小田原の漁港
「漁港」とは一般的に、漁業に使用する漁港法に基づく港をいい、一般的に「港(みなと)」と呼ばれている港湾法に基づく「港湾」とは区別されています。
漁港の種類はその規模や利用形態などにより第1種から第4種までの4種類に分類されています。
「第1種漁港」は、規模が小さく地元漁船が主に利用するもの。
「第3種漁港」は、最も規模が大きく、利用範囲が全国的なもの。
「第2種漁港」は、第1種と第3種との中間的なもの。
「第4種漁港」は、離島・辺地にあって漁場の開発や、漁船の避難上特に必要なもの。
となっています。
小田原市には、第1種漁港が3港、第3種漁港が1港あり、神奈川県では3番目に漁港が多い都市です。
小田原漁港
この漁港は、相模湾の西部、早川河口右岸に位置し、神奈川県内に2つある神奈川県管理の第3種漁港のうちの1つです。元は陸地であった場所を掘込み式で整備した全国でも珍しい漁港です。周辺には飲食店や水産物のみやげ物店、釣船の船宿などが軒を並べ賑わいをみせています。
主な漁業種類は定置網・刺網・一本釣りで、第3種漁港であるため地区外からの漁船も多く入港します。
また、平成10年度には小田原提灯を模した白灯台も完成し、訪れる人に親しまれています。
交通手段
- JR東海道本線早川駅下車徒歩3分
- 西湘バイパス早川インターチェンジから約0.5km
- 小田原厚木道路小田原西インターチェンジから約1.4km
石橋漁港
この漁港は、小田原市の南西部に位置し、小田原市管理の第1種漁港です。主な漁業種類は一本釣りです。小田原漁港が完成するまでは、地先に張られている定置網の水揚港として利用されていました。
現在でも石橋漁場の定置網がこの漁港の沖合いに張ってあります。
交通手段
小田原駅から真鶴行きバスで「石橋」バス停下車徒歩1分
米神漁港
この漁港は、小田原市の南西部に位置し、小田原市管理の第1種漁港です。主な漁業種類は刺網です。小田原漁港が完成するまでは、地先に張られている定置網の水揚港として利用されていました。
現在でも神奈川県内では最大規模を誇る米神漁場の定置網がこの漁港の沖合に張ってあります。
交通手段
小田原駅から真鶴行きバスで「米神」バス停下車徒歩2分
江之浦漁港
この漁港は、小田原市南西部に位置し、小田原市管理の第1種漁港としては最大規模です。
主な漁業規模は定置網・刺網・ワカメ養殖です。この地区は後継者も多く漁業が盛んであり、海洋性レクリエーションに対する取り組みも進んでいます。
交通手段
小田原駅から新道経由真鶴行きバスで「江之浦港」バス停下車徒歩2分