建物間熱融通事業(川東タウンセンターマロニエ・ダイナシティイースト)
市では、平成26年に小田原市低炭素都市づくり計画を策定し、「都市構造」、「交通」、「エネルギー」、「みどり」の各分野の施策を総合的に行うことで、都市の低炭素化を目指しています。その中のエネルギー分野で掲げた施策の1つに「建物間熱融通」があります。
建物間熱融通
建物間熱融通とは、近接する建物間を配管で接続して、冷暖房用の冷温水を共用するなどして、エネルギーの効率化を図る方法です。これにより、冷暖房の総合的な効率化や熱源機器容量の縮小により、二酸化炭素排出量や運転費用の削減が図られます。
市内での取り組み
市内では、平成28年度から川東タウンセンターマロニエ(市公共施設)とダイナシティイースト(大規模商業施設)で建物間熱融通事業を実施しています。
両施設とも開館・開業から約20年が経過しており、冷暖房用の熱源機器は更新時期を迎えていました。この事業では、株式会社ダイナシティが、環境省の補助金を活用してダイナシティイーストの熱源機器やマロニエへの配管を整備し、マロニエへ冷温水を供給しています。マロニエは、既存の熱源機器を更新せず、ダイナシティイーストから供給された冷温水の使用料を株式会社ダイナシティへ支払う仕組みです。
両施設とも開館・開業から約20年が経過しており、冷暖房用の熱源機器は更新時期を迎えていました。この事業では、株式会社ダイナシティが、環境省の補助金を活用してダイナシティイーストの熱源機器やマロニエへの配管を整備し、マロニエへ冷温水を供給しています。マロニエは、既存の熱源機器を更新せず、ダイナシティイーストから供給された冷温水の使用料を株式会社ダイナシティへ支払う仕組みです。
実施効果
両施設では、事業実施前と比較して、年間107.8トン(16.9%)の二酸化炭素排出量の削減を見込んでいます。杉が1年間で吸収する二酸化炭素量で換算すると約7,700本分に相当します。なお、冷温水の供給は、平成28年4月1日から実施しています。今後も、市内事業所などの設備更新のタイミングを捉え、建物間熱融通をはじめとしたエネルギーの面的利用を促し、都市の低炭素化を進めていきます。
二酸化炭素排出量の削減実績
平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |||
排出量(基準値638.4トン) | 501.1トン | 464.1トン | 497.0トン | ||
削減量(目標値107.8トン) | 137.1トン ▲21.5% |
174.3トン ▲27.3% |
141.3トン ▲22.1% |
※端数処理のため計算と合わない場合があります
配置図
現地写真
事業イメージ図
この情報に関するお問い合わせ先
都市部:都市政策課 都市調整係
電話番号:0465-33-1307