第6次小田原市総合計画 「地域経済」分野
【令和6年2月8日開催】

 開催概要
日 時
令和6年2月8日(木)
場所
市役所3階 庁議室
参加者
JAかながわ西湘小田原オーナー園部会 7名
テーマ
JAかながわ西湘小田原オーナー園部会の活動について

「JAかながわ西湘小田原オーナー園部会の活動について」
参加者の皆さんから出たご意見 

  • 現在農業を営んでいる方々のお子さんが必ず農業をやるとは限らない。市民農園のような形で人に貸すとしても、車が通らず、行きにくいところが耕作放棄地化していくので、道路の整備が必要である。
  • 「美食のまち小田原」の取組の一環として、フランスやイタリアにあるような、手間はかかるが昔ながらの景観を活かした、地元の山だからこその味というものを活かしたい。農地法との兼ね合いもあるが、農地を守るために行っている様々な活動を多くの方に知ってもらいたい。
  • 2050年には農家の8割がいなくなると言われている。専業農家が生きていける付加価値を整えてほしい。頑張っている農家であると公認してもらえるだけでも違う。農作物の販売場所についても、ニーズは高いが、どこも出店料が高い。出店料を補助する形でPR支援をしてもらえるとありがたい。
  • 上町に広い耕作放棄地がある。現在オーナー園は土が病気になり休んでいる状態のため、その土地に移転するなどして、農地に復帰できないかと考えている。
  • 学校給食用の地元食材の調達について、今はオーナーから直接学校に納品されているが、新規就農者も参入できるように、集荷所に出した上で給食に届く方法なども考えてほしい。
  • 住居と農地が近いと、移動が楽になり作業時間も短縮できるため効率的である。就農者であれば農地の隣に家を建てられる、となれば、農業に参加したい人も増えるのではないか。
  • 相続人がわからない土地が増えており、農家は土地を借りたくても借りられないケースが多い。農政課だけでなく資産税課も関わる問題なので、市役所内の横のつながりを強化し、例えば相続時などは一括して情報を把握し手続きを促すなどしてもらえると助かる。土地が所有者不明のまま引き継がれてしまうと、借り手も借りづらい土地になる。
  • 耕作放棄地について、小田原らしい農業体験など、里山を守り、その土地を利用した保全方法ができるのではないか。農業委員会から農家に各自の土地を把握するよう通知し、管理できないのであれば中間管理機構に移管するなどの仕組みがあるといいと思う。水源を守る、環境を守る取組から、農地を守り、未来の食を守ることを考えてほしい。現場が活動しやすい、子どもが農業したいという気持ちになるようにしてほしい。
  • 農家が潤っていれば、農業という産業に従事する気持ちになる人も多くなると思う。農産物は安く、農業は稼げないという理由で後継者がいなくなるので、農産物の適正価格についても国民の意識が変わらないといけない。
  • 新しい人を呼ぶ場合は、受け入れる農家が代表となって、他の農家の迷惑にならないように上手にケアをしてもらいたい。また、新規就農者が積極的に農業に取り組む際には、地主との信頼関係をいかに築いていくかが大切だと思う。
  • 小田原の特産品には加工食品が多く存在するが、加工食品がおいしくなければ、消費者は生鮮食品にたどりつかない。加工食品も生鮮食品もレベルを上げていかなくてはならないと思う。
  • 耕作放棄地は本当に悪いものなのか。そもそも耕作に適していないのだから放棄されるのであって、地球に返してもよいのではないかと思う。
  • 小田原で農業をするに当たり、一番強みにしたいのは東京までの距離。昨今、運送業の人手不足等が課題になっていることから、東京という大きい市場が近いという利点をPRしていくと新しい人が入って来やすいのではないか。
JAかながわ西湘小田原オーナー園部会 懇談中
JAかながわ西湘小田原オーナー園部会 集合写真

JAかながわ西湘小田原オーナー園部会の活動に興味のある方は、農政課(0465-33-1494)までお問い合わせください。

市長コラムから(抜粋)

市長コラム(令和6年2月16日)
 2月8日(木)、市民と市長の懇談会事業として、「JAかながわ西湘 小田原オーナー園部会」の方々と意見交換を行いました。
 今回参加していただいた皆さんは、下中たまねぎのオーナー制度を通じた交流型農業に取り組んでおり、本市の農業振興を支えてくださっています。最近では、姉妹都市である東京都八王子市との下中たまねぎを通じた交流も生まれ、新たな展開も見せています。
 懇談会では、農業や里山に関心をもつ方を増やすための土地活用や、農道等の基盤整備、耕作放棄地の課題、学校給食や美食のまちづくりへの地場野菜の活用などについて意見交換をさせていただきました。
 首都圏に位置する恵まれた地域資源をいかし、収益性の高い魅力的な産業となるよう、今後ともJAかながわ西湘 小田原オーナー園部会の皆さんにもご協力をいただきながら、本市の農業振興に取り組んでいきたいと思います。

この情報に関するお問い合わせ先

広報広聴室 広聴係

電話番号:0465-33-1263

パソコンからのお問い合わせは次のリンクから

広報広聴室へのお問い合わせフォーム

広報広聴室のページはこちら

この情報についてのご意見・ご感想をお聞かせください!

このページの情報は分かりやすかったですか?

※システム上、いただいたご意見・ご感想に対する回答はできません。
回答が必要な内容に関しましては、お問い合わせ先の担当課まで直接お願いいたします。
※住所・電話番号等の個人情報については記入しないようお願いいたします。
※文字化けの原因となる、丸付き数字などの機種依存文字や半角カタカナは記入しないようお願いいたします。

ページトップ