おだわらRフェス、休耕田の復田イベント
21日、小田原アリーナにて「おだわらRフェス2026」が盛大に開催されました。これは、「誰もが安心して暮らせるまちを、共に育てる」ことを目指し、市民・行政・多分野の専門職がつながる地域共創イベントで、健康・福祉・防災・子育てなど幅広い分野の企業や団体が一堂に会し、出会い、交流し、学び会う企画。一般社団法人神奈川県西地区リハビリテーション協議会が中心となり始められた「リハビリフェスタ」が回を重ね進化してきたもので、今年が9回目。昨年まではサブアリーナが会場でしたが、今回は一気にスケールアップして、メインアリーナを主会場に。サブアリーナや前庭などもフルに活用し、充実したイベントとなりました。
この企画が素晴らしいのは、テーマに「風土を創ろう」を掲げていること。「風土」とは、その地域が固有に持つ、自然環境、歴史、文化、生活習慣、地場産業、そして人々の意識などが混然となって、長い時間をかけて形成されるもの。Rフェスでは、「誰もが安心して暮らせるまち」としての「風土」を目指すという、高い志を掲げられているのです。そこに求められるのは、誰もが他者への気遣いの心をもち、何かあれば手を差し伸べ、自分が出来る役割を気持ちよく果たす、そんな「ケア」が当たり前に根付いていくこと。福祉や介護の専門性を持っているかどうかにかかわらず、誰もが「ケア」の心を持って暮らしている地域社会。それは小田原市が目指している「ケアタウン」に他ならないのですが、Rフェスはまさにそれを具体的に創り上げようとする、尊い活動であると感じます。
この日のプログラムの中では、開会セレモニー後、実行委員長の露木さん、車椅子トラベラーの三代達也さん、県西リハ協の初鹿さんとのトークに、私も加えて頂き、「風土を創る」というテーマについて語らせて頂きました。その後、会場を埋め尽くす様々な事業者や団体の皆さんと交流、新たな出会いもあり、また日頃の活動の感謝などをお伝えしました。
景観10年、風景100年、風土1000年、と言われます。時間をかけてでも、決して揺らぐことのない風土づくりを目指す、Rフェス関係者の皆さんに心からエールを送りつつ、行政もしっかり伴走していきます。
23日、絶滅危惧種の野生メダカが棲息する桑原地区の田んぼにて、休耕となり草の生い茂った田んぼを復田する作業が、市民の皆さんによって始められました。集まったのは、桑原地区で稲作を営む農家の皆さん、このエリアで収穫できるお米を「メダカ米」として販売している市民グループの皆さん、そしてこうした環境の中で子育てをしたいと願う若いご家族とその子どもたち、市議会議員や市の有志職員ら、50名以上。鎌で伸びた草を刈る人たち、ハンマーナイフで草を刈る農家、参加者のお昼の炊き出しを担当するお母さん達など、役割分担と連携もよく、作業は進められました。併せて、長年休耕となり葦が茂っていた田んぼや、野バラなどがうっそうと茂り近づけなかったシンボルツリーの付近の藪にも手を入れることができ、気持ちの良い空間が広がりました。小さな子どもたちはもっぱら、メダカの泳ぐ水路で魚とりに夢中。
これから先、田んぼの耕耘、代掻き、田植え、草取り、水管理、稲刈り、収穫と、一連の作業が市民参加により進められます。この取組は、今後動いていく「協働プロジェクト」につながる取組でもあるでしょう。(因みにこのチームは「フクデンジャー(復田じゃ!)」と名乗ることになったようです。)私も時間の許す限り参加し、「田んぼ」という場が果たす役割とその存在価値を、多くの人たちと分かち合っていきたいと考えています。





