市長の日記

市長の日記

2025年01月17日(金)

観るべき『光』を育てる

 1月17日。30年前のこの日、早朝に発生した阪神淡路大震災の様子を、朝一番のTVニュースで見た時の映像は、今もハッキリと記憶に残っています。発災2日後に西宮在住の友人からヘルプコールがあり、2トン車に救援物資を満載して現地入りしてから、延べ20日間ほど救援活動のお手伝いをさせて頂きました。その間の実に様々な経験は、まちの在り方についての問題意識に転じ、やがて小田原市政へと関心を抱くことになる、重要な起点となりました。

 2月中旬まで続く賀詞交歓シーズンが、ようやく3分の1ほど過ぎました。各所での交流は、今後の事業やまちづくりを進めていく上でとても大切な機会となっています。件数が多いので一つひとつのご紹介はできないのですが、一昨日の若鳶会のように、印象的だったところについては少し記録を兼ねて記していくこととします。

 16日は、まず小田原市観光協会の新年賀詞交歓会に参加。以前このブログでも記したと思いますが、外郎藤右衛門会長は観光協会の方針として、特定のイベントなどにより観光客を呼び寄せる「催事誘客」という考え方から、小田原が持っているふんだんな地域資源を通年発信することによる「常時誘客」という考え方にも、力点を置くことを明言されております。至言だと思います。
 私もかねてより、「観光」の言葉の語源通り、小田原が放ちうる「光」を育てる、さらには何が「光」なのかを、当の小田原の人たち、とりわけ「光」を担っている人たちが明確に自覚し、その光を磨いていくことこそ大事であると考えてきました。具体的には、自然環境、農林水産業からものづくりに至る産業、家並みや店構えなどのまち並み、小田原に息づく生活文化や祭礼文化、食の魅力、そして最後は「人」そのもの。これまで中心を担ってきた小田原城および総構エリアから、近年は「まち歩き」が主流になる中で中心市街地から浜町・本町・南町、早川、板橋地区へと広がってきましたが、さらには国府津、曽我、桜井、風祭・入生田、そして片浦など、小田原にあまねく存在する多彩な「光」が、観るべきものとして自覚され、発信されていくべきと考えます。
小田原市観光協会新年賀詞交歓会小田原市観光協会新年賀詞交歓会

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2025/01/17 12:13 | 未分類

2025年01月08日(水)

賀詞交歓会シーズン始まる

 7日は暖かな一日でしたが、今日からまた気温が下がり、週末にかけて強い寒気が流入するとのこと。今朝も少し強い風が吹いているようです。11日の消防出初式、13日の「はたちのつどい」が、好天に恵まれることを祈ります。

 7日より、市内の諸団体の皆さんとの賀詞交歓会が本格的に始まりました。2月中旬まで続き、ご案内を頂いたもののうち私が参加予定のものが50件余り。中には同じ日に4か所の会場を回らせて頂くこともあります。本来、じっくり腰を据えて各主催者団体の皆さんと意見交換や活動情報の共有などを図るべき大切な機会なのですが、時間の都合でご挨拶だけになってしまう場合も少なからずあり、申し訳ないと思います。ともあれ、体調管理に十分な留意が必要となるシーズンとなります。

 7日は、午前中に市内官公署等の皆さんとの賀詞交歓会。商工会議所、警察、税務署、鉄道各社、郵便局、県の出先機関、ハローワークや労基署、印刷局など、市民や来訪者の皆さんが関わる「公共」分野のサービスを担う皆さんが一堂に会し、行政のみならず各機関の間で和やかなコミュニケーションが図られました。

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2025/01/08 09:54 | 未分類

2025年01月07日(火)

仕事始め  

 6日、小田原市役所の仕事始めとなりました。
 私自身は、元日・4日・5日と賀詞交歓会などの公務が始まっていたので、この日が「仕事始め」ではありませんでしたが、市役所としてはこの日が2025年の稼働初日。朝一番で、1月1日付採用の職員に辞令を交付したのち、生涯学習センターけやきにて「仕事始め式」を開催。集まった職員たちを前に、年初の訓示を行いました。
 2024年の振り返り、時代と社会についての認識、大切にすべき理念や心構えについて述べた後、2025年の取り組みについて言及。特に、①第7次総合計画の策定、②「分野別市民会議」を皮切りにした市民との協働の新たなステージの設定、③行財政改革の断行や組織風土の健全化、この3点を強調しました。最後に、すべての基本は庁内の十分なコミュニケーションであり、職員間、市民の皆さんと職員との間での挨拶を大切にすることを呼びかけました。結びは、新年のスタートにおいて気持ちを合わせるべく、「北条一本締め」での手締め。

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2025/01/07 10:52 | 未分類

2024年12月27日(金)

新たな連携協定、新病院へのアート要望 ほか

 26日、㈱NTTドコモ、㈱湘南ベルマーレフットサルクラブ、一般社団法人小田原城下町、㈱USTUS、そして小田原市の間で、新たな連携協定の締結式が行われました。サイズアウトした子ども服や絵本などを集めて、地域の中で必要とする方にお届けするドコモの「ジモティーすくすくバトン」の取り組みを、市内子育て支援センターやフットサルの試合会場などに広げて展開するほか、電話料金等の支払いに使える「d払い」を通じて子育て支援活動などにいつでも寄付ができる仕組みを、併せて展開するものです。それぞれができることを持ち寄り、つながり合って、それを必要とする人に届ける取り組みは、まさに報徳の訓えでいう「推譲」であり、小田原でこうした取り組みが始まることは大いに意義があります。地域の中で根付くとともに、こうしたモデルが各地に広がっていくことを願います。

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2024/12/27 14:06 | 未分類

2024年12月26日(木)

複数のご寄附、仕事納め巡回 ほか

 25日、午前中は複数のご訪問を頂きました。  
 JU神奈川(神奈川県中古自動車販売協会)の皆さんから、能登半島地震災害義援金をお預かりしました。日本赤十字社の小田原市地区長である私が受贈し、日赤を通じて被災者へと届けられることになります。JU神奈川の事業所は市内豊川地区の工業団地エリアの一角にあり、県西地域における中古車販売ネットワークの中心的な役割を果たされています。ご来訪いただいた社員の皆さんはとても意欲的で、社内では女性活躍も進み、小田原エルエールの認証も得られています。

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2024/12/26 12:14 | 未分類

 

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