(昭和39年)小旗を振って声援を送る市民の中を走る走者(お堀端通り)。
1964(昭和39)年10月10日、東京代々木の国立競技場の上空に5輪が鮮やかに描かれ、第18回オリンピック東京大会が開幕した。
これに先立ち、ギリシャのアテネ、パルテノン神殿で採火された聖火は、地球を半周して日本に運ばれ、10月7日に、各競技団体、地区体育振興会から選ばれた10代の若者たちの手によって、多くの市民が見守る中を通過してリレーされていった。
このオリンピックをきっかけとして、市民の間にスポーツへの関心が急速に高まっていった。