市長の日記

市長の日記

2025年02月03日(月)

夢みる校長先生、市民功労賞・栄誉賞

 2月に入り、箱根山では昨日今シーズン初の本格的な降雪で、今朝は我が家からも真っ白に雪をかぶった外輪山が望めます。1日からは下曽我の梅林などで「梅まつり」が始まり、小田原城下でも紅白の梅が咲き競うようになりました。冬と春が交錯する、小田原ならではの2月です。

 1日、三の丸ホールにて、記録映画「夢みる校長先生」の上映と、教育や子育て支援に取り組む皆さんのリレートークが行われ、私も参加してきました。
 子どもたちの自由でのびやかな学びと育ちの場として、「公教育」の在り方を問い、その望ましい姿の実現に取り組んできた全国各地の校長先生たちの実践や思いを記録した「夢みる校長先生」。そこには、通知表の廃止、校則ゼロ、宿題ゼロなどの実践と、そこに展開される学びの様子、のびのびと育つ子どもたちの姿が収められていました。小中学校という公教育の現場では、校長先生がいわば「大統領」であり、その裁量で様々な改革ができることが、作品中に登場する校長先生たちの語り、現場で行われている実践、それを裏付ける文部科学省元幹部の見解などから、ハッキリと示されています。
 また、この日の企画を実現した「夢みる協力応援団」の皆さんの顔ぶれはとても素晴らしく、この企画の実現のためにこうした皆さんが一堂に会したこと自体に、大きな意義があったと感じました。課題山積する地域社会の未来を切り開くために、子どもたちにはそれぞれの個性や能力に応じ、しっかりと「生きる力」をつけて育ってほしいとの願いから、教育や子育て支援においては市としても意欲的に取り組んでいく考えであり、主権者教育、エディブルスクールヤード、地域の中での学びなど、様々なアプローチを進める予定です。この日に会場で分かち合った希望や共感をもとに、子どもたちが生き生きと学び育つ地域の姿に向けて、より一層の協働を進めていきたいと感じました。

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2025/02/03 11:23 | 未分類

2025年01月31日(金)

高齢者から被災地への寄付 ほか

 今週前半は、大きな会議への参加が2件。
 27日は三の丸ホールにて、「全国街道交流会議」が11月に三島で開催する全国大会のプレシンポジウムin小田原。伊豆湘南道路の建設に向け、道路行政に長年携わってこられた国土交通省元技監などのお話を聴きました。28日には浦安市にて、関東一円から廃棄物の最終処分を引き受けている北茨城市豊田市長の呼びかけで創設されている「廃棄物と環境を考える協議会」に出席。環境省職員による、廃棄物を活用した地域循環型経済への展望についての講演と、会員自治体の交流が行われました。

 30日は、久しぶりに庁内での会合や面談が続きました。
 午前中、市内事業者や市民などで構成される「おだわらゼロカーボン推進会議」主催による、「おだゼロアンバサダーからの活動報告会」が開かれました。「おだゼロアンバサダー」というのは、日々の暮らしや活動の中で出来る、あるいは見聞きした、ゼロカーボンの実現につながるようなトピックスをSNSで発信し、小田原でのゼロカーボンの動きを作っていくことに協力してくれる有志の方が任命されるもので、今シーズンは7名の皆さんが着任しています。昨日はこのうち4名の皆さんから活動報告があり、身近なゼロカーボンアクションの発信に大きな可能性を感じました。

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2025/01/31 10:20 | 未分類

2025年01月30日(木)

ペットボトル水平リサイクル

 27日、「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定式」が行われました。
 この協定は、小田原市内の家庭で使用されたペットボトルを、2つの方法によってリサイクルし、リサイクル率の更なる向上を目指すものです。ふたつのリサイクル手法とは、ひとつが、回収したペットボトルを高温で溶かしてペット樹脂を再生する「メカニカルリサイクル(物理的再生法)」。もうひとつは、ペットボトルを分子レベルまで化学分解して不純物を取り除き新たな再生ペット樹脂とする「ケミカルリサイクル」。前者によって75~80%のリサイクルは可能ですが、そのプロセスで生じる残余物もケミカルリサイクルすることで、リサイクル率が5~10%上がります。これにより、「ボトルからボトルへ」の水平リサイクルのレベルが高まるものです。
 今回の協定締結に中心的な役割を果たしたのが、アサヒ飲料株式会社さん。メカニカルリサイクルを手掛けるのが遠東石塚グリーンペット株式会社さん、そしてケミカルリサイクルを担うのがペットリファインテクノロジー株式会社さん。これに、小田原市が加わって4社での協定となりました。

 本市では廃棄物を出さない「ゼロエミッション」社会を目指して取り組みを進めていきますが、今回の協定はその推進における具体的なアクションでもあります。小田原市のごみの総量は減り続けていますが、ペットボトルの排出量は増加しており、これまで取り組んできたペットボトルの回収・再生の取り組みに加え、今回の協定により持続可能な循環型社会の実現に大きく寄与することが期待されます。大事なことは、ペットボトルがそのように再生可能であり、ペットボトルを資源として生かしていくのだという、生活者・消費者の意識が高まり、再生可能な状態(きれいな状態)で資源回収がされるよう協力して頂くこと。こうした啓発活動もしっかり行っていきます。

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2025/01/30 09:07 | 未分類

2025年01月29日(水)

山王地区の餅つき大会 ほか

 26日、穏やかな冬晴れの中、山王神社にて「新春餅つき大会」が行われました。主催は、このたび新たに立ち上げられた「(仮称)山王地区青年会」の皆さん。他の地区と同様に、山王地区でも高齢化が進み、自治会など地域活動の担い手が不足、子ども会も縮小傾向にある中、地区の体育振興会、神輿会、PTA役員等経験のある女性たちの会など、有志の皆さんが集まって、この青年会を立ち上げられたのでした。この設立に中心的に関わった岡本光弘さんいわく、「私たちも40代50代なので若くはないですが、地域活動の衰退に歯止めがかかれば、との思いで企画しました」とのこと。自治会からも協力を得て、開催の運びとなったものです。
 開始時刻である11時前に山王神社に伺うと、餅つきの準備は万端。境内には、青年会の皆さんが用意した大きなつみれ汁の鍋、振る舞いの甘酒、搗きたてのお餅、そして手作りの射的コーナーなどが並び、すでに親子連れの行列ができていました。その後も人はどんどん増え、30分も経たぬうちに境内はたいへんな賑わい。私もひと臼搗かせていただきましたが、子どもたちも列をなし小さな杵で順番に餅つきを体験。子どもたちと一緒に来た若いお父さんやお母さんたちも、一緒に楽しんでおられました。
 地域の活動がともすれば弱まり人が集う機会が減る中、地域の青年層によるこうした企画は、本当に貴重。人が集い、賑わい、楽しみ、そして交流する、こうした場があれば、地域コミュニティの絆はきっと保っていくことができる。そう思わせてくれた山王地区の青年会の活動でした。すでに、万年、酒匂12区、30区など他の地区でも、こうした活動は始まっています。小田原の地域を未来に繋げていく大事な活動として、地区間の交流や、活動内容の共有、取り組みの拡大などが進んでいくよう、市としても伴走していきたいと思います。

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2025/01/29 10:47 | 未分類

2025年01月28日(火)

つながるマルシェ、国際シンポジウム ほか

 先週23日、湘南生活クラブ生協小田原センターの皆さんが来室。3月1日に予定されている「おだわらつながるマルシェ」開催のご案内を頂きました。食、生活、教育、環境など、生活クラブ生協の皆さんが取り組んでこられた活動が、多数のブース出店によって可視化され、様々な出会いと交流の場となります。小田原市政として進めていきたい政策領域、そこに込めたまちづくりへの思いと、このマルシェの発想や企画は、とても親和性が高く、たいへん嬉しく感じます。会場は市役所の前庭、10時~15時の開催。多くの市民の皆さんに足を運んでいただきたい企画です。

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2025/01/28 11:52 | 未分類

 

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