環境省森里川海プロジェクトのモデル事業採択

環境省において、地域循環共生圏の構築に向けた実証地域における活動団体の公募が6月に開始され、小田原市も応募していたところですが、8月1日付けで全国10地域の実証地域の1つとして正式採択されました。
この事業では、選定された実証地域において「多様な主体によるプラットフォームづくり」、「自立のための経済的仕組みづくり」、「人材育成」の活動を実施するとともに、森里川海が生み出す恵みの経済的な評価を行ってその効果を検証し、「地域循環共生圏」の構築に向けた具体的な方策の検討を行うこととなります。
小田原市においては、本年3月に立ち上がった「多様な主体によるプラットフォーム」である「おだわら環境志民ネットワーク」について、「経済的仕組みづくり」と「人材育成」のための、事業を実施します。
(下記「小田原森里川海インキュベーション事業”寄気”(本市提案事業)」参照)

環境省森里川海プロジェクトとは?

環境省の森里川海プロジェクト(「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」)では、森里川海を豊かに保ち、その恵みを引き出すことを目的に「地域でまわる仕組みづくり」と「国全体で支える社会づくり」を展開しており、有識者を招いた勉強会、自治体との意見交換会、公開シンポジウム等を実施し、森里川海の恵みを将来にわたって享受し、安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と対策の方向をとりまとめ、全国で取組を進めています。
今年度は「地域でまわる仕組みづくり」に関し、全国10地域の実証地域において、地域の取組の支援と効果の測定・課題の抽出を行うモデル事業(地域循環共生圏構築検討業務)を実施します。

地域循環共生圏とは?

「地域循環共生圏」は、中央環境審議会意見具申「低炭素・資源循環・自然共生政策の統合的アプローチによる社会の構築~環境・生命文明社会の創造~」で提言されたもので、環境、経済、社会の統合的向上を図るため、地域ごとに異なる再生可能な資源が循環する自立・分散型の社会を形成しつつ、それぞれの地域の特性に応じて補完し支え合う考え方です。

小田原森里川海インキュベーション事業”寄気” (本市提案事業)

小田原市の課題

市内の環境団体・個人の取組みをつなぎ、支え合うためのプラットフォームとして設立された「おだわら環境志民ネットワーク」に求められる機能を持続的かつ発展的に担うためには、将来的には行政と協働しつつも人的にも経済的にも独立した組織体制とすることが重要であることから、ネットワークの中核(事務局)として、各団体・個人が持続的かつ発展的に活動を行うための経済性を伴った仕組みを構築できる人材を育成する必要があります。

課題解決に向けた小田原市モデル事業

「小田原森里川海インキュベーション事業”寄気”」と題し、小田原市、おだわら環境志民ネットワーク、大学等が共同研究者となり、おだわら環境志民ネットワークに属する各団体の活動に関し、大学が持つ専門的な知見と大学生の若い発想力や行動力、専門的知識を活かして、ネットワークが持続的に活動していくための経済的に自立する仕組みづくりについて調査研究を実施していきます。
 
”寄気“とは…?
市、ネットワーク、大学等、アドバイザーなど様々なステークホルダーが、小田原の伝統工芸である寄木細工のように気持ちを寄せ合いながら共同体を形成することを意味します。

この情報に関するお問い合わせ先

環境部:環境政策課 環境政策係

電話番号:0465-33-1472

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