小田原市公設水産地方卸売市場の再整備に係る経過等について

小田原市公設水産地方卸売市場(以下「水産市場」という。)は昭和43年の開設以来、築55年以上が経過し、経年劣化をはじめ海風による塩害を受ける立地から老朽化が著しく、消費者に信頼される安全で安心な水産物供給地として引き続き存続するため、様々な可能性の検討を経て、現在地建替えの方向性を決定しました。
このため、水産物流通拠点機能の再構築と地域ブランド力や産地競争力強化を図ることを目的として、衛生管理体制の確立や、持続可能な市場運営を目指し、令和6年度から水産市場再整備基本構想の策定に着手しております。
今後は、市場関係者と丁寧に意見交換しながら、目指すべき姿や卸売市場として必要な機能・施設規模などを重点項目とし、令和7年度末までに基本構想を策定します。
本ページでは、市民・民間事業者の皆様の理解促進を図ることを目的に、これまでの再整備に係る経過等を整理するとともに、今後の事業展開の情報を随時更新していきます。

令和7年2月6日 小田原市卸売市場審議会水産部会を開催

  • 令和7年2月6日開催、小田原市卸売市場審議会水産部会にて、「水産市場再整備基本構想検討会議」が設立され、市場関係者ワークショップによるヒアリングや意見交換の結果をもとに、「水産市場再整備基本構想(素案)」として取りまとめたものが、本水産部会に報告される。

令和7年1月 小田原市卸売市場審議会を開催

  • 令和7年1月書面開催、小田原市卸売市場審議会にて、「小田原市公設水産地方卸売市場再整備基本構想(案)の策定について」を諮問。
  • 小田原市公設水産地方卸売市場再整備基本構想の策定支援事業者について報告。

令和6年8月6日 公設水産地方卸売市場の再整備の進捗状況を報告

  • 令和6年8月6日開催、建設経済常任委員会にて、「水産市場再整備の進捗状況について」を報告。
  • 老朽化が進んでいる水産市場の早期再整備を実現するため「水産市場再整備基本構想」を策定する。

令和6年6月3日 小田原市卸売市場審議会を開催

  • 令和6年6月3日開催、小田原市卸売市場審議会にて、「水産市場施設再整備の検討状況について」を報告。

令和5年2月3日 公設地方卸売市場の今後の方向性を報告

  • 令和5年2月3日開催、建設経済常任委員会にて、「公設地方卸売市場の今後の方向性について」を報告。
  1. 水産市場については、既存施設の適切な維持管理を行いながら、小田原漁港(早川地区)での早期再整備を目指す。
  2. 青果・水産市場の統合については行わない。
  3. 青果市場については、今後、施設の整備内容などのハードに加え、管理運営体制を含めたソフトについての検討も進めていく。

令和4年5月23日 今後の方向性について、審議会から市へ報告

  • 令和3年7月14日答申の付帯意見を踏まえ実施した、市場関係者との対話やアンケート調査等について、小田原市卸売市場審議会青果・水産各部会での協議検討を経たのち、小田原市卸売市場審議会を開催。
  • 「本市卸売市場の今後の方向性について」、小田原市卸売市場審議会としての意見を取りまとめ小田原市に報告。

令和3年8月1日 経営戦略を策定

  • 開設者である小田原市として「小田原市公設水産地方卸売市場事業経営戦略」を策定・公表。

令和3年7月14日 経営戦略(案)について答申

  • 小田原市卸売市場審議会から小田原市長あてに、青果市場及び水産市場それぞれの経営戦略について、「持続可能な事業経営の構築に向けた計画として概ね妥当」である旨を答申。
  • 付帯意見では、「今後の社会情勢の変化を見据え、青果市場のあり方検討に早期に着手するとともに、本市の特性を踏まえつつ卸売市場全体のあり方について検証することが必要と考える。」との意見が付帯。
​​​​​​​答申手渡しの様子の写真
会長・副会長から市長へ答申書手交

令和3年6月16日 卸売市場再編の可能性について(市議会6月定例会)

  • 青果市場の今後の方向性について、市議会6定例会にて一般質問があり、次のとおり答弁。
    「水産市場再整備の検討状況を踏まえ、青果市場のあり方検討を始めて参りたい」
    「今後の社会情勢の変化を見据えた市場機能のあり方を検討する観点から、卸売市場再編の可能性も研究してまいりたい」

令和2年7月~ 経営戦略の検討開始

  • 小田原市長から小田原市卸売市場審議会あてに「小田原市公設地方卸売市場事業における経営戦略の策定について」諮問。
  • 各公営企業が将来にわたって安定的に事業を継続していくための中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」について、総務省の要請に基づき策定の検討を開始(青果市場・水産市場それぞれで策定)。
  • 経営戦略の投資・財政計画立案にあたり、水産市場再整備検討事業において試算した事業費・スケジュールを反映した投資・財政計画とした。
  • このことについて、審議会委員から次の意見(一部)が提出。
    「整備期間が長期であり、流通構造の変化に対応できない」
    「青果市場との統合(物流好立地の内陸移転)も案の一つではないか」
  • 本市には、青果物卸売市場(小田原市酒匂978)と水産物卸売市場(小田原市早川一丁目10番地の1)の2つの卸売市場があり、それぞれ別の場所で独立した卸売業者により運営(青果市場は2者、水産市場は1者)を行っていますが、公設水産地方卸売市場事業特別会計では両市場を合算した事業経営を行っています。

平成28年度~令和元年度 市場関係者からなる水産市場再整備準備検討会での検討

  • 「小田原市公設水産地方卸売市場施設の今後のあり方検討について」の答申及び付帯意見を踏まえ、市場関係者からなる水産市場再整備検討会にて検討を継続。
  • 整備期間中も市場運営を継続することを前提に、現地再建に係る施工方法等を検討、都市計画法等の法的制約条件の確認、衛生管理型施設の導入等を検討。
(平成28年度)現地再建の施工方法の検討(分割施工案、仮設市場運営等)
(平成29年度)法的制約条件等の確認(都市計画法等)
(平成30年度)高度衛生管理型施設の導入検討
(令和元年度)所要規模の再算定、売場配置、概算事業費の算出等

平成28年2月 水産市場施設のあり方検討について(答申)

  • 市場関係者で組織した検討作業部会にて、水産市場施設の今後のあり方について取りまとめ、小田原市卸売市場審議会へ報告。
  • 小田原市卸売市場審議会として、小田原市長へ答申。
会長から市長へ答申書手交
会長から市長へ答申書手交

平成27年3月9日 水産市場施設のあり方検討について(諮問)

  • 小田原市長から、卸売市場の整備計画を所掌する附属機関である小田原市卸売市場審議会に「小田原市公設水産地方卸売市場施設のあり方検討について」を諮問。
  • 市場関係者で水産市場施設の今後のあり方について検討を開始。

平成26年10月1日 市場関係者から要望書の提出

  • 小田原市漁業協同組合(生産者)、株式会社小田原魚市場(卸売業者)、小田原市公設水産地方卸売市場買受人組合(買受人)の3者により、小田原市長(開設者)あてに要望書を提出。

この情報に関するお問い合わせ先

経済部:水産海浜課 海岸漁港係

電話番号:0465-22-9227

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