文化セミナー【開催レポート】

説明

新たな市民ホール整備に向け、第一線で活躍する様々な分野の文化人や専門家から直接お話を聞くことで、文化・芸術に興味がある市民に、創造的な刺激を与え、今後の小田原の文化政策やホール整備事業にも関心を持ってもらうため文化セミナーを開催しています。 

第22回文化セミナー
文化資源の活用と観光~2020へ向けた小田原へのインバウンド~

令和2年1月19日(日) おだわら市民交流センター UMECO 会議室1・2

基調講演講師:太下義之
(文化政策研究者・独立行政法人国立美術館理事)

第1部では「地域の文化資源を活用した文化観光の取り組み」と題し講演をいただき、第2部のパネルディスカッションでは、高村コーディネーターからの課題提起に答える形で、小田原の文化と観光についてお話しいただきました。
太下義之先生

太下 義之

パネリスト:山田亜紀子
(観光庁観光地域振興部観光資源課地域資源活用推進室長)

第1部では、観光庁の立場から、訪日外国人の現状と文化資源の観光活用による地域活性化についてお話しいただき、第2部では、今ある文化資源と観光とのマッチングについてご提案いただきました。また、国際交流員やALT在留外国人などと意見交換をしながら、住民も巻き込んだ資源の再発掘が重要というお話がありました。
山田亜紀子室長

山田 亜紀子

コーディネーター:高村完二
(小田原市観光協会DMO推進マネージャー)

第2部のコーディネーターとして参加いただきました。小田原の観光における取り組みや課題について説明いただいた後、パネリストから小田原ならではのインバウンド対策や他地域での事例から見る外国人が期待する観光ポイントについてのお話を引き出していただきました。
 
高村完二さん

高村 完二

第21回文化セミナー
マルパ実践報告フォーラム2019 みんなで“まなびほぐす”美術館―社会を包む教育普及事業―

令和1年7月20日(土)小田原市民会館小ホール

パネリスト:MULPA参加館の学芸員たち

神奈川県内の4つの美術館の館長・学芸員と芸術祭連携団体の実行委員等によるアートプロジェクト「マルパ(MULPA)」の実践報告フォーラムを開催しました。美術館やアートが定住外国人や障がい者等多様な背景を持った人たちとつながるために何が必要かを、美術館関係者だけでなく参加者と一緒に幅広い議論を行いました。
フォーラムの様子

第20回文化セミナー
小田原と日本舞踊のこれから

令和元年6月30日(日) 清閑亭(旧黒田長成別邸)

話し手:泉徳保(日本舞踊家)

第1部では、令和元年8月に小田原市民会館で公演が行われる「日本舞踊家集団 弧の会」の沿革やエピソードを交えながら、日本舞踊の魅力についてお話しいただきました。
第2部では、ご自身のルーツと絡めながら、小田原と日本舞踊の関わりについてお話しいただき、最後には舞踊「いざや」を一指し踊り、喝采を浴びました。
泉徳保
泉 徳保

話し手:花柳寿太節(日本舞踊家)

女子の嗜み、芸事としてたくさんの方が習い、今も小田原に息づいている日本舞踊。90歳を過ぎ、たくさんのお弟子さんを手ほどきされた花柳寿太節先生に、思い出話を伺い、これから日本舞踊を続ける皆さんへの応援メッセージをいただきました。
花柳寿太節
花柳 寿太節

聞き手:小野木豊昭(伝統芸能プロデューサー)

古典芸能、伝統芸能のプロデューサーとして、「弧の会」公演の制作も担当する小野木さんが、今回の進行役として両先生のお話しを引き出しつつ、伝統芸能を"いま"に伝えることの大切さをまとめていただきました。
小野木豊昭
小野木 豊昭

第19回文化セミナー
もっと、アートへ。~杉本博司を知っていますか~

平成30年10月8日(月・祝) おだわら市民交流センター UMECO 会議室1
講師:鈴木芳雄(美術ジャーナリスト)
昨年小田原に「江之浦測候所」を設立した現代美術作家の杉本博司さんの経歴や作品、人柄について、取材した立場からエピソードも交えて詳しくご紹介いただきました。一見難しい現代美術を楽しむためには作者の背景や思想を読み解くことが大切だと学びました。
鈴木芳雄
鈴木 芳雄

第18回文化セミナー
地域と人をつなぐ舞台芸術

平成30年9月19日(水)小田原市民会館 小ホール
講師:五大路子(女優・横浜夢座座長)
演劇プロデュース団体「横浜夢座」を主宰し、横浜を中心に活躍する女優の五大路子さんには、地域にかける想いや、代表作「横浜ローザ」ができるまでの苦心譚と運命の物語を、まるで一人芝居を演じるかのような情熱で語っていただきました。
五大路子さん

五大 路子

ゲストパフォーマンス:チリアクターズ(大島寛史・木村涼香・池谷駿)
小田原で活動中の劇団「チリアクターズ」が、2つの演劇コンテストでグランプリに輝いた短編「しらずのうちに」を熱演。多くの人が経験する「親知らずの痛み」をモチーフに、世代を超えて楽しめる、笑いのある舞台を演じていただきました。
チリアクターズ

チリアクターズ

第17回文化セミナー
アートスペースの可能性

平成30年8月25日(土)小田原市民会館 展示室
講師:小林絵美子(藤沢市アートスペース学芸員)
藤沢市アートスペースの成り立ちや市民ギャラリーとの違い、現代アートを中心とした展覧会について詳しく説明していただきました。また、若手芸術家の創作活動の場、展示・発表の場の提供など、美術館ではないアートスペースだからこそ展開できる可能性についてお話しいただきました。
小林絵美子

小林 絵美子

講師:中野 仁詞(藤沢市アートスペース運営協議会委員)
藤沢市アートスペースや県民ホールギャラリーなどホワイトキューブと呼ばれる美術展示室での展示、KAAT神奈川芸術劇場などブラックボックスと呼ばれる劇場での展示。様々な場で展開される現代アートの特性についてお話しいただきました。
中野仁詞

中野 仁詞

第16回文化シンポジウム
障がいのある人もない人も共に楽しむ共生社会に向けて

平成30年2月24日(土)小田原市民会館 小ホール
講師:大江耕太郎(文化庁文化部芸術文化課文化活動振興室長)
文化芸術振興基本法の改正や、文化芸術推進基本計画における高齢者、障害者等が行う文化芸術活動充実のための施策、東京オリンピック・パラリンピックへ向けた文化プログラムなど、国の共生社会実現に向けた文化芸術施策の方向性についてお話しいただきました。
大江さん

大江 耕太郎

講師:萩原美由紀(NPO法人アール・ド・ヴィーヴル理事長)
表現活動で障がいのある人と社会をつなぐ仕事をしているNPO法人アール・ド・ヴィーヴルの取り組みについてご紹介いただきました。また、スクランブル・ダンスプロジェクト参加を通して見つけた障がいのある人の新たな可能性に目を向ける大切さについてお話しいただきました。
萩原さん

萩原 美由紀

第15回文化セミナー
人形浄瑠璃の歴史と相模人形芝居 ~地域に受け継がれた伝統と技~

平成30年1月21日(日)小田原市民会館 小ホール

講師:平野 英俊(舞踊評論家[邦舞・伝統芸能])
人形の歴史と全国の人形の出土例、日本と世界における人形の意味するところを解説いただきました。また、言霊から始まる人形浄瑠璃の歴史を三味線音楽の系統図に従って解説いただきました。
平野 英俊

平野 英俊

講師:林 美禰子(相模人形芝居「下中座」座長)
下中座の歴史やこれまでの活動についてご紹介いただき、近年問題となっている民俗芸能の後継者育成に一助となるお話をいただきました。また、座員の方に人形の髪結い実演も行っていただきました。
林 美禰子

林 美禰子


第14回文化セミナー
地域発・住民主体のアートプロジェクト

平成29年6月18日(日)  おだわら市民交流センター UMECO 会議室4
講師:伊藤裕夫(文化政策研究者、相模湾・三浦半島アートリンク(SaMAL)推進会議委員)
文化政策研究者の伊藤さんに、アートプロジェクトとは何か、多様化するアートプロジェクトや芸術祭の現状と課題についてお話をいただきました。また、葉山芸術祭を中心とした相模湾・三浦半島アートリンク(SaMAL)の活動についてもご紹介いただきました。
 
伊藤裕夫(いとうやすお)

伊藤 裕夫

講師:松澤利親(葉山芸術祭実行委員、相模湾・三浦半島アートリンク(SaMAL)推進会議委員)
葉山芸術祭実行委員の松澤利親さんに、地域発・住民主体のプロジェクトとして発展し、25年間続いている葉山芸術祭がなぜ長く継続していくことができたのか、運営方法から心構えまでをお話いただきました。
松澤利親(まつざわとしちか)

松澤 利親


第13回文化セミナー
地域の劇場が舞台作品を作る理由

平成28年12月4日(日) 川東タウンセンターマロニエ 集会室202
講師:西川信廣(演出家・文学座所属)
劇団「文学座」の演出家であり、日本各地の公立劇場等で市民参加演劇・ミュージカルの制作に携わる西川信廣さんに、地域の劇場でプロの芸術家と市民が一緒に舞台作品を作ることの意義と効果についてお話しいただきました。
西川信廣

西川 信廣


第12回文化セミナー
みんなちがって、みんな一緒!-公共施設のバリアフリーと障がい者差別解消-

平成28年10月9日(日)  おだわら市民交流センター UMECO 会議室4
講師:尾上浩二(NPO法人DPI〈障害者インターナショナル〉日本会議 副議長)

一人ひとりを大切にする社会(共生社会)の実現に向けて、特定非営利活動法人DPI日本会議 副議長の尾上浩二さんを講師にお迎えし、公共施設のバリアフリー、健常者と障がい者の間にある障壁についてお話しいただきました。NPO法人アール・ド・ヴィーブル理事長の萩原美由紀さんによる活動報告や対談、会場の皆さんとの意見交換等を行いました。
 

尾上浩二

尾上 浩二


第11回文化セミナー
地域と共存するアート

平成28年8月20日(土) 清閑亭
講師:芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)
美術館やギャラリーだけでなく、空き家や街中など地域の中で共存するようになった現代アート。その理由と地域社会にもたらす影響について、全国各地の芸術祭やアートプロジェクトのディレクター・キュレーターを務め、「さいたまトリエンナーレ2016」のディレクターでもある芹沢高志さんにお話しいただきました。
芹沢 高志

芹沢 高志


第10回文化セミナー
温故知新・小田原桐座

平成28年6月26日(日)小田原市民会館 第7会議室
講師:荒河 純(小田原史談会理事)
かつて小田原の寺町には、江戸の歌舞伎小屋とも密接な関わりを持ち、歌舞伎一座の上方と江戸の往来に際しては「出世舞台」と言われるなど、特別な格式を持った芝居小屋「小田原桐座」が存在していました。小田原史談会の荒河純さんを講師として「小田原桐座」とそこに関わった人たちの奮闘の歴史をお話しいただきました。
荒河純

荒河 純


第9回文化セミナー
小田原文化財団とODAWARA

平成28年2月11日(木)小田原市民会館 第7会議室
講師:足立 寛 (小田原文化財団プロデューサー)
小田原ふるさと大使も務める現代美術作家・杉本博司さんがファウンダーとなり設立された公益財団法人小田原文化財団、そして2017年秋オープン予定の「小田原文化財団 江之浦測候所/Odawara Art Foundation Enoura Observatory」について、小田原文化財団のプロデューサー・足立寛(あだちゆたか)さんにお話いただきました。
足立寛さん

足立 寛


第8回文化セミナー
豊かに生きる~美術との出会い~

平成27年10月12日(月)小田原市民会館 第3会議室

講師:須藤 一郎(すどう美術館 館長)

「すどう美術館」の館長 須藤一郎さんに、一つの作品との出会いから「すどう美術館」開館の経緯、若手作家の公募展や世界のアーティストが小田原に滞在し作品を制作する「西湘地区アーティスト イン レジデンス」など、多彩な美術活動を通して人生を豊かに生きるヒントをお話いただきました 。 

須藤一郎

須藤 一郎


第7回文化セミナー
現代アートと“まち”の未来~国際美術展2015参加報告~

平成27年7月19日(日)小田原市民会館 第3会議室

講師:中野 仁詞(神奈川芸術文化財団学芸員・第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター)

「第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」日本館のキュレーター中野仁詞さんに、神奈川県民ホールギャラリーにて実施してきた数々の展覧会や今回のヴェネチア・ビエンナーレの報告を通して、制作の現場から感じた現代アートと“まち” の未来についてのお話しいただきました。

中野 仁詞

中野 仁詞


第6回文化セミナー
まちづくりと地域の文化芸術~まちを活性化させるために、アートに何ができるのか?~

平成27年2月1日(日)小田原市民会館 小ホール

講師:平田 オリザ(劇作家・演出家)

日本の現代演劇の第一人者であり、劇団活動のほか全国でさまざまな文化事業に携わる、劇作家・演出家の平田オリザさんに、地域の文化芸術を通したまちづくりについてお話いただきました。

平田 オリザ

平田 オリザ


第5回文化セミナー
キュレーター(学芸員)の仕事と場との関わり

平成26年9月14日(日)小田原市民会館 第7会議室

講師:神谷 幸江(広島市現代美術館学芸担当課長)

小田原市出身で、広島市現代美術館 のキュレーター(学芸員)である神谷幸江さんに今まで関わった展覧会やプロジェクトの実例を紹介いただきながらキュレータ−(学芸員)の仕事についてお話いただきました。

神谷 幸江

神谷 幸江


第4回文化セミナー
どうなってるの? 文化政策~芸術文化に公費を投入する根拠と戦略~

平成26年6月28日(土)小田原市民会館 第3会議室

講師:片山 泰輔(静岡文化芸術大学教授・大学院文化政策研究科長)

新たな文化活動拠点の芸術文化創造センター整備へ向けて、文化政策・アートマネジメントの専門家である片山泰輔さん(静岡文化芸術大学教授)に行政の文化政策、及び芸術文化に公費を投資する根拠と戦略についてお話いただきました。

片山 泰輔

片山 泰輔


第3回文化セミナー
地域の魅力発信について考える~リトルプレスと地域ブランディング~

平成26年3月22日(土)小田原市役所 大会議室

講師:指出 一正(月刊ソトコト編集長)

月刊誌『ソトコト』の編集長指出一正さんに、リトルプレスと呼ばれる情報誌などの発信メディアと地域の魅力発信する地域ブランディングの関係を実例を見せていただきながらお話いただきました。

指出 一正

指出 一正


第2回文化セミナー
アートで街のにぎわいをつくる

平成25年9月29日(日)小田原市民会館 第7会議室

講師:小崎 哲哉(「REALTOKYO」「REALKYOTO」発行人兼編集長、あいちトリエンナーレ2013パフォーミングアーツ統括プロデューサー)

「あいちトリエンナーレ2013」のパフォーミングアーツ統括プロデューサー小崎哲哉さんに、現代アートとは何か、都市で開催される現代アートの祭典アート・トリエンナーレの街づくり戦略などを、企画サイドの視点からお話しいただきました。

小崎哲哉

小崎 哲哉


第1回文化セミナー
地域に生きる劇場

平成25年7月6日(土)小田原市民会館 第7会議室

講師:衛 紀生(可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)

芸術文化創造センター整備に向け、全国でも先進的な活動を行っている可児市文化創造センターの館長兼劇場総監督である衛 紀生さんをお迎えし、地域における文化施設・ホールの役割についてお話いただきました。

衛 紀生

衛 紀生

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:文化政策課

電話番号:0465-33-1707

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