小田原市

市長の日記

市長の日記

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2017年03月31日(金)

退職辞令交付

  平成28年度の最終日、今年度で退職を迎える職員に退職辞令を交付しました。定年退職となる職員の皆さんは、昭和50年前半から本市に奉職され、以来40年前後、地方自治体を取り巻く環境が大きく変わってきた中で、それぞれの役割を全うしていただきました。私が最初に市長に就任した当時は課長や副課長として組織の中核で働かれており、その後部局長まで昇格された何人かの職員も含め、この間の市政運営を文字通り屋台骨として支えてくれた面々でもあり、私としても感慨深いものがあります。辞令交付式では、お一人ずつに感謝の気持ちを込めながら、辞令を手渡しました。
  30日には、職員互助会主催にて、定年退職される皆さんを囲んでの「送る会」が開かれ、皆さんにねぎらいの言葉を掛けさせていただきました。再任用職員として引き続き勤めて頂く人、他の組織での仕事に就かれる人、自らの時間を大切に過ごす人など、明日以降はそれぞれの人生のネクストステージに進まれます。皆さんの表情からは、勤め上げた達成感や満足感、そして安堵が窺えました。いずれにせよ、60歳はまだまだ現役というべきであり、それぞれの生き方を通じて、市の標榜する「プロダクティブ・エイジング」を地で行って頂きたいと、エールを送りました。
 

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2017/03/31 11:16 | 未分類

2017年03月30日(木)

グッジョブおだわら

  29日の天候はまずまずでしたが、意外に気温は上がらず、春への歩みは足踏みといった感があります。小田原では24日にソメイヨシノの開花宣言が行われたものの、お堀端も含め桜のつぼみはまだほとんど開いておらず、例年駅城周辺では一番早い城山陸上競技場入口付近の桜がようやくほころび始めた、といったところです。それでも、今日は気温が上がりそうですので、週末に向け開花が進んでくれたらと期待します。

  今年度も今日明日を残すのみとなりました。例年この時期に行われる、市役所内の各課が当年度に行った事業や取り組みの中で優れたものを表彰する「グッジョブおだわら」の審査会が、29日に開かれました。ジャンルやテーマを問わない「チャレンジ部門」に26件、「身近な改善」部門に13件の応募があり、一次審査を経て最終選考に残った取り組みを、市長を含む理事者や各部局長らが審査。
  チャレンジ部門で最終選考に残ったのは4件。それぞれ5分間のプレゼンテーションと質疑を経て、採点・集計が行われた結果、大賞には観光課の「平成の大改修『新・小田原城』~小田原の木・人・技で蘇る~」、金賞に水産海浜課の「『かます棒』の販路拡大」、銀賞に保険課の「国民健康保険料の試算ページの作成」、銅賞には企画政策課の「インターネット公有財産売却の実施」となりました。
  天守閣のリニューアル事業が大賞になることは、衆目の一致するところ。たったの10か月という期限の中で、大掛かりな耐震改修と展示全面リニューアルを成し遂げ、来館者の大幅増加と、小田原の都市セールスへの貢献を果たしたこの事業の成果は、ここ数年の中でも出色と言えるでしょう。
  「かます棒」は、近年注目され活況を呈している小田原の水産の元気さの象徴でもあり、水産海浜課の職員たちの元気さと相まって、目下売り出し中の事業。今後が大いに期待されます。国民健康保険料の試算は従来より市民の皆さんから問い合わせも多く、保険課の繁忙の大きな要因となっていますが、その軽減につながる大事なチャレンジ。インターネット公売はヒルトンにあった多数の美術作品の売却に効果を発揮し、今後他分野での応用が利きそうです。
  「身近な改善大賞」には、健康づくり課による「乳幼児健康診査未受診者へのフォロー体制強化」が選ばれました。共働きや一人親家庭が増えたことなどの背景から、健康診査を受診できていない乳幼児が増える傾向にあり、その中には虐待などが懸念されるケースもあることから、そのような家庭や乳幼児の把握態勢を、子ども青少年部などとも連携して強化し、未受診の減少に繋がっている取り組み。小さな命がおろそかにされる事案が各地で起きている中、とても大切な取り組みです。
  このほか、一次審査を通過した提案件数が最も多かった課に贈られる「グッチーム賞」には、文化政策課・産業政策課・保険課が選ばれました。
  それぞれの現場で、直面する課題に対応すべく様々な工夫やチャレンジが積み重ねられていること、それを担っている職員たちの心意気を、改めて頼もしく感じた審査会となりました。

2017/03/30 09:49 | 未分類

2017年03月29日(水)

金次郎、映画化へ

  27日、映画監督の五十嵐匠さん、脚本家の柏田道夫さん、俳優の榎木孝明さんらが来室。五十嵐監督が制作に向けて準備を進めている二宮金次郎の映画化について、準備状況をご報告いただきました。
  これまでにも、「アダン」や「HAZAN」など、強く光彩を放った人物を中心に据えた映画作品を多数創り出されている五十嵐監督は、陶芸家である板谷波山の生涯を描いた「HAZAN」の制作で訪れた笠間市や筑西市で、二宮金次郎がこの地の復興に深くかかわっていた事績に初めて触れ、以後金次郎の生き様に深く関心を持つようになり、映画化への構想を温めてこられました。すでに、シナリオの試案を作成されており、制作に向けた協力者の獲得、出演する俳優陣への打診などが進められています。今回は、シナリオを手掛けられる柏田さん(最近の作品には「武士の家計簿」などがある)、そして五十嵐作品に数多く出演され、今回の映画化に全面的に協力を表明されている榎木さんもご一緒にお越し頂いたものです。
  二宮金次郎をどう描くかということは、なかなか難しい面があります。金次郎の生い立ちや、各地での仕法の事績に関する数多くの既存資料、報徳の訓えを受け継ぎ各地で活動する人たち、膨大なエピソードや「伝説」の存在など、金次郎像は人々の中でそれぞれに存在し、報徳に熱心な人たちは特に格別な思い入れがあります。それを踏まえて、金次郎や報徳のどの部分をどのように表現するのか、「報徳仕法」「徳」「分度・推譲」「一円融合」など、説明が容易でない理念や手法をどうやって伝えるのか、といったことに加え、誰が金次郎を演じるのか?といったキャスティングに至るまで、金次郎への深い思いを持つ人たちが多いからこそ、そう簡単に作品化ができないという面があります。
  そういったことから、これまでも五十嵐監督やプロデューサーの関さんらは、関係者に協力要請をされてきた中で、金次郎への様々な思いに触れ、その受け止めにご苦労があったようですが、ここにきてようやく前進できる道筋が見えてきたようです。素晴らしいシナリオを描かれる柏田さん、そして、日本の精神性を表現し、細部にもこだわった本物の時代劇づくりを目指され活動されている榎木さんの全面的な協力が得られたことで、実現に向け動きが加速しています。この日は、すでに拝見していたシナリオ試案に対する私の意見もお伝えするとともに、実現していく上で小田原としてもしっかり協力したい旨、お話をさせて頂きました。
  それにしても、榎木さんはとても素敵なお方で、俳優としてのお力はもとより、人間的な深みを感じるお方です。私の中では、金次郎を見出し、桜町領の復興に向かわせ、金次郎を理念的にも精神的にも支え続けた、時の老中でもあった名君・大久保忠真公のイメージが、榎木さんの存在感と重なってきます。榎木さんが構想されている、一連の映画作り構想もたいへん興味深く聴かせていただきました。今後がとても楽しみです。

2017/03/29 13:08 | 未分類

2017年03月28日(火)

お城通り再開発、最終局面へ

  27日、お城通り地区再開発事業の広域交流施設ゾーン整備に関する基本協定の締結式が行われました。4事業体からの事業提案を厳正に審査した結果、優先交渉権者の第1位として万葉倶楽部㈱が選定されており、この間事業実施に向けて市と同社の間で様々な確認作業を行ってきました。昨日の協定では、優先交渉権者という位置づけから、事業施行者として正式に位置づけるもので、これにより事業がいよいよスタートすることとなります。昭和59年に小田原市土地開発公社が国鉄より用地を取得して以来、ゆうに四半世紀を過ぎ、バブル経済からその崩壊、経済低迷やリーマンショックなどで紆余曲折を経てきたこの事業が、いよいよ最終局面を迎えることになります。
  小田原の歴史や文化を表現すべく、往時の宿場町の風情あふれる建築意匠が大きな特徴の、万葉倶楽部の事業提案。小田原駅東口から天守閣方面への眺望に配慮した形で、都市ホテル、商業、業務機能、コンベンションなど民間運営による施設に加え、図書館、子育て支援施設など市の運営による施設も設置。また1F部分には観光バスの乗降場も整備されます。全体として、小田原の顔であり県西地域の顔でもある小田原駅東口における、たいへん重要な場所となります。
  万葉倶楽部㈱は、熱海で創業され、現在は小田原に本拠を構える、まさに地元の企業。お馴染みの「万葉の湯」や、湯本の大型施設「天成園」など、観光施設も各地で手掛けており、経験とノウハウは十分。何より、高橋弘会長をはじめとする経営陣の、郷土へ貢献したいとの熱い想いがあります。ちょうど現在、神奈川新聞の「わが人生」欄で、高橋会長の生い立ちと、創業以来の様々なエピソードが連載されています。
  協定締結式では、協定書を携えて高橋会長とガッチリ握手。この事業にかけるそれぞれの思いを分かち合い、地域の活性化にしっかりと繋がるよう、事業の成就に向け共に全力を傾けることを確認。今後は、事業内容の調整などを行いながら設計に着手、工事へと進み、順調に行けば平成31年度にはオープンを迎えることになります。

2017/03/28 13:03 | 未分類

2017年03月27日(月)

文化の力

  24日、市議会3月定例会が閉会となりました。6日から行われてきた予算特別委員会の委員長報告および採決が行われ、市民ホール関係予算の削除を求めた修正動議は賛成少数で否決、「分かち合いの社会」懇談会関係の予算のみ削除した修正案で、新年度予算が成立しました。市民ホール事業に対し、より丁寧なプロセスを踏むべしとの付帯意見を頂きましたが、全体としては前に進むべしとの議会判断が示されたことになります。総合計画の後期基本計画がスタートする29年度、継続する懸案の解決や、新しい事業への着手も盛り込んだ予算が成立したことで、ひとまず安堵するとともに、各事業の着実な推進に向け、身の引き締まる思いです。
 

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2017/03/27 10:22 | 未分類

2017年03月24日(金)

障害者差別解消法講演会

  23日、新年度の人事異動の内示を行いました。4月1日時点での職員数は2,187人の予定であり、うち異動対象となるのは約780名。市総合計画の後期基本計画がスタートする年であり、あわせて組織機構の改編も行われたことなどから、比較的規模の大きい異動となります。部局長クラスがまとまって定年を迎え、それに伴い昇進する職員も多く、副部局長以上の異動対象者には市長室で直接、異動の趣旨を伝えました。
  午後には、全部局長を一堂に集め、異動に関する説明を実施。本日議会が終了すると、異動にまつわる引継ぎや態勢の組直し、庁内での引越し作業など、年度末から年度初めにかけての特有の慌しさが始まることでしょう。課題が山積する中、異動に伴い事業への対処などに遺漏が生じないよう、気をつけねばなりません。

  さて、23日午後、おだわら市民交流センターUMECOにて、障害者差別解消法講演会が開催されました。これは、小田原市の「ノーマライゼーション理念普及啓発事業」として、社会福祉法人小田原福祉会さんに事業委託をしたもの。テーマは、「障害のある人もない人も、共に生きる地域社会をめざして」とし、日本アビリティーズ協会会長の伊東弘泰さん、バリアフリー研究所代表の木島英登さんから、それぞれ講演を頂きました。
  「障害者差別解消法」は、2016年4月から施行されていますが、一般にはまだあまり知られていないのが現状です。この法律は、「障害があってもなくても、誰もが分け隔てられず、お互いを尊重して暮らせるよう、差別を解消して、誰もが安心して暮らせる豊かな共生社会を実現する」(同法第1条より)ことを目的とし、社会に存在する様々な差別の解消を国や地方公共団体に義務付けると共に、国民の責務などを定めています。
  この法律の制定には長い年月と関係者のたいへんな努力があったのですが、伊東さんは内閣府の障害者差別禁止部会の副部会長として、この成立に深く関わってこられた方。この日の講演では、この法律の趣旨の説明に先立ち、伊東さんの生い立ちや、大学卒業後直ちに立ち上げてきた、心身に障害のある人たちの自立生活と社会参加を実現する「アビリティーズ運動」の広がりについて語っていただきました。
  幼少期から下肢に障害をもつ伊東さん。高校や大学への進学時、また就職活動でまざまざと経験した「差別」への思いを踏まえ、大学卒業後(1966年)に立ち上げた障害者雇用の株式会社は、当初6人からスタート。創立50年を迎えた現在は、非常勤社員を含め1000人を越える態勢で、福祉用具事業、デイサービス・老人ホーム等の福祉医療施設運営などを展開されておられ、この活動から派生した「国際福祉機器展」もすでに43回を数えるまでに成長・定着しています。
  アビリティーズ協会設立時に伊東さんが掲げた綱領の冒頭には、「私は平凡な人間でありたくない。非凡な人間としてできれば“保障”よりも“チャンス”を選ぶこと・・・これこそ私の願いである」と記されています。この志そのままに、自らの可能性を実現するだけでなく、社会のあり方に大きな影響を与えてきた伊東さんの生き様に、たいへん感銘を受けました。
  小田原でも、「ケアタウン」の考え方で様々な取り組みを進めていますが、より踏み込んで、障害を持つ人たちがその持てる可能性を存分に発揮できるよう、チャレンジして行かねばと改めて思いました。

2017/03/24 11:07 | 未分類

2017年03月23日(木)

小学校卒業式

  22日は、市内の全小学校で卒業式が行われました。前日は夜半までの雨で、各校の先生方はだいぶ心配されたようですが、見事に晴れ上がり、中学校卒業式の日と同じように、卒業式日和となりました。
  市内25校のうち、私が赴いたのは大窪小学校。創立143年を数える小学校で、校長室に掛けられている歴代校長先生のポートレートは、明治時代初期から始まっており、その歴史に驚きました。旧東海道筋に位置し古来栄えてきたこの地域は、維新後に山縣有朋が古稀庵を構えたり、三井物産創始者の益田孝が広大な邸宅を構えたりと、小田原の近代史の中でも様々な物語を有するエリアだけに、小学校の運営にも地域の数多くの人々が深くかかわり、育て上げてきたことでしょう。
  そんな大窪小学校ですが、現在は児童数の減少により、各学年とも単級の編成、今年度の卒業生は34名。しかし、児童数が少ないことで、先生方の指導も行き届き、児童たちも同学年はもとより学年間の交流がとても盛んで、小学校全体としてとても一体感がある学校であることが、卒業式の様子から見て取れました。
  入場、卒業証書授与、別れの歌、退場と、一連の式の中で、卒業生たちは一挙手一投足にいたるまできちんとした所作が美しく、全体の動きもピッタリと呼吸が合っており、返事や呼びかけの声はとても大きく、見事でした。これは、もちろんよく練習した成果でもあるのでしょうが、日頃からの十分なコミュニケーションと、みんなで一緒に活動してきた積み重ねがあったからこそなのだろうと思います。大窪小学校で4年間校長を務められ、この春で退任される竹内校長先生が、卒業証書を一人ひとりに渡した後、後姿を見送る眼差しにも、児童たちへの深い愛情と、この学校への思いを感じました。
  見守り活動や挨拶運動に熱心に取り組まれている大窪地区の地域の皆さんに見守られて育った卒業生たちは、4月からは早川小学校の卒業生たちと合流して、丘の上にある城南中学校へと通います。この地域の中で、大きく育っていってほしいと願います。

2017/03/23 09:07 | 未分類

2017年03月22日(水)

菜の花から、桜へ

  昨日も終日雨が降り、今朝はまた少し冷えたものの、日中は気温が上がって、季節はまた前へと進みそうです。我が家の狭い庭では、生ごみ堆肥を使ったプランターで栽培した菜の花が盛りを迎えつつあり、サヤエンドウが花をつけ始めています。杏は先週からようやく花が開き始め、今朝は3分咲きくらいになっており、メジロがついばんでいます。ユキヤナギは花が咲き始め、アジサイや山吹も新芽が芽吹き始めました。
 

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2017/03/22 13:06 | 未分類

2017年03月21日(火)

ダイナシティ保育園

  17日、この4月に開園予定の「ダイナシティ保育園」竣工披露会が開かれました。
  全国的に保育園入所の待機児童問題が拡がっている中、本市においてもその対策として官民それぞれの保育施設における定員拡大、加えて小規模保育事業所の開所などを支援することにより、待機児童の解消を目指しています。本市の場合、対象年齢の子どもの数に対する保育施設の定員は県下でも大きく、ここ数年は4月1日現在の待機児童数が20人前後で推移しており、決して多くはないのですが、なかなかゼロにはなりません。それは、子どもの出生数が減っている反面、働く女性の増加によって保育ニーズは逆に増えているからであり、毎年保育施設や定員が増えても追いつかない状況にあります。
  そうした中、国でも進めている制度のうち今年度から始まった「企業主導型保育事業」をいち早く導入する形で、大型商業施設ダイナシティ内に保育園が開設されることになりました。場所は、以前事務所として使われていた4階の一画で、木材をふんだんに用い、壁はクロスではなく漆喰調に左官で仕上げてあるなど、新装ながら空気はとても清浄に保たれています。園児数は、ダイナシティで働く方のお子さんを受け入れる「企業枠」に19名、周辺地域からの入所を受け入れる「地域枠」が14名の33名で、この春からスタートの予定。
  今回の募集では、地域枠にはかなり多くの応募があったようで、残念ながら期待に添えられないケースが多かったとのこと。市内で最大の商業施設であり、当然多くの女性が働く職場でもあるダイナシティが、いち早く企業内保育に着手して頂いたことで、市内の他の事業所における同様の動きへの良き先進事例になることが期待されます。私からは、竣工のお祝いもさることながら、それ以上に感謝の気持ちが強く、見学会後のパーティでは開口一番、大嶌社長らにお礼の言葉を贈らせていただきました。
  ダイナシティ保育園以外に、市内ではこの4月から小規模保育施設が4か所オープンすることにより、全体で定員が61名増える予定です。また翌30年度には小田原駅周辺での企業主導型保育事業による民間保育施設も開園予定となっています。それでも、今後の見通しではまだまだ保育園入所ニーズの増加が見込まれており、民間・公立が力を合わせ、より踏み込んだ取り組みを進める必要があります。

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2017/03/21 13:34 | 未分類

2017年03月17日(金)

定時制 就学精進生徒表彰

  16日、小田原地区高等学校定時制教育振興会(会長:小田原市長)の、平成28年度における就学精進生徒表彰式が、市役所にて行われました。県西地域にある定時制高校は、小田原高等学校、小田原城北工業高等学校の2校に開設されており、多くの若者が働きながら学んでいます。振興会としては、地元の企業や諸団体、有志個人の皆さん、各自治体からお預かりした会費を原資に、奨学金制度や、各種の学校活動への資金援助などを通じ、定時制に通う生徒への支援を行っています。その中で、特に成績が優れ、学業と仕事の両立などにおいて努力した生徒を、就学精進生徒として表彰しています。
  28年度の表彰は、それぞれの定時制高校から、各1名。
  小田原高校からは、榑林幸子(くればやしさちこ)さん。榑林さんは、高齢のご両親に負担がかからぬよう、昼間は仕事に就いて学費をまかない、3年間学業と仕事の両立を果たしてこられました。学習意欲が高く、全ての授業に積極的に取り組み、空き時間にも自主学習するなどの努力家。やさしい性格で友人や教職員からの信頼も厚く、生徒会役員として諸行事運営にも貢献。卒業後は夜間の服飾専門学校へ進学し、仕事との両立をはかりながら洋裁の勉強をして、将来的にはドレスメーカーとして活躍するという目標を持っておられます。
  小田原城北工業高校からは、山本有輝也(やまもとゆきや)さん。4年間無遅刻無欠席、ホテルでの客室清掃のアルバイトを済ませてから学校に通い、仕事と学業を両立させ、勤務先でも高い評価を受けています。学習成績も優秀で、特に資格取得に積極的に取り組み、電気工事士、ボイラー技士など多数の国家資格を取得。全日制の生徒でも難しい、全国工業高等学校長協会「ジュニアマイスター」のゴールド表彰を受けました。ビル設備の大手企業に就職が内定しています。
  お二人の印象からは、真面目で大人しいながらも、芯の強さをヒシヒシと感じました。学業と仕事の両立を果たし、自らの夢に着実に近づいているお二人には、短い時間では語れない苦労があったことと思いますが、それを乗り越えて卒業を迎え、新たな道へと進んでいく上で、これまでの努力の日々と、苦労の上に様々な経験を積み上げてきた定時制での数年間は、きっと確かな糧となって、これからの人生を支えてくれることでしょう。お二人の前途に幸あれと、表彰状と共に、はなむけの言葉を贈らせて頂きました。

2017/03/17 13:27 | 未分類

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小田原市役所
住所:〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地(郵便物は「〒250-8555 小田原市役所○○課(室)」で届きます)
電話:0465-33-1300(総合案内)

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