最終更新日:2015年04月23日
平成27年2月6日に開催した「第20回全国梅サミット」で提案のあったPPV対策の推進について、全国梅サミット協議会として、農林水産大臣あてに要望書を提出しました。
ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)の緊急防除対策について(要望)
ウメ輪紋ウイルスにつきましては、平成21年4月に東京都青梅市で発生確認されて以降、植物防疫法にもとづく防除対策を実施されておりますが、5年を経過している中、感染の収束が見えない状況であります。
また、平成24年7月には、兵庫県においても、感染が確認され、全国的に感染が拡大されており、梅を観光および産業の重要資源とする13自治体で構成する本協議会といたしましても、大変な不安と憂慮を抱いているところであります。
つきましては、本協議会といたしましても、ウメ輪紋ウイルスの根絶に向け、実効性のある防除対策を確立し、早急な対応を図るよう要望いたします。
平成27年4月3日
農林水産大臣 林 芳正 様
全国梅サミット協議会
平成26年度会長 神奈川県小田原市長 加藤 憲一
福岡県太宰府市長 井上 保廣
神奈川県湯河原町長 冨田 幸宏
和歌山県みなべ町長 小谷 芳正
愛知県知多市長 宮島 壽男
静岡県伊豆市長 菊地 豊
静岡県熱海市長 齊藤 栄
奈良県奈良市長 仲川 げん
茨城県水戸市長 高橋 靖
群馬県安中市長 茂木 英子
埼玉県越生町長 新井 雄啓
東京都青梅市長 竹内 俊夫
福井県若狭町長 森下 裕
日時 | 平成27年4月3日(金) 午後1時03分~1時16分(13分間) |
---|---|
場所 | 農林水産省 大臣室 |
出席者 | 農林水産省:林芳正大臣、小風茂消費・安全局長 立会い:井上信治衆議院議員 梅サミット協議会:加藤憲一小田原市長、竹内俊夫青梅市長 梅サミット協議会事務局:【小田原市】長谷川経済部長、武井観光課長、【青梅市】清水まちづくり経済部長、伊藤商工観光課長 |
1 あいさつ 井上信治 衆議院議員
2 要望書提出・写真撮影
3 現状説明
(1)梅サミット協議会及び要望事項について(加藤憲一小田原市長)
・梅サミット協議会は、生産地・観光地含め13市町で構成されており、PPVの被害は、
その近くまで及んでいる状況もある。万全の対策をお願いする。
・加盟市の中には国内最大の産地である和歌山県みなべ町が入っている。
全国の梅の生産量の4分の1を占めており、仮にみなべ町にPPVが浸食することになると、
深刻な状況になる。
・青梅市の対策をお願いすることと、今後に向けてのより的確な対応をお願いしたい。
(2)青梅市の現状について(竹内俊夫青梅市長)
・写真、図面等資料を提示しながら、被害状況と対策の推進状況について説明した。
4 林大臣のコメント
・PPVは現在11都県で確認しており、全体の数は減少傾向にあるが、まだ毎年感染が確認されている。
生産及び観光面で大変な影響が出ていると我々も受け止めている。
・根絶するためには、早めの対策が必要であり、春・秋の消毒、防除の徹底を進めている。
・青梅市さんにも一体となってやっていただきたい。
・我々も全面的に支援してまいりたい。
・梅サミット協議会の皆さんにも、引き続き、調査・防除に協力いただきたい。
電話番号:0465-33-1521