平成23年2月1日に神奈川県の「里地里山保全等地域」の選定された東栢山地区で里地里山の保全活動を実施している。活動エリアは、酒匂川の右岸堤防の西側に広がる田園地帯から、尊徳記念館一帯、そして小田急線を越えて仙了川東側の水田あたりまでの、東栢山地区一帯約３０ヘクタール。
尊徳記念館とご生家を中心に、この一帯には尊徳先生の故事にまつわる史跡などが幾つも点在し、さらに小田原でも有数の広大な田園が広がる貴重なエリア。会では、先人たちから受け継がれた水田の営みと景観をしっかり守ること、その担い手を育てていくこと、コメ作りもできるだけ低農薬をめざし環境に負荷をかけないことなど、田んぼを守ることを中心に据え、加えて二宮尊徳先生の教えをしっかりと地域で共有し、里づくりに生かしていくことを活動目的に据え、奉仕活動を重点にして、水路・休耕田を管理し、「菜の花まつり」や「田植え体験」、「稲刈り体験」などを実施している。