学習用端末等を使った電子図書館による子どもたちの読書活動を推進する取り組みをスタート

市内小中学校と図書館の連携のもと、学習用端末を活用した電子図書館の利用環境を整え、児童生徒の読書活動を推進する取り組みをスタートしました。図書館ではデジタルまちづくりの一環として、令和4年(2022年)10月から電子図書館による電子書籍貸出サービスを開始しています。

令和5年(2023年)7月から、市立小中学校の子どもたちが使っている学習用端末などから電子図書館にアクセスし、朝読書や休み時間、放課後の読書、調べ学習などに電子書籍を活用できる環境を整備しました。
電子図書館は、学習用端末など、インターネットに接続したパソコンやタブレット、スマートフォンなどから電子書籍の検索、貸出、返却等ができます。さらに、電子図書館には音声読み上げ機能に対応した電子書籍もあることから、子どもたちの読書活動に応じて利用をすることが可能になります。
※各小中学校又は学年により利用開始の時期が異なることがあります。

令和5年(2023年)3月に策定した第三次小田原市子ども読書活動推進計画では、基本的な考え方を次のように掲げていますが、この計画にのっとり、今後も子どもたちの読書活動を推進していきます。

【第三次小田原市子ども読書活動推進計画(抜粋)】

子どもたちは、読書活動を通して自らの「主体性」を発揮する体験をすることができます。それは、読みたい本を選ぶことや、本の中で自分の物語世界を創造することから広がっていきます。本のページをめくるたびにワクワクドキドキする感覚は、子どもたちを本の世界にいざなう推進力であると同時に、「好奇心」や「探究心」を刺激していくでしょう。本がもたらす新しい知識や価値、世界観は、「語彙」や「知識」を豊かにし、「興味」「関心」を広げるだけでなく、既に持っている認識や生活体験に照らして読み解くことで、「想像力」や「判断力」「思考力」に深みを与えていきます。
「小田原市教育振興基本計画」では、小田原市の教育が目指す姿として、自分たちの幸せな社会を共に創っていくための「社会力」を育んでいくことを掲げています。その「社会力」を構成する、生きる土台としての「学ぶ力」や様々なひととの関わりや体験を通して得られる「豊かな心」、多様な関わりあいを持ち自己を高める「関わる力」においても、個々の子ども自身における読書に加えて、読書活動を家族や友達、周囲の人たちと共有し分かち合うことで、高めていくことができます。
いずれの力も、人生を豊かに生きるために欠かせないものですが、子どもたちにとって読書は、生活の中における楽しみの一つであることを大切にしながら、読書活動を推進していきます。




電子図書館へのリンク

電子図書館サイトはこちらから

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:図書館

電話番号:中央図書館0465-49-7800

ページトップ