17日の午後から夜にかけて近郷近在の参詣の人々で賑う。
参道から境内に至るまで、露店が軒を並べ正月用の神棚、えびす大黒、暦、こま、双六、まゆ玉、熊手、だるまなどを威勢のよい掛け声で売っている。また、甘酒や綿菓子などを売る夜店も数多く出ている。その中で特に大きな呼込みで売っているだるまは七転八起の縁起物として、家内安全、商売繁盛の願いを込めて買われてゆく。そのだるまには本堂で片目を入れてもらい、願いがかなうように神棚に飾る。
飯泉観音の「だるま市」の縁日は、その年の関東における最初の市であるということでとくに有名である。
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