ナラ枯れ被害
ナラ枯れとは?
ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)が媒介する「ナラ菌」によって、コナラやミズナラ、マテバシイなどナラ・カシ・シイ類といったブナ科の広葉樹が、7月から9月頃に集団的に枯れる現象で、被害にあった樹木の根元にはフラスと呼ばれる木くずが堆積し、葉が赤茶色に変色するなど、目視で確認できる変化があります。
被害にあった樹木は、コナラで20%から30%、ミズナラで70%程度が枯死するといった報告もあります。一般的には老齢で太い木ほど、カシナガが入りやすく、枯死しやすいとされています。
また、ナラ枯れ被害を受けても枯れなかった生存木は、翌年以降、再度の被害を受けても枯死する確率は低く、カシナガも繁殖しにくくなるため、生存木の割合が増えることにより被害は収束に向かうと言われています。
※専門家によると、被害は5年程度で収束すると言われています。
被害にあった樹木は、コナラで20%から30%、ミズナラで70%程度が枯死するといった報告もあります。一般的には老齢で太い木ほど、カシナガが入りやすく、枯死しやすいとされています。
また、ナラ枯れ被害を受けても枯れなかった生存木は、翌年以降、再度の被害を受けても枯死する確率は低く、カシナガも繁殖しにくくなるため、生存木の割合が増えることにより被害は収束に向かうと言われています。
※専門家によると、被害は5年程度で収束すると言われています。
ナラ枯れの様子(遠景)
提供:神奈川県自然環境保全センター
根元に積もったフラス
提供:神奈川県自然環境保全センター
カシノナガキクイムシ(5mm程度)
提供:神奈川県自然環境保全センター
被害状況
ナラ枯れ被害は、1980年代以降、日本海側を中心に拡大してきました。2010年をピークとして、全国的な被害量は、その後減少傾向にありますが、地域によっては被害が拡大しているところもあります。
神奈川県においては、2017年に初めて箱根町湯本や三浦市小網代等で被害が確認され、以降、被害は拡大傾向にあり、現在では全県的にナラ枯れが確認されるようになっています。
神奈川県においては、2017年に初めて箱根町湯本や三浦市小網代等で被害が確認され、以降、被害は拡大傾向にあり、現在では全県的にナラ枯れが確認されるようになっています。
被害への対応
被害木の処分等につきましては、土地所有者で行っていただく必要があります。伐採等の処理方法が分からない場合には、専門業者(造園会社など)にご相談ください。また、市の施設でナラ枯れを発見した場合には、各施設の担当課で確認したうえで、必要な対応について検討いたしますので、施設の管理者などにお知らせください。
この情報に関するお問い合わせ先
経済部:農政課 農林業振興係
電話番号:0465-33-1494