白秋童謡の散歩道「からたちの花の小径」
大正7年から15年までの8年余りを小田原で過ごした北原白秋は、市内を散策しながら多くの童謡を創作しました。
≪私には私としての幼時の追憶や、小田原水之尾道で見た必然的なからたちの花の縁由がある。「からたちの花」は大正十三年五月十三日の作である。≫(北原白秋『緑の触角』より)
このように白秋自らが記していることから、代表作である「からたちの花」は、水之尾への小径を散策したことが契機で創作されたものであることは、想像に難くありません。
小田原市では、当時の地図などから推察されるこの水之尾道の一部を「からたちの花の小径」と名づけ整備しました。この小径には、白秋を愛する市民の皆さんの志により、新たに からたち が植樹されました。白秋が詩作にふける姿を思い描きながら散策してみてはいかがでしょうか。
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